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アラジプー魔法ランプー前編

  • 「アラジプーの魔法のランプー」タイトルの表紙。
  • 昔、むかーし、プー大陸にはアラジプーという王国がありました。目つきの悪い王様の姿。「
  • その国には物知りで金持ちで、知らないことがないというのが自慢のとてもいばった王様がいました。。
  • しかし、その王様にも知らないことがありました。それは「カジン」というみなしごうさぎの事でした。ヘビの棲む洞窟でへび茶をストローですするうさぎ。額には青く輝く逆三角形の印があり、ポシェットを身につけている。
  • カジンはみなしご。子どもの頃 コブラ洞窟近くに捨てられ、そのまま ずーっと ひとりぼっち。その頃の思い出といえば、一、二度親切な夫婦にお菓子をもらっただけ…。でも、さみしさにも負けず元気です。暗い洞窟の中、フカフカの豪華なベットに横たわってゲップをする赤ちゃんうさぎ。額には青く輝く逆三角模様があり、枕元には立派な剣がさしてある。
  • 「そんなカジンは旅に出た。広い世界を見てまわろう、いろんな事に出会ってみたい。」断崖絶壁の岩場から希望に満ちてこれから旅立つ広い世界を眺めるカジン。
  • 「ある時は海を渡り、」大海原の中、「うんしょ うんしょ。」ポシェットを口にくわえて一生懸命犬かきで泳ぐカジン。
  • 「ある時は谷や滝を、」ジャングルの中、木のつるをつたって滝を渡るカジン。
  • 「またある時は熱暑の砂漠を、」日射しの強い砂漠の中、動物の毛皮で作られた日除けシェードの下で汗をぬぐいながらくつろぐカジン。
  • 「こっそり車の後ろに乗ったりしながら、」真夜中、馬車の後ろにカンガルーの袋状の寝袋を取り付け、ちゃっかり移動しながらその中で眠るカジン。
  • 「ちゃっかりラクダでらくして、」ラクダの背中にこっそりしがみついて砂漠を渡るカジン。
  • 「コンドルにのったりして空の旅をして、」コンドルの脚にヒモをくくりつけ、空中ブランコ様式で空を移動するカジン。
  • 「いつしか 十五年の歳月が流れ、カジンは立派な若者に成長しました。」剣を持って、りりしくリクガメの上に乗るカジン。
  • 「そして、アラジプーの山師としてその名を轟かせるまでになりました。カジンは食料やランプ、日用品を買い込むとアブダブラパゴス山の山の奥で本格的調査・採掘を始めました。」
  • 「カジンは幻の宝石が眠るという伝説の鉱脈を探していたのです。」「… さて、どちら側から掘ったらいいかそれが問題だ。」地図を広げ、思案するカジン。
  • 「カジンは宝石のありかに目星をつけると、虫型穴掘り機を使って岩盤を掘り始めました。」ガガガガガ…轟音と共にケラのような穴掘り機械に乗って岩盤を掘るカジン。
  • 「鉱脈にあたると、岩の中はめくるめく光で色とりどりに輝いていました。」光り輝く鉱脈に呆然とするカジン。
  • 「岩を掘り始めて三日目の朝のことです。」光り輝く晶洞を掘り当て「これは…!?」と驚くカジン。
  • 「ふしぎな光りを放つ結晶が姿を現しました!」青く透き通る晶洞窟の中にうさぎ形の結晶を見つけて「プグマタイトだ!!」と叫ぶカジン。プグマタイトとはプー大陸の岩脈にできた宝石の巨大結晶・結晶洞のこと。
  • 「カジンはついに伝説の宝石(クオーツプリズム・ダイヤ)を見つけたのです。」見つけた結晶を手にして、うっとりと感動するカジン。
  • 「と、突然、宝石の中から青い小鳥が飛び出しました。」カジンの手にした宝石がパカッと割れ、中から不思議な光りを放つ青い鳥がピヨピヨと鳴きながら羽ばたく。それを見て驚くカジン。
  • 「青い-鳥!?」洞窟の出口へとはばたく青い鳥を見つめ、びっくりするカジン。
  • 「どうやら カジンは 宝石といっしょに 幻の青い鳥も見つけてしまったようです。」「とんでもないものを見つけてしまった!おいかけなきゃ!!」きらめく坑道内であたふたと青い鳥を追いかけるカジン。
