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ワタの時短発芽
趣味の綿花栽培

魔法瓶を使ってワタの時短発芽

魔法瓶で発芽させたワタの苗

フカフカのコットンボールに憧れて始めた趣味のワタ栽培

種子から育てるコットンボールの続編で、ワタ栽培 第5弾となります。

今回はワタ魔法瓶発芽適正温度を探ってワタ種子から時短発芽させる方法にチャレンジしてみました。

魔法瓶を使ってアメリカ綿アジア綿種子発芽させ、その後の植えつけによる成長の違いやワタもやしにしてからの植えつけなども、現在進行形実験していますので、お楽しみに。

秋に実るコットンボール

ワタ栽培のポイント 発芽のタイミング

栽培を重ねる度に、頭を悩ませるのが発芽の時期。ワタの栽培において発芽のタイミングが収穫量を左右する重要なポイントとなります。

ワタは寒がりで、種子まき時期が十分暖かくなってきてからと遅い上に成長期間が長いため、発芽を失敗すると、コットンボールができあがるまでの時間の猶予が厳しくなるためです。

ふかふかの綿ぶとんの上でぬくぬくと眠るワタの種子

そこで、ワタ時短発芽させる方法を試行錯誤してたどり着いたのが魔法瓶を使って発芽させる方法。良い結果がコンスタントに得られたので、興味のある方は参考にしてみてください。

栽培場所は埼玉県 奥武蔵。ベランダでのプランター&鉢栽培です。

栽培種はアメリカ綿洋綿)とアジア綿和綿)の矮性種の2種類。

正確な品種名は不明。

これまでのワタ栽培に関してはコチラに詳しく記載しています。

▶ 種子から育てるコットンボール

ふっくらとした真っ白なワタの実

ワタ時短発芽 メニュー

魔法瓶発芽の実験について

ワタ栽培第5弾は暖冬で春の到来が早かったので3月下旬に開始。

魔法瓶を使った発芽は今年で4年めとなりました。

前回までの改良点を考慮しながらの発芽実験アメリカ綿アジア綿を同時に行っています。

実験開始日:2020年

第1回目:3月20日

第2回目:3月23日

第3回目:4月6日

発芽魔法瓶を利用する理由は、


以前の魔法瓶発芽に関しては、

ワタ栽培の発芽時期について

温かい環境で育つワタを栽培するのには暖かくなる時期まで待って発芽させ、冬の来る前にコットンボールの収穫を終えなければなりません。

盛夏に花を咲かせるアジア綿

ワタ発芽適温25℃前後

なので、通常種まきは4月下旬から5月中旬頃が目安となっています。

しかし、季節外れの等の異常気象により、種まき時期が遅れてしまうと、ワタの生育期間が短くなって、コットンボールの完熟に間に合わなくなることがあります。

だからと言って、発芽適温に達する前の種まき発芽率も悪く、発芽したとしても、すぐに寒さでやられてしまいます。そして、ワタから大きくなるのに時間がかかるため、少しでも早く発芽させ、早々にを咲かせるのが得策です。ここがワタ栽培の悩ましい点でもあります。

そこで、活躍するのが魔法瓶による時短発芽です。

なぜ、魔法瓶なのかといえば、ワタ発芽条件適度温度湿度暗さ酸素で、栄養は不要。

つまり、これらの発芽条件を兼ね揃えることができる魔法瓶を使えば、少々肌寒い時期でも、わずか1日〜3日で発根が可能となります。同時に発芽する種子の選別もできるので効率が良くなります。

魔法瓶で発根したアメリカ綿

幼根が見られた種子培養土に浅く植えることで発芽率も格段に良くなります。その後、寒くならないように管理すると、播種から5日〜8日と短期間で双葉が開きます。

魔法瓶で発芽させたアメリカ綿とアジア綿の苗

は植えつけ時期がくるまで、発泡スチロールなどの容器に入れて寒さにやられないように管理します。が小さい時だけなのでコンパクトで省スペースで済みます。

魔法瓶で発芽させたアメリカ綿とアジア綿の苗を発泡スチロールの容器で管理
発芽実験の様子(2020年3月下旬)

