ローダー
  1. ホーム
  2. あまぷうの世界
  3. ようこそ!謎のプー大陸へ
  4. アラジプーの魔法のランプー 後編

アラジプー魔法ランプー後編

  • 「アラジプーの魔法のランプー」タイトルの表紙。
  • 「アラジプー国の王様として日々 過ごしていたカジンでしたが、 眠れぬ夜月を眺めながらある決心をしました。」朱と金の腹巻きをしてベッドに横たわり物憂げに月を眺めるカジン。
  • 「置き手紙一枚、お世話になった執事に残して また、旅に出ることにしました。」くすんと涙ぐみながら、置き手紙を部屋に残し窓から外に出ようとするカジン。
  • 「しかし、いつまでも悲しんではいられません。あの時の伝説の宝石の場所へ戻り、ランプ共々 見つけ出して寿命を取り戻さなくてはならないのです。」フンコロガシの乗り物に乗って旅立つカジン。大王フンコロガシの解説はデジタル絵本「乗りもの倶楽部 10p」へ「見るボタン」
  • 「ここから先も一人旅 遠い遠い旅になりそうです。」「ガンバレー」と手を振る大王フンコロガシに柱状節理の岩山をクライミングしながら、「ありがとう〜」とお礼を言うカジン。
  • 「その頃、王様は やっと辺境の村に辿り着き 井戸を見つけました。」灼熱の砂漠の中、腰に宝石をゆわえつけた痩せてひからびた王様が井戸を見つける。
  • 「しかし、井戸の水はずいぶんと深くにしかありません。のどがカラカラだった王様は…」井戸を覗き込み「あちゃー、水があんなとこに。これがまいっちゃったと言わずして何がまいるだね」と愚痴る王様。
  • 「井戸にとびこんでしまいました。」「ええい飛び込んじまえ!」バチャーンと水しぶきをあげ、うひゃー水だ〜!」と歓喜の声をあげる王様。その井戸の脇を「こっちの砂漠だ 太陽を右手に向いていれば、正しいはずだ…」と言いながらトコトコ通過するカジン。
  • 「水をたっぷり飲んで大満足の王様でしたが、突然…」井戸の縁で人心地ついている王様に「こら!お前誰だ!?」と怒鳴り声が飛ぶ。
  • 「目の前に現れた井戸の番人に王様は堂々と答えました。」「ワシは王様じゃ!あの有名なアラジプーの物知り王じゃ!そなたも知っておろう!?」井戸から出た王様を、剣を構えて見下して見ている井戸の番人。
  • 「井戸の番人は信じてくれません。」「なにぃ〜?お前が王だとぉ!?おれは王の顔はよ〜く知っているぞ!もっと若くてポシェットを身につけていた!お前はニセモノだ!!うそつきはハリツケの刑だ!!」と剣を突きつける井戸の番人。
  • 「王様は必死になって訴えます。」「チョット待ちナサイ!!ワシは本物だ!ワシは青い鳥にたのんで世界一の宝石を手に入れたが、王はやめてないはずだ!!何かのマチガイだ!!」必死の形相で主張する王様。
  • 「世界一の宝石だって!?では、オマエはあの山師で有名なカジンさんか?」目の色を変えて伝説の宝石を見せてくれ、とせがむ井戸の番人。
  • 「カジン?何のことだかわからぬが、ワシの宝石はおそらく世界一といわれる伝説の宝石じゃ!!ほれ、これを見ろ!」と腰に結わえていたダイヤを見せようとする王様。
  • 「ーところが、肝心の伝説の宝石が見あたりません。」「アレッ?ナイ!?ウソ!?」驚き、ショックを受ける王様。
  • 「テメ〜!この大ボラ吹きめ!お前のようなヤツはハリツケの刑だ!!」鼻息荒く王様をしょっぴく井戸の番人。「アレ〜、クルシ〜、タスケテ〜」ひきずられながら、「本当に宝石はあるんダ!井戸の中に落としたんダ〜!」と訴える王様。「井戸の番人は王様のいうことに耳をかしません。」
  • 「村の掟により陽がしずむ頃、王様はハリツケの刑に処されることになり、とらえられてしまいました。」石で拘束され、「ヤメテクレー」と叫ぶ王様の脇でハゲタカがよだれをたらしている。
