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山とぷう太郎
山で楽しく食べ歩き!
お散歩マーケット

山歩き入門コースをご紹介

春のお散歩マーケット入口付近

何やら楽しそうな響きの
お散歩マーケットは、埼玉県飯能市・奥武蔵の山峡の集落黒指(くろざす)細田で年2回、に開催される笑顔と活気あふれる手づくりイベントです。

お散歩マーケットの開催されるきれいな里山
新緑と咲き乱れる花が抜群にきれいな
春のお散歩マーケット
お散歩マーケットを巡る人々
陽だまりと秋の色彩が心地よい
秋のお散歩マーケット

自然豊かな里山を散策しながら点在する民家の軒先で、山菜や農作物、工芸品など、ローカル色豊かな食事や買い物が楽しめるという、売り切れ御免リピーター続出の人気のエコツアーで毎回大盛況です。価格もお手頃価格のものばかりで超良心的


2018年 秋のお散歩マーケット ご案内チラシ

2018年 秋のお散歩マーケット
ご案内チラシ ダウンロード


山の中のお店をめぐるスタンプラリー形式なので、ハイキングしながら食べ歩きを楽しめるのも魅力的。

熟年世代から若者世代子育て世代と、いろいろな世代が笑顔お散歩買い物を楽しんでいます。

お散歩マーケット風景
お散歩しながらくつろいで休憩もできる

山を歩くのは初めてで不安、というトレッキング初心者にとってはトライアルセットみたいなコースです!

にぎわいがあって道も整備されて安心なので道に迷う心細さもありません。

それでいて狭く急な山道が散歩コースなので、山の雰囲気はたっぷり!

ハイキングできる装備ならバッチリ。

全コースを回ると4キロ以上あり、買い物等含めると3時間位が目安です。チャレンジしてみては?


※ベビーカーは危険なのでご遠慮ください。

※他のお客様のご迷惑になるので、ペットの同伴は
できるだけご遠慮ください。リードは必携です。

次回のお散歩マーケットは

2019年5月5日 (日)です。

お楽しみに!

詳しくは上直竹上分地域情報サイト
うらーほうは上分だ!へどうぞ。


大仁田山周辺 季節の植物では奥武蔵里山の季節を彩る植物をご紹介。

▶大仁田山周辺 季節の植物

お散歩マーケット以外の時期にも訪れてみてはいかがでしょう?


山とぷう太郎 実用メニューページ

より詳しい内容はコチラへ

▶初心者の為のトレッキング入門

▶トレッキングに必要な装備

▶富士山に登る時の注意

▶トレッキングを楽にする体作り

▶奥武蔵よも山情報

お散歩マーケット メニュー

お店で休憩 お散歩マーケット

お店をめぐるスタンプラリー形式だから、地域一帯の心やすらぐおもてなしが待っています!!

くつろぎのカフェテラスは民家のお庭
自然豊かなくつろぎのカフェテラスは民家のお庭
くつろぎのカフェテラスは民家のお庭
次のお店へのすてきな小径
小径の向こうはどんなお店?

にぎわいを見せる軒先
行列ができるほどのにぎわいが!

かわいいボクのお手伝いさん
すてきな笑顔で出迎えてくださるお店のスタッフ
あたたかな笑顔でお出迎え

お買い物してもしなくても、どのお店でも気兼ねなく、気ままに休憩できるので、山を歩くのは少し不安というハイキング初心者にもうってつけ

次のお店へのすてきな小径
疲れたらお店で休憩

コースを全部回れば、完歩賞もゲットできます

お散歩マーケット 食事について

「今回こそは伝説のぼたもちをゲットするんだ!」と開催と同時に意気込んでやって来られた方もいらっしゃいました。「え〜また売り切れなの〜!?」そんな声も時々聞こえます。

どのお店も好評なのですが、数に限りがあるため、早々に売り切れ店も続出します。

お散歩マーケット 伝説のぼたもち バナナの葉の敷物の上で販売されている
即刻、完売してしまう伝説のぼたもち
新緑バナナの葉の敷物もオシャレ!
お散歩マーケット おいしそうなタケノコご飯
豊かな山の幸あふれる たけのこご飯
採れたてのタケノコやフキも嬉しいです

山道を歩いて、食べ物がないのはキビシイです。特に午後は品薄状態になりますので、ご注意を!


また、慣れた方になるとマイカップマイ箸を持って次から次へと食べ歩きする強者も!

さすがにエコツアーだけあってエコ通 (ツウ) だなぁ、と感心させられてしまうリピーターの姿も見かけました。

お散歩マーケットのコース

お散歩マーケットコースには若葉が輝いて爽やかなが吹き抜け、紅葉で鮮やかに彩られた陽だまりとなり、歩き心地の良い素敵な散歩道となります。

バス停からお散歩マーケット会場への道
バス停からお散歩マーケット会場への道
山が笑っています
お散歩マーケット受付付近 上直竹上分自治会館
お散歩マーケット受付付近
上直竹上分自治会館
上直竹上分自治会館の山側斜面に点在する黒指の民家
お店となる自然に抱かれた民家の数々
受付を済ませて登り始めた坂道
きれいで歩きやすい自然あふれる道
道路脇の美しい紅葉と竹林
秋の紅葉シーズンも風情のある散歩道
黒指の里山
山腹に広がる畑
黒指の里山 お蔵と紅葉
歴史を感じさせる素敵なお蔵

歩き始めて民家お店をまわりながら急坂を登りきると、展望が開け、眼前にすっきりと広がる黒指地区草原がなんとも爽快でご褒美のようで気持ちいいです。電線の無い広々とした空と開けた草原別世界にやってきたようで、思わず深呼吸したくなります!

青空を背景に稜線の草原に立つ標識

を登ったつもりが、予想に反して広々とした公園のような景色が広がる意外性は不思議で楽しいサプライズ

見晴らしの良い里山

振り返れば、スタンプラリーで巡って来た民家お店が見えます。

見晴らしの良い丘から眺める黒指の民家

眺望抜群。山懐に抱かれた里山の素敵な景色が眼下に広がります。

見晴らしの良い丘からの景色

頂上近くにある庚申塔石神大明神と呼ばれ、古くから耳垂れを治すご利益があるとされ、周りに積まれた多くの穴の開いた石は治癒した方々が奉納したものだそうです。

黒指の庚申塔 通称 石神大明神

詳細は うらほうは上分だ 石仏など


この先はしばらく樹林帯の道になるので、ここで休憩をおすすめします。

明るいわらび畑の道

黒指地区細田地区をつなぐトレイルはよく整備されて歩きやすいです。

黒指地区と細田地区をつなぐ整備された尾根道からの眺め
尾根道からの眺め
黒指地区と細田地区をつなぐ整備されたトレイル
美しい人工林の木漏れ日
木漏れ日が美しい 黒指地区と細田地区をつなぐ整備されたトレイル

体力に自信のある方は途中の愛宕山に登ってみてもいいですね。

愛宕山登山道入り口

ちょっと急な山道を登ると標高412mの愛宕山頂上にすぐ到着。テーブルとベンチがあります。

秋の愛宕山頂上
秋の愛宕山頂上

そのまま進行方向へ進めば元の道に合流します。


いぼとり地蔵さまの分岐が見えたら、細田地区のお店まではもう一息です。

いぼとり地蔵尊分岐点
いぼとり地蔵尊 分岐点

ここまで来たら、スカイツリーも見えて東京方面の展望が開けるこのコース一番のビュースポットをぜひ、訪れてみてください。暗い山道から急に展望の開ける明るく美しい細田の草原が現れた時には、別世界に来たかのようなすばらしい感動が待っています。

奥武蔵のシャングリラと呼びたくなる場所です。


大きな鉄塔付近分岐点畑の方へと少し下り大仁田山方面へ。

展望の開けた細田地区の草原
山道から急に展望の開ける細田の草原

畑の中を道なりにを歩くと、たくさんのベンチもあり、草原の広がる休憩場所となっています。

ベンチがあたくさんあって休憩できる細田の天空の畑と展望エリア

スカイツリーはどちらかといえば左側の方に見えます。

細田の天空の畑から見えるスカイツリー
細田の天空の畑から見えるスカイツリー 拡大

色彩豊かな秋の景色もきれいです。

高度感のある細田の秋の草原
紅葉の美しい細田

反対回りのコースも魅力的。

細田と大仁田山と原市場・間野黒指方面分岐看板
細田と大仁田山と
原市場・間野黒指方面の分岐看板
細田のから天空の畑へ向かう道
細田のから天空の畑へ向かう道

この魅力的なエリアについてはコチラで詳しくご紹介しています。

天空の畑・奥武蔵のシャングリラ >


山のふところに抱かれる細田地区の民家
山の懐に抱かれる細田地区の民家
山の暮らしを感じさせる細田地区の民家をつなぐ小径
山の暮らしの香りする素敵な小径

細田地区の民家を巡るハイカー
お散歩マーケットを楽しむ若い家族
細田地区を巡るハイカー

杉の木で作られた猪のクラフト
かわいいイノシシの歓迎に気分もほっこり

細田地区の丸太を利用して作られたおしゃれな標識
風情あるセンス良い標識

細田地区のどうでいら
舗装され、歩きやすい細田地区の車道

秋には木々が美しく色づく道を気楽にのんびりと楽しめます。

青空の中青々として美しい竹と紅葉する木々
光に透けてステンドグラスのように光る紅葉や黄葉の綺麗な舗装道路

お散歩を終えてバス停に向かう人々でにぎわいを見せる春のお散歩マーケット入口付近
登る人・降りる人、賑わいをみせる
受付のある上直竹上分自治会館付近

コースは全長約4km、受付から約1時間40分の道のりなのでマイペースで気ままにお散歩を楽しめます。

運がよければ ニホンカモシカ にも会えるかも!?

奥武蔵在住 ニホンカモシカ >

お散歩マーケット 春の彩り

春といっても5月に開催されるお散歩マーケットは初夏の花と新緑で輝き、彩られます。

あちらこちらで見られるシャガの花の群生は谷を白く染め、実に見事です。

シャガの花 拡大
シャガ花の群生
シャガの花の群生

自然と調和のとれたセンスの光る素敵なお庭の花々も見所です。

自然と調和のとれた藤とツツジが素敵なお庭
モッコウバラが映えるクラシカルな民家
センスが光るおしゃれなイングリッシュガーデン
さりげなくセンスの良いイングリッシュガーデン

味わいのある鯉のぼり。積まれた薪も山の暮らしの風情があって素敵です。

味わいのある手作り感あふれる鯉のぼり

かわいい売り子さんの笑顔もイベントを盛り上げ、彩りを添えます。

かわいい売り子さん

渓流沿いの道には樹木の清楚な白い花が咲き乱れます。

ガクアジサイと似たヤブデマリ
白い装飾花がきれいなヤブデマリ
ガクアジサイと似たヤブデマリ
蝶のような白い装飾花が特徴

一面に白く咲き誇るウツギ
ウツギの花 拡大
ウツギ

一面に白く咲き誇るマルバウツギ
きれいなマルバウツギの花
マルバウツギ

一面に白く咲き誇るミツバウツギ
ミツバウツギの花拡大
ミツバウツギ

平らに花を咲かせるミズギ
ミズキ

大仁田山周辺 季節の植物 ミズキ >


ハルジオンの蜜を吸うアオスジアゲハ
ハルジオンとアオスジアゲハ

お散歩マーケット 秋の彩り

11月に開催されるお散歩マーケットの頃は美しく色づいた木々の葉木の実が彩られ、輝きます。

光に透けて美しい紅葉

少々肌寒い感じがしますが澄んだ空気の中、斜面の道を歩いていれば、すぐに体はポッカポカのウォーキング日和となって、気分も爽快!