ワタは移植を嫌うので本葉が開く頃までに大きめの鉢に植えつけるのが理想です。

少し早めに発芽させて、を作って室内管理することで、の生育期間が長くなり、多めのコットンボールを収穫することができます。

そのための手助けとなるのが魔法瓶発芽です。

コットンボールが弾けるアジア綿
9月上旬のアジア綿

魔法瓶発芽の方法

魔法瓶発芽の方法は、ワタ種子を湿らせたキッチンペーパーで包み、小さめのチャック付きポリ袋に入れ、空気も入れて閉じます。

魔法瓶

魔法瓶は温度が冷めにくい大きめのものが良いです。

発芽させる種子

種子はあっても構いません。長い場合は短く切っておきます。

種子を湿らせたキチンペーパーに包んで入れたチャック付きポリ袋

ぬるま湯を使用し、ヒタヒタよりやや多め。種子が十分水分を含めるようにする。

種子は1袋に15〜16粒くらいまでにして、ぎっちり詰め込まない。

種子キッチンペーパーに密着させ、空気が入るようにして包む。

袋内の空気が抜けないようにして、きっちり閉じる。

魔法瓶に種子の入ったチャック付きポリ袋を投入

それをぬるま湯の入った魔法瓶の中に入れてフタをする。

ぬるま湯温度は、以下参照

▶︎ 魔法瓶発芽 ワタの発芽温度

1日(約24時間)放置した後に、発根状況を確認します。

適温だと1日で発根しますが、2日で発根する場合が多いです。

3日繰り返しても発根しない場合は種子が悪いので諦め、新しい種子でやり直します。

繰り返す時は湯温が下がっているので新規にお湯を入れ替えます。

同時に、ぬるま湯で湿らせた清潔キッチンペーパー種子を包み直し、雑菌の繁殖を防ぎます。

余分な水分は捨てて、空気入れてから袋をしっかり閉めます。

冷めないように手早く行います。


その後は、幼根が出た種子清潔培養土を入れたポリポットに浅めに播種すると、発芽率が格段に良くなり、時短となります。

への埋め方は、以下参照

▶︎ 発根した種子を土に埋める

魔法瓶発芽 ワタの発芽温度

24時間後に26〜28℃位になるようにするのが理想的。

ぬるま湯温度魔法瓶保温能力外気温に左右されますので事前にテストすることをオススメします。

何回か実験してみたところ、24時間後に26〜28℃位の時が最も良い結果が得られました。


アジア綿27.5℃の時がベストでしたが、25〜33℃位まで発芽適温の幅が広く、2日もするとほとんどの種子発根しました。

アメリカ綿アジア綿と比べると、発芽適温24〜28℃位と少し低めで発芽率も少々悪かったです。

この実験で使用している魔法瓶は24時間後に約8℃温度が下がるのを確認して34〜36℃位のぬるま湯を入れています。

氷点下の日は9.5℃温度が下がりました。外気温によっても微調整が必要です。


29℃以上が3日以上続くと、腐敗しやすくなるので注意。

発根した種子を土に埋める

魔法瓶発根した種子清潔な土に埋めて種まきします。

種皮に護られた状態で発根した頃がまき時で、その後の成長も良いです。

幼根が出始めたアメリカ綿

勢い良く発根したものの方が元気に育ちますが、が長く伸びて、種皮からが出かかったものを土に入れると、雑菌にやられてしまい、が痛んで成長が阻害されてしまうことがあります。


