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山で楽しく食べ歩き!
お散歩マーケット
山歩き入門コースをご紹介
何やら楽しそうな響きの
お散歩マーケットは 埼玉県飯能市 奥武蔵の山峡の集落 黒指(くろざす)・細田で年2回、春と秋に開催される笑顔と活気あふれる手づくりイベント。
自然豊かな里山を散策しながら点在する民家の軒先で、山菜や農作物、工芸品など、ローカル色豊かな食事や買い物が楽しめるという、売り切れ御免、リピーター続出の人気のエコツアーで毎回大盛況です。価格もお手頃価格のものばかりで超良心的!
山の中のお店をめぐるスタンプラリー形式なので、ハイキングしながら食べ歩きを楽しめるのも魅力的。
熟年世代から若者世代、子育て世代と、いろいろな世代が笑顔でお散歩と買い物を楽しんでいます。
山を歩くのは初めてで不安…、というトレッキング初心者にとってトライアルセットみたいなコースです!
にぎわいがあって道も整備されて安心なので道に迷う心細さもありません。
それでいて狭く急な山道が散歩コースなので、山の雰囲気はたっぷり!
全コースを回ると4キロ以上あり、買い物等含めると3時間位が目安です。
ハイキングできる装備でOKです!
チャレンジしてみては?
※ベビーカーは危険なのでご遠慮ください。
※他のお客様のご迷惑になるのでペットの同伴はできるだけご遠慮ください。リードは必携です。
※ゴミは必ずお持ち帰りください。
今年の秋のお散歩マーケットは
2024年11月17日 (日) 開催
詳しくは、
上直竹上分地域情報サイト
うらーほうは上分だ!へどうぞ
お楽しみに!
大仁田山周辺 季節の植物では奥武蔵の里山の季節を彩る植物をご紹介。
▶ 大仁田山周辺 季節の植物
お散歩マーケット以外の時期にも訪れてみてはいかがでしょう?
山とぷう太郎 実用メニューページ
より詳しい内容はコチラへ
▶初心者の為のトレッキング入門
▶トレッキングに必要な装備
▶富士山に登る時の注意
▶トレッキングを楽にする体作り
▶奥武蔵よも山情報
▶大仁田山周辺 季節の植物
お店をめぐるスタンプラリー形式だから、地域一帯の心やすらぐおもてなしが待っています!!
お買い物してもしなくてもどのお店でも気兼ねなく気ままに休憩できるので、"山を歩くのは少し不安…"というハイキング初心者にもうってつけ!
コースを全部回れば、完歩賞もゲットできます
「今回こそは伝説のぼたもちをゲットするんだ!」と開催と同時に意気込んでやって来られた方もいらっしゃいました。「え〜また売り切れなの〜!?」そんな声も時々聞こえます。
どのお店も好評なのですが、数に限りがあるため、早々に売り切れ店も続出します。
山道を歩いて食べ物がないのはキビシイです。特に午後は品薄状態になりますのでご注意を!
また、慣れた方になるとマイカップ、マイ箸を持って次から次へと食べ歩きする強者も!
さすがにエコツアーだけあってエコ通 (ツウ) だなぁ、と感心させられてしまうリピーターの姿も見かけました。
お手頃価格の季節の野菜や果実、田舎ならではの素朴な手作り食品も目移りしそうなほど多数揃っていました。
お散歩マーケットコースは春には花と若葉が輝いて爽やかな風が吹き抜け、秋は紅葉で鮮やかに彩られた陽だまりとなり、歩き心地の良い素敵な散歩道となります。
歩き始めて民家のお店をまわりながら急坂を登りきると展望が開け、眼前にすっきりと広がる黒指地区の草原がなんとも爽快で気持ちいい!
まるで、ご褒美のよう。電線の無い広々とした空と開けた草原が別世界にやってきたみたいで感動があります!
山を登ったつもりが、予想に反して広々とした公園のような景色が広がる意外性は不思議で楽しいサプライズ!