光に透けてステンドグラスのように光る紅葉

イチョウの巨木の黄葉も見事です。

美しく黄葉するイチョウの巨木
美しく黄葉するイチョウ

コース沿いではたくさんの黄色に輝くユズがお出迎え!果実の実りは気分を昂揚させます。もちろんマーケットユズレモンを販売しています。

黄色い実をたくさんつけるユズ

いぼとり地蔵様の脇にはミヤマシキミのきれいな赤い実

赤い実をつけるミヤマシキミ

優雅さと気品のあるナンテン朱い実はコース沿いのあちらこちらで見ることができます。

山の中で赤い実をつけるナンテン
赤い実に色づいていくナンテン

かわいいカラスウリは楽しい彩り。

たくさんの朱色の実をぶら下がってつけるカラスウリ
朱色の実をぶら下がってつけるカラスウリ 拡大

季節のもキレイに咲いています。

きれいなサザンカ

秋から冬にかけて咲くビワの花

晩秋に咲く白いビワの花

民家ならではの珍しいコラボ。

サネカズラ赤い実お茶の花

赤く実ったサネカズラとお茶の花

おいしそうなキイチゴラズベリー

赤い実をつけるキイチゴ

紅葉した葉に花を咲かせるミツバツツジ
紅葉した葉に花を咲かせるミツバツツジ

森や谷間の影に秋の光が天然のライトアップ。ステンドグラス影絵のように映し出された木々の葉の輝きはこの時期ならではの醍醐味です。

光に透けて影絵のように美しい紅葉
光に透けて森の木々が影絵のように輝く
光に透けて影絵のような森
光に透けて影絵のような紅葉
光に透けてステンドグラスのように光るトチノキの葉
光に透けてステンドグラスのように光るオレンジ色の葉
光に透けてステンドグラスのように光る木々の葉

コース沿いではいろいろな植物のも見られて楽しいです。

青黒い実をつけるヤブミョウガ
ヤブミョウガ

参照:ヤブミョウガ >


赤い実になりつつあるマンリョウ
赤い実をつけるマンリョウ
マンリョウ

赤い実をつけるシロダモ
赤い実をつけるシロダモ 拡大
シロダモ

毒々しいのマムシグサの実
マムシグサ

黄色い実をつけるコクサギ
茶色い実をつけるコクサギ
コクサギ

色づきはじめたヒサカキの実
ヒサカキ

場所により、黄葉落葉していますがムラサキシキブヤブムラサキ紫色の実もなっています。

晩秋の山のムラサキシキブの実
ムラサキシキブ

ムラサキシキブより、やや大粒で萼が毛で覆われているヤブムラサキは触れてみるとフカフカとして温かい感じがします。

晩秋に実る紫色のヤブムラサキの実
晩秋に実る紫色のヤブムラサキの実 拡大
ヤブムラサキ

大仁田山周辺 季節の植物 ヤブムラサキ >


コース沿いではニホンカモシカと出会うことがありますが、おとなしい動物なので出会った時はおどかさないようにして通り過ぎましょう。

振り返る冬毛のカモシカ
後ろ向きの冬毛のカモシカ
後ろ向きで何か考えているかのような冬毛のカモシカ
振り返る冬毛のカモシカ 拡大

奥武蔵在住 ニホンカモシカ >

霊験あらたか いぼとり地蔵様

細田地区にはお参りしたところ、ガンが治ったとか良縁に巡り会えたなどと霊験あらたかでパワースポットとして参拝者の増えているいぼとり地蔵様があります。

いぼとり地蔵尊
細田地区の「いぼとり地蔵」様

魅力的な間野黒指バス停

終着地点の間野黒指バス停は屋根付きでやや広く、バス停というよりは鄙びた田舎の無人駅のような佇まいで渓流沿いにあるのもイイカンジ。


間野黒指のバス停の床にはこの地区の豊かな自然と生き物をモチーフにした美しいモザイク画があります。センスよくちりばめられた石が宝石のようでキレイです。


このモザイクタイル画は、細田在住の作家三上群嗣氏により、地元の小学生と一緒に1992年8月に作成されたとか。そんな制作秘話を知ってしまうとこの素敵なモザイクタイル画にますます魅了されてしまいます。

間野黒指バス停モザイク画
写真出典:間野黒指停留所のモザイク画

このモザイク画についてはブログ
かえで☆のデジブラ日記~♪さんの

コラム間野黒指停留所のモザイク画に詳しくレポートされています。

写真をクリックすると、上記写真の出典元のオリジナルのページで迫力ある大きな画像のモザイク画を見ることができるので是非ご覧になってください。目的地がバス停になってしまうかも?(笑)


モリアオガエルのモザイク
この地域は飯能市指定天然記念物の
モリアオガエル生息地
ヤマメのモザイク
清流を象徴するヤマメ
フクロウのモザイク
深い森をイメージするフクロウ

また、バスの本数が少ないので待つ人が退屈しないように、簡易図書室のようになっているようです。この地域の方々のやさしい心遣いが感じられました。トイレがバス停のすぐ近くにあるのもGoodです。

お散歩マーケットエリア 注意事項

素敵な里山は地元の方々のご尽力によるものです。訪れた方全員が笑顔でいられるようにくれぐれもマナーをお守りください。


当然のことですが私有地ですので、畑に入ってものを獲ったり、ゴミを捨てたりなさらないように。ペットの同行も他の方への迷惑となるのでご遠慮ください。


とても残念な事なのですが、無断で果実農作物山菜等を盗むハイカーを見かける事があり、心を痛めております。

特に冬至の頃の柚子泥棒団体ツアーには驚きました。熟年集団万引きです。

このエリアは私有地で地主の方々の善意で整備されて、休憩スペースまで設けて下さっています。

当たり前の事なのですが害獣より質の悪い害人が出没しないことを心から願います。


近くには霊験あらたかないぼとり地蔵様がおられます。くれぐれも罰当たりな事はなさらないように。人目は無くてもお地蔵様は見ておられます。

飯能市エコツーリズムについて

飯能市の発行している エコツーリズム のパンフレットによれば、

自然や歴史・文化・くらしを体験しながら楽しく学び、それらの保全にも役立てよう という新しい旅行の形がエコツーリズムで、2017年2月、飯能市は環境省が主催する 第12回 エコツーツズム大賞特別継続賞を受賞したという事です。


お散歩マーケットは、2011年秋から始まった歴史があるので、特別継続賞受賞には大きく貢献しているようです。

また、お散歩マーケットは2015年に エコツアーアワード市長賞受賞した実績もあり、地域の方々のおもてなし精神強い相互努力が功を奏したエコツアーだと言えるでしょう。

大仁田山に登ってみよう

細田地区から、ちょっと足を延ばせばこの地域の最高峰大仁田山 (505.7m) まで歩くこともできます。

大仁田山へのアクセス >


大仁田山頂上の様子

頂上からは関東平野が見渡せ、天候が良ければスカイツリーも見ることができます。休憩のできるベンチがあるのも嬉しいです。

大仁田山頂上
大仁田山頂上

秋のお散歩マーケットの頃には赤や黄色に色づいた山がきれいです。

秋の大仁田山頂上から見た紅葉する山とスカイツリー
大仁田山頂上から見た東京方面

空気の澄んだ秋から冬はスカイツリーが特によく見えます。

それにしてもスカイツリー大仁田山よりも130m近く高いとは、構造物として驚きの高さだと実感します。

冬の大仁田山頂上からスカイツリーを臨む
大仁田山頂上から見たスカイツリー
大仁田山頂上から見た スカイツリー

春には桜の花とパステルカラーに彩られた山腹を見る事ができます。

春の大仁田山頂上
春の大仁田山頂上からの眺め

大仁田山の標高表記は国土地理院発行の地形図には標高505.4mと記載されています。「あれ?頂上の標識には506mとなっているよ?」と疑問を感じた方はコチラへ。

山の標高の表記について >

※ここでは山と高原地図 (昭文社) を参照にして、505.7mと記載しています。


大仁田山へのコースは植林されたスギヒノキ等の多い山道ですが、所々で広葉樹の春の新緑・秋の彩りを楽しむことができます。

秋の大仁田山へ向かう時に開ける展望 ゴンズイの実の奥に東京側の山並みが見える

細田から大仁田山登山道で唯一広葉樹に囲まれた道。名前は無いけれど、脇の小さなピークを登っても楽しい。

秋の大仁田山への広葉樹沿いの道

コナラなどの広葉樹の高木が織りなす美しい黄葉新緑が嬉しいです。

コナラの黄葉
色とりどりのコナラ葉

スギヒノキモミなどの針葉樹の深い緑と雑木の明るい葉の色とのコントラストも綺麗です。

ヒノキの合間に見える美しい黄葉

黄葉の美しいダンコウバイ

全面に黄色く覆うダンコウバイの黄葉
ダンコウバイの黄葉

このエリアでは葉が落ちて視界が開けた空気の澄んだ日、北東方面に日光の男体山を見ることができます。

大仁田山登山道から見える男体山

また、静かで人里近い山なので荒れていない雪山を楽しむのにも良いです。

雪の残る大仁田山頂上

が、低山といえどもコンディションによっては危険な箇所もありますので、ちゃんと雪山装備をしてお出かけください。

雪の大仁田山登山道

先客はニホンカモシカみたいですね。

雪の上のニホンカモシカの足跡

奥武蔵の植林された登山道は一見単調ですが、線路は続くよ どこまでも時としてそんな雰囲気の道があり、歩く時はちょっと楽しく感じます。

整備の行き届いた電車の軌道のような登山道

天空の畑・奥武蔵のシャングリラ

お散歩マーケットが開催される、細田と呼ばれる上直竹上分の天空の畑は、奥武蔵のシャングリラ(桃源郷)と呼びたくなるエリアで、開放感にあふれ、四季折々楽しめます。

大仁田山登山道の途中に位置しているのですが、山頂より展望が開け、ここが一番のビューポイントです。

大仁田山登山道で一番眺望の開けた草原
大仁田山コースで一番眺望の開けた草原

ベンチで休憩

天空の畑の草原は標高が400m近くあるため高度感があり見晴らしが良くてマチュピチュの風情もある心地のよい所です。おあつらえ向きにたくさんのベンチも設置されています。

中にはムクロジの目の入ったおもしろい動物のようなベンチもあります。

ムクロジの種子を目にした動物に見えるクリで作った椅子
ムクロジの種子を目にした動物に見えるクリで作った椅子拡大

ムクロジのつぶらな瞳輝くベンチ


桃源郷のような春

細田地区の里山

奥武蔵のシャングリラと呼びたくなるのは、もちろん。隔絶されたかのような見晴らしの良い広がる草原に小鳥のさえずりが響き渡ります。

桜の花吹雪とともにカリンナシスモモの花、ツバキシキミミツバツツジスイセン枝垂れ桜等が一斉に咲ほころび百花繚乱。まさに桃源郷の風情で心躍ります。

シャングリラに咲く可憐な花梨の花
シャングリラに咲く可憐な花梨の花

このきれいなカリンの花、秋には黄色の大きな実となり美味しく食べることができます。興味のある方はこちら

カリンを食べたい >


シャングリラに咲く可憐な梨の花
シャングリラに咲く清楚な梨の花
シャングリラに咲く見事なスモモの花
シャングリラに咲く見事なスモモの花拡大
シャングリラに咲くきれいなスモモの花 拡大
シャングリラに咲く花見事なスモモ類の花
里より一足遅れて咲く山桜
里より一足遅れて咲く山桜

爽やかさに癒される初夏

初夏には草原の緑の輝きが増し、心地の良い風が吹き抜け、大の字になって寝転んでみたい贅沢な癒やしの空間が広がっています。

大仁田山登山道で一番眺望の開けた初夏の草原のベンチ

広々とした空間が心地よい夏

夏には青空と広々とした草原とカリンが実り、吹き抜ける風が爽やかです。

夏のシャングリラとカリンの実
夏のシャングリラとカリンの実

澄んだ空気と彩り豊な秋

初秋からはパンパスグラスの花穂が風に揺れて風情があります。

花穂が出たての初秋のパンパスグラス
花穂が出たての初秋のパンパスグラス 拡大

大仁田山へ続く道

このエリアから大仁田山までは、畑の中の道を抜け、徒歩20で分ほどです。

大仁田山といぼとり地蔵の間の道案内図

おすすめは景色の輝くですが、夏は杉や檜の林で木陰を歩け、冬は陽だまりの休憩所でくつろげるので一年を通して楽しめます。

天空の畑奥武蔵のシャングリラ
細田地区へのアクセス

大仁田山へのアクセス >

シャングリラで出会った魅力的な昆虫

盛夏にタマムシルリボシカミキリオオセンチコガネなどの美しい色彩の昆虫にも出会うことができました。


オオセンチコガネ

オオセンチコガネは金属光沢の輝きが美しい昆虫です。

カモシカシカが一年中出没している自然豊かな環境なので、彼らの落とし物目当てに集まるオオセンチコガネにとっては聖地のような場所なのかも。

オオセンチコガネ
5月上旬 姿を現したオオセンチコガネ

暖かくなり始めた頃から姿を見かけるようになりましたが、真夏の方がギラギラと輝いていたような気がします。

オオセンチコガネ拡大
愛嬌のある顔立ちのオオセンチコガネ

おもしろいことに、ちょっとした刺激があると、瞬時に硬直してショック死をしたように動かなくなります。迫真の演技力を持つひょうきん者です。

ひっくり返ったら、あら不思議!脊中とお腹では色味が違うんですね。

死んだふりをしてひっくり返るオオセンチコガネ
「やられた〜」そんなセリフの似合う
死んだフリが得意なオオセンチコガネ

梅雨時に出会ったオオセンチコガネ
金属光沢のため、とても目立ちます。

綺麗に輝くオオセンチコガネ
綺麗に輝くオオセンチコガネ 拡大

タマムシ

マダム・バタフライならぬ、マダム・タマムシよろしく、ある晴れた真夏の炎天下、空高く重そうに舞い上がっていたタマムシさん。その姿を眺めていたら、どういうわけか、わざわざ目の前に止まってモデルさんになってくれました。おめめパッチリべっぴんさんでした。広いお空がお似合いです。