種皮から葉が出かかってしまった場合1

種皮からが出かかった場合はそのまま魔法瓶内で成長させて、もやしにしてから植えつけます。

幼根が出始め、種皮を脱ぎ捨てようとしているアメリカ綿

が伸びた時だと、がつかず植えつけができます。

つかないように植えつけるのがポイントです。

アメリカ綿もやしを培養土に植えつけ

種皮から葉が出かかってしまった場合2

ワタが少々びてきたら、湿らせたキッチンペーパーでを包んだもやしを小さめの容器に入れて立てかけ、半日陰の温かい場所に置いて、成長させてから植えつける方法も有効でした。

アメリカ綿もやしの根を湿らせたキッチンペーパーでくるむ

光に当たることでが緑色になって全体が丈夫になります。

湿らせたキッチンペーパーで根を包んだアメリカ綿もやしを小さめの容器に入れて立てかけておいたもの

乾燥させないように管理します。

光に当たって緑色になったアメリカ綿もやし

小さなが出てきたので植えつけてみたところ、実験開始から20日目には本葉も目立ってきました。

アメリカ綿もやしの植えつけ後に本葉が出てきた頃

▼実験開始4週間めのアメリカ綿

本葉が2枚出てきたアメリカ綿。

▼実験開始6週間めのアメリカ綿

本葉が4枚出てきた頃のアメリカ綿の苗

▼実験開始8週間めのアメリカ綿

側芽も出始め本葉が6枚になったアメリカ綿の苗

種皮から葉が出かかってしまった場合3

もやしを水栽培すれば長いも痛みにくく、育ちも良いです。

子葉が栄養タンクとなっている期間なので、水にを浸しておくだけ育ちます。

が長く育ったもやしを植えつけてみたところ、結果は良好。

▼発芽実験開始6日めのアメリカ綿もやしの様子。

アメリカ綿もやしの水耕栽培

▼実験開始9日めのアメリカ綿

葉が緑色になってきたアメリカ綿のもやしの水耕栽培

が緑色になって丈夫になり、もかなり伸びてきたました。

水耕栽培で葉が緑色になってきたアメリカ綿のもやし

側根も増えて伸びてきたました。

水耕栽培で葉が緑色になってきたアメリカ綿のもやしの側根

を傷つけないようにして植えつけたところ、順調に育っています。

水耕栽培で葉が緑色になってきたアメリカ綿のもやしを植え付けたところ

を乾かさないように、水やりに注意。

▼実験開始4週間めのアメリカ綿

魔法瓶発芽後、水耕栽培で育てた後に土に植えつけたアメリカ綿の本葉が出てきた頃の様子。

▼実験開始6週間めのアメリカ綿

魔法瓶発芽後、水耕栽培で育てた後に土に植えつけたアメリカ綿の本葉がおおきくなってきた頃の様子。

ワタもやしの作り方

魔法瓶発芽の延長栽培です。

発根し始めたら、翌日に25〜27℃ぐらいになるようなぬるま湯で管理します。

幼根が長く伸びて、種皮を脱ぎ捨てようとしているアメリカ綿

▲ 実験開始5日めのアメリカ綿発芽中の様子です。

根だけを湿らせたキッチンペーパーで包んだアジア綿のもやし

の部分がぐっしょり濡れると痛みやすくなるのでの部分を湿らせたキッチンペーパーで包みます。

を包む湿らせたキッチンペーパー雑菌の繁殖を防ぐため毎日取り替えます。の基部辺りから黄色い色素が出ることがあります。

参照:▶︎ ワタの種子や根の黄色い色素

幼根が長く伸びて、種皮を脱ぎ捨てようとしているアメリカ綿のもやし

また、が長くなると折れやすくなるので、複数育てる場合は個別に包むと良いです。

発芽の時と異なってサイズが大きくなるのでチャック付きポリ袋も少しずつ大きめにし、たくさん入れ過ぎないようにします。

魔法瓶で育てるアメリカ綿のもやし

チャック付きポリ袋魔法瓶のフタを閉める時はもやしが傷まないように気をつけます。