振り返れば、スタンプラリーで巡って来た民家のお店が見えます。
眺望抜群。山懐に抱かれた里山の素敵な景色が眼下に広がります。
頂上近くにある庚申塔は石神大明神と呼ばれ、古くから耳垂れを治すご利益があるとされ、周りに積まれた多くの穴の開いた石は治癒した方々が奉納したものだそうです。
詳細は うらほうは上分だ 石仏など へ
この先はしばらく樹林帯の道になるので、ここで休憩をおすすめします。
黒指地区と細田地区をつなぐトレイルはよく整備されて歩きやすいです。
体力に自信のある方は途中の愛宕山に登ってみてもいいですね。
この辺りから大仁田山にかけて奥武蔵ロングトレイルのコースの一部となっているので道標が設置されています。
高木が伐採されて明るく見通しがよくなりました。
日当たりの良い時間帯は檜風呂のような良い香りがたちこめます。
ちょっと急な山道を登ると、標高412mの愛宕山頂上にすぐ到着。天候の良い時にはスカイツリーやベルーナドーム(旧西武ドーム)が見える展望の良い山となりました。
テーブルとベンチもあるので休憩にもぴったり。
そのまま進行方向へ進めば、元の道に合流し、トイレがあります。
いぼとり地蔵さまの分岐が見えたら、細田地区のお店まではもう一息です。
参照:霊験あらたか いぼとり地蔵様 ▶
ここまで来たら、この先にあるコース一番のビュースポットをぜひ、訪れてみてください。暗い山道から急に展望の開ける明るく美しい細田の草原が現れた時には、別世界に来たかのようなすばらしい感動が待っています。
奥武蔵のシャングリラと呼びたくなる場所で、スカイツリーはもちろんのこと、東京方面の展望が開けていて開放感たっぷりの癒し空間です。
天空の畑 奥武蔵のシャングリラ ▶
大きな鉄塔付近の分岐点にある看板の細田林道・大仁田山が指す畑の方面へと少し下ります。
畑の中を道なりにを歩くと、ベンチもあり、草原の広がる休憩場所となっています。
スカイツリーはどちらかといえば左側の方に見えます。
色彩豊かな秋の景色もきれいです。
反対回りのコースも魅力的。
この魅力的なエリアについてはコチラで詳しくご紹介しています。
天空の畑 奥武蔵のシャングリラ ▶
秋には木々が美しく色づく道を気楽にのんびりと楽しめます。
コースは全長約4km、受付から約1時間40分の道のりなので、マイペースで気ままにお散歩を楽しめます。
運がよければ、ニホンカモシカ にも会えるかも!?
参照:奥武蔵在住 ニホンカモシカ ▶
春といっても5月に開催されるお散歩マーケットは初夏の花と新緑で輝き、彩られます。
あちらこちらで見られるシャガの花の群生は谷を白く染め、実に見事です。
自然と調和のとれたセンスの光る素敵なお庭の花々も見所です。
味わいのある鯉のぼり。積まれた薪も山の暮らしの風情があって素敵です。
かわいい売り子さんの笑顔もイベントを盛り上げ、彩りを添えます。
渓流沿いの道には樹木の清楚な白い花が咲き乱れます。
大仁田山周辺 季節の植物 ミズキ ▶
11月に開催されるお散歩マーケットの頃は美しく色づいた木々の葉や木の実で山が彩られ、輝きます。
少々肌寒い感じがしますが山の澄んだ空気の中、斜面の道を歩いていれば、すぐに体はポッカポカのウォーキング日和となって、気分も爽快!
イチョウの巨木の黄葉も見事です。
コース沿いではたくさんの黄色に輝くユズがお出迎え!果実の実りは気分を昂揚させます。もちろんマーケットでユズやレモンを販売しています。
ミヤマシキミのきれいな赤い実と緑の葉はクリスマスカラー。
優雅さと気品のあるナンテンの朱い実はコース沿いのあちらこちらで見ることができます。
かわいいカラスウリは楽しい彩り。
季節の花もキレイに咲いています。
秋から冬にかけて咲くビワの花。
民家ならではの珍しいコラボ。
サネカズラの赤い実とお茶の花。
おいしそうなキイチゴはラズベリー?