タマムシ
タマムシ 顔拡大
モデルになってくれたタマムシさん

大仁田山へのアクセス

細田黒指地区大仁田山の山域にあるので、この地域の最高峰大仁田山を目指すと良いでしょう。

大仁田山山域への主なアクセスルートは2通りあります。

細田・黒指へのアクセス
間野黒指ルート

細田・黒指へのアクセス概略図

細田アクセス図

このコースは奥武蔵ハイキングコースのメインルートから離れているので、通常登山客は少なめでニホンカモシカもよく見かけます。静かな山歩きを楽しみたい方にオススメです。

山でよく見かけるニホンカモシカ

駐車場がないので、アクセスは国際興業バス間野黒指(まのくろざす)行きのバスをご利用ください。

間野黒指ルート
西武池袋線飯能駅または
JR八高線・西武池袋線東飯能駅より
国際興業バス間野黒指(まのくろざす)行きに乗車(乗車時間約35分 440円)
終点間野黒指下車
徒歩約2km(徒歩約50分)
※自家用車の乗り入れはご遠慮ください

お散歩マーケットの開催日以外は間野黒指ルートはバスの便が少ないので、ご注意ください。


細田・大仁田山へのアクセス
四十八曲りルート・赤沢ルート

奥武蔵ハイキングコースで人気のある名栗方面へ向かう名栗車庫行き名郷(なごう)行き湯の沢行きのバスを利用して唐竹橋で下車して四十八曲りを通るコース、または上赤沢で下車して、赤沢登山道を通って大仁田山経由でもアクセスできます。


唐竹橋上赤沢バス停近くの入間川は鮎が棲み、川遊びで人気のあるエリアなので、体力が残っていたら登山帰りに楽しんでみては?

唐竹橋バス停付近の川原で川遊びを楽しんでいる様子
川遊びでにぎわう唐竹橋バス停付近
川遊びでにぎわう 唐竹橋バス停付近の中州

紅葉に彩られる秋の唐竹橋バス停付近の川原の中州
秋の紅葉シーズンもきれいです

細田・大仁田山へのアクセス概略図

大仁田山アクセス図

四十八曲りルート
西武池袋線飯能駅または
JR八高線・西武池袋線東飯能駅より
国際興業バス名栗車庫名郷湯の沢行きに乗車(乗車時間約28分 470円)
唐竹橋下車
徒歩約9分 登山道入口 徒歩約50分 細田 徒歩約24分 大仁田山
※自家用車の乗り入れはご遠慮ください

白鬚神社
四十八曲りルート
登山道入り口付近の白鬚神社

赤沢ルート
西武池袋線飯能駅または
JR八高線・西武池袋線東飯能駅より
国際興業バス名栗車庫名郷湯の沢行きに乗車(乗車時間約30分 520円)
赤沢下車 徒歩約2分 登山道入口
徒歩約50分 大仁田山 徒歩約20分 細田
※自家用車の乗り入れはご遠慮ください

国際興業バス 運賃・路線 >


いぼとり地蔵様とシャングリラエリア間は徒歩6分程度。大きな鉄塔の脇の分岐点の畑方面の道がシャングリラを取り囲んでいます。大仁田山へはこの畑の中の道を使う方が速くて安全。山道方面は少々険しくて危険です。

細田巨大鉄塔下の分岐点看板
巨大鉄塔下の分岐点看板

奥武蔵在住 ニホンカモシカ

ニホンカモシカは名前にシカとついてますが、鹿ではなくウシ科に分類されるだけあって、鹿と比べるとシャープさに欠け、ふっくらとして愛嬌のある日本の特別天然記念物です。


こちらをじっと見つめるニホンカモシカ
こちらをじっと見つめる
馴染みのニホンカモシカ

国の特別天然記念物に指定されているので保護され頭数を増やし続け、最近は奥武蔵でもよく見かけるようになりました。

ニホンカモシカの赤ちゃん
おや!? ニホンカモシカの赤ちゃんだ!
草を食べているカモシカのこども

臆病ですが好奇心旺盛な性格で、安全だと思うと、立ち止まってじーっと、こちらを観察していたりします。

木の影からこちらを伺う子どものニホンカモシカ
草原で出会った若いカモシカ
ススキと若いカモシカ 横向き

なので、お互いに長い間見つめ合ってしまうことがままあります。(笑)

若いカモシカ 拡大

また、ある時は木の合間からじ〜っと熱い視線が

木の間から気配を伺う若いカモシカ
木の間から様子を伺う若いカモシカ
頭の産毛のかわいい若いカモシカ 拡大

ふっくらとした腰つきで名残惜しそうに立ち去る姿もかわいらしい。

カモシカのかわいい後ろ姿
後ろを振り返る若いカモシカ

ある日のニホンカモシカ劇場

好奇心旺盛に人間観察をするニホンカモシカ
おや、人間だ!じーっ(熱い視線)
好奇心旺盛に身を乗り出して人間観察をするニホンカモシカ
どれどれ、もっとよく見てみよう。
視線をそらす冬毛のニホンカモシカ
なーんだ。また、いつものあんたか。
気ままな冬毛のニホンカモシカ
ま、いいか。
見送ってくれる冬毛のニホンカモシカ
行っちゃうの?じゃ、またね。

まるで、御丁寧にもお見送りまでしてくれているように見えました。


おいしそうに葉っぱを食べるニホンカモシカさんの様子はコチラ

ある日のニホンカモシカのお食事 >

モリアオガエルの雨乞い

カラ梅雨水不足が懸念され始めた夏のある日の午後、まるで雨乞いをしているかのように樹上で祈りのポーズをとるモリアオガエルに出会いました。

雨乞いをしているかのように見えるモリアオガエル

祈りが通じたのか、その数日後、待望の雨が降り、地域一帯を潤しました。

細田黒指地区は、昭和35年ごろから樹上産卵の習性をもつモリアオガエルの生息が確認されるようになり、昭和45年11月1日に直竹上分地内に生息するモリアオガエル市の天然記念物に指定されたのだそうです。

樹上で昼寝をするモリアオガエル

実際のところは涼しい木陰でお昼寝をしている最中でした。(笑)

樹上生活に長けているだけあって見事な吸盤。眠っていても吸盤つきの指ピトッと枝を挟み込んでいて、落ちる心配は無さそうです。

おとぎ話に出てくるようなかわいい姿にほっこりです。


モリアオガエルに関してはコチラでも記載しています! カエル 御三家 >

チェリモヤのチャレンジ栽培

チェリモヤ栽培中
チェリモヤ看板

おまけ情報

勝手に奥武蔵のシャングリラと呼び、お気に入りの散歩コースとなっている細田地区の里山。縁あって、
世界三大美果といわれるチェリモヤの木を栽培していただいています。

お散歩マーケット開催時限定で、
天空のお休み処 おおやつ」にて公開展示されます。興味のある方は下記をご覧になってください。

趣味の果樹栽培 チェリモヤ >

大仁田山周辺 季節の植物

大仁田山周辺の奥武蔵で見られた季節を彩る植物を紹介します。

アオキ

アオキは照葉樹林内や沢沿いの道などでよく見かけるミズキ科の常緑低木。冬でも青々と葉を茂らせ、青いことから青木の名がついたそうです。

雌雄異株花期は4月から5月頃。

赤い実のなるアオキ

楕円形のやや大きな赤い実は秋頃から春にかけて赤く熟します。

クリスマスカラーの艶やかな赤い実をつけるアオキは日本特産の植物で江戸時代に日本を訪れた西洋人には憧れの植物だったそうです。

だるまさんのような赤い実をつけるアオキ

当時、赤い実のなる雌株を西洋に持ち帰ってみたものの、雌雄異株とは知らなかったために結実させることができなかったそうです。以来、雄株を持ち帰ることが長年の悲願だったとか。

そして約200年の時を経て、イギリス人のロバート・フォーチューンが来日した際に雄株を持ち帰り、悲願を達成したのだとか。


3月中旬、雌株芽吹きの様子です。

アオキ雌株の芽吹き
アオキ雌株の芽吹き 上から見た所

3月中旬、雄株芽吹きの様子です。雌株と比べがたくさんです。

アオキ雄株の芽吹き
沢山の蕾をつけたアオキ雄株の芽吹き

4月上旬、雌株若葉と一緒に現れ始めました。

アオキ雌花の蕾と新緑

雌花にはの中央に雌しべがあって、雄しべはありません。

新緑が美しいアオキと赤い雌花
アオキ雌花 拡大

4月上旬、雄株若葉と一緒に現れ始めました。

アオキ雄花の蕾と新緑

雄花雄しべの黄色い花粉があって、雌花と比べると華やかな印象です。

アオキ雄花
アオキ雄花 拡大

アオキは民間の生薬として火傷や創傷、凍傷、利尿などに用いられていたそうです。

アオツヅラフジ

ブドウのような実をつけるアオツヅラフジ

アオツヅラフジブドウのような白い粉をふき、美しいをたくさんつけます。名前にあるようにツヅラ (かご) 作りに活躍したつる性の植物です。

アオツヅラフジの実

7月から8月にかけてをつけ、淡い緑色から徐々に深い藍色へと変化し、秋になると目立ってきます。

きれいなアオツヅラフジの実

その中に緑色のゼリー状の果肉に包まれたアンモナイトの化石のような種子が入っていて面白いです。

植物の造形の素晴らしさに脱帽。

アンモナイトのようなアオツヅラフジの種子
アンモナイトのような種子の入った
アオツヅラフジ

カリガンダキ川のアンモナイトの化石
カリガンダキ川のアンモナイトの化石 拡大
ヒマラヤのカリガンダキ川で
見つけたアンモナイトの化石
水晶の結晶と混在するアンモナイトの化石
水晶の結晶と混在するアンモナイトの化石 拡大
水晶の結晶と混在するアンモナイトの化石

アオツヅラフジヘクソカズラが絡み合って道端にぶら下がっていました。アールヌーボーの作品みたいで素敵!
すばらしいコラボに感激です。

アオツヅラフジとヘクソカズラの実が美しく絡み合ってぶらさがっている

アズマイチゲ

アズマイチゲは春の訪れを告げるように落葉樹林の縁などに可憐な姿を現します。3月上旬頃の様子。

凛として咲くアズマイチゲの花

関東地方に多く、1本の茎に1輪しかをつけないので 東一華アズマイチゲ)の名がついたそうです。

やわらかいが垂れるように展開するのが特徴。

アズマイチゲの花 拡大

白い花びらのように見えるのはすべて萼片花弁は退化して無いそうです。

緑色の葉の茂るアズマイチゲの白い花

3月中旬にはが緑色に茂り、同じがまだ咲き続けていました。

緑色の葉とアズマイチゲの白い花
花粉を出すアズマイチゲの花 拡大

キンポウゲ科イチリンソウ属の植物で毒性があり、学名はAnemone raddeanaといってアネモネとは仲間です。

アセビ (馬酔木)

