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山とぷう太郎
富士山を登る時の注意

サングラスをかけた2羽のうさぎの富士山剣ケ峰登頂イメージ

一生に一度くらいは富士山に登ってみたい、でも初めてででどうしたらいいのかわからない。どうしたら、楽しく安全に富士山に登れるの?


そんな超初心者のための富士山を登る時の注意と対策を楽しくわかりやすく解説する実用ページです。


高山病対策やその他富士登山をする時のポイントも楽しいイラスト付きで、バッチリ説明します!

富士山を登る時の注意 目次


山とぷう太郎 実用メニューページ

より詳しい内容はコチラへ

初心者の為のトレッキング入門

トレッキングに必要な装備

トレッキングを楽にする体作り

奥武蔵よもやま情報

一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿

二度登る馬鹿イメージ図
デジタル絵本
その日はついにやってきた!!富士登山 より

富士山に
 一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿


という富士登山にまつわる言葉が江戸時代よりあります。意味合いとしては日本一雄大な秀峰に登らないのは実にもったい。登らない奴はバカだね。


一方、寒さや高山病、悪天候などの数々の悪条件に耐えて、疲労も限界で登ってみたら、そこにあるのは溶岩や砂礫ばかりで、だだっ広い不毛な原野に風が吹きすさぶだけの、敢えて登る価値の無い様なつまらない山だった。

こんな辛い経験をする為に二度も登る奴はバカだね、気がしれないよ。


やっぱり富士山は登るんじゃなくて遠くから眺めるのが一番の山だ。的なニュアンスの言葉です。


そんな富士山も昨今では、世界遺産に登録されて、ますます人気が上がりリピーターも増えています。その人気は海外でも評判になっています。最近の富士山は、年々インターナショナルになっていて、語学留学は富士山で、という感じさえします。(笑)


二度登る馬鹿が急増している理由は以前には気付かれずにいた富士登山の魅力が現代に生きる人たちに受け入れられたからに他なりません。

富士登山に挑戦するその前に

今や、登山シーズンには不毛な森林限界を人間の密林が埋め尽くすまでになった富士山。あの人間で覆い尽くされたジャングルに是非挑みたい!というマゾヒスティックでチャレンジャーなアナタに、富士登山攻略のポイントをこのページでご紹介します。


富士山は一年を通じてわずか二ヶ月程の期間しか登れないという時間制限がある上に、台風や今や通常と化している異常気象も加味するとチャレンジできる期間がとても短いのです。そのわずかな期間にチャンスを狙って安全に登らなければなりません。


しかも登山シーズンの麓は盛夏で、熱帯夜続きで寝苦しい上に、異常な程の富士山人気のせいで、道路も駐車場も大渋滞。空気の薄さ故に長時間に及ぶ登山を強いられる富士登山はまさに睡眠不足との闘いだと言っても過言ではありません。また、みんなが登ってるいるから大丈夫だろうなどと、安易な気持ちで挑戦すると、思わぬ事態を招く事もあるので、事前にしっかりと対策を練る必要があります


七・八月以外も雪さえ無ければ富士山に登る事は可能ですが山開きをしていない期間は、山小屋や救護所が開いていなかったりするので、食料や水、トイレ、休憩の為の仮眠等の事情を考えると、シーズン中に登る計画を立てて、ルールを守るのが賢明です。登山シーズン以外の事故も増えています。良い思い出になるように安全第一で!


それでは超初心者のための富士登山についての説明を始めましょう。

富士山頂上 お鉢巡り
富士山頂上 お鉢巡り

富士登山をする時の注意点概要

日本で一番高い山は富士山で標高3,776m、二番目に高いのは北岳で標高3,193m、三番目は奥穂高岳と間ノ岳(あいのだけ-2014年に改定アリ)標高3,190mと続きます。


二番目以降の山の標高は大差ありませんが、富士山だけがダントツに高い訳です。夏山シーズンの富士山は技術的にさほど難しい山ではありませんが、この標高がネックとなり断念する人も多いのです。