小さなが出始めたら植えつけると良いでしょう。


魔法瓶もやしにしてからに植えつける方法は外気温低い時に有効ですが、キッチンペーパーを巻き直す時などを折らないように注意が必要で手間が増えます。

外気温が生育適温ならば、培養土に植えつける方がお手軽で簡単です。

また、アメリカ綿に比べ、アジア綿の方が雑菌にやられやすい傾向がありましたので、作業をする時は清潔な環境で行ってください。

発芽率アジア綿の方が良いです。

ワタもやしの植えつけ1

これは翌日に26℃位になるように魔法瓶内にぬるま湯を入れ替え続けて育てたアメリカ綿もやし発芽実験開始から4日目の様子です。

魔法瓶内で種皮を脱ぎ捨てたアメリカ綿

発芽実験を始めて8日目にはを合わせた部分が12cmほどまで伸びました。

短いの方はキッチンペーパーを包み直す時にを折ってしまったものですが、思いの外、順調に育っていました。

魔法瓶内でもやしとなったアメリカ綿

小さな側根)も出てきました。

魔法瓶内でもやしとなったアメリカ綿の根の部から小さな根が発根している

うっかりを折ってしまったものも小さな側根がたくさん出ています。

アメリカ綿のもやし
魔法瓶内でもやしとなったアメリカ綿の根の部 折ってしまった根からもたくさんの小さな根が発根している

は痛みやすく、はとても折れやすいのでもやしの扱いには注意が必要です。

もやしを持つ場合は部分を持つと安心です。


もやし色の、子葉は重なって種皮は外れています。

魔法瓶内でもやしとなったアメリカ綿の子葉の部分

を痛めないように慎重に植えつけます。この時、にもがつかないように注意します。

植えつけ直後は半日陰で管理し、徐々に日光浴させたところ、普通のと違いが分からなくなりました。

培養土に植えつけられたアメリカ綿のもやしのその後

発芽実験開始から13日目の様子。

また、帽子のような種皮がついたまま乾燥すると、外れにくくなり、を痛めたり、成長を阻害する事があるので種皮が取れていた方が結果が良い傾向も見られました。


▼実験開始25日目めのアメリカ綿

アメリカ綿のもやしを培養土に植えつけて育った苗

間引きをして1本にしました。意外にもの短かった方が、やや育ちが良かったので残しました。

▼実験開始6週間めのアメリカ綿

もやしを植え付けて育ったアメリカ綿の苗 本葉が4枚出てきた頃

ワタもやしの植えつけ2

これは翌日に26℃位になるように魔法瓶内にぬるま湯を入れ替え続けて育てたアジア綿もやし

魔法瓶内で4日間育てたアジア綿のもやし

発芽実験開始から6日目。

魔法瓶内で6日間育てたアジア綿のもやし

発芽実験開始から7日目。

チャック付きポリ袋に入れて育てた魔法瓶内でアジア綿のもやし

種皮もすべて外れました。

魔法瓶内で育てたアジア綿のもやしをチャック付きポリ袋から出したところ

主根から側根が出始めました。

魔法瓶内で1週間育てたアジア綿のもやし
主根から側根が出始めたアジア綿のもやし
アジア綿の主根から側根が出始めたところ

発芽実験開始から8日目に培養土もやしを植えつけました。

アジア綿のもやし
アジア綿のもやしを培養土に植えつけ

植えつけ直後はダメージがないように半日陰で管理し、成長の悪い1本を間引きました。

発芽実験開始から25日目。

アジア綿のもやしを培養土に植えつて育った苗

やや緑色が薄めですが、本葉も目立ち始めて順調に育っています。

もやしを植えつける時期は主根の時だけより、側根が伸び始めてからの方が結果が良かったです。


▼実験開始30日めのアジア綿