植林の山に自生するアセビ

アセビ (馬酔木) は3月中旬から4月にかけ、スズランのようなを咲かせます。房状につける沢山のは舞妓さんの髪飾りみたいで可愛らしいです。

かわいらしいアセビの花

アセビツツジ科の植物なので、同じツツジ科ドウダンツツジブルーベリーの雰囲気が似ています。

スズランのようなかわいらしいアセビの花 拡大

アセビが漢字で馬酔木と表記されるのはが食べると神経が麻痺し酔ったような状態になるといわれる有毒植物だからです。そのためシカなどの食害を免れ山のあちらこちらで見かけます。

山の中で美しく咲き誇るアセビの花

山に自生しているものは白い花が殆どですが、偶然にも淡いピンク色の花を見かけました。植林された木々の合間に可憐に咲き誇っていました。

淡いピンク色の美しいアセビの花
淡いピンク色のアセビの花 拡大

赤味を帯びた新芽も美しいです。

アセビのきれいな芽吹き

ウリノキ

実のなるウリノキ

8月から9月、ウリノキが美しい藍色の実をつけてきれいです。光りの加減で鮮やかな青色に反射します。

が落ちやすいこともありますが、鳥や昆虫に人気があるらしくて、すぐにがなくなってしまいます。

美しい藍色のウリノキの実 拡大

初夏、七夕飾りを吊り下げたみたいなユニークなウリノキの花を見ることが出きます。開花と共に花びらがカールして、西洋音楽家の肖像画のカツラのような雰囲気で笑えます。

初夏に咲くウリノキの花
ユニークなウリノキの花

3〜4cmの白くて細長い蕾は畳んだ傘みたいにソフトに捻れていて何となく千歳飴みたいなカンジもします。

細長くねじれる特徴的な形状のウリノキの花の蕾

ウリノキは杉の植林の進んだ谷筋の道で見かける事の多い落葉低木で、瓜の葉に似た大きな特徴的な葉を広げます。若葉が鮮やかで綺麗です。

美しい藍ウリノキの若葉

オオイヌノフグリ

早春からたくさんの美しい空色の花を咲かせるオオイヌノフグリ

美しい空色に縁取られたの中心部は眩しい程に白く、その煌めきは夜空のにも似ています。当たり前の存在で見過ごされがちなところもまた然り。

オオイヌノフグリの花

オオイヌノフグリ星の瞳と呼ばれることがありますが、それは雄しべの先の2つ瑠璃色のように見えることに由来すると思われます。

星の瞳の名を持つ咲きたてのオオイヌノフグリの花

オオイヌノフグリの花は半日ほどの寿命です。ぱっちりとした青い瞳は陽の光により開花する比較的わずかな時間しか見る事ができません。

星の瞳の名を持つ咲き始めのオオイヌノフグリの花 拡大
星の瞳の名を持つ咲きたてのオオイヌノフグリの花 拡大

早朝に笑顔であいさつをしているように見える瑠璃色の瞳はユニークです。

笑顔に見えるオオイヌノフグリの花

陽の光を受けるに従って、白い花粉があふれ出てはうるうると輝きます。

花粉を出し始めているオオイヌノフグリ 拡大

開花時に既に自家受粉しそうなものもあります。

開花時に既に自家受粉していそうなオオイヌノフグリ大
開花時に既に自家受粉しているオオイヌノフグリ 拡大
開花時に既に自家受粉していそうなオオイヌノフグリ 花粉拡大

オオバコ科クワガタソウ属というだけあって、2本の雄しべが兜の鍬形の形に似ています。 ※旧ゴマノハグサ科

鍬型の雄しべのオオイヌノフグリ 花拡大

星の瞳は午後になると、白くまばゆい花粉で覆われます。

花粉を出し始めたオオイヌノフグリの花 中心部拡大

夕方になると、を閉じ始め、4枚に見える合弁花はその日のうちに閉じてポトッと落花します。

夕方のオオイヌノフグリの花

名前の由来はイヌノフグリの実の丸い形からですが、オオイヌノフグリの実ハート形です。

オオイヌノフグリの実
オオイヌノフグリの実 拡大

試しに室内で成長観察をしてみると、の来ない環境でも自家結実していたので自家受粉をするようです。

自家結実したオオイヌノフグリの実
オオイヌノフグリの実がなっている様子

その後、完熟して種子もできていたので授粉の助けがなくても種子をつける事がわかりました。

完熟したオオイヌノフグリの実と種子
完熟して開いたオオイヌノフグリの実を正面から見たところ その中に入っていた種子

瑠璃色とかコバルトブルー群青色藍色等、いろいろな青色に表現される花の色は秋から冬の澄んだ深い空色、春先の温かい淡い空色、爽やかな夏の空色を内包していてとても綺麗です。

のんびりと地上の星を眺めてみるのも楽しいです。

カキノキ

秋になると、あちらこちらで朱色に色づいた柿の実柿の葉が輝き、景色を美しく彩ります。

朱色の実をたわわにならす柿の木
朱色のたわわに実る柿
美しいカキの紅葉

カキ新緑もまた明るくてツヤやかでとてもきれいです。

美しいカキの新緑

カキ雌雄同株の植物で5月中旬から6月上旬にを咲かせます。

富有柿次郎柿等は雌花しかつけない品種です。

蕾をつけた美しいカキの新緑

カキの雌花は単独で咲き、大きな襟飾りのようなが目立ちます。

、咲きかけカキの雌花
カキの雌花
結実したカキの雌花

カキの雄花スズランのような壷型のかわいらしいを複数咲かせます。

カキの雄花

カキの雄花は時期が過ぎるといっせいに落ちてしまいます。

地面に大量に落ちたカキの雄花
落花したカキの雄花
落花したカキの雄花 拡大

カテンソウ

カテンソウの雌花と雄花

カテンソウは湿った川沿いや林の陰で地面に広がるように群生するイラクサ科の多年草で、3月中旬から4月頃にとても小さなを咲かせます。

かわいらしい和菓子のようなカテンソウの蕾 拡大

ピンク色のお菓子のようなかわいい姿は雄花カテンソウは同じ株に雄花雌花をつけますが、雌花のつけ根にを咲かせ、目立ちません。

雄花と雌花を咲かせるカテンソウを横から見たところ

受粉後の雌花の様子。

カテンソウ雌花 拡大

カテンソウに頼らず、花粉を風で飛ばして運ばせるので、花弁香りもない地味なです。

ピンク色の蕾が開きかかった可愛らしいカテンソウ

しかし、雄花花粉の飛ばし方が実にユニークです。

2本の雄しべを展開したカテンソウの花 拡大

じゃんけんをするようにグーからパーに弾けて開く雄しべ忍術のように白い煙状の花粉を飛ばします。吹き戻し (ピロピロ笛) やバネ仕掛けのようにも見える面白いです。

カテンソウの雄花 拡大

オオイヌノフグリと比べても、ずっと小さなですが、見事に生き残り戦略が組み込まれています。

オオイヌノフグリとカテンソウの大きさの比較
カテンソウの群生

キササゲ

花を咲かせるキササゲ

キササゲは中国原産のノウゼンカズラ科の落葉高木で6月~8月頃に淡黄色のを咲かせます。

キササゲの花 拡大

光のよく当たる川岸などに生育していて、キリに似た大型の葉が風に揺れる姿はダイナミックです。

河原に育つキササゲ

赤飯に使われるササゲの莢に似た細長く垂れた果実をつけるのでキササゲ (木大角豆) と名前がついたそうですがは食べられません。

8月中旬頃に、とぎっしりとぶら下がった果実を見ることができます。

キササゲ

5〜15mになる高木のため、避雷針代わりに「雷除けの木」として、お寺や神社に植栽されることが多かったのだそうです。

キツネノカミソリ

キツネノカミソリ

8月初旬から中旬にかけて四十八曲りルートの登山道近くにあるの白鬚神社周辺で彼岸花に似たキツネノカミソリの群生を見ることができます。

キツネノカミソリ 拡大

キバナアキギリ

キバナアキギリ (黄花秋桐) は秋に黄色のキリに似たを咲かせるのが名前の由来となったシソ科の多年草。山野のやや湿った日陰に生育します。

クリーム色の花を咲かせるキバナアキギリ

学名が Salvia nipponica という、日本原産サルビアで、淡い黄色と紫色の色合いが特徴的なを咲かせます。

横から見たクリーム色のキバナアキギリの花 拡大

上の方の紫色で細長く延びているのが雌しべで、その下の2つの紫色が花粉を出している雄しべ。通常は花弁の上の方 (上唇部) に隠れています。

普段、雄しべを上唇に隠しているキバナアキギリの花

の中央で目立つ2つの赤紫色のものはの退化した仮雄しべ。これに誘われて虫たちがやって来るようです。

やや正面からみたキバナアキギリの花

仮雄しべは、花粉を出す上の雄しべと繋がっています。授粉上手なハナバチを求めて潜り込む時、ここに乗ると、上部のがシーソーのように降りてきて花粉ハチの背中やお尻に触れる仕組みになっています。

キバナアキギリの紫色の花粉を出さない葯室 拡大

花粉をつけたハナバチが別のを訪花した際に雌しべ柱頭に触れることで他家受粉できるようになっています。

横から見たキバナアキギリの雌しべと雄しべ

クコ

クコは日当たりの良い川沿いの土手や道端などに生えるナス科の落葉低木。

晩夏から初冬にかけて艶やかな朱色のが水滴のようにぶら下がります。

クコの実

この枸杞子 (クコシ) という生薬となり、肝臓や腎臓の働きを高め、目の妙薬として知られています。疲労回復や腰膝痛、頭痛やめまい等に薬膳料理としても使われます。また、果実酒は強壮薬として用いられてきました。

朱色のクコの実 拡大

ナス科だけあって小ぶりながらもはナスと雰囲気が似ています。

クコの実 拡大

は枸杞葉、は地骨皮 (ジコッピ) といって民間的に用いられています。

参考文献:家庭でつくれる薬膳 主婦と生活社


花期は7〜10月。小さめの赤紫色のを咲かせます。

枝に複数の花を咲かせるクコ

葉の緑色にクコの花色が映え、色合いが上品で優美です。

上向きの色鮮やかなクコの花

咲き始めの頃の葯がに対して大きめで存在感があります。

クコの花 拡大

花弁の基部の白色と紫色の筋のような模様がなかなかオシャレです。

横から見たクコの花 拡大

枝には多数の棘があるのでご注意を。

クサギ

8月、クサギの花があちらこちらで咲き始めて芳香を漂わせます。

クサギの花

また、花の咲く過程が面白いです。

袋状のから花筒が伸びてのようなかわいい蕾が姿を現し、開花します。

クサギの花 拡大

クサギの花はまず最初に長い雄しべが得意気に伸びます。花粉を出し終えると雌しべが上に反り返り、花柱の先端が2つに開くようになっています。

これは、自家受粉を避けるために雄性先熟になっているからです。

※先に伸びた雄しべが垂れ下がり、雌しべが立ち上がっている状態。(上写真 右上)

紫色の葯の輝くクサギ クサギの雄性期の花 拡大

きれいなクサギの花
紫の花粉が輝く頃のきれいなクサギの花

紫の花粉が輝く頃が綺麗で、開花時は花の蜜がたくさん出ていると思われ、ミヤマカラスアゲハモンキアゲハクロアゲハなどの黒っぽい色のアゲハチョウ訪花が目立ちました。

クサギを訪花するミヤマカラスアゲハ
クサギの蜜を吸うミヤマカラスアゲハ
クサギの蕾や開花した花 拡大

夜には甘い香りに誘われてスズメガ等がやって来るそうです。24時間営業の甘味処は大繁盛というわけですね。


葉や茎に傷をつけると嫌な臭いがするという事からクサギ (臭木) という名がついたそうです。

花を咲かせるクサギ

そこで、をちぎって揉んでみて臭いを確認しましたが、個人的には、臭いが名前になる程の酷い臭いだと感じませんでした。何となく薬っぽい臭いがするかなぁ、といった程度でした。

クサギの花序

9月上旬、濃いかわいらしいピンク色の萼にラッピングされているクサギの実の赤ちゃんの姿もまた綺麗。

濃いかわいらしいピンク色の萼にラッピングされているクサギの実の赤ちゃん

賑やかに咲き誇っていたが姿を消す頃、美しい実が姿を現し始めます。

赤い萼から青や淡い緑色の実が弾けだすクサギ
赤い萼から姿を表したクサギのきれいな実

名前通りに臭い時期等があるのかもしれませんが、もう少し素敵な名前でも良かったと思われる植物です。


秋には星形の濃いピンク色のに縁取られたトルコ石ラピスラズリのような綺麗なブルー系のが姿を現し、華やかです。どの青色も美しく、多彩な青色に心奪われます。特に明るい地球色がお気に入りです。

