チャレンジコーナー
趣味の果樹栽培チェリモヤ

チェリモヤの看板。

収穫が楽しみな果樹栽培

チェリモヤ メニュー

世界三大美果 チェリモヤ

コロンビア・ペルー・エクアドル等の中南米の高地原産のバンレイシ科の小高木で世界三大美果のひとつ。果実はアイスクリームのようだとも言われ、大きさはリンゴくらい。

チェリモヤの果実イメージ図

現在、日本ではまだあまり馴染みのない果実ですが、知る人ぞ知る人気のトロピカルフルーツです。


現地で売られ得いるチェリモヤの果実

トロピカルフルーツといっても、原産はアンデス山脈の標高1,500~1,900mあたりの高地と言われていて、生育適温は涼しめの18〜25℃ということなので、現在鉢植えでのコンパクト栽培にチャレンジ中!


因みに世界三大美果とはチェリモヤマンゴーマンゴスチンドリアンパイナップル等が挙げられています。トップ3は評価をした人の時代や環境により諸説あるのでご了承ください。

マンゴーの果実イメージ図
マンゴー
マンゴスチンの果実イメージ図
マンゴスチン
ドリアンの果実イメージ図
ドリアン
パイナップルの果実イメージ図
パイナップル

チェリモヤ栽培に挑戦!

埼玉県飯能市で(2017年5月7日開催)お散歩マーケット 天空のお休み処 おおやつ で展示しているチェリモヤの木は2014年秋に発芽した実生のものを2015年からこの地にて栽培し始めたものです。嬉しい事に現在も順調に育っています。

簡易温室で無事越冬したチェリモヤの木
(左)2015年11月 (右)2016年4月

山で楽しく食べ歩き! お散歩マーケット  >


ここは天空のお休み処と銘打っているだけあって、東京スカイツリーを始め、関東平野を臨むことのできる標高が400m近くある高所なので、無事に冬を越せるかがチェリモヤ栽培をする上で大きな課題でした。

が、東南が開けて陽当たりが良く、管理が行き届いているため、設置した簡易温室にて無事越冬できたので冬季はこの実績を活かして簡易温室で管理する事となりました。


2016年春、無事に越冬できて新緑が出てきた頃の様子です。

チェリモヤの新緑
チェリモヤの新緑大きい葉
チェリモヤの新緑

生育が良く、葉も大きくたくさんになりました。

元気なチェリモヤの大きい葉
チェリモヤの葉

その後も順調に育ち、夏を越した時点でずいぶんと背丈が高くなったので、簡易温室に収まりきらなくなりました。もったいないながら10月中旬に剪定しました。

チェリモヤの木
(左)2016年9月 (右)2016年11月

上記9月の写真のチェリモヤは鉢に日陰を施して、温度管理をしているところです。と、いうのも、

チェリモヤは熱帯植物ですが、生育適温は涼しめの18〜25℃なので暑過ぎると高温障害葉が黄色くなり元気がなくなるので夏場の温度管理にも注意が必要だからです。

剪定されたチェリモヤの枝
剪定されたチェリモヤの枝
温室に収めたチェリモヤの木
簡易温室に収められたチェリモヤの木

前年同様、冬の間も光合成できるように葉を残しました。無事に越冬できて春に新緑が出てきたので古い葉を落としました。こうすると、新しい葉が出やすくなります。

節間が太く詰まり、若葉には産毛が生え、力強い芽吹くチェリモヤの木

節間が太く詰まり、若葉には産毛が生え、力強い芽吹きとなりました。

順調に越冬できて元気に新緑を出すチェリモヤの木
元気に芽吹くチェリモヤの木 (2017年5月)

2017年5月中旬、待望の蕾が2個つきました。

チェリモヤの花芽
チェリモヤの花の蕾

残念ながらこのを咲かす事ができませんでした。

因みには前年に育った新しい枝につきます。がつくようになったので、新しく育つ枝を大事になければなりませんね。


黄金色に縁取られ、輝くチェリモヤの新芽

6月下旬、チェリモヤ生育適温の日々が続き、若葉が美しく茂ってきました。

美しく大きく育つチェリモヤの若葉

嬉しいことに、それに伴ってかが次から次へとあちらこちらにつき始めました。

の開花に時間差がありそうなので、うまくすると、タイミング良く授粉ができるかもしれません。

2つ並ぶチェリモヤの花の蕾
馬の顔みたいなチェリモヤの花の蕾
たくさんの花芽が出るチェリモヤ

日射しが強く暑くなってきたので、日除けのすだれで鉢を覆いました。


お知らせ

チェリモヤの新芽

どうしても育ててみたいという方々に苗を販売ではなく、お譲りしていましたが、おかげさまで多数の方にチェリモヤ栽培をして頂ける事となり、2016年5月1日をもちまして終了となりました。