  • 「外はもうまっ暗でした。」坑道の出口まで青い鳥を追いかけてきて、あたりの暗さに気付くカジン。
  • 「そうだ…!ランプに火をともそう!!」ポシェットの中からランプを取り出すカジン。
  • カジンがランプの頭をカチッと押すとランプから「どろろん」と異様な煙が立ち上る。
  • ベリーダンサー風うさぎの「ほーほっほほっ」という入場コーラスと共に腕組みをしたランプの精が「どわ〜ん」と登場する。
  • 出て来たランプの精がベリーダンサー風うさぎに「もう帰っていいよ。はいチップ。」とお札を渡す。
  • 「私はアラジプーのランプーのガンプー。何か用かな〜。」オッホンと咳払いをして、上から目線で名乗りをあげるランプの精。
  • 「あ、あの 私はカジン。あの鳥を探そうとランプのスイッチを押しただけです。あの〜。」。思いがけず、出現したランプの精を前にして戸惑うカジン。
  • 「ストーップ! そこまで!!もう何も言うな!お前の望みは叶えてしんぜよう。その代わり、お前の命が10年短くなるのはわかっているな。では、また用のある時は呼んでくれたまえ!」と事務的に答えるランプの精ガンプー。
  • 「あの!!ちょっと待って!ちょっと!話を聞いてくれ!!ちょっと…。」慌てて呼び止めるカジンを尻目にひゅ〜んと飛び去るランプの精のガンプー。
  • 「わけのわからないままランプの精は消え去ってしまいました。」頭を抱え「あ〜 こりゃ まいった!!」と困惑の表情を浮かべるカジン。「ーと、その時です。」
  • 「青い鳥が目の前に現れました。」 突然目の前に青い鳥がパッと出現し、「うあっ!!」と驚くカジン。
  • 「どゆこと? コレ!? ーま、いいわ…。私は青い鳥。あなたの願いを一つ叶えるわ。そのかわり私をすぐ放してちょうだい!早く願うのよ!!」せっかちにまくしたてる青い鳥。
  • 青い鳥がカジンの手にとまって願いを言うのを待ち構えている。「ええと、そんなこと急に言われても・・・ ええと、ええと、ええと…」じっと見つめられ、焦りながら願いごとを考えるカジン。「えっと助けて!!」
  • 「それよそれ!じゃ助けるわ!えいっ!!」と、青い鳥が翼をふりあげる。
  • 「さいなら〜」飛び立ちながら、思い出したように「あ、その代わり、寿命が5年短くなるのよ。恨まないでね。」と言い残し青い鳥は飛び去っていきました。「ええっ!」驚くカジン。
  • 「カチッ」自動的にランプのスイッチが押され、どろろんと腕を組んだランプの精が出現。「はいはいさ〜。青い鳥に頼まれてきましたガンプーで〜す。願いを一つ言っとくれ〜。」と口上を述べる。
  • 「ちょ、ちょっと まって!え〜と… 命を、 え〜と 元にもどしてください!」うろたえながらも内心「言えた!!」と安堵するカジン。
  • ガンプーは「わかりました ご主人様!! ちょっと まちま〜す。」と言うと、その後「一つだけ」と指を1本立ててカジンに言い渡す。不適な笑みをたたえるガンプーに呆然としておののくカジン。
  • 「ちょっと まちました〜。ちなみに自分の寿命を延ばす願いはできませ〜ん。それでは さよな〜ら〜」と言って嬉々としてランプに戻るガンプー。「まって!」あわてて引き止めようとするカジン。
  • 「カジンは必死に自分の気持ちをおさえようとしました。」「だめだこりゃ…」絶望の表情を浮かべるカジン。「よ〜くよ〜考えてからガンプーにお願いをしよう。「あわてるな、急がばまわれ!」と 固く心に誓うカジンでした。
  • その頃 王様は庭で果物を食べていました。トロピカルフルーツがたくさん実る庭園で珍しい果物をほおばるアラジプーの王様。「何かおもしろいことは ないかのう〜。」と独り言をつぶやいている。
  • 「オヤ?」ピヨピヨと鳴く青い鳥の姿が果物をほおばる王様の目に目にとまります。
  • 「かわいい鳥じゃ。さあ、お食べ…」とお菓子を差し出す王様。「おいしそ〜♪」バッと駆け寄る青い鳥。
  • もらったお菓子をくっちゃくっちゃと喜んで食べる青い鳥でしたが、「ん?」と顔をしかめる。「王様のお菓子にはなんとお酒が入っていたのです。」「あららら」「おとと」酔っぱらってて千鳥足になる青い鳥。