濃いピンクの萼に濃い青い実のコントラストが美しいクサギの実
濃いピンクの萼に青い実のコントラストが美しいクサギの実
宝石のように美しいクサギの実

このは染色で空色を出すのに使われます。青色を出すのにと同様、有益な植物です。


きれいな空色をだす藍染めについては興味のある方はコチラ

▶︎ 手軽に空色を楽しむ趣味の藍染め

クズ

8月下旬から9月中旬にかけて見頃を迎えるクズの花秋の七草の1つ。
上品で綺麗なワインカラーのからは甘いフルーティーな香りがします。

咲き始めのきれいなクズの花

クズは房状のの下から上へと徐々に新しいを咲かせます。

秋の七草

万葉集山上憶良が詠んだ歌より

ハギオバナ (ススキ) 、クズナデシコオミナエシフジバカマアサガオ

アサガオについてはキキョウ説が有力

▶ 参照:ハギ

たくさん花を咲かせるクズの花

和菓子葛根湯に、は家畜の飼料、丈夫なはカゴや紐等に利用されてきた有益なマメ科の植物です。

最近は需要が減り、旺盛すぎる繁殖力のせいで厄介者となっています。

たくさんの花を咲かせるクズの

かつて日本からアメリカデビューしたクズは現在グリーンモンスターと呼ばれ侵略的外来種に指定されるほど。

旺盛に生い茂るクズの葉

日本では冬に落葉しますが、温暖な地域では猛烈な勢いで繁殖し続け、駆除の対象となっています。


そんなクズですが、ウサギさんはクズの葉、特に若葉が大好きです。

クズの葉

与える時は農薬などのかかっていないキレイな安全なを選び、与え過ぎには注意しましょう。

おいしそうにクズの葉を食べるうさぎ

クロモジ (黒文字)

クロモジ樹皮などに芳香のある精油成分が含まれていて、枝を折ると清々しい森の香りがするクスノキ科の落葉低木です。山地や丘陵地の林内でよく見られます。渋い黄緑色〜暗褐色を帯びた緑色の若い枝を広げた枝ぶりが特徴的です。

美しい新緑とクロモジの雄花

クロモジ雌雄異株で、3~4月頃に淡い黄色の小さなを房状に咲かせます。花弁は半透明で繊細で綺麗です。

大仁田山頂上付近では、雌株雄株も見ることができます。

雄株の方がよく見られ、雄花は花数も多くて花粉が目立つので雌花と比べると華やかな印象です。

美しい新緑とクロモジの雄花 拡大
クロモジの雄花 拡大

若葉には白い絹毛が輝き、しなやかでとてもきれいです。

黒い斑点模様のあるクロモジの枝とクロモジの雌花

クロモジ (黒文字) の名前は濃い緑色の枝に黒い斑点模様が出てきて黒い文字が浮き出てきたように見えることからついたそうです。


美しい新緑とクロモジの雌花

開花し始めた雌株芽吹きの頃の様子です。雌花にはの中央に白い雌しべの柱頭が見えます。

開き始めのクロモジの雌花
クロモジの雌花蕾と咲き立ての花

雌花はあまり目立ちません。

咲き立てのクロモジの雌花

クロモジは晩秋に美しく黄葉し、落葉します。

クロモジの黄葉

クロモジ冬芽は独特で茎頂に尖った葉芽とその下に丸い花芽をつけます。

クロモジの冬芽

クロモジ樹皮芳香があるため、樹皮を残した材は高級楊枝として使われてきました。

和菓子に添えられるクロモジの楊枝
高級和菓子に添えられるクロモジの楊枝

鎮静抗菌抗ウィルス不眠症解消などに有効な成分があるとされ、最近は日本原産アロマとして人気があるのだそうです。

ゲンノショウコ

日本の代表的な民間薬ゲンノショウコ (現の証拠) は下痢止めの作用が即効性で現れるので現に良く効く証拠ということから名前がついたのだそうです。

花を咲かせるゲンノショウコ

別名、神輿草 (みこしぐさ) の名も持ちます。一目瞭然、秋から初冬にかけてゲンノショウコのはじけたはくるりんと巻いてお神輿の屋根みたいな姿となり、祭りの雰囲気を醸し出します。

秋祭りムード漂うゲンノショウコの実

ゲンノショウコはフウロソウ科の多年草で花期は夏から秋にかけてです。

両性花のゲンノショウコ雄性期から雌性期へと移り変わるので同じでも風情が異なって見えます。

開きはじめのゲンノショウコの花
雄性期から雌性期へと移り変わるゲンノショウコの花
雌性期のゲンノショウコの花

が終わるとキャンドルみたいなになります。

ゲンノショウコの未熟果

は徐々に褐色となり、キャンドルの下の種子が目立ってきます。

実が弾ける前のゲンノショウコの実

種子が完熟すると、キャンドルの下部が5裂して巻き上がって、その勢いで種子を飛ばす仕組みとなっています。

種子を飛ばし始めたゲンノショウコの実

自力で種子を飛ばすゲンノショウコは近場に種子を散布するため親株の近くで群生します。


紅葉したゲンノショウコのお神輿は秋祭りの装いです。

紅葉したゲンノショウコ
紅葉したゲンノショウコのお神輿

晩秋のにぎやかな祭りが終わると冬の到来です。

にぎやかな神輿草

またゲンノショウコと似た構造の植物で、初夏にを咲かせをつける帰化植物アメリカフウロも派手めの色合いをしていておもしろいです。最近道端などで見られるようになりました。

アメリカフウロの花
アメリカフウロの実
アメリカフウロ

コアジサイ

5月下旬から6月上旬にかけて大仁田山の頂上付近で淡い青色のコアジサイの花の群生を見ることができます。

コアジサイの花

一見地味な印象ですが、よ〜く見ると繊細で、線香花火みたいに可憐に輝いていています。

線香花火みたいなコアジサイの花

特に上品な淡い青色と白い花粉が輝く頃の清楚な雰囲気が素敵です。

コアジサイの花 拡大
花粉が美しく輝く頃ものコアジサイの花 拡大
可憐なコアジサイの花

コウヤボウキ

秋にコウヤボウキの花大仁田山頂上愛宕山いぼとり地蔵様付近や山道などで見ることができます。

山道に咲くコウヤボウキの花

キク科の小さいですが、よく見るとリボンのようにくるりと巻いた花弁がかわいらしいです。

可憐に咲くコウヤボウキの花
可憐なコウヤボウキの花
コウヤボウキの花

秋から冬にかけてがフカフカに変化した姿もまた面白いです。

花期を終えたコウヤボウキの花
綿毛になったコウヤボウキの冠毛
綿毛になったコウヤボウキ

雪の残る大仁田山コウヤボウキ

雪の中残るコウヤボウキ
雪の中残るコウヤボウキ 拡大

高野山で茎を束ねての材料としたのが名前の由来だそうです。

ゴンズイ

ゴンズイは9月~11月に赤い実が人目を惹くミツバウツギ科の落葉小高木で雑木林の林縁などで見られます。

果実が弾け始め、赤と黒のコントラストが美しいゴンズイの実

赤い肉厚の果実が弾けると光沢のある黒い種子が果皮の縁に残り、鈴のようにぶら下がる姿面白く、鮮やかな赤と黒のコントラストが美しいです。

赤と黒のコントラストが美しいゴンズイの実
赤い実を房なりにつける美しいゴンズイの実

シキミ (樒)

シキミは3月~4月にかけてクリーム色のを多数咲かせ、清々しい芳香を漂わせるマツブサ科の樹木。

乾燥させた樹皮は粉にして抹香として用いられたという香木で、昔から日本の仏教と関わりの深い植物です。

満開の花を咲かせるシキミの木

常緑の光沢のある美しい深い緑色で傷ついた時に良い香りを放ちます。

咲き始めの頃のシキミの花

はどこか神秘的な輝き秘め、美しくて素晴らしい香りです。しかしながら全木有毒のためか近寄るときに畏れのようなものを感じます。

きれいなシキミの花
神秘的な雰囲気のシキミの花

特に果皮猛毒シキミの実は植物としては唯一劇物に指定されています。

シキミの実の成長過程

星型のになる過程は面白いです。

シキミの未熟果

秋から冬にかけてが熟すと、種子をはじき飛ばします。

シキミの実

シキミシイの実と間違えて食べて中毒を起こした例もありますので、特に子どもやペットが誤って食べる事のないようにご注意ください。

※毒性分の無い近縁のトウシキミは香辛料 (スターアニス・八角・大茴香)として用いられています。

実になり始めたシキミの未熟果

その毒性と強い香りによる消臭効果を利用して、かつて土葬だった時代にを荒らされないようにシキミの近くに植えたのだそうです。

シキミの花をたくさん咲かせる樒の巨木

シキミの青々とした巨木を前にして、
人間到る処青山ありという言葉が脳裏をよぎりました。

じんかん いたるところ せいざん あり

※人はどこで死んでも青山とする所はある。
しがらみに囚われず故郷を出て大いに活躍すべきである、との意。

青山は、青々と樹木の生い茂っている山で、骨を埋めるのにふさわしい土地の事。


赤い実のなるミヤマシキミ (深山樒) は別の科 (ミカン科) の植物です。

シャクチリソバ

秋にソバとよく似た可憐な花を咲かせるシャクチリソバ (赤地利蕎麦) 。

シャクチリソバの花 拡大

小さいながら白い萼片に濃いピンク色の葯と黄色の蜜線の彩りがきれいなタデ科の多年草です。

蕾をつけたシャクチリソバの花
花盛りのシャクチリソバ

をつけ始めたシャクチリソバ

実をつけ始めたたシャクチリソバ

シャクチリソバは河川付近の路傍等で見かけるようになった帰化植物です。所によってはあたり一面を覆い尽くすほどに大群落を形成しているので繁殖力は旺盛なようです。

シャクチリソバの群落

原産地のインド北部~中国南部では伝統的な薬用植物として根を利用していたそうです。

群生するシャクチリソバ

晩秋から初冬にかけてソバに似たをつけます。

シャクチリソバの実

シロダモ

春のお散歩マーケットの山道コースではうさぎの耳と呼ばれるシロダモの金属光沢に輝くフカフカの若葉を見ることができます。わずかな期間限定の季節の楽しみなので、興味のある方は探してみてくださいね。

ウサギの耳と呼ばれるシロダモの若葉

シロダモに興味のある方は

癒しのかわいいフカフカ植物内にて詳しく紹介しています。

うさぎの耳 シロダモ >

セキヤノアキチョウジ

セキヤノアキチョウジ (関屋の秋丁字) は箱根の関所の番小屋でよく見られ、丁字形のを咲かせることから名前がついたシソ科の多年草です。

秋に花を咲かせるセキヤノアキチョウジ

9月から10月頃にかけて、やや湿り気のある山陰で青紫色の可憐なを多数咲かせます。

青紫色の美しいセキヤノアキチョウジ

陽に当たると透明感が出て綺麗です。

青紫色の美しいセキヤノアキチョウジ

よく似たアキチョウジと比べ、花柄が長くて萼片が鋭いのが特徴です。

横から見たセキヤノアキチョウジの花

細長くて筒状のの先端は小魚が口を開けているようでユニークです。

正面から見たセキヤノアキチョウジの花
斜め正面から見たセキヤノアキチョウジの花

だんまりを決めたような口をしっかりと閉じたも可愛らしいです。

正面から見たセキヤノアキチョウジの蕾

▼左上の花は雌しべが見え、右の萼の中には種子の卵が見えます。

正面上から見たセキヤノアキチョウジの花

なにか物語を感じさせてくれる面白いの姿です。

センダン

梅雨入りの頃、シャングリラ付近で見事に咲き誇るセンダンの花を見ることができます。

満開のセンダンの花
センダンの花 拡大
美しく咲くセンダンの花 (6月上旬〜中旬)