標高が高いという事は気温が低くなります。平地は夏でも、富士山頂上付近は冬の東京位の気温です。


しかし、日差しが強く無風の時は溶岩の照り返しもあってかなり暑く感じます。紫外線は標高と共に強くなるので、これも要注意です。


また、標高が高いと、空気が薄く気圧が低くなる為に、高山病を発症しやすくなります。天候が崩れると更に気圧が下がり、高山病のリスクが高まります。


つまり、富士登山の為にはこれらの対策が必要だという事です。


富士山から見る日の出

せっかく日本の最高峰に登るんだから御来光は頂上で見たい、と考える方は多いと思います。


しかし、日の出時刻にいつも天候に恵まれるわけでもありません。

ましてや天候の変化の大きい富士山なら霧も出やすく尚更です。

夜中に無理をして睡眠不足で登頂しても、爽快に御来光を拝める訳もありません。


富士山は標高が十分に高いので、条件が揃えばコースによっては登山道上からも、日の出を見る事ができます。頂上の御来光に拘らず、無理の無い、安全で楽しい思い出になるような富士登山をオススメします。


また、雷など天候が荒れると本当に危険です。予定がつかないから、時間が無いから、と悪天候時に登山する事は絶対に避けましょう。

高山病ってどんな病気?

高山病は、酸素濃度が低い高所に居るせいで起きる体調不良で、原因は血中の酸欠状態です。


初期症状としては、頭痛や吐気、眠気、めまい、むくみ等の体調不良が起きます。ちょっと動くだけで息が切れ、動悸がします。意識障害や思考力の低下や睡眠障害等が起き、無理をして粘ると後遺症が残ったり事故につながる危険もあもります。


たかが高山病と侮らず、安静にしていても具合が悪い時には粘らず、さっさと下山しましょう。下山すればすぐにケロッと治るのも高山病の特徴です。


富士登山名物「高山病」
デジタル絵本
その日はついにやってきた!!富士登山 より

高山病は個人差があって1,500mで発症する人もあれば、4,000m位までなら平気という人もいます。


では、どういう人が発症しやすいのかと言えば、心肺機能の弱い人や高血圧等の持病のある人です。

また寝不足や過労、免疫力が落ちて体調が悪い時、酸素摂取に大切な鉄分が不足している貧血状態の時等に発症しやすくなります。


一般的な人が富士山を登り始めるのは五合目からです。全部で四つの登山コースがあります。その中で一番低い御殿場口は標高が1,440mで一番高い富士宮口が標高2,400m、頂上は標高3,776mと、大抵の人が高山病を発症する程の標高差があります。程度の差はあると思われますが、どこかしらで症状が出るという事になりそうです。

高山病の病対策 1

ゆっくり、マイペースで登る

日本人特有の「周りの人と同じでないと不安」というのは富士山では当てはまりません。同行者に合わせようと無理をすると、酸素を激しく消耗してしまい、高山病を発症しやすくなります。同行者が居る場合は「七合目の◯◯小屋の前でね」のように、落ち合う場所を小刻みに決めておくなどして、マイペースで意識的にゆっくり歩きましょう。


時間にも、気持にも余裕を持って行動しましょう。また五合目に到着してすぐに登らず薄い空気に身体を慣らしてから、登り始めましょう。


高山病は急激に高度をあげる事により発症しやすいので、ゆっくり登る事でも克服できます。時間を贅沢に使って高度順応しながら、登頂を目指すのも一つの選択です。

眼下に広がる見事な雲海
眼下に広がる見事な雲海

ヒマラヤトレッキングコースでは「ビスターリ、ビスターリ(ゆっくり、ゆっくり)」という言葉が合言葉の様に使われます。まさに標高の高い所の文化ですね。富士山もビスターリ、ビスターリを心がけて登りましょう。


高山病の病対策 2

苦しい時こそ息を吐ききろう

前述した様に、標高が高くなると空気が薄くなって呼吸が苦しくなります。一生懸命息を吸い込もうとしてもなかなか楽にはなりません。

息苦しい富士登山
デジタル絵本
その日はついにやってきた!!富士登山 より

そんな時、効率良く酸素を取り込むには、しっかりと息を吐き出す事です。息を吐ききる事を繰り返すと簡単に酸素が入ってきます。


これがいわゆる深呼吸というヤツです。登る時は意図的に口を尖らせ「ハーッ、ハーッ、フーッ、フー」と心がけてみましょう。お腹に力を入れるとより効果的です。

空気が薄い時の呼吸法

段差の少ない所を歩こう

足を大きく上げると、酸素をより消費し、疲労も大きくなります。

階段より、なだらかなスロープの道の方が、疲れにくく歩けます。

ちょっと遠回りでも段差の少ない所を選んだ方が楽に登山できます。


高山病の病対策 3

服装はゆったり目にする

富士山など高山を登った後に家でペットボトルを見るとペシャンコになっています。これは気圧の変化のせいで、逆に富士山の上ではお菓子の袋などはパンパンに膨らみます。


これは身体にも同様に起こる現象です。つまり、ベルトなど同じように締めたままでいると窮屈になってきます。苦しく感じ始めたら、まずベルトをゆるめてみましょう

ジーパンなどピッチリとした服にも言える事ですので少しゆったり目の服装にすると良いでしょう。


こまめな水分補給

富士山では水も高いし、トイレも有料だからと、ついつい水分補給を怠ってしまいがちです。しかし登山は大量に汗をかく為に、血液がドロドロになります。熱中症対策の為にも積極的に水分補給をして体調管理をしましょう。ちょっとしたスキが高山病を招きます。