紅葉の美しいミツバツツジが季節はずれの花を咲かせ、綺麗な冬芽も同時に見られる贅沢な光景。
森や谷間の影に秋の光が天然のライトアップ。ステンドグラスや影絵のように映し出された木々の葉の輝きはこの時期ならではの醍醐味です。
かわいらしいピンク色のマユミの実とメジロさん。
道に落ちているリスさんの食べ終えたオニグルミの殻。
コース沿いではいろいろな植物の実も見られて楽しいです。
参照:大仁田山周辺 季節の植物 ヤブミョウガ ▶
参照:大仁田山周辺 季節の植物 コクサギ ▶
場所により、黄葉・落葉していますがムラサキシキブやヤブムラサキの紫色の実もなっています。
ムラサキシキブより、やや大粒で萼が毛で覆われているヤブムラサキの葉は触れてみるとフカフカとして温かい感じがします。
参照:大仁田山周辺 季節の植物 ヤブムラサキ ▶
コース沿いではニホンカモシカと出会うことがありますが、おとなしい動物なので出会った時はおどかさないようにして通り過ぎましょう。
参照:奥武蔵在住 ニホンカモシカ ▶
素敵な里山は地元の方々のご尽力によるものです。訪れた方全員が笑顔でいられるようにくれぐれもマナーをお守りください。
当然のことですが私有地ですので、畑に入ってものを獲ったり、ゴミを捨てたりなさらないように。ペットの同行も他の方への迷惑となるのでご遠慮ください。
とても残念な事なのですが、無断で果実や農作物・山菜等を盗むハイカーを見かける事があり、心を痛めております。
特に冬至の頃の柚子泥棒の団体ツアーには驚き。熟年の集団万引きです。
このエリアは私有地で地主の方々の善意で整備されて、休憩スペースまで設けて下さっています。
当たり前の事なのですが害獣より質の悪い害人が出没しないことを願います。
近くには霊験あらたかないぼとり地蔵様がおられます。くれぐれも罰当たりな事はなさらないように。人目は無くてもお地蔵様は見ておられます。
飯能市の発行している エコツーリズム のパンフレットによれば、
自然や歴史・文化・くらしを体験しながら楽しく学び、それらの保全にも役立てよう という新しい旅行の形がエコツーリズムで、2017年2月、飯能市は環境省が主催する 第12回 エコツーツズム大賞 の 特別継続賞を受賞したという事です。
お散歩マーケットは、2011年秋から始まった歴史があるので、特別継続賞受賞には大きく貢献しているようです。
また、お散歩マーケットは2015年に エコツアーアワード市長賞 を受賞した実績もあり、地域の方々のおもてなし精神と強い相互努力が功を奏したエコツアーだと言えるでしょう。
細田地区にはお参りしたところ、ガンが治ったとか良縁に巡り会えたなどと霊験あらたかでパワースポットとして最近参拝者の増えているいぼとり地蔵様があります。
いぼを腫瘍だと考えれば、その御利益はありがたいものです。
皮膚ガンや心のしこりなど気になる方はお参りしてみては?
終着地点の間野黒指バス停は屋根付きでやや広く、バス停というよりは鄙びた田舎の無人駅のような佇まいで渓流沿いにあるのもイイカンジ。
2022年9月から実証運行が開始され、大型バスから12人乗りワゴンで運行となりました。
フリー乗降制度が採用され、停留所以外でも運行経路上の希望の場所で乗り降りできるようになりましたが、土・休日、1/1~1/3 は運休です。詳しくは、
南高麗地区運行経路
南高麗地区バス時刻表
間野黒指のバス停の床にはこの地区の豊かな自然と生き物をモチーフにした美しいモザイク画があります。センスよくちりばめられた石が宝石のようでキレイ。
このモザイクタイル画は細田在住の作家三上群嗣氏により、地元の小学生と一緒に1992年8月に作成されたとか。
そんな制作秘話を知ってしまうと、この素敵なモザイクタイル画にますます魅了されてしまいます。
このモザイク画についてはブログ
かえで☆のデジブラ日記~♪さんの
コラム間野黒指停留所のモザイク画に詳しくレポートされています。
写真をクリックすると、上記写真の出典元のオリジナルのページで迫力ある大きな画像のモザイク画を見ることができるので是非ご覧になってください。目的地がバス停になってしまうかも?(笑)
