かわいいものが好きな方のための癒し系サイト
うさぎのぷうちゃんわーるど
山とぷう太郎
富士山を登る時の注意
一生に一度くらいは
富士山に登ってみたい!
でも、初めてでどうしたらいいのかわからない。どうしたら楽しく安全に富士山に登れるの?
そんな超初心者のための富士山を登る時の注意と対策を楽しくわかりやすく解説する実用ページです。
高山病対策やその他富士登山をする時のポイントも楽しいイラスト付きで、バッチリ説明します!
かわいいものが好きな方のための癒し系サイト
うさぎのぷうちゃんわーるど
でも、初めてでどうしたらいいのかわからない。どうしたら楽しく安全に富士山に登れるの?
そんな超初心者のための富士山を登る時の注意と対策を楽しくわかりやすく解説する実用ページです。
高山病対策やその他富士登山をする時のポイントも楽しいイラスト付きで、バッチリ説明します!
より詳しい内容はコチラへ
富士山に一度も登らぬ馬鹿、
二度登る馬鹿
という富士登山にまつわる言葉が江戸時代よりあります。
意味合いとしては日本一雄大な秀峰に登らないのは実にもったい。
登らない奴はバカだね。
一方、寒さや高山病、悪天候などの数々の悪条件に耐えて、疲労も限界で登ってみたら、そこにあるのは溶岩や砂礫ばかりで、だだっ広い不毛な原野に風が吹きすさぶだけの、敢えて登る価値の無い様なつまらない山だった。
こんな辛い経験をする為に二度も登る奴はバカだね、気がしれないよ。
…やっぱり富士山は登るんじゃなくて遠くから眺めるのが一番の山だ。的なニュアンスの言葉です。
そんな富士山も昨今では、世界遺産に登録されて、ますます人気が上がり、リピーターも増えています。その人気は海外でも評判になっています。最近の富士山は、年々インターナショナルになっていて、語学留学は富士山で、という感じさえします。(笑)
二度登る馬鹿が急増している理由は、以前には気付かれずにいた富士登山の魅力が現代に生きる人たちに受け入れられたからに他なりません。
今や、登山シーズンには不毛な森林限界を人間の密林が埋め尽くすまでになった富士山。あの人間で覆い尽くされたジャングルに是非挑みたい!というマゾヒスティックでチャレンジャーなアナタに、富士登山攻略のポイントをこのページでご紹介します。
富士山は一年を通じてわずか二ヶ月程の期間しか登れないという時間制限がある上に、台風や今や通常と化している異常気象も加味するとチャレンジできる期間がとても短いのです。そのわずかな期間にチャンスを狙って安全に登らなければなりません。
しかも登山シーズンの麓は盛夏で、熱帯夜続きで寝苦しい上に、異常な程の富士山人気のせいで、道路も駐車場も大渋滞。空気の薄さ故に長時間に及ぶ登山を強いられる富士登山はまさに睡眠不足との闘いだと言っても過言ではありません。また、みんなが登ってるいるから大丈夫だろうなどと、安易な気持ちで挑戦すると、思わぬ事態を招く事もあるので、事前にしっかりと対策を練る必要があります。
七・八月以外も雪さえ無ければ富士山に登る事は可能ですが、山開きをしていない期間は、山小屋や救護所が開いていなかったりするので、食料や水、トイレ、休憩の為の仮眠等の事情を考えると、シーズン中に登る計画を立てて、ルールを守るのが賢明です。
登山シーズン以外の事故も増えているので注意しましょう。
良い思い出になるように安全第一で!