高山病の病対策 4

日頃からの体調管理

酸素を体に取り込む為には鉄分が必要です。つまり、鉄分不足の貧血状態だと高山病になりやすいという事です。貧血にならないように日頃から健康管理に注意しましょう。


コーヒーや濃い緑茶は鉄分の吸収を妨げになるタンニンやカフェインが多いので、食後すぐに飲むのは避けると良いとされています。

逆にビタミンCと一緒に鉄分を摂ると吸収が高まります。


トレーニングしよう!

ウォーキングや階段の昇り降り、スクワット等のトレーニングは日常的にやりましょう。また、遅くとも一ヶ月前から富士山に登る前に少しずつ標高の高い山に登り、登山靴で歩く事にも慣らしておきましょう。

新品の登山靴だったら尚更です。ジョギングなどで心肺機能を高めるのも良いでしょう。

甲武信ヶ岳から臨む富士山
富士山の残雪量を確認しながら
標高の高い山でトレーニング

但し、登山直前の練習は逆効果で疲労が残るだけなので止めておきましょう。


苦しい思い出より、楽しい思い出にする為には事前の準備を忘れずにやりましょう!

トレーニングに燃えるぷう太郎

富士山登頂への一番の近道は心肺機能を高める体力作りです。


登山に必要なトレーニングはコチラでも紹介しています。

トレッキングを楽にする体作り 編 >


あきらめも肝心

高山病に特効薬はありません。

下山すればケロッと治るのも高山病の特徴です。だめな時は下山する心構えもしておきましょう。

高山病は下山と共に元気になる
下山すると、すぐに良くなる高山病
デジタル絵本
その日はついにやってきた!!富士登山 より

富士登山の服装

富士山の天気は変わりやすいので雨具は必携です。防水・透湿素材のセパレートタイプがオススメです。防寒具と兼用します。


汗をかきやすい登山では風に吹かれて体温が奪われると低体温症等になる事があり、とても危険なので、吸湿・速乾素材の服を着ましょう。下着も含め、乾きにくい綿の素材は避けます。


雨風から体を守るアウターには、レインウエアを使用し、休憩の時や寒い時の中間着にフリースや厚手のシャツを着用し、基本的行動着には長袖シャツ・長ズボン、厚手の靴下を着用します。


重ね着(レイヤリング)する事でこまめに体温調整をする事を心がけて下さい。


強い紫外線や転んで擦りむく事も考慮して、長袖のシャツ・長ズボンにします。手袋も着用しましょう。


ズボンは足の動きがラクな伸縮性のある物が良いです。気圧が低くなると体が膨張するので、ジーパン等のようにタイトな物は不向きです。


疲労軽減・膝通予防・防寒対策を兼ねた機能性タイツを履くのも良いでしょう。


手袋やマフラー代わりの手ぬぐいやタオル、耳あて、毛糸の帽子等があると、防寒に大きく役立ちます。

富士登山に必要な装備

登山靴

富士山の登山道はヤスリのように尖っている溶岩で埋め尽くされ足場も悪く危険です。靴底が頑丈で滑りにくい登山靴を履きましょう。雨も考慮してゴアテックス等の防水性のある物が良いでしょう。

登山前に必ず履き慣らしておきましょう。

富士山の登山道
登山道のゴツゴツした溶岩は
鋭利な刃物のようでもある

厚手の靴下

登山靴を履くと意外に痛いので、クッションの役割と防寒対策を兼ねて厚手の靴下を履きましょう。

足の指にワセリン等の油を塗って五本指靴下を下に履いておくとマメ防止になります。


ザック

持って行く物がいろいろあるので荷物を入れてもバランス良く歩けるザックは必要です。

濡らしたくない着替えや防寒具等はビニール袋にいれておくとザックカバーは無くても大丈夫です。


水筒・食料

ペットボトルで良いので必ず持って行きましょう。目安として、1.5リットル位あった方が良いです。

山小屋でも売っていますが、標高が上がるにつれて、値段も高くなります。


ヘッドライト

夜行登山はオススメしませんが、アクシデントがあって暗闇を行動しなければならない場合もあります。必ず持って行きましょう。山小屋に泊まる時にも必要になります。寝ている人を起こさないよう光りの方向には気をつけましょう。


