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手軽に空色を楽しむ
趣味の藍染め

藍の生葉染めで空色に染まった絹の羽二重の布

天然素材の藍染めで
ときめきの空色を楽しみませんか?

宇宙につながる夜空空色から地球空色、様々な空色や美しい海の色までも醸し出す藍染めの色。

初心者でも家庭でカンタンお手軽に楽しめる藍の生葉染めをはじめとする趣味の藍染めの方法をご紹介。

ここでは、藍の生葉染めで出せる色の可能性・バリエーションを追求しています。

夏の青空にたなびく藍の生葉染めシルク

ジャパンブルーサムライブルーとも呼ばれる日本の伝統色である藍色ついてと綿真珠藍染めできる!?簡易染色方法はコチラ

▶ ジャパンブルー 藍染め色

▶ 藍染めの代表的な色

▶ 藍の簡単染め

藍染めに必要不可欠なタデアイについてはコチラ

▶ 参照:タデアイ

藍 メニュー

藍の生葉染め

空色浅葱色に染まる藍の生葉染めは日本の伝統色である深い藍色とはまた異なった魅力あふれるカンタン安全染色方法なので個人や趣味の団体など愛好者が増えていて、近年夏休みの体験学習などでも行われています。

緑豊かな民家の庭先で開催された藍の生葉染め体験イベントにて 藍の生葉染めで空色に染まった絞りを施された絹の布が並んで干されているところ

日本の伝統の藍染めと同じタデアイの生葉を使う事で、お手軽に夏の空色染色を楽しめる藍の生葉染め

ざっくり言えば藍の絞り汁にチャポンとを10分ほど浸して干すだけで空色に染まります。

難点といえば、藍の生葉染めに最適な素材であるが高価である点です。

参照:藍の生葉染め 手順 ▶

藍の生葉染めで空色に染まった絹の布

藍の生葉染めは水墨画や水彩画、あるいは陶磁器の釉薬掛けのようなもので一発勝負。しかも高価なので失敗したらもったいないなどの気持ちがよぎります。ですが、という上質な素材が緑色から鮮やかな空色に変化した時の感動はそれまでの不安を帳消しにしてくれます。

藍の生葉染めで縹色に染まった絹の布

タデアイの収穫期、夏から秋にかけての期間限定の染色方法です。

藍の生葉染めで染めた色は、
浅葱色水色ターコイズブルー
セルリアンブルーと表現される明るくてきれいな空色となります。

空色に輝く美しい藍の生葉染めシルク

タデアイが元気に育つときめきの空色を楽しんでみては?

参照:タデアイ 栽培 ▶

藍の生葉染めの魅力

藍の生葉染めで軽やかな水色のグラーデーションに染めたシルクシフォンのストール

藍の生葉染め染色時間が5分〜30分程と短く、難しい薬剤も不要、排水もそのまま流すことができるお手軽さ。しかも、何より嬉しくて魅力的なのはその染められたの美しさです。

藍の生葉染めでいろいろな空色に染まった絹の布

藍の生葉染めに必要なものはいたってシンプル。

新鮮なタデアイの葉とタンパク質を含む羊毛やナイロンなどの。あとはバケツ洗濯ネットと防水性の手袋中性洗剤だけ。

模様を出すための絞りを入れる場合は紐や輪ゴム、ビー玉、割り箸等、身近なものを使えばOK。

藍の葉の元気な暑い時期に行うので、を扱うのが心地良いのも魅力です。

夏の青空のもと、空気酸化中の藍の生葉染めをしたシルク

生葉染め染液から取り出したシルクを夏の青空のもと空気酸化して美しい空色となる過程は驚きの感動と、心地良い時間が待っています。

バリエーション豊かで美しい空色に染まった藍の生葉染めをしたシルク

充分に空気酸化させて色素定着させます。仕上げに中性洗剤で洗濯すると、の緑色成分が抜けてスッキリとした藍染め色が残ります。

バリエーション豊かな空色を出すことができるのも楽しみのひとつです。

藍の生葉染めで藍色のグラーデーションに染めたシルクシフォンのストール

使用しない時は色落ちを抑えるために光の当たらない場所で保管します。

藍染めにはアイと名のつくさまざまな植物が利用されますがタデアイがお手軽です。ハーブと同様に丈夫な植物なのでベランダでプランター栽培したり、刈り取った水耕栽培したり、簡単に育てることができます。はネットで「藍の種 無料配布」で調べて入手すると良いでしょう。