それでは超初心者のための富士登山についての説明を始めましょう。
日本で一番高い山は富士山で標高3,776m、二番目に高いのは北岳で標高3,193m、三番目は奥穂高岳と間ノ岳 (あいのだけ-2014年に改定アリ)標高3,190mと続きます。
二番目以降の山の標高は大差ありませんが、富士山だけがダントツに高い訳です。夏山シーズンの富士山は技術的にさほど難しい山ではありませんが、この標高がネックとなり、断念する人も多いのです。
標高が高いという事は気温が低くなります。平地は夏でも、富士山頂上付近は冬の東京位の気温です。
紫外線は標高と共に強くなるので、日差しが強く、天気の良い無風の時は溶岩の照り返しもあって、かなり酷い日焼けをする事があります。
また、標高が高いと空気が薄く、気圧が低くなるために、高山病を発症しやすくなります。天候が崩れると更に気圧が下がり、高山病のリスクが高まります。
つまり、富士登山の為にはこれらの対策が必要だという事です。
せっかく日本の最高峰に登るんだから御来光は頂上で見たい、と考える方は多いと思います。
しかし、日の出時刻にいつも天候に恵まれるわけでもありません。
ましてや天候の変化の大きい富士山なら霧も出やすく尚更です。
夜中に無理をして睡眠不足で登頂しても、爽快に御来光を拝める訳もありません。
富士山は標高が十分に高いので条件が揃えばコースによっては登山道上からも、日の出を見る事ができます。頂上の御来光に拘らず、無理の無い、安全で楽しい思い出になるような富士登山をオススメします。
また、雷など天候が荒れると本当に危険です。 予定がつかないから、時間が無いから、と悪天候時に登山する事は絶対に避けましょう。
高山病は、酸素濃度が低い高所に居るせいで起きる体調不良。原因は血中の酸欠状態です。
初期症状としては、頭痛や吐気、眠気、めまい、むくみ等の体調不良が起きます。
ちょっと動くだけで息が切れ、動悸がします。意識障害や思考力の低下や睡眠障害等が起き、無理して粘ると後遺症が残ったり事故につながる危険もあもります。
たかが高山病と侮らず、
安静にしていても具合が悪い時には粘らず、さっさと下山しましょう。
下山すればすぐにケロッと治るのも高山病の特徴です。
高山病は個人差があって1,500mで発症する人もあれば、4,000m位までなら平気という人もいます。
では、どういう人が発症しやすいのかと言えば、心肺機能の弱い人や高血圧等の持病のある人です。
また寝不足や過労、免疫力が落ちて体調が悪い時、酸素摂取に大切な鉄分が不足している貧血状態の時等に発症しやすくなります。
一般的な人が富士山を登り始めるのは五合目からで、全部で四つの登山コースがあります。
その中で一番低い御殿場口は標高が1,440mで一番高い富士宮口が標高2,400m、頂上は標高3,776mと、大抵の人が高山病を発症する程の標高差があります。程度の差はあると思われますが、どこかしらで症状が出るという事になりそうです。
日本人特有の「周りの人と同じでないと不安」というのは富士山では当てはまりません。同行者に合わせようと無理をすると、酸素を激しく消耗してしまい、高山病を発症しやすくなります。同行者が居る場合は「七合目の◯◯小屋の前でね」のように、落ち合う場所を小刻みに決めておくなどして、マイペースで意識的にゆっくり歩きましょう。
時間にも、気持にも余裕を持って行動しましょう。
また、五合目に到着してすぐに登らず、薄い空気に身体を慣らしてから、登り始めましょう。
高山病は"急激に高度をあげる"事により発症しやすいので、ゆっくり登る事でも克服できます。時間を贅沢に使って高度順応しながら、登頂を目指すのも一つの選択です。
ヒマラヤトレッキングコースでは、「ビスターリ、ビスターリ (ゆっくり ゆっくり)」という言葉が合言葉の様に使われます。まさに標高の高い所の文化ですね。富士山もビスターリ、ビスターリを心がけて登りましょう。
前述した様に標高が高くなると空気が薄くなって呼吸が苦しくなります。一生懸命息を吸い込もうとしてもなかなか楽にはなりません。
そんな時、効率良く酸素を取り込むには、しっかりと息を吐き出す事です。息を吐ききる事を繰り返すと、簡単に酸素が入ってきます。
これがいわゆる深呼吸というヤツです。登る時は意図的に口を尖らせ「ハーッ、ハーッ、フーッ」と、心がけてみましょう。お腹に力を入れるとより効果的です。
足を大きく上げると、酸素をより消費し、疲労も大きくなります。
階段より、なだらかなスロープの道の方が、疲れにくく歩けます。
ちょっと遠回りでも段差の少ない所を選んだ方が楽に登山できます。
富士山など高山では、お菓子の袋などはパンパンに膨らみます。
逆に富士山を登った後に家でペットボトルを見るとペシャンコになって変形しています。これは気圧の変化によるものです。
これは身体にも同様に起こる現象です。つまり、ベルトなど同じように締めたままでいると、窮屈になってきます。苦しく感じ始めたら、まずベルトをゆるめてみましょう。
ジーパンなどピッチリとした服にも言える事ですので少しゆったり目の服装にすると良いでしょう。
富士山では水も高いしトイレも有料だからと、ついつい水分補給を怠ってしまいがちです。
しかし登山は大量に汗をかく為に、血液がドロドロになります。熱中症対策の為にも積極的に水分補給をして体調管理をしましょう。ちょっとしたスキが高山病を招きます。
酸素を体に取り込むためには鉄分が必要です。つまり、鉄分不足の貧血状態だと高山病になりやすいという事です。貧血にならないように日頃から健康管理に注意を!