防水・透湿のレインウエア

山の急激な天候変化は、時として命取りとなります。高機能なレインウエアを持って行きましょう。防風対策としても役立ちます。


防寒具

速乾性のシャツ・フリース・手袋・耳あて・毛糸の帽子・マフラー

麓は真夏でも、富士山頂上付近は真冬のような気温の時もあります。特に雨や風などが強い時は低体温症になって行動ができなくなる危険があります。携帯カイロもイザという時に便利です。防寒対策は万全に!


薬やファーストエイドキット

虫さされや、ちょっとした怪我や胃腸の不具合、頭痛がおきた時用に薬等を持って行きましょう。保険証のコピーもあると安心です。


小銭・現金

トイレはチップ制なので100円玉を多めに用意しておきましょう。

山小屋では、宿泊費も飲料水等もカードは使えませんので現金を用意しておきましょう。

100円玉はたくさん必要
思いがけず100円玉はたくさん必要

地図

登山の基本です。予め自分の歩く道を覚えておきましょう。分岐点では必ず看板と地図を確認する事。

富士登山オフィシャルサイトから地図のPDFをダウンロードしても良いでしょう。


洗濯バサミ・クリップ

風の強い時の帽子止めや山小屋泊の靴の目印に役立ちます。


あると役立つ 対策グッズ

紫外線対策

帽子・日焼け止め・サングラス

富士山の特徴として紫外線が強い事が挙げられます。帽子や唇も含め日焼け止めはもちろん、サングラスも必要と言われています。

帽子が飛ばされない様にあごヒモをつける・クリップ等で止める等の対策をしておきましょう。


トレッキング装備編にて紫外線対策サングラスについて詳しく解説をしています。

紫外線対策について詳しく見る >


防塵対策

富士山の登山道は溶岩でできていて、風の強い時は、その岩粒が風で巻き上げられ目に入ってとても危険です。そこでサングラスを兼用したUVカット付のゴーグルがオススメです。異物が目に入らなければ良いのでUVカット機能付の花粉症対策メガネでもOKです。


また、砂走りの下山道では乾燥時に下山者の巻き上げた溶岩ボコリがヌーの群れの如く砂煙状態になる事があります。下りは呼吸があまり苦しく無いので、溶岩ボコリがひどい時はマスクをすると良いでしょう。

砂煙の立つ砂走り
砂煙が沸き立つ須走下山道(砂走り)

手ぬぐいを持って行くと首まわりの日焼け止めとマスク代わりを兼用できます。タオルでも良いのですがかさばらず軽いので手ぬぐいがあると便利です。いざと言う時は三角巾代わりにもなる優れものです。


小砂利対策

スパッツ(ゲーター)

溶岩の小砂利が靴の中に入ると気になるものです。

スパッツ(ゲーター)を履くなどして侵入を防ぎましょう。


スパッツの紐は溶岩で切れる事があるので、念の為に予備を持って行くと良いでしょう。


下り坂対策

ストック(トレッキングポール)

ザラザラとした溶岩はとても滑りやすく、バランスを崩しやすいので危険です。シングルでも良いので、ストックを使用すると下山時の転倒防止・膝痛予防に役立ちます。

ストックの使い方 >


上手に使えば膝への負担も軽減できます。使いこなせないと、ただの邪魔者になりがちですので、お店などで正しい使い方を教わって練習しておきましょう。使わない時に脇に抱えたりして歩かない事。危険なので ストックの先端を人に向けないで下さい。岩場などを通過する時は面倒でもしまいましょう。


登山に必要な装備はコチラでも紹介しています。参考にどうぞ。

トレッキングに必要な装備 編 >

富士登山での食事・栄養補給

体力に自信の無い人は重い荷物を持つのを避け、山小屋で食事をし、飲み物を調達します。

楽になる代わりに、標高が高くなるにつれ値段も高くなるのでお金と覚悟は必要になります。(笑)

但し、これは山小屋が開いているシーズンのみの場合です。注意しましょう!