  • 「私は願い事をかなえる青い鳥よ!放してくれれば 一つだけ 何でもかなえてあげるわ!!何でも言ったっんさい!!早く 早く!!」ういっ!!ひっく!!酩酊状態で叫ぶ青い鳥。
  • 「おやおや」へべれけになった青い鳥を抱え、「…本当じゃろうか?それじゃ ま、ためしにワシに世界一の宝石をおくれ。」と願いごとを言う王様。「カンタンよ!ひっく!!」と答える青い鳥。
  • 「時を同じくして、カジンはまたまた ガンプーを呼び出しているところでした。」カジンが「それっ」とランプをカチッと押すと、ランプの精のガンプーが「ホッホッホ〜」とランプからどろろんと登場。
  • 「ボクを世界一の王様にしろ!!」きっぱりと言い放つカジン。
  • 「カンタンさ。」不敵にほくそえむランプの精ガンプー。「ーすると、」
  • 「ランプの精ガンプーと青い鳥が「それっ!!」と同時にそれぞれの魔法をかける。
  • 「なんと…!カジンと王様は入れ替わってしまったのです。」王様は伝説の宝石が発見された採掘現場へ、カジンは王様の庭に突如として出現させられる。
  • 「おや?これは… 世界一と言われる伝説の宝石 クオーツプリズム・ダイヤ!?」宝石を手にし、「念願かなったり〜」嬉々として感動する王様。
  • 「放映のランプがプッと消え、シアター火山の観客席。「そして物語は また新たな展開をむかえる…。5分間の休憩です。」とスクリーンに映し出されている。「おもしろいな〜」フー!!っとため息をつくブウグレイトと「ぼく、トイレ!!」と叫ぶあまぷうのトントン。※この場面は謎のプー大陸 第2章 96ページの続き
  • 「ほっと  ひと息  休憩時間」男子トイレでジョ〜ッと用を足すあまぷうのトントン。
  • ざわつく休憩時間の劇場。「フンガー、そんなとこにのぼるな〜」スクリーンの台に登ろうとするフンガーを諌めるプウグレイト。「フンガー(?)」何の事かよくわからないフンガー。戸惑うあまぷうのミンミン。
  • 「あれ!?パンフレットの裏に地図が浮かびあがってきたよ。」とあまぷうのミンミンにパンフレットの裏の地図を見せるぷう太郎。ジュースを持ちながら、「なによ、それ… あ!もしかしてあんときの!?」とハッとするあまぷうミンミン。
  • 「ホレ!」と地図を広げて見せるぷう太郎と、覗き込みながら、「やっぱり!あんときの地図よ!」と言うあまぷうのミンミン。
  • 「実話(ノンフィクション)だった!?」「だったら、証拠があるはずよ!」と力説するあまぷうのミンミン。
  • 「証人ならいるわよ!」突然、前方の席に座っていたカメがくるりと振り返り言い放つ。「わっ!!」と驚いて持っていたジュースをぽろっと落とすあまぷうのミンミン。「わっ!!」と飛び上がって驚くぷう太郎。
  • ざわさわとした観客席に「ブ〜ッ」というブザー音とともに「放映」の合図の灯りがともる。「とりあえず続きを見ましょうよ!!それからよ、それから… ネ!」と諌めるような口調で語るプウグレイト。
  • 「さて、王座を手にいれたカジンは…」王様の椅子をなでくりまわしながら、「本物の王座、本物中の本物、うれしいなぁ〜。やっぱ 本物だ〜。ほ・ん・も・の〜。」とうかれまくっている。
  • 「ーこうして、カジンの王様としての生活が始まったのです。」執事風のうさぎが「王様、お食事でございやす。」と王様の椅子に座っているカジンに声をかける。照れくさそうに「あ、はい よろしく」と返事をするカジン。
  • 「うほほ〜い」ずらりと並んだ豪華な食事に驚くカジン。おごそかに食卓につく偉そうなうさぎ達。
  • 「くは〜っ うめ〜っ!」今まで食べたこともないごちそうに夢中で食らいつくカジン。
  • 執事風のうさぎから「王様、デルタ公国よりの使者の方からお話があるそうです。」と告げられ、むさぼり食らいつきながら「ん?いいとも。」と答えるカジン。