トイレがバス停のすぐ近くにあるのもGoodです。
また、数少ないバスを待つ人が退屈しないようにという心遣いか、かつては簡易図書室のようになっていて、この地域の方々の優しさや安全性が感じられました。
おまけ情報
勝手に奥武蔵のシャングリラと呼び、お気に入りの散歩コースとなっている細田地区の里山。縁あって、
世界三大美果といわれるチェリモヤの木を栽培していただいています。
お散歩マーケット開催時限定で、
「天空のお休み処 おおやつ」にて公開展示されます。興味のある方は下記をご覧になってください。
趣味の果樹栽培 チェリモヤ ▶
お散歩マーケットが開催される、細田と呼ばれる上直竹上分の天空の畑は、奥武蔵のシャングリラ(桃源郷)と呼びたくなるエリアで、開放感にあふれ、四季折々楽しめます。
大仁田山登山道の途中に位置しているのですが、山頂より展望が開け、ここが一番のビューポイントです。
天空の畑の草原は標高が400m近くあるため高度感があり見晴らしが良くてマチュピチュの風情もある心地のよい所です。
桃源郷のような春
奥武蔵のシャングリラと呼びたくなるのは、もちろん春。隔絶されたかのような見晴らしの良い広がる草原に小鳥のさえずりが響き渡ります。
桜の花吹雪とともに、カリンとナシやスモモの花、ツバキ、シキミ、ミツバツツジ、スイセン、枝垂れ桜等が一斉に咲ほころび百花繚乱。まさに桃源郷の風情で心躍ります。
このきれいなカリンの花、秋には黄色の大きな実となり美味しく食べることができます。興味のある方はこちら
参照:カリンを食べたい ▶
爽やかさに癒される初夏
初夏には草原の緑の輝きが増し、心地の良い風が吹き抜け、大の字になって寝転んでみたい贅沢な癒やしの空間が広がっています。
広々とした空間が心地よい夏
夏には青空と広々とした草原とカリンが実り、吹き抜ける風が爽やかです。
澄んだ空気と彩り豊な秋
初秋からはパンパスグラスの花穂が風に揺れて風情があります。
下から見上げた広い空が気持ちいい。
大仁田山へ続く道
このエリアから大仁田山までは、畑の中の道を抜け、徒歩20で分ほどです。
おすすめは景色の輝く春と秋ですが、夏は杉や檜の林で木陰を歩け、冬は陽だまりの休憩所でくつろげるので一年を通して楽しめます。
天空の畑・奥武蔵のシャングリラ
細田地区へのアクセスは
大仁田山へのアクセス ▶
細田地区から、ちょっと足を延ばせばこの地域の最高峰大仁田山 (505.7m) まで歩くこともできます。
大仁田山へのアクセス ▶
頂上からは関東平野が見渡せ、天候が良ければスカイツリーも見ることができます。休憩のできるベンチがあるのも嬉しいです。
秋のお散歩マーケットの頃には赤や黄色に色づいた山がきれいです。
空気の澄んだ秋から冬はスカイツリーが特によく見えます。
それにしてもスカイツリーが大仁田山よりも130m近く高いとは、構造物として驚きの高さだと実感します。
春には桜の花とパステルカラーに彩られた山腹を見る事ができます。
大仁田山の標高表記は国土地理院発行の地形図には標高505.4mと記載されています。「あれ?頂上の標識には506mとなっているよ?」と疑問を感じた方はコチラへ。
参照:山の標高の表記について ▶
※ここでは山と高原地図 (昭文社) を参照にして、505.7mと記載しています。
大仁田山へのコースは植林されたスギやヒノキ等の多い山道ですが、所々で広葉樹の春の新緑・秋の彩りを楽しむことができます。
細田から大仁田山の登山道で唯一広葉樹に囲まれた道。名前は無いけれど、脇の小さなピークを登っても楽しい。
コナラなどの広葉樹の高木が織りなす美しい黄葉や新緑が嬉しいです。
スギやヒノキ、モミなどの針葉樹の深い緑と雑木の明るい葉の色とのコントラストも綺麗です。
黄葉の美しいダンコウバイ。
このエリアでは葉が落ちて視界が開けた空気の澄んだ日、北東方面に日光の男体山を見ることができます。
また、静かで人里近い山なので荒れていない雪山を楽しむのにも良いです。
が、低山といえどもコンディションによっては危険な箇所もありますので、ちゃんと雪山装備をしてお出かけください。