栽培チャレンジにご協力ただけた方々、ありがとうございました。

どの苗も元気に育って、実をつけてくれる事を願っています。

朗報がありましたら、ご連絡くださると嬉しいです。

チェリモヤの育て方

現在育てている幼木はフィンガープリント種だと思われますので、鉢植えの場合表面が10号以上の広めの鉢で育てるのが理想的です。


鉢植えでは3月頃に枝を切り詰めて、新しい土に植え替えすることを繰り返し、コンパクトに育てます。

その際は樹高は2mより大きめにし、冬は日当たりの良い室内に入れて5℃以下にしない様にします。

生育適温は18〜25℃、高温は避けます

チェリモヤをトロピカルフルーツだと考え、暑い環境にさらすと熱にやられて葉が黄色くなってしまうので注意が必要です。

※日本での地植えは、暖地に限られます。


用土

  • 赤玉土:7
  • 腐葉土:3
  • くん炭:一握り
  • 苦土石灰:一つまみ
  • 有機肥:一握り

追肥

3、6、10月に有機肥料を使用書に指示されている量。

水やり

土が乾ききる前にたっぷりと。

その他の注意点

鉢底は水はけをよくする。

チェリモヤ栽培中

2014年9月に種子から発芽させ、2017年4月初めて花が咲き、次々と蕾をつけ、順調に育っています。

チェリモヤの鉢栽培
チェリモヤの鉢栽培拡大画像
2015年7月下旬
チェリモヤの葉
大きくて明るい色のチェリモヤの葉

チェリモヤは暑さが苦手

チェリモヤは生育適温が18〜25℃で、暑さと強い日射しが苦手です。

陽当たりの良い気温の上がる所の葉は高温障害紫外線焼けのせいで葉が黄色っぽくなりますので、注意が必要です。

高温障害のチェリモヤの葉
高温障害のチェリモヤの葉 拡大

夏に葉が黄色くなったら、水不足や肥料不足ではなく、温度が高すぎるを疑ってみてください。


チェリモヤの花 >

結実後のチェリモヤ実の成長 >

チェリモヤの花

チェリモヤの蕾新芽と一緒につきました!淡いグリーンの毛に覆われフカフカしていてかわいいです。

チェリモヤの花芽

チェリモヤの花は雌性先熟 (しせいせんじゅく) といって最初に雌しべが熟し、後に雄しべから花粉が出るという雌雄異熟花です。

自家受粉を避け、より良いを残すための戦略なのでしょう。

チェリモヤの花3

花弁は多肉植物のように肉厚で、花柄も含め、花全体がフェルトのようにフカフカしています。


は日ごとに花弁を延ばし、肉厚のまま成長します。

チェリモヤの花 雌ステージ
開花を待つチェリモヤの蕾

が開き、夕刻にメロンソーダのような爽やかで美味しそうな魅惑的な芳香が漂います。これが雌しべ成熟期受粉タイミングのサインです。

それにしてもうっとりとしてしまう素敵な香りで、虫ならずとも人も誘因されてしまいます。(笑)

チェリモヤの花 雌しべ成熟期 横から見たところ
チェリモヤの花 雌しべ成熟期 斜め下から見たところ
チェリモヤの花 雌しべ成熟期下から見たところ
チェリモヤの花 雌しべ成熟期

その後、完全に開花し、雄しべ成熟期となるので雄しべから花粉を採取して雌しべの柱頭につけて人工授粉をします。

チェリモヤの花 雄しべ成熟期横から見たところ
チェリモヤの花 雄しべ成熟期横から見たしべ部分拡大
チェリモヤの花 雄しべ成熟期斜め下から見たところ
チェリモヤの花 雄しべ成熟期斜め下から見たしべ部分拡大
チェリモヤの花 雄しべ成熟期下から見たところ
チェリモヤの花 雄しべ成熟期下から見たところ 拡大
チェリモヤの花 蕊部分
中央にある雌しべをとり囲む雄しべ

そうは言っても雌しべ成熟期雄しべ成熟期を合わせる授粉タイミングは難しいので、花粉を採取し、密閉できるビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しておき、次回の人工授粉に備えておきます。1週間ほど有効だそうです。