藍の生葉染め 魅惑の色彩

ときめきの夏の空色

藍の生葉染めで軽やかな水色に染まったシルクシフォンのストール

藍の生葉染め空色浅葱色など明るい青系のに染まるのが特徴ですが、いつも同じに染まるわけではありません。のように毎回違う青色を楽しめるのも藍の生葉染めの魅力です。

※このコラムの染色された写真はすべて洗濯後のもの

藍の生葉染めをした絹のストール

草木染めのように緑色が含まれたり、天候や成長具合で藍の葉の色素量が異なったり、葉の量や粉砕具合、染色時の経過時間、水の温度酸素量、水道水を使用したか汲み置きしたを使用したか、乾燥時間湿度の違いなど様々な条件により発色が異なります。

藍の生葉染めをした絹の布 色の違い
藍の生葉染めをした絹の布 濃い目の色の違い

染められる織り方によっても違いが出ます。

シルクシフォンはふんわり軽く透明感のあるやさしい空色に。

藍の生葉染めで綺麗な空色に染めたシルクシフォンのストール

羽二重絹布を染めると鮮やかに光沢が出て輝いて見えます。

絞りを入れて染めた藍の生葉染め
美しい空色の藍の生葉染め
藍の生葉染めでいろいろな美しい空色に染められた絹

光の当たり具合でも印象が変わって、違った雰囲気に見えます。

藍の生葉染めをした青系の色味の絹のストール

鮮度の良い生葉濃い染液を作り、短時間で染め上げ、冷水で仕上げれば、くすまずに鮮やかに濃い色も出すことができます。重ね染めでも同様です。

藍の生葉染めで空色に染めたシルクシフォンのストール

染液の鮮度の良さについて

藍色を発色するインディゴが生成されるには、タデアイの葉が傷つくことでに含まれるインディカンの中で酵素と瞬時に出会い、インドキシルとなって、電子を持つ等の繊維に引き寄せられ、その場で酸化するという過程があります。

それはわずか数分で、傷ついた葉が水と出会った瞬間からカウントダウンが始まっています。

この時間こそが「鮮度の良い時間」であり、濃い藍色に染めるポイント

なので、一度に大量のを粉砕してから染めるのではなく、少量ずつでもを破壊しながら、鮮度の良い染液を足していく方が少量でも濃くて鮮やかに染まるという結果を得られました。


藍の花が咲く頃のを使用したり、長めに染液に浸していたもの、二度染めした場合、ぬるま湯で洗った場合など色がくすむ原因となります。

花が咲く頃の葉で染めた藍の生葉染め

同じであっても、織りによって発色が異なります。

少々色のくすんだ藍の生葉染め

タデアイの花が咲く頃は、の栄養が種作りに使用されるためにも大きくなれず、色素量も減ってしまうようです。

が青々として大きく育つ元気な季節が色素も多く、水温も高めで酵素が活発に活動するので藍の生葉染めに最適です。


羽ばたきの淡い浅葱色

藍の生葉染めで淡い浅葱色に染まった羽衣のような軽やかさが魅力的。

藍の生葉染めで浅葱色に染まった絹の布

藍染めと言っても、こんなにも淡い色に染まるが不思議です。

藍の生葉染めで淡い浅葱色に染まった絹の布

この淡い緑色はおそらく葉緑素による草木染めの色味によるもので、青色成分と相まって、ミントグリーンのようなパステルカラーに染まったものと思われます。使用したタデアイの葉は布とほぼ同量です。