コーヒーや濃い緑茶は鉄分の吸収を妨げになるタンニンやカフェインが多いので、食後すぐに飲むのは避けると良いとされています。
逆にビタミンCと一緒に鉄分を摂ると吸収が高まります。
富士山登頂への一番の近道は
心肺機能を高める体力作りです。
ウォーキングやスクワット、階段の昇り降り等のトレーニングは日常的にやりましょう。
また、遅くとも一ヶ月前から富士山に登る前に少しずつ標高の高い山に登り、登山靴で歩く事にも慣らしておきましょう。
新品の登山靴だったら尚更です。
ジョギングなどで心肺機能を高めるのも良いでしょう。
但し、激しいトレーニングを連日続けたり、登山直前の練習は逆効果で疲労が残るので止めておきましょう。
苦しい思い出より、楽しい思い出にする為には事前の準備を確実にやりましょう!
登山に必要なトレーニングはコチラでも紹介しています。
特効薬のない高山病ですが、標高が下がれば、簡単に治ります。だめだと感じた時は下山する心構えもしておきましょう。
下山すると、すぐに良くなる高山病
富士山の天気は変わりやすいので、雨具は必携です。防水・透湿素材のセパレートタイプがオススメです。防寒具と兼用します。
汗をかきやすい登山では風に吹かれて体温が奪われると低体温症等になる事があり、とても危険です。
吸湿・速乾素材の服を着ましょう。下着も含め、乾きにくい綿の素材は避けます。
アウターには、レインウエアを使用して雨風から体を守り、休憩の時や寒い時の中間着にフリースや厚手のシャツを着用し、基本的行動着には長袖シャツ・長ズボン、厚手の靴下を着用します。
重ね着(レイヤリング)する事で、こまめに体温調整をする事を心がけて下さい。
強烈な紫外線や転んで擦りむく事も考慮して、長袖のシャツ・長ズボンにします。手袋も着用しましょう。
ズボンは足の動きがラクな伸縮性のある物が良いです。気圧が低くなると体が膨張するので、ジーパン等のようにタイトな物は不向きです。
疲労軽減・膝通予防・防寒対策を兼ねた機能性タイツを履くのも良いでしょう。
手袋やマフラー代わりの手ぬぐいやタオル、耳あて、毛糸の帽子等があると、防寒に大きく役立ちます。
山の急激な天候変化は時として命取りとなります。
高機能なレインウエアを持って行きましょう。防風対策としても役立ちます。
富士山の登山道は、尖っている溶岩で埋め尽くされていて、足場も悪く危険です。靴底が頑丈で滑りにくい登山靴を履きましょう。
雨も考慮に入れて、ゴアテックス等の防水性のある物が良いでしょう。
靴は登山前に必ず履き慣らしておきましょう。
登山靴は頑強なため、履くと意外に痛いものがあります。
痛いと感じた時はクッションの役割と防寒対策を兼ねて厚手の靴下を履きましょう。
足の指にワセリン等の油を塗って、五本指靴下を下に履いておくとマメや靴ずれ防止になります。
登山道ではバランスをくずしやすいので、荷物をバランス良く背負えて両手があくザックが必要です。
濡らしたくない着替えや防寒具等はビニール袋にいれておけば、ザックカバーは無くても大丈夫です。
ペットボトルで良いので必ず持って行きましょう。
目安として、1.5リットル位あった方が良いです。山小屋でも売っていますが、標高が上がるにつれ、値段も高くなります。
速乾性のシャツ・フリース・手袋・耳あて・防寒用の帽子・マフラー
麓は真夏でも富士山頂上付近は真冬のような気温の時もあります。
特に雨や風などが強い時は低体温症になって行動ができなくなる危険があります。高山病のリスクも高まります。携帯カイロもイザという時に便利です。防寒対策は万全に!