もやしを植え付けて本葉が目立ち始めたアジア綿の苗

本葉が目立ってきたのでプランターに植えつけることにしました。

を痛めないようにして3本まとめて植えつけました。

成長具合を見ながら間引きをしていきます。間引きもを痛めないようにハサミを使います。

植え付けられたアジア綿の苗

▼実験開始6週間めのアジア綿

もやしを植え付けて育ったアジア綿の苗 本葉が4枚出てきた頃

本葉が4枚になりました。


▼実験開始8週間めのアジア綿

もやしを植え付けて育ったアジア綿の苗 本葉が6枚出てきた頃

この後1本を間引きしました。

アメリカ綿の種子

種まきには昨年に栽培したアメリカ綿種子を使用しました。

枝についたままのコットンボール

コットンボールの中の種子は寒さと乾燥から守られ、保存状態は良好。

コットンボール

ワタは蒴果で、ふかふかの白いわたの塊が隔壁の中によって4〜5個に分かれています。

1房を外したコットンボール

わたの塊は割と簡単に外れます。

1つのコットンボールの中に入っている種子

充実したわたの塊の中に7〜8個の種子が入っています。

1つのコットンボールの中に入っている種子

実離れの良いわたの塊の中には充実した良い種子が入ってるようです。

1つコットンボールの中に入っているすべての種子

1つのコットンボールに24〜30個の種子が入っていました。

ふかふかの綿毛の中のワタの種子
ワタの種子から伸びる綿毛

種子からワタの長い繊維がみっちりと出ています。

ワタ種子についたままの綿毛のことを実綿(みわた・じつめん)というそうです。

コットンボールの中の種子 拡大

種子はやや深緑色を帯びた暗い色で堅いです。

1つコットンボールの中に入っていたすべての種子

手で繊維をひきちぎって種子を取り出します。温かくてふわふわで触り心地は最高です。

コットンボールの中から取り外した種子

この中から大きくて堅くてハリの良さそうなものを選抜して使います。

アジア綿の種子

種まきには昨年に栽培したアジア綿種子を使用しました。

収穫したアジア綿のコットンボール

アジア綿アメリカ綿と比べると、コットンボールが軽くてスカスカの感じがしますが、中の種子は寒さと乾燥から守られて保存状態は良好。

アジア綿のコットンボール

隔壁の中によって分かれているわたの塊は3個のものが多いです。

アジア綿のコットンボールから1つの綿の塊を外したところ

わたの塊はアメリカ綿と同様で簡単に外れます。

アジア綿のコットンボールに内包されているワタの種子

わたの塊の中には4〜7個の種子が入っていました。

ワタに包まれたアジア綿の種子

わたの繊維はアメリカ綿と比べると種子に強固にくっついています。

種子から綿毛が伸びるアジア綿
アジア綿の種子から伸びる綿毛

手でちぎって種子からわたの繊維を外すのが困難だったため、ハサミを使って切り離しました。

1つのアジア綿のコットンボールの中にある種子

1つのコットンボールに15〜19個の種子が入っていました。

アジア綿の種子

アメリカ綿と比べると、やや小さめで白っぽい色をしています。

堅くてハリのある良さそうな種子を選抜して使います。

アメリカ綿の発根

3回の発芽実験のうち、最も結果の良かったのは第2回目でした。

約24時間後に湯温が24.5〜26.5℃になるように試みた時です。


第1回目の実験結果

第1回目の実験では少々高めの温度で試してみました。

アメリカ綿種子を16個選抜。

湿らせたキッチンペーパーに包んで魔法瓶発芽させました。

湯温は42℃ 外気温は21℃(午後5時)