藍の生葉染めで淡い浅葱色に染まった絹のストール

羽化したてのオオミズアオの翅のような美しさでもあります。

羽化したてのオオミズアオ
羽化したてのオオミズアオ
photo by Alpsdake

こちらはわずか数分だけ染液に浸したものを中性洗剤で洗濯したもの。

藍の生葉染めで軽やかな浅葱色のグラーデーションに染めたシルクシフォンのストール

染色能力の少なくなった染液で染めても淡い色を出すことができます。

藍の生葉染めで軽やかな浅葱色のグラーデーションに染めたシルクシフォンのストール

ターコイズブルーのグラデーションのシルクシフォンは透明感があり、羽衣みたいに軽やかで素敵です。


アオスジアゲハの鮮やかな翅色も藍の生葉染め空色を感じさせます。

影絵に映し出された空色のような美しさの翅を持つアオスジアゲハがハルジオンの蜜を吸っている光景

藍の生葉染め 手順

■ 用意するもの

  • タデアイの生葉
    (染める布の同量以上の量)
  • 絹または羊毛製品
    (洗って乾かして絞りをいれておく)
  • (汲み置きの水が好ましい)
  • バケツ洗面器ボール
  • アミネット
    (葉を搾って濾すことができるもの)
  • ストックバッグ
    (ビニール・ポリ袋等の防水袋)
  • 防水性の手袋
  • 時計
  • 汚れても良い服装

※ 絞りとは

布の所々を紐などで縛り、染料が染み込まない箇所を作って白い模様を出す方法

ビー玉などを入れたり、布を折りたたんで紐やゴムで縛ったり、割り箸や洗濯バサミを使うなど自由に施すことができる

ネットの使用目的

ネット粉砕したを搾り出して、濾すことなので水抜けが良くて丈夫なものが適している

洗濯ネットを使うと便利

また、葉のカスはくすみの原因となるので目の細かいものが良い

葉の使用量について

の量は布と同量で淡い浅葱色に染まり、量が多いほど濃く染まる

量が多すぎると染液を作るのに手間取り、その結果、染液の効力が短くなってが無駄になりがち。3〜6倍位のの使用がおすすめです


きれいに染色するのに適した日時

乾燥した天気の良い日
(乾燥が早いほど透明感が出る)

の元気な時間帯に収穫し、
の鮮度の良いうちに終わらせる


生葉染めのポイント

タデアイの染液が傷ついてから持って30分という短い寿命

染液を作る過程から段取り良く
素早く終わらせるのがポイント

藍の生葉染めタデアイに含まれているインディカンという無色の物質がが傷つくことで、酵素と出会いインドキシルに変化。更に酸素と結びつく事で藍色の色素 (インディゴ) に変化するのを利用した染色方法

インディゴの前駆体であるインディカンインドキシル水溶性なので、を加えての細胞を壊すと、酵素の働きでわずかな時間だけ染色可能な状態となる。イオン性の繊維である羊毛などタンパク質系の素材でないと染められない。

不溶性インディゴに変化した染液染色能力を失う。


■ 染色前の準備

絹の布中性洗剤で洗っておく
(洗剤を残さないように)

・模様を楽しみたい場合は乾燥後、
 絹の布絞りを施しておく

絞りを施した絹の布

冷水を適宜用意しておく
染色後に布を水に浸せる量)


■ 染色の手順

染めるをぬるま湯に浸す

温度により酵素の働きがよくなり、染めムラの防止となる

タデアイを摘む

が咲く前の色が濃くてキレイな葉を使うのが理想的

量が多いほど濃く染まる

摘まれたタデアイの葉

を取り除いたは水に浸した後、植えつけるとまた栽培可能

防水性の手袋を着用して、を軽く洗う(キレイなら洗わなくて良い)