基本的に夜行登山はオススメしませんが、アクシデントがあって暗闇を行動しなければならない場合もあります。必ず持って行きましょう。
山小屋に泊まる時にも必要になります。寝ている人を起こさないよう光の方向には気をつけましょう。
虫さされや、胃腸の不具合、頭痛、ちょっとした怪我をしたた時用に薬等を持って行きましょう。保険証のコピーもあると安心です。
トイレはチップ制なので100円玉を多めに用意しておきましょう。
山小屋では、宿泊費も飲料水等もカードは使えないと思って現金を用意しておきましょう。
登山の基本です。予め自分の歩く道を覚えておきましょう。分岐点では必ず看板と地図を確認する事。
富士登山オフィシャルサイトから
地図のPDFをダウンロードしても良いでしょう。
風の強い時の帽子止めや山小屋泊の靴の目印に役立ちます。
帽子・日焼け止め・サングラス
富士山の特徴として紫外線が強い事が挙げられます。
帽子はもちろん、唇を含めた日焼け止めは必須です。サングラスは防塵機能があるとより良いです。
帽子が飛ばされない様にあごヒモをつける・クリップ等で止める等の対策をしておきましょう。
トレッキング装備編にて紫外線対策やサングラスについて詳しく解説をしています。
富士山の登山道は溶岩でできていて、風の強い時は、その岩粒が風で巻き上げられ目に入ってとても危険です。そこでサングラスを兼用したUVカット付のゴーグルが機能的でオススメです。
異物が目に入らなければ良いのでUVカット機能付花粉症対策メガネが便利です。
砂走りの下山道では乾燥時に下山者の巻き上げた溶岩ボコリが砂煙状態になる事があります。下りは呼吸があまり苦しく無いので、溶岩ボコリがひどい時はマスクやタオルで口を覆うと良いでしょう。
手ぬぐいを持って行くと首まわりの日焼け止めとマスク代わりを兼用できます。タオルよりもかさばらず軽いので、手ぬぐいがあると便利です。
いざと言う時は、三角巾代わりにもなる優れものです。
スパッツ(ゲーター)
溶岩の小砂利が靴の中に入ると気になるものです。
スパッツ(ゲーター)を履くなどして侵入を防ぎましょう。
スパッツの紐は、溶岩で切れる事があるので、念の為に予備を用意しておくと良いでしょう。
ストック(トレッキングポール)
ザラザラとした溶岩はとても滑りやすく、バランスを崩しやすいので、危険です。シングルでも良いので、ストックを使用すると下山時の転倒防止・膝痛予防に役立ちます。
上手に使えば膝への負担も軽減できます。使いこなせないと、ただの邪魔者になりがちですので、お店などで正しい使い方を教わって練習しておきましょう。
使わない時には脇に抱えたりして歩かない事。危険なので ストックの先端を人に向けないで下さい。岩場などを通過する時は面倒でもしまいましょう。
登山に必要な装備はコチラで詳しく紹介しています。参考にどうぞ。
体力に自信の無い人は、重い荷物を持つのを避け、山小屋で食事をし、飲み物を調達します。
楽になる代わりに、標高が高くなるにつれ値段も高くなるので、お金と覚悟は必要になります。(笑)
シーズン以外は山小屋が開いていないので注意しましょう!