水分を 吸収したアメリカ綿の種子

▼約24時間後種子16個は全部が膨らみ、発根の兆候の見られるものもありました。

湯温は31℃ 外気温は20℃

発根の兆候が見られる水分を含んだアメリカ綿の種子

39℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、4個が発根

湯温は31℃ 外気温は22℃

発根し始めたアメリカ綿の種子
発根したアメリカ綿の種子

6個が発根の兆し。

発根の兆候が見られる6個のアメリカ綿の種子
発根の兆候が見られる6個のアメリカ綿の種子

4個は小さく種皮が開く。2個は変化なし。


39℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、キッチンペーパー黄色い色素が出てきていました。

湯温は29℃ 外気温は17℃

発芽実験の途中で黄色い色素が出てきたアメリカ綿の種子

2個が発根

発根し始めたアメリカ綿の種子2個
発根し始めたアメリカ綿の種子

湯温が高すぎたのか、若干の腐敗臭も生じていたので、実験を中止。

そのため、再実験は湯温を33℃に下げてみました。


第2回目の実験結果

アメリカ綿種子を10個選抜。

湿らせたキッチンペーパーに包んで魔法瓶発芽させました。

湯温は33℃ 外気温は17℃(午後5時)

発芽させるアメリカ綿の種子10個

▼約24時間後、4個が発根の兆候が見られました。

湯温は24.5℃ 外気温は13℃

アメリカ綿の種子10個 発根の兆し
発根の兆候が見られるアメリカ綿の種子

33℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、10個が発根。

湯温は25℃ 外気温は15℃

魔法瓶内で発根したアメリカ綿の種子10個を魔法瓶から出したところ
一斉に発根したアメリカ綿の種子10個
発根したアメリカ綿の種子
発根したアメリカ綿の大きさ

第3回目の実験結果

第3回目の実験では1回目と2回目の間の温度で試してみました。

アメリカ綿種子を10個選抜。

湿らせたキッチンペーパーに包んで魔法瓶発芽させました。

湯温35.5℃ 外気温18℃(午前9時)

やや深緑色を帯びた綿毛に包まれているアメリカ綿種子10個

▼約23時間後種子5個が発根

5個が膨らみました。

湯温は28℃ 外気温は13℃

発根したばかりのアメリカ綿
発根したてのアメリカ綿の種子2個

35℃のぬるま湯で続行。

▼約27時間後、7個が元気に発根

湯温は26℃ 外気温は20℃

元気よく発根しているアメリカ綿の種子
アメリカ綿の種子から元気に発根しているところ

種子を選抜する時にはその良し悪しが今ひとつ分かりませんでしたが、発根すると明確ですね。

アメリカ綿の種子から発根しているところ

残念ながら3個はダメでした。


3回の実験結果による発芽適温

種子魔法瓶に入れてから約24時間経過した頃に、27.5〜28℃位になるのを目 指すと良いようでした。

実験開始24時間は31℃位と少々高めでも大丈夫ですが、それ以降は28.5℃以下でないと腐敗しやすくなるようです。

アジア綿の発根

アジア綿アメリカ綿と並行して、3回発芽実験をしました。

最も結果の良かったのは第3回目、次いで1回目でした。アメリカ綿と比べると温度が高めの時の方が良い結果となりました。


第1回目の実験結果

アジア綿種子を16個選抜。

湿らせたキッチンペーパーに包んで魔法瓶発芽させました。

湯温は42℃ 外気温は21℃(午後5時)

▼約24時間後、11個に発根の兆候が見られました。

発根しそうなアジア綿の種子
アジア綿の種子から発根の兆し

湯温は31℃ 外気温は20℃


39℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、すべてが発根

湯温は31℃ 外気温は22℃

発根中のアジア綿の種子16個

16個の内、11個が1〜1.5cmのが出ています。元気の良い4個を土に埋めました。

発根中のアジア綿の種子

3個が 0.5〜1cm、1個0.3cm。

発根中する12個のアジア綿の種子

39℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、11個が2〜3cm。

1個だけ0.5cm。

湯温は29℃ 外気温は17℃

アジア綿アメリカ綿のように黄色い色素も出なくて腐敗臭も無く、やや高めの温度が適しているようです。

発根中する12個のアジア綿の種子

この内、4個は土に埋めて、残りは魔法瓶内で33℃のぬるま湯で第2回目の実験と並行して続行。もやしとして育てました。

が伸びて種皮から出かかったものは土に埋めると雑菌にやられてしまい、最終的に元気に育ったのは4個のうち1つだけでした。もやしとして栽培を続け、種皮が外れて側根が出始めた頃に植えつけた時の方が結果が良かったです。