7月 藍の生葉染めの用に採取した大きくて元気な葉の入った容器

洗ったネットに入れて水切り

洗面器の中に置いたタデアイの葉を濾すアミの袋

農業用ネットを袋にして使用すると、丈夫で水抜けが良くて便利

洗濯ネットの粗目と細目を重ねて使用

粗目のネットは摩擦が大きく、素早くを揉み出すことができて便利ですが、のカスが漏れ出てしまうので染液を搾って濾すのに適している細目と両方のネットを使用

タデアイの葉を揉んで濾すのに使う洗濯ネット 荒目と細め

丈夫で便利なので、繰り返し使用しているうちにポリエステル製の白いネットが生葉染めされています

粗目ネット(上写真左)は使用回数が多いためくすんだ藍色状態

エキスが出やすいようにネットの中でを素早くちぎる

ミキサーを使えばさらにカンタン!
ミキサーを入れて粉砕して、ネットで漉した染液ストックバッグに入れてしまえば、よりお手軽です

ミキサーを使う場合はを入れ過ぎて回転しにくくならないように配慮する

ネットの口を縛り、ストックバッグの中に入れる

藍の生葉染めの染液を作るためのセット タデアイの葉をアミの袋に入れさらにストックバッグに入れて洗面器の中に置いたもの
タデアイの葉の入ったアミの袋の口が縛られ、ストックバッグに入れられている