登山を始める前に、軽く食事をしておく事がオススメ。即エネルギーに変わるご飯やパンやなどの炭水化物が良いですね。パスタもおすすめ。
一度にがっつり食べるのではなく、こまめに食べる方が良いです。
消化が悪いので食物繊維は避けた方が無難です。
長時間歩く事になるので、お弁当や行動食は必需品。
近くに見えても、なかなか休憩所にたどり着けないのが富士山。
なので、どこでも食べやすいもの、おにぎりやパン等が便利です。
疲労回復効果のあるやカツオ節や殺菌効果まで加わった梅干しが入る上に、海苔や塩によるミネラル補給、素速くエネルギーに変わるご飯。
具材によって嬉しい効果もイロイロ!
おいしくてコンパクトでごみの少ないファストフードのおにぎりは少々重いですが、登山にはバッチリです!
行動食として、甘いおやつも持って行きましょう。
食欲が無い時にオレンジジュースや黒飴はナイスです。
スポーツドリンクや塩飴なら、熱中症対策にもなります。
富士山頂上付近は気圧が低いため、沸点が低くなるので、調理は不向きです。天候にもよりますが90℃以下になるようです。
この条件でご飯を炊くと生煮えで、芯が残り、ラーメンの場合は作ってもよく煮えないので美味しくないという結果になります。
また、強風も多いので、どうせ重い物を持って行くのならサーモス等でお湯を持って行く方が時短にもなり効率が良いです。
カップ麺やインスタントの味噌汁やスープ、おしるこやココアなどは体が温まるのでオススメです。
登山の食事についてはコチラも!
近年は富士山ブームで登山者が多いため、落石の事故が以前より多発しています。登山道を外れると、石が落ちやすくなります。登山道を外れずに石を落とさないように十分気をつけながら歩きましょう。
もちろん、石が落ちてくる事もあるので、歩く時には足下ばかり見ないで、上の方にも注意するようにしましょう。石が落ちてきたら、周りにいる人にも注意を促しましょう。
疲れても道の真ん中に座り込まないように。他の登山者の通行の迷惑になるばかりか、無理して避けようとした登山者が転倒や滑落等の事故を起こしかねません。
周りの事が考えられない程の状態でしたら、即刻下山しましょう。
大抵の事故は気の緩みから下山時に起きます。疲れているからといって気を抜いてはいけません。
また、重力に任せてドシンドシン降りると、膝を痛める可能性があります。実は筋肉の断裂は下りの方が起きやすいのです。衝撃を与え過ぎないように丁寧に歩きましょう。
下りではつま先が靴に当り、打撲状態になる事があるので、つま先が動きにくいように、甲の辺りの靴紐をきつめに締めるのがポイントです。
富士山には長〜い下山が待っている
混雑した山小屋では、似たような登山靴がズラリ並ぶせいか靴を間違えるトラブルも割とあります。
そんなバカな、と思いますが意外に多いようです。原因としては登山靴は日常履き慣れない靴だからだとか、寝不足や疲労のせいで判断力が鈍っている事などが挙げられます。
そこで、ストラップを付けてみるとか、クリップや洗濯バサミでタグをつけるとか、スカーフを巻くとか等の目印を靴にしておくと、こうしたトラブルを回避できます。
登りの登山道沿いに山小屋が多い上に朝日が見えやすいので、ダントツに利用客が多い一番人気コース。
富士スバルライン五合目を出発し、六合目で、吉田口登山道と合流するルート(河口湖ルート)。
五合目からしばらくは平坦な広い道を歩くため、距離は少し長いです。
登山道と下山道は別ですが、本八合目〜山頂の区間は須走ルートと共用しているので道を誤る人が多いです。
下山時は分岐点で注意が必要。
日本最高峰、富士山の剣ヶ峰まで
最短で行ける、吉田ルートに次いで二番目に人気の高いルート。
各合目ごとに山小屋があるおかげで便利。登山道と下山道が同じなので道を間違えにくいです。