ことわざにある栴檀は双葉より芳しセンダン白檀のことを指し、この樹のことではありませんが、も美しい大木です。初冬に光り輝く実を房なりにつけます。

センダンの実
光り輝くセンダンの実

センニンソウ

センニンソウの白い花

センニンソウ (仙人草) は樹上に覆い被さるように育つツル性植物で陽当たりの良い山野や沢沿いの道端などに自生するキンポウゲ科の有毒植物です。

滝のように咲き乱れるセンニンソウの白い花

夏から秋にかけて白い芳香のあるを咲かせます。はあたり一面を覆い、滝のように咲き乱れます。

白く咲き乱れるセンニンソウの花

羽毛状の綿毛を広げ始めた風車のようなセンニンソウの痩果

また、秋から冬にかけて羽毛状花柱をつけた仙人を髣髴させるユニークなも目を惹きます。

羽毛状の花柱をつけるセンニンソウの痩果

紅葉の時期に赤く色づいたも金魚のようできれいです。

赤い金魚のようなセンニンソウの痩果

12月頃に見られる白いフカフカのをまとった赤い色の実サンタクロースみたいな雰囲気を醸し出しています。

羽毛状の綿毛をつけたセンニンソウの痩果
羽毛状の綿毛をつけたセンニンソウの痩果 拡大

似た植物にボタンヅルがあります。
こちらは牡丹のようなの切れ込みがあるのが特徴です。

センニンソウ・ボタンヅルについては癒しのかわいいフカフカ植物内にて、詳しく紹介しています。

風の舞姫 センニンソウ >

タマアジサイ

咲き乱れるタマアジサイの花

のようなつぼみが愛らしい玉紫陽花 (タマアジサイ) 。

タマアジサイの蕾
玉のようなタマアジサイの蕾 拡大

山地の沢沿いなどの湿った場所に自生し、7〜9月頃に (ほう) に包まれた球形つぼみが外側から順次はじけ、線香花火みたいに開花する様子もまた面白いです。

タマアジサイの蕾が弾け出した頃の様子
タマアジサイの蕾が弾け出した花
タマアジサイの花 拡大

一般的なアジサイと比べると花期が遅くて長いのが特徴です。

チカラシバ

チカラシバ花穂 拡大

チカラシバ (力芝) はその名の由来が引き抜く時にを要するためにつけられたというを強く張るイネ科の植物。平地や道端等でよく見られるお馴染みの野草です。猫じゃらしと似た雰囲気ですが比べるとかなり大きめで剛毛、チクチクします。

チカラシバの群生
チカラシバの群生のある秋の景色

夏から秋にかけて紫色を帯びた細長いブラシのような花穂をつけ、熟したひっつき虫になるので厄介ですが、広々とした自然の中で見る群生は見応えがあります。

特に、雨上がりの露をまとった花穂の輝きは素晴らしいです。

光に透けるチカラシバ

手前がエノコログサ (ネコジャラシ)、中央右がチカラシバ、奥がススキです。大きさの違いがわかります。

ススキとチカラシバとエノコログサの生い茂る野原

チャノキ (茶)

が緑茶として使われているお馴染みのチャノキはツバキ科の常緑樹。

たくさんのきれいな花を咲かせるお茶の木

10月から12月に白くて小さな花弁にあふれんばかりの黄色い雄しべが特徴的なを咲かせます。

半熟のゆで卵みたいなお茶の花の蕾

咲き始めの頃のはどことなくゆで卵のような雰囲気で愛らしいです。

お茶の白い花が開き始めて黄色の雄しべが姿を表したところ 拡大
ゆで卵みたいな咲きたてのお茶の白い花

山道を歩いていると野生化した樹木も多々見かけます。 茶の花は冬の季語だそうで、秋も終わりの少なくなった時期に目立ちます。

山道に咲くお茶の白い花

弾けたには丸くてかわいらしい茶色の種子が入っています。

弾けたお茶の実

ツリガネニンジン

ツリガネニンジンキキョウ科の多年草で、釣鐘状朝鮮人参に似た形のを持つ山野草です。

美しい花を咲かせるツリガネニンジン

8月から10月にかけて咲く淡い青紫色のベルのようなの姿が可憐です。

ツリガネニンジンの可憐な花 拡大

朝鮮人参のような強壮作用はありませんが、強壮・鎮咳・去痰薬として使われる薬用植物です。

春の若葉は山菜として親しまれていてトトキの名でも知られています。

山菜として人気のあるツリガネニンジンの若葉

ツリフネソウ

ツリフネソウ (釣船草吊舟草) はに見立てられたことから名前がつけられたツリフネソウ科ツリフネソウ属の植物です。水辺などの湿潤な環境に自生します。

妖しく美しい花を咲かせるツリフネソウ

は8月から10月頃に見ることができます。の後ろのクルッと巻いた渦巻きに甘い蜜をためていて虫を誘い込み授粉を促す妖しい雰囲気の花です。

美しい花を咲かせるツリフネソウ 正面拡大
ツリフネソウの蕊部分拡大

11月上旬に見かけた、というよりはのようなツリフネソウ

小さなツリフネソウの花

ツリフネソウの実はパンパンに膨れると、クルンと跳ねるように弾けて中の種子が飛び散る自力散布タイプです。

花と実をつけるツリフネソウ
ツリフネソウのパンパンに膨れた実

試しににわずかに触れると、即刻弾けて果皮の部分が瞬時にクルクルと巻き、原型がわからない状態に

弾けた後のツリフネソウの実の様子

未熟なツリフネソウの実の中を見てみると緑色の種子2つ入っていました。見慣れない構造です。

未熟なツリフネソウの実の中 種子が2つ入っている

ツリフネソウもクルっと巻いてユニークです。


同様に種子を弾けて飛ばすホウセンカツリフネソウ属の一年草です。

ホウセンカ
ホウセンカ

ツルウメモドキ

ツルウメモドキは秋に熟すと黄色いが3裂し、鮮やかな朱色の種子が現れるニシキギ科の落葉つる性植物です。

青空に黄色い仮種皮から朱色の種子のコントラストが美しいツルウメモドキ

黄色と朱色のコントラストの美しい生け花花材リースなど、装飾用素材として用いられ人気があります。

青空に黄色い仮種皮から朱色の種子のコントラストが美しいツルウメモドキ 拡大

は野鳥により、散布されます。

秋に蒴果したツルウメモドキ 拡大

テイカカズラ (定家葛)

5月下旬から6月中旬にかけてスギやヒノキ等の植林された山道を歩いていて、フッとスイカズラのような爽やかな香りがしてきたら、辺りを見回してみてください。たくさんの白い花を咲かせているテイカカズラが背の高い大きめの木にびっしりと巻きついている姿を見ることができるでしょう。

杉の木を覆い尽くす程びっしりと巻き付くテイカカズラの花

定家葛の名前の由来は平安末期・鎌倉初期の歌人で小倉百人一首の撰者でもあった藤原定家ストーカーめいたの物語に拠ります。謡曲の中で定家が思い焦がれる式子内親王に死んでもなお蔦葛となって離れることなく、まとわりつく様子が語られています。

満開のテイカカズラの花
テイカカズラの花 拡大

折しも、舞台はテイカカズラの紅葉の映える季節?真っ赤な葉も激しい情念と見なされていたのかもしれません。

テイカカズラの紅葉

と思いきや奥武蔵の山で見かける多くのテイカカズラは1月の寒波がやってきても青々としていて紅葉していませんでした。さて?

調べてみると、テイカカズラはつる性の常緑低木で古くなった葉は紅葉して落葉してしまうのだそうです。公園で見かけたテイカカズラは毎年紅葉していたので、日照条件等も関係しているのかもしれません。


テイカカズラサヤインゲンを長〜くしたような赤褐色2本セットの袋果に収納している大量の種髪つきの種子を冬の寒空に旅立たせます。

赤く色づくテイカカズラの実
赤く色づくテイカカズラの実
赤く色づくテイカカズラの実と種子を飛ばし始めたテイカカズラの実
種子を飛ばし始めたテイカカズラの実 拡大
テイカカズラの種子が飛びたつところ 拡大
飛びたつテイカカズラの種子
種子を飛ばし始めたテイカカズラの実

1月中旬飛びたつテイカカズラの種子
1月中旬 種子を飛ばすテイカカズラの実

真冬に乾燥しきったテイカカズラの実が登山道のあちらこちらに落ちていました。拾ってみると中には美しい種髪をつけた種子がぎっしりと格納され、飛び立つ機会を伺っていたようです。

乾いたテイカカズラの褐色の袋果から絹毛の種髪のついた種子が飛び立とうとしているところ
乾いたテイカカズラの褐色の袋果から絹毛の種髪のついた種子が飛び立とうとしているところ 拡大
絹毛の種髪のついた種子
絹のような美しい種髪
褐色の袋果から種髪のついた種子が姿を現すテイカカズラ 拡大
袋果から出たてのテイカカズラの種子

冬の風の強い日などは澄みきった青空にふわふわと舞うテイカカズラの種子を見ることができます。

テイカカズラはキョウチクトウ科の有毒植物。

ニワトコ

ニワトコは春に他の樹木に先駆けて芽吹くので縁起が良いとされてきた落葉低木です。陽当たりの良い山野の林縁などに自生しています。

ニワトコの冬芽
ニワトコの冬芽と葉痕

がセットで入った丸くて大きな冬芽 (混芽) とユニークな葉痕は冬の季節を楽しませてくれます。小さな冬芽葉芽です。(1月中旬頃の様子)


2月上旬に冬芽が開き始めました。

冬芽が開き始めたニワトコ

寒波が到来して雪が残る中、一足早い美しい緑色の芽吹きです。

冬芽が開き始めたニワトコ 拡大
冬芽が開き、葉を出し始めたニワトコ拡大

ニワトコの芽吹きは、まるで蝉が羽化するかのような躍動感があります。

冬芽が開き、丸まった葉を出し始めたニワトコ拡大

色彩の乏しい季節においてその芽吹きはひときわ映えます。

美しいニワトコの芽吹き

2月下旬頃、春の訪れを喜んでポールダンスを踊っているような芽吹き

ポールダンスを踊っているようなニワトコの芽吹き

力強く姿を現すニワトコのつぼみは樹になるブロッコリーのようで存在感があります。その後もスピーディーに成長します。(3月上旬頃の様子)

ニワトコの新芽

大きな頭飾りをつけたニワトコの葉痕もかわいらしい。

大きな頭飾りをつけたかわいらしいニワトコの葉痕と芽吹き

3〜5月にかけて円錐花序に黄白色の小さいをたくさん咲かせます。

たくさんの円錐花序をつけたニワトコ
円錐花序をつけるニワトコ
ニワトコの円錐花序
ニワトコの円錐花序 拡大
ニワトコの花 拡大
花粉の出ているニワトコの花 拡大

その後、になります。

実が着き始めたニワトコ

6〜8月にかけて赤から暗赤色に熟した果実は鳥の好物で、赤くなるとすぐになくなってしまいます。

色づき始めたニワトコの実

骨折の治療の際に湿布剤として枝や幹を煎じて水あめ状になったものを使用しため、接骨木 (セッコツボク) という呼び名もあるのだそうです。

ネコヤナギ

渓流添いで見られるフカフカしたネコヤナギ

渓流沿いに自生するネコヤナギが2月下旬に見頃を迎えます。所によっては群落を見ることができます。

渓流添いに輝くフカフカしたネコヤナギ
渓流添いに群生するフカフカしたネコヤナギ
渓流添いで群生するフカフカしたネコヤナギ 拡大

ふかふかとしたネコヤナギの花は寒さ厳しい中、見る者の心をほっと和ませてくれる嬉しい存在です。

ネコヤナギについて詳しくはコチラ

猫や仔犬の尻尾 ネコヤナギ >


午後の光の中、コガモマガモなどの水鳥とネコヤナギが渓流でキラキラと輝いて、時も長閑に流れます。

ネコヤナギの花の咲く渓流添で仲良く泳ぐコガモの雄と雌
鮮やかな緑色に輝く首のきれいな雄のマガモ
つがいのマガモ
渓流添いで見られるフカフカしたネコヤナギ越しに泳ぐマガモの雄と雌
渓流添を仲良く泳ぐマガモの番の後ろ姿
ネコヤナギの花の咲く渓流越しに泳ぐコガモの雄