さらに、もやしがある程度伸びたら、暖かい場所で水耕栽培して発根させてから植えつけると、も傷みにくくて良い結果となりました。

参照:発根した種子を土に埋める ▶︎


第2回目の実験結果

アジア綿種子を10個選抜。

湿らせたキッチンペーパーに包んで魔法瓶発芽させました。

湯温は33℃ 外気温は17℃(午後5時)

発芽させるアジア綿の種子10個

▼約24時間後、特に目立った変化は見られません。

湯温は24.5℃ 外気温は13℃

水分を含んだアジア綿の種子10個

33℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、3個が発根。5個が種皮を開き、2個は変化なし。

湯温は25℃ 外気温は15℃

アメリカ綿はこの温度域が一番良い結果でしたが、アジア綿には温度が低かったようです。

発根過程のアジア綿の種子10個

33℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、ようやく9個のが1〜1.5cm。1個は変化なし。

湯温は26.5℃ 外気温は20℃

発芽中の9個のアジア綿の種子

32℃のぬるま湯で続行。

▼約24時間後、も伸び、種皮が外れたかけたものが増えました。

湯温は26℃ 外気温は18℃

発芽中の種皮が外れかかったアジア綿のもやし
種皮が外れたアジア綿のもやし
根を個別にキチンペーパーで包んだアジア綿のもやし

湿らせたキッチンペーパーで個別にを包み、魔法瓶で26℃位の温度になるよにしてもやしとして育てました。

種皮が外れた後はが濡れすぎて痛まないようにします。また、もやしは立てた方が良いかと思われます。


第3回目の実験結果

第3回目の実験では1回目と2回目の間の温度で試してみました。

アジア綿種子を10個選抜。

湿らせたキッチンペーパーに包んで魔法瓶発芽させました。

湯温35.5℃ 外気温18℃(午前9時)