先客はニホンカモシカみたいですね。
奥武蔵の植林された登山道は一見単調ですが、線路は続くよ どこまでも…時としてそんな雰囲気の道があり、歩く時はちょっと楽しく感じます。
夏には登山道にヒグラシの演奏が波のように響き渡り、優雅な時間が流れる素敵な緑陰空間があります。
細田・黒指地区は大仁田山の山域にあるので、この地域の最高峰大仁田山を目指すと良いでしょう。
大仁田山山域への主なアクセスルートは2通りあります。
細田・黒指へのアクセス
間野黒指ルート
細田・黒指へのアクセス概略図
このコースは奥武蔵ハイキングコースのメインルートから離れているので、通常登山客は少なめでニホンカモシカもよく見かけます。静かな山歩きを楽しみたい方にオススメです。
駐車場がないので、アクセスは国際興業バス間野黒指(まのくろざす)行きのバスをご利用ください。
間野黒指ルート
西武池袋線飯能駅または
JR八高線・西武池袋線東飯能駅より
国際興業バス間野黒指(まのくろざす)行きのバスは運休中。
2022年9月から実証運行が開始され、12人乗りワゴンで運行となり、フリー乗降制度が採用され、停留所以外でも運行経路上の希望の場所で乗り降りできるようになりましたが、土・休日、1/1~1/3 は運休です。
詳しくは以下を確認ください。
南高麗地区運行経路
南高麗地区バス時刻表
間野黒指バス停から
約2km(徒歩約50分)
※自家用車の乗り入れはご遠慮ください
細田・大仁田山へのアクセス
四十八曲りルート・赤沢ルート
奥武蔵ハイキングコースで人気のある名栗方面へ向かう名栗車庫行き・名郷(なごう)行き・湯の沢行きのバスを利用して唐竹橋で下車して四十八曲りを通るコース、または上赤沢で下車して、赤沢登山道を通って大仁田山経由でもアクセスできます。
唐竹橋・上赤沢バス停近くの入間川は鮎が棲み、川遊びで人気のあるエリアなので、体力が残っていたら登山帰りに楽しんでみては?
細田・大仁田山へのアクセス概略図
四十八曲りルート
西武池袋線飯能駅または
JR八高線・西武池袋線東飯能駅より
国際興業バス名栗車庫・名郷・湯の沢行きに乗車(乗車時間約28分 530円)
唐竹橋下車
徒歩約9分 登山道入口 徒歩約50分 細田 徒歩約24分 大仁田山
※自家用車の乗り入れはご遠慮ください
赤沢ルート
西武池袋線飯能駅または
JR八高線・西武池袋線東飯能駅より
国際興業バス名栗車庫・名郷・湯の沢行きに乗車(乗車時間約30分 530円)
赤沢下車 徒歩約2分 登山道入口
徒歩約50分 大仁田山 徒歩約20分 細田
※自家用車の乗り入れはご遠慮ください
国際興業バス 運賃・路線 ▶
いぼとり地蔵様とシャングリラエリア間は徒歩6分程度。
大きな鉄塔の脇の分岐点の畑方面の道がシャングリラを取り囲んでいます。大仁田山へはこの畑の中の道を使う方が速くて安全。天王様・大仁田山方面は奥武蔵ロングトレイルコースになっていますが、一般の方には少々険しくて危険なのでオススメしません。
盛夏にタマムシやルリボシカミキリ、オオセンチコガネなどの美しい色彩の昆虫にも出会えました。
オオセンチコガネ
オオセンチコガネは金属光沢の輝きが美しい昆虫です。
カモシカやシカが一年中出没している自然豊かな環境なので、彼らの落とし物目当てに集まるオオセンチコガネにとっては聖地のような場所なのかも。
暖かくなり始めた頃から姿を見かけるようになりましたが、真夏の方がギラギラと輝いていたような気がします。
おもしろいことに、ちょっとした刺激があると、瞬時に硬直してショック死をしたように動かなくなります。迫真の演技力を持つひょうきん者です。
ひっくり返ったら、あら不思議!脊中とお腹では色味が違うんですね。
梅雨時に出会ったオオセンチコガネ。
金属光沢のため、とても目立ちます。
生態はフンコロガシというよりはフンひきずりになるんだそうです。(笑)
7月下旬のオオセンチコガネは動きが速い。ブ〜ンとなかなか大きな音をして低空飛行。逃げるために土に潜るのもあっという間。
ワインレッド色が夏の強烈な日差しに反射して綺麗。空飛ぶ ブドウ酒 !?