登山を始める前に軽く食事をしておく事がオススメ。即エネルギーに変わるご飯やパンなどの炭水化物が良いですね。


長時間歩く事になるので、お弁当は必需品。おにぎりやパン等が食べやすいので便利です。甘いおやつも持って行きましょう。消化が悪いので食物繊維は避けた方が無難です。


風が強かったり気温や気圧が低い為に調理は不向きです。どうせ重い物を持って行くのならサーモス等でお湯を持って行く方が時短にもなり効率が良いです。


熱中症対策にスポーツドリンクや塩分補給も忘れずに!食欲が無い時のオレンジジュースや塩飴・黒飴はカロリー補給にもナイスです。

その他 気をつけたい事

落石に注意

最近は富士山ブームで、登山者が多い為、落石などの事故も以前よりずっと増えています。登山道を外れると石が落ちやすくなります。石を落とさないように十分な配慮をしましょう。


もちろん石が落ちてくる事もあるので、歩く時には足下ばかり見ないで、上の方にも注意するようにしましょう。石が落ちてきたら、周りにいる人にも注意を促しましょう。


道の中央で休憩しない

疲れても道の真ん中に座り込まない様に。他の登山者の通行の迷惑になるばかりか、無理して避けようとした登山者が転倒や滑落等の事故を起こしかねません。


周りの事が考えられない程の状態でしたら、即刻下山しましょう。


下山時こそ注意が必要

大抵の事故は気の緩みから下山時に起きます。疲れているからといって気をぬいてはいけません。


また、重力に任せてドシンドシン降りると、膝を痛める可能性があります。実は筋肉の断裂は下りの方が起きやすいのです。衝撃を与え過ぎないように丁寧に歩きましょう。


下りではつま先が靴に当り、打撲状態になる事があるので、つま先が動きにくい様に、甲の辺りの靴紐をきつめに締めるのがポイントです。


富士山での長い下山
富士山には長〜い下山が待っている
デジタル絵本
その日はついにやってきた!!富士登山 より

お湯が100℃で沸かない

富士山頂上付近は気圧が低いので沸点が低くなります。天候にもよりますが90℃以下になる様です。


この条件でご飯を炊くと生煮えで芯が残り、ラーメンの場合は作ってもよく煮えないので美味しくないという結果になります。


しかしながら、寒さと空腹を凌ぐ為のスープや飲み物には充分です。


山小屋泊の時は靴に目印を

混雑した山小屋では、似たような登山靴がズラリ並ぶせいか靴を間違えるトラブルも割とあります。

そんなバカな、と思いますが意外に多いようです。原因としては登山靴は日常履き慣れない靴だからだとか、寝不足や疲労のせいで判断力が鈍っている事などが挙げられます。


そこで、ストラップを付けてみるとか、クリップや洗濯バサミでタグをつけるとか、スカーフを巻くとか等の目印を靴にしておくとこうしたトラブルを回避できます。

どのコースを選ぶ?

富士山五合目から登るには四つのコースがあります。

富士山頂上 静岡側と山梨側
富士山頂上 静岡側(左) 山梨側(右)

吉田ルート

富士スバルライン五合目を出発し六合目で、吉田口登山道と合流するルート(河口湖口ルート)。登りの登山道に山小屋が多い上に、朝日が見えやすい為、利用客がダントツに多い人気コース。

五合目からしばらくは平坦な広い道を歩く為、距離は少し長い。登山道と下山道は別ですが、本八合目〜山頂の区間は登山道・下山道ともに須走ルートと共用している為、道を誤る人が多いので下山時は分岐点で注意が必要

山小屋の多い吉田ルート
山小屋が多くて便利な吉田ルート

富士宮口ルート

日本最高峰、富士山の剣ヶ峰まで最短で行ける、吉田ルートに次いで二番目に人気の高いルート。

各合目ごとに山小屋があるおかげで便利。登山道と下山道が同じなので、道は間違えにくい。傾斜が急でやや岩場が多いので道の譲り合いは慎重にしましょう。残念ながら登山道から朝日の見える所が少ないけれど最高峰までの標高差と距離の短さは魅力的。