  • 「その頃、カジンは仲良しのコンドルさんに乗って、一気にあの宝石の山にたどり着きました。ーところが、ランプは見つかったのに伝説の宝石が見つからないのです。」鉱山の入り口でランプを傍らにおき、「ナイ?ナイ?」腑に落ちないようすのカジン。「その頃、カジンは仲良しのコンドルさんに乗って、一気にあの宝石の山にたどり着きました。ーところが、ランプは見つかったのに伝説の宝石が見つからないのです。」鉱山の入り口でランプを傍らにおき、「ナイ?ナイ?」腑に落ちないようすのカジン。
  • 「ガンプーに頼めば簡単ですが、もしかすると もう寿命が残ってないかもしれません。」「…すでにマイナス35年、延命の願いはできないっていうし…」必死で思案するカジン。
  • 「カジンがおでこに手をあてた瞬間、その時です。」「カジン…よーくお聞き…それはー」と、どこからかふしぎな声がすると共に「突然 パーッと何かが現れカジンに語り始めたのです。」
  • 雲に乗った天使のような二人のうさぎが「まず、誰か代わりの人にランプの精を呼んでもらい、あなたの寿命を伸ばすよう願いを言ってもらうのです。次に、代わりの人の命を守り、その次は代わりの人にお礼をして、その後は 好きな事を自由に頼めば良いのです。」「そうか!!そうすればいいんだ!!」ハッとするカジン。「ーそう告げると天使のような二人は姿を消しました。」
  • 「よし!! 善は急げだ!!コンドルさんお願い!!」「カジンはコンドルに乗って一番近くの民家めざしました。」コンドルに空中ブランコのようにして空飛ぶカジン。
  • 「あっ!あんなところに人が!!コンドルさん、あそこにお願いします。」空から下のようすを見て気がつくカジン。
  • 「お取り込み中すみませんが、お願いがあるんです!このランプのつまみを押して、出てきた精にぼくの命が短くならないようにお願いして下さい。そしたら、お礼にあなたの望みを一つだけ何でもかなえてあげます!!」差し出されたカジンのランプに「おお それは」と驚く王様。脇でよだれをたらすハゲタカ2羽。
  • 「アラジプーの魔法のランプじゃないか!?」「何でも言う事を聞くからこっちへよこしなさい!!」「はい、お願いします!」とランプを差し出すカジン。「やった…!!これさえあれば…!!」と、ほくそえんでランプのつまみを押す王様。
  • どわ〜ん 腕組みをして現れたランプの精ガンプー。「何かご用でしょうか? ご主人様。おや?あなた方はあの時の…。まぁ、けっこうでございます。何でも願いを一つだけ叶えましょうネ。」と口上を述べる。脇で「ほーっほほほ」と高らかに声をあげるベリーダンサー風のうさぎ。
  • ガンプーが姿を現すやいなや「ワシを元の王様に戻してくれ!!」と叫ぶ王様。「わかりました ハイハイサー!!」答えるガンプー。「ええっ!?約束が違う!!」と驚くカジン。
  • 「もひとつ!今度はこいつをはずしてくれ!」勢い込んでランプのつまみを足先で押す王様。「ああ!まって!」慌てるカジン。
  • 「バーン」元の王様の姿に戻った王様。「ついにワシも元通りの国王じゃ!!ヤッタ!」「王様の願いがかなうと同時にカジンはもう一度 王様にランプのつまみを押させました。」
  • ガンプーがランプから煙のように出現し始める。カジンは必死になって王様に詰め寄る。「ぼくの命が短くならないよう言ってよ!お願い!」「わ、わかった!!この子の命が短くならないようにしてくれっ!」「カジンの気迫におされた王様はすぐさま頼まれた願い事を叫びました。」
  • 「おおおおお、これはこれは」登場とともに感極まった様子ののガンプー。「すると、どうでしょう。ガンプーが涙を浮かべてこう言いました。」「おお!これは これは…!長い間 私はこの時を待っていたのです。」
  • 「自分の命を守る知恵をもつ賢い方… その方が現れた時、私にかけられた呪いが解け、私は自由の身になることができるのです。今、ようやく その時が訪れました。」足がでてきて感激するガンプー。「私はどうなるのよ?」脇で慌てるダンサー。
  • 「あなた様こそ 真の国の王様にふさわしいお方 それでは最後の魔法を使いお別れさせていただきます。カジン様に長命と栄光あれ!!えい!!」とガンプーがカジンに魔法をかける。「うひょ〜 なんて日だ!すばらしい!!」歓喜するカジン。