  • 「デルタ公国の使者カモナ・マイハオです。王様にはご機嫌うるわしくいたみいります。実は早速ですが相談がございます。」と慇懃無礼に挨拶をするマントをはおった偉そうなうさぎ。相変わらず、食べ物を抱えたままで挨拶を聞くカジン。「はや〜 ごりっぱなひげ…」と使者のひげにみとれている。
  • デルタ公国での砂漠化が進み困っている事を述べ、「王様におかれましては聡明な方と知りおき、是非お知恵を拝借たまわりたいと…」と語るデルタ公国の使者。
  • 「あの、よくわからないけれど、そ〜ね〜。砂漠でのどがかわいた時、夜冷えた石の裏についていた水滴をなめていたわよ。それに…」食べがらしゃべったため食べ物がのどにつまって「んぐ!ごっくん!」と飲み込むカジン。
  • 「そういえば、砂漠のゴミ捨て場に草がはえてたけどそうすれば木もはえるんじゃないの…?」と何気に思い出して語るカジン。それを聞いて「おおっ!すごい おお。」と驚くデルタ公国の使者。
  • 「ー早速、国の第一の事業として着工させます。ご助言 まことに ありがとうございました。」ははぁと大仰にあいさつする使者。続けて「ーそれにしても、王様の額に輝く三角マーク!それは…」と語る。
  • 「これ?子どもの頃からついてたけど?」額に青く輝く三角マークを指差しながら答えるカジン。
  • 「これ?子どもの頃からついてたけど?」額に青く輝く三角マークを指差しながら答えるカジン。
  • 「ありがとうございました。」と礼を述べながら「ふ〜む、わからない。ーこの場はひきさがるとしよう…まさか あの子では…」と心の中で思いを巡らし、脂汗をかくデルタ公国の使者。
  • 食事を食べ続けるカジンに執事風のうさぎが「…王様、次にモガ・モボ共和国の使者の方からお話があるそうです。」と告げる。「またぁ?おちおち食ってらんないわネ!」愚痴をこぼすカジン。
  • 「私、モガ・モボ共和国の使者、レーゼン・ボダイトゥ・ムライです。」モガ・モボ共和国内の宗教対立問題を語り、解決策を授かりたい趣旨を述べる使者。
  • 「それは、むつかしいわ…ね?」ん〜っと考えあぐねた結果何やら思いついたカジン。「仲直りを先にする宗教を一番目の宗教にして…、二番目の宗教は寄付やお布施をできないようにすれば?」と提案する。
  • 「いいのかしら〜?わからないわネ〜。」リンゴを小脇に抱え、ソーセージにフォークを突き刺しくるっと振り返り、「ちなみに私は宗教は入らないのよ。自分で気がつくまでは洗脳されないの!」ときっぱり言い放つカジン。
  • 「さすが王様!」と礼と今後の方針を述べた後、カジンの顔だちが然る国の亡き王様の若い頃の肖像と似ていることを語り、「もしかして…」と何やらをほのめかす使者レーゼン。
  • 「ーまことに申し訳ないのですが、次のお客様がお待ちです。よろしくおひきとりくださいませ。レーゼン様。」と会話を打ち切る執事。
  • 「ちぇ まだいるの〜 やだ〜 もう〜」と頭を抱えうんざりしているカジン。
  • 「それより延々夜になるまで、いや、夜になっても対談は続き、カジンは少々疲れ気味…うんざりしてきました。」いつ終わるともしれない使者との対談にイラつくカジン。
  • 「一方、王様は というと…伝説の宝石を抱えて山を降り、谷を歩き、川を下り、海を渡り、砂漠で一休みしていました。」空腹でげっそり痩せて砂漠の砂の上で「もう動けない、疲れた〜、腹が減った、町はまだか…」と愚痴る王様。
  • 「その頃、青い鳥はガンプーと偶然出会ってお話をしていました。」水タバコのような者を吸いながらおしゃべりする青い鳥とガンプー「それにしても不思議よね〜。」と青い鳥が言う。
  • 「そうだよな〜 君の魔法とワシの魔法がぴったり同時に重なってしまうとはの〜」と感慨深気に語るガンプー。「まさかのシンクロ・マジック〜」ホッホホホとちゃかす青い鳥。
  • 「あの二人 とっても困ってるわヨ …だって、自分に合わないコトばかり初めてやってんだもの ランプも忘れてきたみたいだしネ…」とちゃかす青い鳥。さて、カジンと王様の運命や如何に!?続きはアラジプーの魔法のランプー後編へ クリックボタン