白っぽいアジア綿の種子10個

▼約23時間後種子すべてが発根

湯温は28℃ 外気温は13℃

発根したばかりのアジア綿の種子10個

35℃のぬるま湯で続行。

▼約27時間後、10個すべてが元気に発根しています。

湯温は26℃ 外気温は20℃

発根したばかりのアジア綿の種子10個

3回の実験結果による発芽適温

3回の実験の結果から、アジア綿アメリカ綿より、やや高めの温度が適しているようです。

アメリカ綿の根

本葉が2枚出揃った頃のアメリカ綿です。魔法瓶発根させた後にワタもやしとして育て、が伸びてから水栽培育したものです。

本葉が出始めた頃の水耕栽培したアメリカ綿の根
本葉が出始めた頃の水耕栽培したアメリカ綿の根の部分

この後、ワタは本葉が4〜5枚出た頃、植物ホルモンを土壌中に分泌して共生菌を育ててるため、1ヶ月程成長停滞期となります。

参照:ワタの共生菌について ▶︎


根の成長過程

まず種子からが出始めます。

アメリカ綿の種子から根が出たところ
アメリカ綿の種子から出た根

少し遅れて茎葉が姿を現します。

アメリカ綿の発芽中の根

種子から出た一本のは、そのまま伸びて、になります。

やや黄色味を帯びたところから下部分が主根として伸び続けます。

の部分には小さな斑点がたくさんあります。

長く伸び始めたアメリカ綿もやしの根

しばらくすると主根から側根が出てきます。

側根が出始めたアメリカ綿もやし

側根が増えて伸びていきます。

主根の根元付近に黄色い色素が見られます。

ワタもやし栽培の時にキッチンペーパーにこの黄色い色素が滲んでいました。この色素について興味のある方はコチラ

参照:ワタの種子や根の黄色い色素 ▶︎

側根が出始めた頃のアメリカ綿もやし

の出方は個体差があります。

側根が出た頃のアメリカ綿もやし

側根からはさらに新しい側根が出てが広がっていきます。

本葉が出始めた頃の水耕栽培したアメリカ綿の根

の先端部分はペン先にキャップがはめ込まれたようになっています。

本葉が出始めた頃の水耕栽培したアメリカ綿の根の先端部分

ここは根冠といって、が伸びる時に土との摩擦の軽減する役割をするそうです。

アメリカ綿の根の先端部分

ワタもやしを作っている最中に、湿らせたキッチンペーパーの繊維の中に針で縫うようにが伸びていたことがありました。

折れやすく、弱々しいでしたが、根冠の成せる技だったのですね。

その他、根冠は重力を感受したり、の先端にある細胞分裂の盛んな成長点を保護する役割、代謝産物の分泌、また、根冠細胞自体の剥離によって、土壌微生物との相互作用など、の成長に必須の機能を担っているのだそうです。

ワタの種子や根に見られる
黄色い色素 ゴシポール

ワタ発芽実験の時や発根中のによく見られる黄色い色素。少々独特な臭いがあります。

この黄色い色素アメリカ綿の方がアジア綿より多く見られました。

アメリカワタもやしの出始めた側根根が濃い黄色になっている

気になったのは、黄色い色素の濃い箇所から側根が出始めていることが多かった点です。

土壌微生物との相互作用などと関係のある何か大切な成分かもしれないと調べてみたところ、ゴシポールGossypol)という有機化合物であることが分かりました。

側根が出始めたアメリカワタもやしの根のまわりが濃い黄色になっている

ゴシポールワタGossypiumが生成するポリフェノール色素抗菌作用殺虫作用抗酸化作用があり、自己防衛に重要な役割を果たすします。なので、種子に含まれているそうです。

ゴシポールは特にワタ種子に多く含まれているということです。

チャックつきポリ袋の内に入れた発芽中のワタの種子からキッチンペーパーに染み出した黄色い色素 ゴシポール

第1回目のアメリカ綿の発芽実験の時には浸す温度が高すぎたのか種子から、大量に黄色い色素が染み出していました。

発芽中のアメリカワタの種子からキッチンペーパーに染み出している黄色い色素ゴシポール

ゴシポール種子に多く含まれているということならば納得です。

発芽中のアメリカワタの種子からキッチンペーパーに染み出したゴシポール
発根したアメリカワタからキッチンペーパーに染み出した黄色の色素ゴシポール
発根中のアメリカワタからキッチンペーパーに染み出した黄色の色素ゴシポール

ワタのもやしを栽培している時にもキッチンペーパーで包んだの辺りに黄色い色素が付着していました。

発芽中のアメリカワタの根のまわりに染み出した黄色い色素bゴシポール
アメリカワタもやしの根のまわりに染み出した黄色い色素ゴシポール

ワタ種子を護るゴシポールは人体には有毒成分で、殺精子作用もあるそうです。精製度の低い綿実油の摂取は危険だということです。

種皮を外した発根したアメリカワタ   
         根の付近に見られる黄色の色素ゴシポール
種皮を外した発根したアメリカワタ   
         子葉に見られる黄色の色素ゴシポール
アメリカワタもやしの根のまわりの黄色い色素ゴシポール

発根後の植えつけでアジア綿の方がアメリカ綿と比べて傷みやすかったのは抗菌作用ゴシポールの量が少なかったからかもしれません。

水が黄色くなっているアメリカワタもやしの水挿し栽培

水栽培しているアメリカ綿の苗の水が黄色くなっているのもゴシポールによるものだと思われます。

この水を鉢植えのワタに少しまいて経過観察していますが、今のところ問題はないようです。

水栽培されているアメリカ綿の方はただの水を入れ替えるだけで栄養もないため育ちが悪いです。

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ワタの時短発芽