  • 「あれれ わしゃ どうなんの?」あわてふためく王様に突然異変が!「う!ううううう くるい〜」もだえ苦しみ始めた王様。
  • 「魔法を使いすぎてしまったせいでしょうか、王様はまたたく間にどこかへと消え去ってしまいました。」二羽のハゲタカの前で忽然と姿を消す王様。
  • 「井戸の番人は水どろぼうに逃げられ、たいそうくやしがりました。」「ちくしょう 水どろぼーに逃げられた!!」と地団駄を踏んで悔しがる井戸の番人。
  • 「その夜、カジンは深い深〜い眠りにつき夢の中で誰かに不思議な声をかけられたのです。」干し草のベッドで眠りこけるカジンに天使のような二人が「カジン カジン」と語りかける。
  • 「あなたは 明日の朝早く井戸の中から 輝く石を拾いデルタ公国へ 向かうのです。その時に出会う青い鳥に必ず食べ物をあげるのです。わかりましたね…。」と語りかける天使のような二人。
  • カジンはそうっとめざめ、つぶやきました。「あなたたちは誰?前にもすばらしい知恵で助けてくれましたもしかして…お父さんとお母さん?」「しかし、あたりは 静まりかえり、返事はありませんでした。」
  • 「夢の声に導かれ、カジンは日の出とともに井戸から伝説の宝石を拾い、デルタ公国へと旅立ちました。」真っ赤に染まる空、きのこ型テントから旅立つカジン。
  • 村にはろくな乗り物がありませんでしたが 楽しい門出です。」朝焼けの中「カメの甲羅を背負ったカバのような乗り物に乗って「ハーッ、ハーッ」と声をかけるカジン。草食獣「かばめ」の解説はデジタル絵本「乗りもの倶楽部 7p」へ「見るボタン」
  • 「砂漠を抜け出たカジンはおやつを食べて一休み。」大福もちを食べながら「… もし鳥さんに会えても食べ物をもらってくれなかったら どうしよう…」と心配するカジン。
  • 「ぜ〜ったいそんなことないと思うわよ!」木のうろから身を乗り出し、よだれをたらしながら、熱い視線を送る青い鳥。突然テレパシーのような声に「え!?」と驚くカジン。
  • 「カジンは急いで青い鳥に食べ物をさし出しました。」「あ、青い鳥さん!どうかアラジプーの豆大福を食べて下さい!!」平身低頭に豆大福を青い鳥に捧げるカジン。木のうろから「ああ〜うまそう〜」と喜ぶ青い鳥。
  • 「もちろんよ。ああ〜おいしい ほんとうに美味しいわ!ベイリーグッドよ!!お礼にいいコトおしえましょ。」クッチャクッチャ、モグモグと豆大福をほおばりながら喜ぶ青い鳥。
  • 「この先のモガ・モボ共和国の首都テラノにレーゼン・ボダイトゥ・ムライという世界平和に貢献した素敵な女性が住んでいるわ。その人ね〜、宗教問題を解決した事でデルタ国城で国際平和賞をいただくんだけど、授賞式の後、最初に手をつないだ人と結婚してしまう運命なのよ。」と裏情報を得意気に語る青い鳥。
  • 「だから、あんたみたいな放浪者でも幸せをつかむチャンスよ。レーゼン様はそれはそれはすばらしい人よ。ダイヤは私があずかっておくわ。じゃあね ごちそうさま。」とツンデレで飛び去る青い鳥。「けっこん?モガ・モボのレーゼン…って あの品のよさそげな使者の…」とぼーっとするカジン。
  • 「それから半月あまり…。カジンはようやくデルタ公国にたどり着きました。」目の前に聳えるデルタ山とデルタ公国の町並み「デルタ山だ〜」と感慨深気なカジン。
  • いろいろな音が飛び交う活気のある異国情緒あふれるデルタ公国の街中に足を踏み入れ驚くカジン。
  • 「にぎやかな街中を通り抜け、途中、丘の上にある広場に立ち寄り…」「プーゲラン作 授業中居眠りするぷう」というモニュメントの彫刻を「ふ〜ん」と感慨深気に眺めるカジン。
  • 「カジンはついに、デルタ公国の大きなお城に到着しました。」城の扉へと続く階段を登りながら、絢爛豪華な城の大きさに圧倒されるカジン。