その後、良いタイミングで次のが咲き、人工授粉のチャンス到来。

授粉サインが素敵な香りなので気分がとても良いです。

受粉タイミングになったチェリモヤの花と近くに新しくついた蕾

無事、授粉を終えるとバナナの皮を剥いたように開花し始めました。適温シーズンになったのかも続々とついています。コウイカみたいでかわいいです。


チェリモヤの花 人工授粉後
チェリモヤの花 人工授粉後 拡大
結実したように見えるチェリモヤの花
結実したように見えるチェリモヤの花

その後の成長過程の様子は

結実後のチェリモヤ実の成長 >

チェリモヤの結実前の花

蕾が次から次へとついてが咲く中、残念ながら結実する前に落下してしまったチェリモヤの花がありました。結実前の様子です。

結実前のチェリモヤの花の様子
結実前のチェリモヤの花の様子
結実前のチェリモヤの花の様子 蕊部分拡大
しべ部分拡大 花粉も見えます

結実前のチェリモヤの花の様子 雄しべ分拡大
雄しべ部分拡大

花弁を外そうとすると、雌しべをぐるりと一周取り囲んでいた雄しべがパラパラ・ゴソッと落ちて、雌しべが姿を現しました。雌しべの大きさは直径は3mmに満たない位です。

結実前のチェリモヤの雌しべ部分
花弁と周りについていた雄しべを
取り除いた雌しべ部分
結実前のチェリモヤの雌しべ部分拡大
雌しべ 部分拡大

結実後のチェリモヤ実の成長

花弁がしなびて褐色になり果実部が徐々に大きくなってきてチェリモヤの実の雰囲気になってきました。

はまだ1cmに満たない大きさで、白い産毛に覆われてかわいいです。

人工授粉後 少し大きくなってチェリモヤの実らしくなってきている
人工授粉後 少し大きくなってチェリモヤの実らしくなってきている 拡大
順調に成長しているチェリモヤの実

が大きくなるにつれて果実の柄、果柄 (かへい) が太くなっています。

実が大きくなるにつれて果柄 (かへい) も太くなってきたチェリモヤの実

くぼみが出てきてヤマボウシ位の大きさで、ますますチェリモヤの実っぽい雰囲気になってきました。

実のへこみが出てきたチェリモヤの実
実のへこみが出てきたチェリモヤの実 拡大

2cm以上の大きさに成ったチェリモヤの実
2cm以上の大きさに成ったチェリモヤの実の断面
2cm以上の大きさに成ったチェリモヤの実の断面 拡大
成長中のチェリモヤの実 断面

落下してしまったチェリモヤの実

残念ながら落下してしまったチェリモヤの小さな実がありました。

5mm未満と小さいですがせっかくなので観察してみました。

人工授粉後 落下してしまったチェリモヤの小さい実

全体的に白い産毛が生えていて、花弁はスウェードのような質感です。

人工授粉後 落下してしまったチェリモヤの小さい実 拡大
人工授粉後 チェリモヤの小さい実 裏側から拡大

花弁を取り除くとこんな感じです。

人工授粉後 花弁を取り除いたチェリモヤの小さい実

別の落ちてしまったは外見はほぼ同じなので断面も見てみました。

人工授粉後 花弁を取り除いたチェリモヤの小さい実の断面

今回のは残念でしたが、順調なもこれから育つであろうもあるので、引き続き経過観察してみます。

果実が食べたい

チェリモヤの実をおいしそうに食べるぷうちゃん

4〜6月に雌雄異熟花が咲きます。授粉してくれる虫などがいない場合は人工授粉してください。

(開ききった花の花粉を採取し、開ききってない別の花の奥に細い柔らかい筆で雌しべに授粉します。)


ポイント

成熟果実は白みや黄色みを帯びたら収穫して常温で約1週間追熟させ、触って軟らかくなったら食べ頃です。食べ頃を外すと美味しくありませんのでご注意を。

チェリモヤを食べてみた

恐竜の卵みたいな冷凍チェリモヤの果実

ペルー産の冷凍チェリモヤの果実を解凍して食べてみました。

食べごろのチェリモヤの果実断面

外見は恐竜の卵みたいですが、半分に割ってみると、キレイな乳白色の実でみっちりとしています。触ると低反発枕のようにしっくりと指が埋もれる感じが食べ頃です。


アイスクリームというよりは洋梨や缶詰の桃をねっとりとさせたような食感でトロッとしています。酸味はかすかでかなり甘いです。個体差がありますが、中には蜂蜜級の甘さのものもあり、かなりおいしいです。

とりわけ甘いチェリモヤの果実断面
特に甘い果実は真っ白でなくて少し半透明

キウイフルーツのようにスプーンですくって食べましたが、皮の付近はとても苦いので避けます。欲張って皮ギリギリまで食べると、せっかくのおいしさが台無しになってしまうので要注意です。