その少し上流ではダイサギが辛抱強く獲物を狙っていました。

渓流で獲物を狙うダイサギ

ネジバナ

5月から8月頃に日当たりのよい草地や芝生などで小さな螺旋状につけるネジバナ。ユニークなことに螺旋は右巻きであったり左巻きであったり、軌道修正していたりといろいろ。

草原に生えるネジバナ

ネジバナの別名はモジズリ (綟摺) 。

モジズリといえば百人一首

陸奥の しのぶ もぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし われならなくに


現代語訳:
あなた以外のだれのために、みちのくのしのぶもぢずりの乱れ模様のように心を乱す、わたしでありましょうか

ねじれて咲くネジバナの花

モジズリというのは、東北地方の信夫郡(しのぶぐん)で作られていた織物「信夫捩摺り」のよじれた模様とのつき方が似ているところから、このように呼ばれるようになったんだとか。

ねじれて咲くネジバナの花 拡大

特徴的なネジレは悶えているというよりは揚げドーナッツみたいなおもしろさがあり、なんだか美味しそうです。

可憐なネジバナ 花拡大

5mm弱の小さなですが、ラン科だけあって、よく見るとゴージャスで綺麗です。

ネムノキ

6月から7月にかけて大仁田山を含む奥武蔵渓流沿いなど、あちらこちらでフワフワとしたピンク色のネムノキの花を見ることができます。

ネムノキの花

ネムノキマメ科の落葉高木で、芽吹きが遅いのが特徴です。葉が出て来たと思ったら、意外と速くを咲かせているスロースターターです。

羽根のような葉が風を受けて波のように揺れ動くので、それに連動して揺られる枝先についた軽やかなは、舞うように揺られて清涼感があります。

軽やかに咲くネムノキの花

ほわほわとしたピンク色の鳥の羽毛のように見えるのは小さな花がたくさん集まっている雄しべです。

ネムノキの花 拡大

オジギソウのようなかわいいは夜になると閉じて垂れ下がり、眠るのだそうです。それでネムの木なんですね。

ノブドウ

色とりどりのきれいな実をつけるノブドウ

秋になるとノブドウの実は虹の七色のように変化に富んだとなり、とても綺麗です。

宝石のようなきれいなノブドウの実

ノブドウの実の素敵な色は虫の寄生によるものだとよく耳にします。その実態を考察をされている興味深いサイトを目にしました。▼こちらです。


カラフルなノブドウの実

ノブドウはブドウ科ノブドウ属のつる性植物で、野原や道端、山野などに自生し、は食用になりませんが、乾燥させた茎葉や根は蛇葡萄蛇葡萄根と呼ばれて関節痛などの生薬として用いられるのだそうです。


ノブドウの花

7月から8月にかけて、小さくて淡い黄緑色のをたくさん咲かせますが、夏の強い日差しの中、目立ちません。

ノブドウの花と実

8月下旬頃になると、が少し目立つようになります。

きれいなノブドウの実

ハギ

秋の七草の1つであるハギは夏から秋にかけて可憐なを咲かせます。

秋の七草については 参照:クズ ▶

きれいに咲く濃いピンク色のハギの花

普通、ハギというとヤマハギを指します。ハギの仲間は種類が多く、よく見られるのが枝が長くて枝垂れやすいミヤギノハギヤマハギの枝はほとんど枝垂れません。

きれいに咲く濃いピンク色のハギの花 拡大

ハギは漢字でも草かんむりに秋という表現をされる秋を代表するで、山野に自生するマメ科の落葉低木です。

は日本人が作った国字という和製漢字で、中国語のは別植物だそうです。

古くから日本人に親しまれてきた植物だったようで万葉集において最もよく詠まれたということです。

咲き乱れる濃いピンク色のハギの花

ですが、開花期混在してまばらな印象のためか、昨今では見過ごされがちな存在となっているようです。

枝先にたくさんの花をつけるハギ

暑さが和らぐ頃にの最盛期を迎え、初秋の風に軽やかに花枝が揺れる姿は風情があります。

白露も こぼさぬ萩の うねりかな

松尾芭蕉

 

花や葉にあふれるように白露を宿して、しなやかにたわんでいる萩の枝が、露を落とすことなく秋のそよ風になびいて、優美に大きくゆるやかに揺れている。

たくさんの白露を宿す濃いピンク色の花をつけたハギの枝

白いハギの花も清楚できれいです。

「白露もこぼさぬ萩のうねりかな」のイメージの白いハギの花

中秋の名月ハギの花で秋を楽しむのも良いのではないでしょうか。

中秋の名月

ハグロソウ (葉黒草)

きれいに咲くハグロソウの花

8月中旬から秋にかけて樹林の下などの半日陰の草むらの中でポツンポツンとピンク色が目立つハグロソウ

キツネノマゴ科の多年草です。

横から見たハグロソウ

口を大きく開けたような2裂した花冠がシンプルながらユニークです。

正面から見たハグロソウの花 拡大

ハグロソウ (葉黒草) の名前は木陰などの比較的暗い場所で育つ暗緑色のが黒っぽく見えたというのが由来だそうです。は角ばったに対生します。

秋の木陰でピンク色の花を咲かせるハグロソウ
角張った茎に暗緑色の葉を対生させ、ピンク色の花を咲かせるハグロソウ

ヒメツルソバ

可憐なヒメツルソバ

ヒメツルソバストロベリーチョコレートを思わせるピンク色で、金平糖のような形の1cmほどの小さなを地面を覆い隠すように咲かせます。

ヒメツルソバの花 拡大

ヒマラヤ原産タデ科の植物で、花期は夏を除く初夏から晩秋までと長く、半野生化している程丈夫な植物です。

同じタデ科の植物の ミゾソバ金平糖のような可愛らしいを咲かせます。

参照:ミゾソバ ▶

ヒメツルソバの花

咲きたてのは濃いピンク色ですが、徐々に白っぽくなっていきます。

紅葉したヒメツルソバと花

秋にはがグラウンドカバー化した紅葉して、とのコンビネーションがきれいです。

フクジュソウ

フクジュソウの群生

フクジュソウは、枯れ色の早春に緑色の葉と光沢のある黄色の花を咲かせ、ひと際目立つ存在です。

フクジュソウの花

フクジュソウのように春一番に先駆けて開花するスプリング・エフェメラル (春の妖精) の存在は色彩乏しい季節の山野歩きを楽しませてくれます。

きれいに咲くフクジュソウの花

フクジュソウの花が陽が当たると眩しく輝いて見えるのは太陽光を集めるように花びらを開いて反射させ、花の中の温度を上げることで授粉にきてくれるたちを誘引するためだそうです。