  • 「こんにちは。私カジンといいます。今日は夢の御告げにより 参りました。突然なんですが…」扉を開け、何事かと対応する城の番人に、うやうやしく挨拶をするカジン。「国際平和賞の授賞式に 私を招待していただきたいのです。どうか…」続けて用件を切り出すカジン。
  • 「なんと!?お前のようななまいきな若造が何を言う!国際平和賞授賞式といえば超一流の方々しか招待されない厳粛な儀式!とっとと帰れ!」カジンをドカッと蹴って追い出そうとする城の番人。
  • 「王様、今しがたカジンとかいう馬鹿な若造が来まして、いきなり、国際平和賞授賞式に招待しろ、などとたわけたことを申しまして困り果ててしまいましたが、心配なく、私めが門前払いに致しました…。」と、デルタ国王に報告する城の番人。「ナニ?」訝しがる国王。
  • 「なに?カジン!?カジンといえば、先日使者を通して我が国を救ったアラジプー国のカジン国王じゃないか!?今すぐ非礼をわびてここへ通すのじゃ!!早くしろ!!」と激怒するデルタ王にどひゃ〜っと驚く番人
  • カジンはすぐさま呼び戻されました。そして、デルタ国王がうやうやしく挨拶を始めました。「カジン国王。先ほどはたい失礼致しました。ようこそデルタ公国へ。何やら私共にお話があるそうで…」番人に高々と抱えられたカジは「おろして」と頼みます。歓迎ムードのデルタ王は「何といってもあなた様は我が国の恩人、どんなことでもお聞きしましょ… 」と言いかけてハッと何かに驚く。
  • 「カジンの顔を見るやいなや王様の顔色が青ざめました。」デルタ国王心の声「額に青く輝くデルタマーク…!?それに何より、若き日の先代国王にそっくりの面構えじゃないか!?まさかこいつは…!?」それに対し、「あのね、ざっくりいうと王にしてそれで、ケッコンさせてヨロシクね。」のんきなカジン。
  • あわてたデルタ国王は突然、態度をひるがえしたのです。「な、なに〜!?ふざけるな!突拍子もないことを言いやがって!そのアホ面といい、きさまカジン王のニセモノだな!ものどもであえ〜!コイツをやっつけて牢屋へぶちこんどけ!!」怒りに震えるデルタ国王。
  • 「おまえは銃殺だ!!刑が執行されるまで牢屋からださないからな!!」ど〜んと牢屋へ放り込まれるカジン。
  • 「こうしてカジンの牢屋暮らしが始まり、とうとう銃殺刑の日がきてしまいました。なんと皮肉にも国際平和賞授賞式の日です。」「おい!ニセ カジン 出ろ!」と呼びかける看守。どういうわけか食事だけは豪華だったため、爪楊枝を口にくわえ、「はー、くった くった。食べて ねてばかりで おなかがパンパンだー こっりゃのんきだね〜 とくりゃ〜」と鼻歌を歌いながら、おなかがパンパンに膨れてすっかりご機嫌のカジン。
  • 「その頃、レーゼンはデルタ城の特別客室より朝陽を眺めながら思いを馳せていました。カジン王こそ 賞をいただくのに真にふさわしいお方…。」見晴らしの良い屋根の窓から身を乗り出し、「あ〜、すてきなながめ。と感動するレーゼン。
  • 「そして、ついに刑が執行される時を向かえてしまいました。」目隠しをされて、十字架にはりつけらたカジンに向かって「うち方かまえ!!ねらいをさだめろ!!うて〜っt!」と指示する指揮官とスナイパー。「バーン」銃声が城塞付近の谷間に鳴り響く。
  • 「ヒュー」カジン目指して飛ぶ弾丸にクオーツプリズムダイヤがいきなり妖しく光る。
  • 「カッコーン」「すぐ近くでなにかが弾ける鋭い音がしました。」「なに?なんなの?」目隠しされ、はりつけにされているので状況が分からず戸惑うカジン。「なんと、アラジプーの王様が突然カジンの前に現れたのです!!」姿を消した時のまま、苦しむ姿の王様がパッと出現し、その大きなルビーのペンダントに銃弾が当り、軌道が変わる。
  • 「そして、いきおい良くカジンにぶつかりました。」ど〜んとカジンにぶつかるアラジプーの王様。その拍子にポロポロとフンを出しながら「やられた〜」と叫ぶカジン。「すると、ふしぎなことにこの時出てきたカジンのコロフンがまたたく間にムクロジの種へと変化したのです。」 「ムクロジの種:解説ページへの案内 不思議で楽しい植物の世界 おもしろい木の実 ムクロジ」