染色されるものがしっかりと浸せるくらいのを加える

が多すぎると染液が薄まってしまう

汲み置きした塩素の抜けた水が理想的

ストックバッグにタデアイの葉の入ったアミの袋と水が入れられている

エキス抽出できるように、
ネットごとゴシゴシとこすり合わせできるだけの外に出ないようにもむのが基本

洗面器でこすり合わせるように、もみ出してからストックバッグに入れても良い

染液はなるべく短時間で作る

染液酸化することで抹茶色から濃い藍色に変化し、染色能力を失います

そのため、酸化しにくくする事が重要

試してみたところ、水の外に出ないように揉み出すよりも、多少空気に触れても、短時間染液を作った方が染液の有効時間は長かったです

ドロドロの抹茶色になったらアミを搾ってを漉し、ストックバッグ
藍ジュース染液)を入れる

染液抹茶色のうちに

なるべく速くしっかりと搾りきる

ストックバッグ染液を投入

ストックバッグ空気を抜くようにしてを閉じる

ストックバッグを使うことの利点

● 空気を抜いてを閉じるので、染液酸化しにくくなる

少量の染液でしっかり布を浸すことができる

ごと揺らしてを空気に触れずに動かしたり、押しもみができる

ストックバッグに入れた藍の生葉染めの染液に布を浸している最中

染液から出ないようにして
ストックバッグの外側から指で
やさしくもんで染液にムラなく染み込むようにする

ストックバッグに入れた藍の生葉染めの染液に布を浸している最中

が濃いめの色になってきたら取り出し、軽く空気にさらす

染液に浸して約7分〜10分ぐらいの頃

ストックバッグに入れた藍の生葉染めの染液に浸している布が青緑色になっている

これを3回ほど手早く行う。

染液濃い藍色になってきたら、染まりにくくなるばかりか、くすんだ色になるので、それ以上染液には浸さない

染液からを出して冷水にさらす

染液から取り出した絹布

冷水を使用することで発色良くなり、逆に温かめの水だと色がくすむ

の中で絞りを解いて、やさしく泳がせるように静かにを動かす

  緑色から浅葱色に変化する。

染液から取り出した絹布を水の中に入れたところ

水にさらすのは洗うのではない

にさらすのは、インドキシル藍色の素)が不溶性のインディゴ)に変化する前に、水中でイオン化するの繊維に吸収・定着させるためなので静かにやさしく動かすことが大切

洗い落とすのではない ので注意


参照:藍染めを化学の視点から

を入れ替えて、繰り返す

染液から取り出した絹布を水を入れ替えて再び水に浸す

長くに浸しっぱなしにするとくすみの原因となるので注意

から引き上げて、タオルで水気を取り除き、素早く干して空気酸化

空気酸化中の藍の生葉染めをしたシルク

充分乾いたら、中性洗剤で優しく
洗って乾燥させる

酢水オキシドールを薄めた液などに浸して酸化を促進方法もある


洗いが足りなかったり、お湯を使用するとくすみ変色の原因となる


アルカリ性洗剤を使用すると色落ちしてしまうので、洗濯する時には注意

5月下旬に摘み取ったタデアイの生葉で染めた絹のストール

ついでに綿のハンカチと手ぬぐいを水で薄めた牛乳の液に浸してから染めると淡い浅葱色になりました。

5月下旬に摘み取ったタデアイの生葉で染めたコットンのハンカチ

藍の生葉染め 色の変化を楽しむ

綺麗な藍の生葉染めを楽しむには元気なタデアイの先端部分の生葉を多めに使うと良いようです。

摘まれた元気の良いタデアイの葉

また、5月下旬から7月下旬のは特に大きくて収穫も簡単な上に綺麗な色が出るので嬉しいです。

7月 藍の生葉染めの用に採取した大きくて元気な葉
1枚 約12cmの大きな葉

当然ながら、8月の最盛期のも青色が濃くてきれいに染まります。

ただ、虫に喰われたり、乾燥・高温障害にやられて元気のないこともあります。


面白いことに同時期・同量のを使用しても多彩な空色が楽しめます。

藍の生葉染めでいろいろな空色に染まった絹の布

染液の濃度を変える

タデアイ生葉粉砕具合を変えて、何度かに分けてもみ出しをして染液に変化をつける。


粉砕時間水の量を変えて染液の濃度に変化をつける。

使用する水を変える

に浸しておく時のを、水道水をそのまま使用したり、塩素を取り除いた汲み置きの水を使用したり、水温を変えたりする。


収穫したを洗う時も、汲み置きの水を使用し、温度を変えてみる。


染液からを出して浸す温度を変えてみる。

染色時間を変える

染液を作る時の水も同様に変化させて、染色時間を変えてみる。

水をはった洗面器で染液につけた布を水に晒しているところ

これらに変化をつけるだけで多彩な藍色発色を楽しめます。もちろん、外気温や湿度によっても変わります。


鮮やかで深い空色を出す

生葉染めでも染液が明るい緑色のうちに染めると、薬剤を使わなくても藍色を濃く出すことができます。

藍の生葉染めで濃い空色に染めた絹のストール

葉の量だけでなく染液の鮮度も大切なポイントで、大量に染液を作っている間にも染液の効力は落ちていきます。

なので少量でも新鮮で濃い藍ジュースを作るのが効率的でオススメです。

青色に発色させてくれる酵素が傷つくと急速にその能力を失っていくので、できるだけ短時間新鮮な染液布を浸すのが重要なポイント。

※上記写真はの6倍の120gのを使用

は8月中旬から下旬のもの


さらに濃い色にするためには先端の葉ばかりを使用します。

参照:8月上旬の先端の葉で生葉染め ▶


まずは少量の水で思い切りをこすり合わせてもみます。緑色の汁が出てきたら、が浸せるほどのを加えて素早く揉み出して、ストックバッグに搾り入れます。この染液ぬるま湯に浸しておいたを早々に浸し、袋の外から指でもんで染液を染み込ませます。