フ眩しく光るクジュソウの花
フクジュソウの花 拡大

開いたの中に指先を入れてみると、ほんのり温かい感じがしました。

眩しく光るフクジュソウの花の中 拡大

開花期はまだ寒い時期なので、授粉してくれるたちに居心地の良い場所を提供するサービス戦略なんですね。

眩しく光るフクジュソウの花にいる昆虫
眩しく光るフクジュソウの花にいる花粉をつけた甲虫

あったか作戦の効果か、あちらこちらに緑色のがついていました。

受粉後のフクジュソウの花
フクジュソウの実 拡大
フクジュソウの実

※縁起の良い名前の福寿草ですが、キンポウゲ科の植物で毒性があります。

フサザクラ

フサザクラは沢沿いに多い落葉小高木でパイオニア的植物です。色彩の少ない季節に枝に赤い花をたくさんつけるので樹全体が赤く見えて目立ちます。

渓流沿いに咲くフサザクラの花

3月下旬、葉に先駆けて房状の特徴的な赤い花を咲かせます。樹皮サクラに似ているのでフサザクラという名前がついていますがではありません。

サクラに似た樹皮で赤い特徴的な花を咲かせるフサザクラ

フサザクラの花には花弁もありません。は化粧刷毛みたいです。

赤いフサザクラの蕾と開き始めの花

はたくさんの雄しべ雌しべ房状に垂れ下がった両性花で、カツラの花と雰囲気が似ています。

赤いフサザクラの花 拡大
フサザクラの葯が赤い時の雄しべと雌しべ 拡大

淡緑~暗紅色だった雄しべは徐々に色あせていきます。

色のあせてきたフサザクラの花 拡大

雌しべ雄しべより短くて、雄しべ花糸の基部に隠れて目立ちません。

色のあせてきた頃の雌しべが見えるフサザクラの花

ゴルフクラブのような形をしているのが雌しべです。

色のあせてきた頃の雌しべが見えるフサザクラの花 拡大

初夏に展開したばかりの赤味を帯びた若葉も綺麗です。

フサザクラの新緑

大葉の切れ込みを不揃いにしたような形です。

フサザクラの新緑 拡大

冬芽もまた綺麗です。

フサザクラの冬芽
フサザクラの冬芽

ホトトギス

の名前のようなホトトギス(杜鵑) は夏から晩秋にかけて独特な斑模様の花を咲かせるユリ科ホトトギス属の多年草で山野の斜面などの日陰で目にすることがあります。

ホトトギスの花

花びらの斑点模様がホトトギスの模様と似ているのが名前の由来だそうです。

ホトトギスの花 拡大

ホトトギスは交雑が激しいらしくて、タイワンホトトギスなのか交雑種なのか場所により異なるを見かけます。

きれいなホトトギスの花 拡大

激しい斑点模様のは当時の不治の病を連想させ、正岡子規の苦悩や悲しみを感じさせます。

斑模様のはっきりとしたホトトギスの花 拡大

こちらはヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギス

マツカゼソウ

マツカゼソウ (松風草) はミカン科唯一の草本で、山地の林縁や林道脇などの日当たりの悪い林床に自生します。

上から見たマツカゼソウの葉

クローバーニセアカシアような薄くて柔らかい丸みを帯びたが大・中・小リズミカルに並び、平らに広がり風に揺れる姿は風情があります。

マツカゼソウの葉

春の新緑、夏から秋にかけての小さく白いは、名前にの名を持つ通り、いつもにしなやかに揺れて地味ながらも美しいです。

マツカゼソウの花
マツカゼソウの花 拡大

柔らかくて美味しそうに見えるですが独特の臭いのせいでシカの食害から逃れているのだとか。

実のつき始めたマツカゼソウの花

四十八曲りルート登山道入り口付近の渓流沿い等で見ることができます。

マユミ

マユミキャラメルのようなユニークな形のを多数枝にぶら下げるようにつけるニシキギ科の樹木です。

6月上旬のマユミの緑色の実
6月上旬のマユミの緑色の実
濃いピンク色のマユミの実
鮮やかな種子が現れるマユミの実
秋に美しいピンク色になったマユミの実

10月から11月にかけて、と見まがうばかりのピンク色となった美しい仮種皮が4つに割れて、鮮やかな朱色の種子が顔を出します。

ぎっしり実るマユミの実
きれいに実るマユミの実
きれいに実るマユミの実 拡大
きれいに実るマユミの実 拡大

材質は緻密で狂いが少なく粘りがあることからを作るのに使用されたため真弓と呼ばれるようになったのが名前の由来だそうです。


4月中旬 マユミの蕾と新緑
4月中旬 マユミの蕾と新緑

マユミは印象的なとは異なり、小さな薄緑色の4弁花で地味です。

マユミ雌雄異株で、雄花 (退化的な雌しべがある) のみをつける雄個体と雌花 (退化的な雄しべがある) のみをつける雌個体に分かれるのだそうです。

参照:6-1. 花を構成する要素 単性花

5月中旬 マユミの花

マユミは花盤の表面全体が蜜腺となってを出すのだそうで昆虫がよく訪花しています。

参照:6-6. 動物媒花:選別 6-6-4. 選別をしない花

5月中旬 マユミの花の蜜を吸うアリ
5月中旬 マユミの雌花

ミズキ

色とりどりのミズキの実

8月から9月にかけてミズキの実の色の変化が、ブドウみたいにカラフルできれいです。熟すと赤い花柄に濃い紺色のとなり目立ちます。

きれいなミズキの未熟果
きれいなミズキの未熟果 拡大

ミズキの実は鳥やツキノワグマの好物なんだそうで、よほど美味しいのか、色づいたはすぐに食べられてしまい見られる期間は短いです。

サンゴみたいに実るミズキの実
黒く完熟したミズキの実

近年は奥武蔵でもツキノワグマの出没情報がありますので、秋の山を歩く時はミズキの木を見かけたら注意が必要ですね。

段々に並ぶミズキの枝にきれいな実がなっている

ミズキの枝は横にしか伸びずに放射状に広がるので、 段々に並んでいるような特徴的な樹形となります。


ミズキ (水木) という名前は春先の芽吹きの頃に地中から多量の水を吸い上げるため、枝を切ると水のような樹液が出るからだそうです。

ブロッコリーを思わせる花芽

春に姿を現す蕾はブロッコリーみたいでかわいいです。

ミズキの花

5月から6月にかけて枝先にたくさんの白いをつけます。

ミズキの花 拡大

冬芽も艶やかで鮮やかな赤い色をしていてきれいです。

ミズキの冬芽と葉痕

ミズキは四季折々楽しい変化を見せてくれます。

ミゾソバ

ピンク色のミゾソバの花

ミゾソバは山野の水辺などに群生し、8月~10月にかわいらしいピンク色のを咲かせるタデ科の一年草です。

可憐なミゾソバの花

ミゾソバは溝などの湿った場所に生育し、ソバに似ていることから名前がついたそうです。 (▼参照:ソバ

ソバもまた、タデ科の一年草で綺麗なを咲かせます。

花を咲かせるソバ
可憐なソバの花

白やピンク色の花弁に見えるものはが花弁状になったもので、開花と共に濃い色から淡い色に変化します。

縁がピンク色の白いミゾソバの花 拡大
ピンク色のミゾソバの花 拡大

の時にコンペイトウ (金平糖) と似ているのでコンペイトウグサという呼び名もあるそうです。

金平糖のようなミゾソバの花の蕾
カラフルなコンペイトウ
コンペイトウ

ママコノシリヌグイヒメツルソバなど、同じタデ科金平糖と似ていてかわいいです。

参照:ヒメツルソバ ▶

ママコノシリヌグイ継子の尻拭い)のは可憐ですが、棘だらけで、虐待めいた恐ろしい意味合いの名を持つ植物です。継子とは血のつながりのない実子でない子のことです。

金平糖のようなママコノシリヌグイの花
棘の鋭いママコノシリヌグイ
ママコノシリヌグイ

また、藍染めに使われるタデアイも同じタデ科で似た雰囲気のを咲かせます。

参照:タデアイの花 ▶


ミゾソバにもそれほどではないですが下向きのと毛があります。

ミゾソバの茎の棘と腺毛

ミゾソバの形がの額と似ているので、ウシノヒタイという名前もあります。の顔にしては鼻先部分が尖り過ぎているので額という表現になったのでしょうか。

ミゾソバの葉
正面から見た仔牛

の先端が丸かったら、の顔が犇いているようにも見えてユニークです。

という漢字が3つで (ひしめく) めく。想像すると和む漢字です。

ひしめくミゾソバの葉
かわいい仔牛

ミヤマシキミ (深山樒)

ミヤマシキミは、晩秋から冬にかけてマンリョウ (万両) より大きめの赤い実を上向きにつけ、オクリョウ (億両) という呼び名もある常緑低木です。

いぼとり地蔵さまの脇のミヤマシキミが晩秋に赤い実をつけている

億両ミヤマシキミ(ミカン科)

万両マンリョウ (サクラソウ科)

千両センリョウ (センリョウ科)

百両カラタチバナ(サクラソウ科)

十両ヤブコウジ (サクラソウ科)

一両アリドオシ (アカネ科)


いぼとり地蔵さまの脇のミヤマシキミがきれいな赤い実をつけ、クリスマスカラーが森の中で目立ちます。

赤い実がきれいなミヤマシキミ

ミヤマシキミ大仁田山頂上付近で多く見られますが、雌雄異株なので、赤い実がついてないものもあります。

雪の中赤い実を残すミヤマシキミ

シキミに似ていて山地に生える事から深山樒の名前がついたそうです。

芳香があって有毒なところもシキミと似ていますが、科の異なる植物です。

ミヤマシキミはミカン科、シキミはマツブサ科

参照:▶︎シキミ (樒)


初冬のミヤマシキミの赤い実と蕾

ミヤマシキミは初冬の頃にをつけ、そのまま長い冬を越します。

初冬に蕾をつけたミヤマシキミ 大仁田山頂上付近

茎頂に円錐花序をつけます。

初冬に蕾をつけたミヤマシキミ
初冬に円錐花序の蕾をつけたミヤマシキミの雄株

そして、4〜5月にかけて芳香のある白い花を多数咲かせます。

ミヤマシキミの雌花

雌花には中央に突起している雌しべの先端の柱頭4裂していて、退化した白い雄しべがついています。

咲き始めたミヤマシキミの雌花
ミヤマシキミの雌花 拡大

雄花雄しべ黄色花粉を出す頃がより華やかとなります。

蕾が開き始めたミヤマシキミの雄花
ミヤマシキミの雄花
ミヤマシキミの雄花 拡大
花粉を出しているミヤマシキミの雄花 横 拡大
花粉を出しているミヤマシキミの雄花 正面 拡大

ムラサキシキブ

ムラサキシキブはシソ科の落葉低木で、6月頃に薄紫色の花を小さな塊状に葉の上側に咲かせます。

シソ科 (APG) 旧クマツヅラ科 ムラサキシキブ属

ムラサキシキブの花

の裏側に毛はありません。

ムラサキシキブ花と葉の裏側
ムラサキシキブ花 拡大
咲きたてのムラサキシキブの花 拡大

初秋に美しい赤紫色の果実をたくさんつけ、紫式部という覚えやすい素敵な名前も手伝って人気があります。

ムラサキシキブの実
美しいムラサキシキブの実
美しいムラサキシキブの実 拡大

近縁種のコムラサキはより美しいをつけます。ムラサキシキブは葉の全体に鋸歯があるのに対し、コムラサキは葉の先端~中央部分にだけ鋸歯があるのが特徴です。また、ムラサキシキブの花序 (果序) は葉の付け根から出るのに対し、コムラサキの花序は葉のつけ根から少し上のところに出ます。

コムラサキの実

庭などに植えられていてよく見かけるものはコムラサキが多いようです。

コムラサキの実
コムラサキの実 拡大

ムラサキシキブと似ていて、野趣あふれるヤブムラサキの様子は

ヤブムラサキ >

ヤブツバキ

3月中旬頃から4月上旬頃にかけて山の中で美しく咲き誇るヤブツバキの花を見ることができます。

可憐なヤブツバキの花

所によっては植林されたスギヒノキの木々の合間にヤブツバキが見事な林を形成していて驚かされます。

山に植林されたヒノキの合間にたくさんの花を咲かせるヤブツバキの巨木

静かな静かな山の中、毎年を咲かせて楽しませてくれます。ちょっとしたヤブツバキの花の名所のよう。

山に植林されたヒノキの合間にたくさんのヤブツバキの花
山に植林されたヒノキの合間に美しく咲くたくさんのヤブツバキの花

可憐なヤブツバキの花の赤色が色彩の少ない木立の中で際立って綺麗です。

山に植林されたヒノキの合間に美しく咲くたくさんのヤブツバキの花
植林されたヒノキの合間に美しく咲くヤブツバキの花

ヤブミョウガ

ヤブミョウガは湿気の多い林縁の藪などに自生するツユクサ科の多年草。

花期が夏から秋にかけてと長いため、9月頃から白い花と不思議な光沢の藍色の実を同時に見ることができます。

淡い緑色と濃い藍色の実が混在するヤブミョウガ

ミョウガに似ているためにその名をつけられていますが、ショウガ科ミョウガとは別種で食べられません。

ミョウガの花 拡大
ミョウガの花
ツユクサの両性花 拡大
ツユクサの両性花
ツユクサの雄花 拡大
ツユクサの雄花
午後のウスイロツユクサの両性花 拡大
ウスイロツユクサの両性花
ヤブミョウガの花

ヤブミョウガは同じ株に両性花雄花をつけます。白い半透明の花弁を3枚ずつつけます。

横から見たヤブミョウガの両性花 拡大
ヤブミョウガの両性花 拡大
ヤブミョウガの両性花
ヤブミョウガの雄花 拡大
ヤブミョウガの雄花

は午後になると雄しべを巻き込んで丸まって閉じていきます。

ヤブミョウガの花と未熟果

果実は淡い緑色から褐色、深い藍色の玉へと変化します。径は約5mm。

実が色づき始めたヤブミョウガ
淡い緑色から褐色、濃い藍色へと変化するヤブミョウガの実 拡大

果実が熟す頃、光を反射する金属光沢を持つ深い藍色となります。

晩秋に金属光沢に輝くヤブミョウガの実
晩秋に金属光沢に輝くヤブミョウガの実 拡大

パリッとした果皮は色素が出ることがなく、薄いプラスチックのような質感です。その中に内包されている複数の種子立体パズルのように球体を形成し、石垣のような質感も形もユニークで感嘆符の嵐!!! ミクロコスモス驚異の世界です。


ヤブミョウガ種子の魅力については下記のサイトがオススメです。

ヤブムラサキ

5月下旬から6月にかけて四十八曲りルート付近などの登山道周辺で可憐に咲くヤブムラサキの花を見ることができます。道に覆い被さるように枝を出して薮を形成していたりします。

シソ科 (APG) 旧クマツヅラ科 ムラサキシキブ属

ヤブムラサキの花

地味ながらの裏側もフカフカの産毛に覆われていて、優しい手触りで愛らしいです。

フカフカの毛を纏うヤブムラサキの花
フカフカの毛を纏うヤブムラサキの花 拡大
よく見るとかわいい ヤブムラサキの花

秋から初冬にかけてムラサキシキブと似た紫色のかわいいをつけます。

にはと同様、星状毛が密生しています。これがムラサキシキブとの大きな違いです。

ムラサキシキブの色に似た赤紫色のヤブムラサキの実
毛のついた萼のヤブムラサキの実 拡大

また、ムラサキシキブと違っての数が少なく葉の裏側をつけることが多いので、日の当たらない山の中では色のわりには目立ちません。

赤紫色のヤブムラサキの実
ヤブムラサキの実

ムラサキシキブの様子は

ムラサキシキブ >

ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサクは4〜5月にを咲かせるスプリング・エフェメラルの一種でケシ科キケマン属の植物です。

きれいに咲くヤマエンゴサクの花

水彩画のような淡い青から紫系の繊細な色合いのが上品で素敵です。

淡い紫系の色がきれいなヤマエンゴサクの花 拡大

山地の湿った林などにひっそりとを咲かせるのであまり目立ちませんが、微妙な花色がとても綺麗です。

紫系のヤマエンゴサクの花

淡い紫色から少々濃い色、ブルー系等どのの色も爽やかで魅力的。

淡い色が綺麗なヤマエンゴサクの花 拡大
淡い青系のきれいなヤマエンゴサクの花 拡大

エンゴサク (延胡索) は漢方薬の原料の名前からつけられたのだそうですが、一般的には毒草です。

山地に自生するので、山延胡索

ヤマエンゴサクの花

ヤマエンゴサクの特徴はの下の苞が切れ込んでいるところです。

ヤマエンゴサクの花

通常閉じている内側の花弁が開いて、珍しく雌しべ雄しべが姿を現していました。訪虫があったようです。

花弁の開いたヤマエンゴサクの花
ヤマエンゴサクの雌しべと雄しべ

ヤマハッカ

ヤマハッカは9〜10月に山野で青紫色のを咲かせるシソ科の多年草です。

美しく咲き誇るヤマハッカの花

雑然とした印象で見過ごされがちですが美しい秋の草叢を形成します。

ヤマハッカの花咲く草叢

は近くで見ると清楚できれいです。

美しいヤマハッカの花

茎の先に長い花穂をつけ、次々にを咲かせるので、長期に渡ってを見ることができます。

ヤマハッカの花 拡大

花弁の上唇に紫色の線状の斑点があるキツネ顔がヤマハッカ特徴です。

花弁の上唇に紫色の線状の斑点があるヤマハッカの花

ハッカという名前がついていますが、清涼感のある香りはありません。

ハッカというよりはスペアミントの方が似ている感じがします。

ヤマハッカの花と葉
花を咲かせるハッカ
ハッカ
スペアミント
スペアミント

花期が終わる頃の赤いのようできれいです。

ヤマハッカの赤い萼

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山で楽しく食べ歩き!お散歩マーケット」