傾斜が急でやや岩場が多いので道の譲り合いは慎重にしましょう。
残念ながら登山道から朝日の見える所が少ないけれど最高峰までの標高差と距離の短さは魅力的。
比較的緑の多いルートで、樹林帯を抜けると、登山道のどこからでも日の出を見る事ができる点と、下山時に砂走りの場所があって距離の割に速く下山できるのが魅力のコース。
本八合目からは吉田・河口湖ルートと合流して混雑してきます。
ダイナミックに大砂走りを下山できるのが魅力のコース。時間と体力があって静かに富士登山を楽しみたい人向きです。
山頂までの標高差が大きく、距離が長い上に山小屋が少ないので、傾斜は比較的緩やかですが、初心者には不向きです。
目標物が少ないので濃霧時・夜間には道に迷いやすいので注意が必要。
吉田ルートと須走ルートは山頂から本八合目までの下山道が同じです。
なので、混雑した人の流れに乗って分岐を見落とし、誤って違うコースを下りてしまうケースが数多く発生しています。間違えないように案内板を確認しながら歩きましょう。
▶ 吉田ルート利用の方
河口湖口という表記は無いです。
吉田口、吉田ルート、富士スバルラインという、表記になっているので確認しながら下山します。
また、吉田ルート (河口湖ルート) はスバルラインを使わないで山麓から登る吉田口登山道と六合目で合流します。混同しないように。
道を間違ってしまうと、時間と費用が無駄にかかる上に、バスツアーの場合は大勢の人に迷惑をかける結果となります。
周りの人に漠然とついて行くのではなく、地図と看板を照らし合わせて、行くべき道を歩きましょう。
富士山を堪能したいのに、体質的にどうしても標高の高い所は苦手だという方もいますよね。
そんな方にオススメな富士山の散策コースを紹介します。
奥庭自然公園は富士スバルラインの富士山五合目の手前にあります。
雄大な富士山を超間近に見ることができる自然豊かな散策コースです。
カラマツ、シラビソ、コメツガ等の原生林の森は小鳥もさえずり、森林浴にはおあつらえ向きです。変化に富んだ遊歩道も整備されていて短い時間の散策でも盛りだくさん。
コケモモ、タカネバラも見ることができます。ここの駐車場は明かりが少ないので天体観測にも向いていて天の川を見る事もできます。
奥庭駐車場の北側には厳しい自然に耐えた盆栽のような原生林が見事な自然庭園のお庭もあります。
さらに足を伸ばせば、スバルライン五合目までを散策するお中道コースや大沢崩れ見学コースも歩けます。
登山というより、ハイキングという感覚で富士山を満喫しながら歩ける風光明媚な素晴らしいコースです。
富士宮口五合目から宝永山遊歩道を通って、宝永山へチャレンジ。
足下はズルズルと滑り、アリ地獄のようで、一歩進んで二歩下がる的な所もありますが、登頂に比べると、標高も低くて距離は格段に短いので富士山の雰囲気を味わいたい方にはオススメです。
小富士は、須走口から小富士遊歩道を通って約1km。
原生林の樹林帯を抜けると、砂礫で出来た丘がぽっかりと出てきます。眺望が良くシンプルに砂礫の広がる小富士はちょっした異空間です。
緑が多く、お手軽に標高の高い山の気分を味わえる楽しいコースです。
環境省・山梨県・静岡県による、
富士登山総合サイトをご覧になって下さい。
最新の公的な登山情報が載せられています。事前に、必ず確認をしておきましょう。
地図なども、PDFをダウンロードできます。ぜひ利用しましょう。
富士山では混雑期にはマイカー規制が実施され、富士山五合目の駐車場までマイカーで行けなくなります。
各登山口で毎年実施状況が異なりますので、マイカーで行く予定の方は事前に公式ページで確認を!
時は20世紀末。うさぎに扮した
「ぷう太郎一家」の富士登山記録を
コミカルに描いたデジタル絵本。
そもそもトレッキングって何?
これからトレッキングを始めたい方のためのわかりやすい山歩き入門講座。