9月中旬のオオセンチコガネ。虹色のギンギラギンで目立っています。
タマムシ
ある晴れた真夏の炎天下での出会い。
マダム・バタフライならぬ、マダム・タマムシよろしく重そうに舞い上がっていたタマムシさん。
その姿を眺めていたら、どういうわけか、わざわざ目の前に止まってモデルさんになってくれました。
目がパッチリべっぴんさん。
澄んだ広いお空がお似合いです。
ニホンカモシカは名前にシカとついてますが、鹿ではなくウシ科に分類されるだけあって、鹿と比べるとシャープさに欠け、ふっくらとして愛嬌のある日本の特別天然記念物です。
国の特別天然記念物に指定されているので保護され頭数を増やし続けています。最近は奥武蔵でもよく見かけるようになりました。
臆病ですが好奇心旺盛な性格で、安全だと思うと、立ち止まってじーっと、こちらを観察していたりします。
なので、お互いに長い間見つめ合ってしまうことがままあります。(笑)
また、ある時は木の合間からじ〜っと熱い視線が…
ふっくらとした腰つきで名残惜しそうに立ち去る姿もかわいらしい。
ある日のニホンカモシカ劇場
まるで、御丁寧にもお見送りまでしてくれているように見えました。
おいしそうに葉っぱを食べるニホンカモシカさんの様子はコチラ
参照:ある日のニホンカモシカのお食事 ▶
カラ梅雨で水不足が懸念され始めた夏のある日の午後、まるで雨乞いをしているかのように樹上で祈りのポーズをとるモリアオガエルに出会いました。
祈りが通じたのか、その数日後、待望の雨が降り、地域一帯を潤しました。
細田・黒指地区は、昭和35年ごろから樹上産卵の習性をもつモリアオガエルの生息が確認されるようになり、昭和45年11月1日に直竹上分地内に生息するモリアオガエルは市の天然記念物に指定されたのだそうです。
実際のところは涼しい木陰でお昼寝をしている最中でした。(笑)
樹上生活に長けているだけあって見事な吸盤。眠っていても吸盤つきの指がピトッと枝を挟み込んでいて、落ちる心配は無さそうです。
おとぎ話に出てくるようなかわいい姿にほっこりです。
モリアオガエルに関してはコチラでも記載しています!
参照:カエル 御三家 ▶
ある秋の日に、沢付近の道路を横切るヤマドリに出会いました。
ヤマドリは日本の固有種で山中に棲息するため、キジと比べると遭遇が稀なキジ科の鳥です。
尾羽根が短いので雌です。何かを夢中で探しながら食べています。
すると、続いてヤマドリの雄がその後を追ってやってきました。
百人一首で有名な山鳥の尾のしだり尾を持つのは雄です。
体に対して長〜い尾羽根がしなっています。
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝む
百人一首で柿本人麻呂の歌として有名な歌
(出典は拾遺集、万葉集では詠み人知らず)
山鳥の垂れ下がった長い尾羽根のように、長い長い秋の夜をただ独り寂しく寝ることだろうか…。
昼間は仲良く行動を共にしているペアの山鳥ですが、夜は別々に分かれて谷を隔てて眠るという伝承のせいで、ひとり寝を表す時にも使われるのだとか。
それぞれ自分の食事に夢中のようす。
雄はキジと似て顔が赤いです。
一歩一歩、食べ物を丁寧に探しながら低くこもったホッホホホというような、喉を鳴らすような鳴き声をさせて歩いていました。
赤銅色に輝く羽根がきれいです。
2羽のヤマドリは採餌しながら、山の急斜面を登って行きました。
ヤマドリは朝になると、コケの生えている沢に降りてきて、水分補給をしがてらコケを食べ、ほぼ同じ時間に同じコースを登山しながら、採餌するという規則正しい生活習慣を送っているのだとか。現代人が見習いたいような健全生活ですね!(笑)
参考までに、畑や明るい草原などで見られるキジ。雄は派手です。