日本の最高峰 富士山剣ケ峰
日本の最高峰 富士山剣ケ峰へ最短距離

富士宮コース図
デジタル絵本
その日はついにやってきた!!富士登山 より

須走口ルート

比較的緑の多いルート。本八合目からは、吉田口・河口湖口ルートと合流して混雑してきます。

樹林帯を抜けると、登山道のどこからでも日の出を見る事ができる点と、下山時に砂走りの場所があって距離の割には、速く下山できるのが魅力のコース。

朝日の当たる須走登山道口
朝日が良く当たる須走登山口コース

御殿場口ルート

山頂までの標高差が大きく距離が長い上に山小屋が少ないので、傾斜は比較的緩やかですが、初心者には不向きです。また、目標物が少ないので、濃霧時・夜間には道に迷いやすいので注意が必要。ダイナミックに大砂走りを下山できるのが魅力のコース。時間と体力があって静かに富士登山を楽しみたい人向きです。

濃霧時の下山道
気をつけたい濃霧時の下山道

自分の通るコースの把握

吉田口(吉田ルート)と須走口は途中の本八合目まで下山道が同じ為に、誤って違うコースを降りてしまうケースが多数発生しています。


吉田ルート利用の方は河口湖口という表記が無いという事を、事前に知っておきましょう。吉田口、吉田ルート、富士スバルラインという、表記になっているので確認しながら下山します。


また、吉田ルート(河口湖口)はスバルラインを使わないで山麓から登る吉田口登山道と六合目で合流します。混同しないように。


時間と費用が無駄にかかる上に、バスツアーの場合は大勢の人に迷惑をかける結果となります。

周りの人に漠然とついて行くのではなく、地図と看板を照らし合わせて、行くべき道を歩きましょう。

登頂ばかりが富士山じゃない

富士山を堪能したいのに、体質的にどうしても標高の高い所は苦手だという方もいますよね。


奥庭自然公園は、そんなアナタにオススメです。富士スバルラインの富士山五合目の手前にあります。

雄大な富士山を超間近に見る事ができる自然豊かな散策コースです。

カラマツ、シラビソ、コメツガ等の原生林の森は小鳥もさえずり森林浴にはおあつらえ向きです。変化に富んだ遊歩道も整備されていて短い時間の散策でも盛りだくさん。コケモモ、タカネバラも見る事ができます。ここの駐車場は明かりが少ないので天体観測にも向いていて天の川を見る事もできます。

奥庭自然公園から見た富士山
奥庭自然公園から見た富士山

奥庭駐車場の北側には厳しい自然に耐えた盆栽のような原生林が実に見事な自然庭園のお庭もあります。


お中道から見た富士山
お庭を経由して、お中道から見た富士山

さらに足を伸ばせばスバルライン五合目までを散策するお中道コース大沢崩れ見学コースも歩けます。

登山というよりハイキングという感覚で富士山を満喫しながら歩ける風光明媚な素晴らしいコースです。

大沢崩れ見学コース
大沢崩れ見学コース

富士宮口五合目から宝永山遊歩道を通って、宝永山へチャレンジ。

足下はズルズルと滑り、アリ地獄のようで、一歩進んで二歩下がる的な所もありますが、登頂に比べると標高も低く、距離は格段に短いので富士山の雰囲気を味わいたい方にはオススメです。

宝永山
宝永山 (標高 2,693m)

須走口から小富士までは、小富士遊歩道を通って約1km。

原生林の樹林帯を抜けると砂礫で出来た丘がぽっかりと出てきます。眺望が良くシンプルに砂礫の広がる小富士はちょっした異空間です。緑が多くお手軽に標高の高い山の気分を味わえる楽しいコースです。

小富士
小富士(標高 1,979m)

富士登山の最新情報を確認する

環境省・山梨県・静岡県による、富士登山総合サイトをご覧になって下さい。


最新の公的な登山情報が載せられいます。事前に必ず確認をしておきましょう。


地図なども、PDFをダウンロードできます。ぜひ利用しましょう。


富士登山オフィシャルサイト >


富士山マイカー規制について

富士山では混雑期には、マイカー規制が実施されます。富士山五合目の駐車場まで、マイカーで行けなくなります。各登山口で毎年実施状況が異なりますので、マイカーで行く予定の方は事前に公式ページで確認をしておいて下さい。


山梨県 公式ページ
富士スバルライン管理事務所 >


静岡県 公式ページ
静岡県富士山マイカー規制  >

富士登山記録 デジタル絵本

デジタル絵本 その日はついにやって来た!!富士登山
うさぎに扮したぷう太郎一家の富士登山記録をコミカルに描いたデジタル絵本。

その日はついにやって来た!! 富士登山 >

山とぷう太郎

ぷう太郎のトレッキング入門

うさぎの「ぷう太郎」のアルパインスタイルイメージ

そもそもトレッキングって何?これからトレッキングを始めたい方の為のわかりやすい山歩き入門講座。

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