  • 「とってもいきおいが強かったためカジンと王様はその場でどし〜んと地面に落ちてしまいました。」地面にたたきつけられるカジンとアラジプーの王様。「その衝撃でたくさんのムクロジの種が飛び散って転がり始めました。」
  • 「ムクロジの種はものすごく堅くて丸いのでコロコロと転がり、兵隊たちはすべって転んで、まったく前へ進むことができません。」足下に大量に転がるムクロジの種ですてんころりんと転ぶ処刑人たち。「追っかけられない!」
  • 「その隙にカジンはそそくさと城の中にもぐりこみました。」「急げ〜っ」狭い城壁の隙間に猛スピードで入り込むカジン。注釈:狭いところにもぐりこむのは得意。
  • 舞台はデルタ城内の大広間。「おりしもお城の中では国際平和賞授賞式が行われている最中です。」「レーゼン君、おめでとう!!」「ありがとうございます。」たくさんの拍手の中、他の受賞者と共にデルタ公国代表者から賞状を授与されるレーゼン。
  • 「授賞式の後、最初に手をつないだ人と結婚してしまう運命なのよ。」青い鳥の言っていたことがカジンの脳裏をよぎります。「今だーっ!!」「カジンはレーゼンの姿を見つけると一目散に駆け寄りました。」
  • 「ところが、突然オリが落ちてきてカジンは捕らえられてしまったのです。」「うわーっ!やられた!!」ガッシャーンと大きな音と共にオリの中に閉じ込められてしまったカジン。
  • 「うまく逃げたつもりかもしれないがお前の行動なんかお見通しさ。ざまぁみろ!今度こそお前の最後だ!!わーははは」と高笑いしながら邪悪な表情でほくそえむデルタ国王。
  • 「これでもくらえ!」こめかみに銃をつきつけられ、「ああ〜。」怯えるカジン。「カジン絶体絶命のピンチ!」
  • 至近距離でこめかみに銃をつきつけられ、うわ〜と身をすくめるカジン。「なす術もなく、カジンは身をかがめ隠れるように手で額をおさえました。」額のデルタマークが押され、ピコッと鳴り、不思議な光りに輝く。カジンは心の中で「助けて!!」と念じる。
  • 「と、その時です。」「そこまでよ やめなさい…」「そうじゃ!」突然、空間から二人の天使が出てきてデルタ王の肩をつかみ銃を撃つのを阻止する。「うわ〜っ。せ、先代国王!!」驚きおののくデルタ国王。「あれ?」異変に気づくカジン。
  • 「この子はお前が私たちを暗殺した後へび穴に捨てた私たちの子どもです。」「ええっ そうだったの?」驚くカジン。
  • 「カジン…、これまで長いことすまなかったね。我が息子よ これからお前が王となって国民を守ってくれることをみんなが望んでいるようだよ。愛と幸せに満ちた平和な良い国にするんだぞ…!」「にげろ〜」一目散に逃げるデルタ国王。
  • 「そう言い残すとカジンの両親は消え、この後再び姿を現すことはありませんでした。」「あ、きえた。お父さん… お母さん…」つぶやくカジン。「その時、カジンのポシェットのひもが切れたのです。」
  • 「カッコーン」カジンのポシェットが音をたてて床に落ちて跳ね返る。
  • 「サッ」すばやく2つのうさぎの手が同時にポシェットに触れる。
  • 「急いでポシェットを拾おうとして手が触れたカジンとレーゼン。」ポーチを握りながらお互いに顔を赤らめるカジンとレーゼン。「見つめ合った二人はお互いに運命の瞬間を感じました。」その場にいた多勢の人々はお似合いの二人にやさしく祝福の笑みをたたえる。
  • 「みんなが二人を祝福し、喜びの声が国中にあふれました。」「カジン新国王バンザーイ!!」「レーゼンさまバンザーイ!!」「バンザーイ!!バンザーイ!!」デルタ山の見える広場でたくさんのうさぎに胴上げされるカジンとレーゼン。「そして、この日は国民あげての記念すべき日となったのです。」
  • 「ちょっと休憩」ハンモックですやすやと休憩するうさぎとカメ。
  • 「つづく」 カーテンを引きながら「シーユー お楽しみにね!」と言う、うさぎの「ぷう太郎」。