敗者復活戦!?
ワタの間引き苗の成長
間引きをしたワタの苗からでも
弾けたコットンボール
本葉も数枚出て、本来移植を嫌う状態の間引きをしたワタの苗をダメ元で地植えしたところ、意外にも順調に育ち、多くのコットンボールが弾ける姿を見ることができました。
枝にまるいモフモフのコットンボールがつく様子は野鳥界のアイドルエナガが留まっているような微笑ましい姿です。
ワタの間引き苗
元の間引き苗はワタの時短発芽実験後、鉢植えしたアメリカ綿とアジア綿です。
早期に時短発芽させていたこともあり、5月中旬から下旬にしては、割と大きく育っています。
間引きしたワタの苗から開花
選抜チームに遅れるものの、地植えだけあって大きく育ち、盛夏には多くの花を咲かせました。
注意した点は日当たりが良く、水はけの良い斜面で保温と乾燥防止を兼ねて土に透明マルチで被せておいたことです。
間引きしたワタの苗から実
無農薬で、ほぼ放置状態だったためか、秋にはハマキムシの被害もあって、質が良くありませんでしたが、実はそれなりにつきました。
間引きしたワタの収穫
間引き苗で成長期が遅れてしまったせいか、8月中旬から下旬に開絮し始めた選抜チームに比べて実が弾けるのがかなり遅いです。10月上旬になってアジア綿がようやく弾け始めました。
アメリカ綿は多くの実が弾ける前に冬が来てしまいました。成長の望めない初冬の頃に根元近くから枝を切って葉を落として、雨のかからない場所で逆さに吊るして自然乾燥させたところ、12月中旬頃にようやく実が弾けてきました。
間引き苗は成長が遅れてしまいますが、天候と生育環境に恵まれれば綿花が収穫できるまで育つことが確認できました。
1月下旬になると、弾けた実が増え、枝や果皮は全体的に褐色となりました。
もともと弾けていた実はよりふっくらとして可愛らしい感じに。
花瓶下の方の綿花は選抜チームの最後に弾けたコットンボールです。