また、チェリモヤはおいしいだけでなく、栄養価の面でもたんぱく質、ナイアシンを始めとするビタミン類、ミネラル類が豊富なすばらしい果物だそうで、インカの貴族が愛したというのも納得です。

チェリモヤの種子

チェリモヤの種子
チェリモヤの種子

チェリモヤの種子はスイカの種子がボリュームアップしたような、柿の種子をややスレンダーにしたような感じでしょうか。

冷凍チェリモヤの実からとった種子発芽するかどうか実験しましたが残念ながら発芽しませんでした。

チェリモヤの種子拡大図チェリモヤの種子拡大図
チェリモヤの種子 拡大

チェリモヤの仁 拡大図
チェリモヤの種子の仁をとり出してみた

ああ、ポポーとそっくりダネ。

やはり同じバンレイシ科種子(ダネ)

アルマジロみたいな果実

チェリモヤの果実の外観は強面で、アルマジロセンザンコウカメの甲羅や恐竜の卵を彷彿とさせます。堅そうなウロコのように見える表皮からは想像できない純白で甘い実がみっちりと詰まっています。

アルマジロのように見えるチェリモヤの果実
食べ頃のいかつい外観のチェリモヤの果実

丸くなったアルマジロ
丸くなったアルマジロ
photo by John Cummings

アルマジロという名の由来は武装した小さなものというスペイン語で、背部を覆う鱗甲板は銃弾を跳ね返すほどなんだとか!?実際にアメリカで銃弾がはね返り、ケガをしたという報道を見かけました。スゴイ!


アルマジロは20種類から成り、そのうち19種は南米に生息しています。

因みにボールのように丸くなることができるのはミツオビアルマジロ属の2種だけなんだそうです。


現地では貴重なタンパク源として食べられてきたとか。とても美味しいという評判があります。


かわいいアルマジロ
かわいいアルマジロ
photo by Sebasinsfran
アルマジロのウロコ
堅そうなアルマジロのウロコ
出典:WIKIMEDIA COMMONS

南米原産のチェリモヤアルマジロが皮の苦さや堅い甲羅で自身を守り、外敵に食べられないように武装している姿が何となく似ているような気がしておもしろいです。

チェリモヤ栽培おすすめサイト

日本でのチェリモヤ栽培のおすすめサイトをご紹介します。

魅惑のくだもの チェリモヤ


二十数年以上の長年にわたり栽培法の開発研究を続け、初めて国産化に成功をした実績を持つ「わかやまTropics」様のサイトでは栽培方法から出荷方法チェリモヤの歴史等、チェリモヤのすべてをご紹介してくださっています。

日本のチェリモヤ栽培のパイオニアですので、真剣にチェリモヤ栽培に挑戦したい方はぜひ、訪れてみてください。

イランイラン バンレイシ科 花の香り

イランイランという変わった名前の樹木の花はフィリピンの言語の一つのタガログ語で、花の中の花と呼ばれ、その精油 (エッセンシャルオイル) 香水癒しアロマオイルとして、広く使われています。

上から見たイランイランの花
上から見たイランイランの花

偶然、イランイランの花を見かける機会に恵まれました。イランイランチェリモヤと同じバンレイシ科の植物で、開いた花チェリモヤの花と似た感じがします。

地味な黄緑色の長めの花びらが下向きでうつむきかげん。下から覗くと中央の蕊部分が同じバンレイシ科ポポーとよく似ています。

ポポーの花について


下から見たイランイランの花
下から見たイランイランの花

イランイランの花 蕊部分拡大
イランイランの花 蕊部分拡大

調べてみるとのつき方や雰囲気もチェリモヤよりポポーに近い感じですが、ちょっと異様な花びらの感じがチェリモヤっぽいです。

イランイランの実
イランイランの実
画像出典:Imgstyle.info.

イランイラン精油黄色い花から蒸溜されるんだそうで、黄色くない花では香りはしませんでした。

マリリン・モンロー愛用のシャネルの5番にも使われ、催淫効果もある香りですが、ホルモンバランスを整え、神経系をリラックスさせる作用があるのだそうです。

イランイランの黄色くなった花
黄色くなったイランイランの花
photo by mayapujiati

イランイランの花芽
イランイランの花芽

花の香りは人により、好みが分かれますが、知名度の低いチェリモヤの花メロンソーダのような甘い香りも多くの人に指示されそうな魅惑の香りです。残念ながらポポーの花は良い香りではありません。

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趣味の果樹栽培 チェリモヤ