藍の生葉染めの染液と布をストックバッグに入れて浸しているところ
作りたての染液に浸す

染液ストックバッグに入れることで、少量でもに染み込ませることができます。

※荒めの洗濯ネットを入れて、それを細かい洗濯ネットに入れてもみ出すと摩擦もあり、葉のカスも出ないので効率的。

葉のカスはくすみの原因となります。

をもむ時に洗濯板を使うと便利。


続けて、ドロドロになってきたを更にもみ出して、新鮮な染液を追加していきます。

から藍色成分をできるだけ搾り出すつもりで数回繰り返します。

を多くすると染液が薄まるので注意。

からエキスを出す速さが最優先なので、泡がたっても、空気に触れてもOKです。

最初の染液に浸してから約20分以内に終わらせることで、くすみが出にくくなります。


また、に晒す時は冷水を使用するのも重要なポイントです。

あとは通常通りの生葉染めのやり方と同じです。

参照:藍の生葉染め 手順 ▶

藍の生葉染めで藍色と浅葱色が混在する絹のストール

こうすることで、草木染め緑色成分があまり出ないで、スッキリと鮮やかな濃いめの空色に染まります。

ミキサーを使う場合は一度に大量に染液を作らない方法が良いでしょう。

※光によって印象は異なりますが、写真は洗濯済みの乾燥させた絹布です。

藍の生葉染めで濃い藍色に染めた絹のストールとコットンボール
種子から育てたコットンボールと

のエキスが薄い場合は淡い浅葱色となります。色を全体的、または部分的に濃くしたい場合は染めたくない場所をもう一度絞りを施したり、液に浸さないようにして、新しい染液を使って重ね染めをします。

参照:藍の生葉染めの重ね染め ▶


5月の葉でも濃く染められるか?

同じ方法で、5月下旬の大きく元気なを使った場合に濃い藍色に染られるかを試してみました。

5月下旬 プランターで元気に育つタデアイ
5月下旬 プランターで元気に育つタデアイ
5月下旬の収穫したタデアイの大きな葉

収穫量110g 茎を覗いたの量約90g

先端5〜6枚の良いばかりです。

5月下旬の藍の生葉染めに使用したタデアイの葉約110g

結果はかなり濃く染まりました。濃い浅葱色縹色ターコイズブルー系の綺麗で鮮やかな色です。

中性洗剤で洗った後に乾燥させた絹のストールです。

5月下旬の葉を使って染めた藍の生葉染め

8月のものはどちらかといえば藍色系でしたが、比べると緑の色素も多いような印象です。

濃い浅葱色〜縹色・ターコイズブルー系に染まった絹のストール(5月下旬の葉で藍の生葉染め)

試しにストールの半分だけアイロンをかけて比較してみると、熱の当たった場所は若干褪せてしまいました。

5月下旬の葉を使って染めた藍の生葉染め

アイロンをかける場合はかなり低温にした方が良さそうです。

5月下旬の葉を使って染めた藍の生葉染め

開花期の葉でも濃く染められるか?

9月の下旬と10月初旬、もちらほら咲き始め、も小さくなってきた時に試しに染めてみたところ、最盛期の頃のを使った時ほど藍色は濃く出ませんでしたが、鮮やかな縹色 (はなだいろ) に染まりました。

藍の生葉染め 水で酸化している絹の布
水で酸化中の絹のストール
藍の生葉染め タオルドライする前の絹の布
タオルドライする前の染めた布

以前に染めた通常の生葉染めと比べるとかなりはっきりとした色味です。

藍の生葉染めで縹色に染まった絹と浅葱色に染まった絹

しかしながら、中性洗剤で洗って乾燥したまでは問題がなかったのですが、霧吹きをしてアイロンがけをすると、色褪せてしまいました。(▼ 中央と右)

藍の生葉染めで縹色に染まった絹のストールとアイロンの熱で色褪せてしまったストール

この時期のの色素は定着が弱いのか熱に弱く、堅牢性がないのかも。

とりあえず、酢水で色止めをした後に洗濯して乾燥。当て布をして、低温でアイロンがけすれば良いのかもしれませんが、アイロンがけは保留中。

その後、極低温でアイロンがけをしたところ、わずかな褪色ですみました。


10月上旬に布と同量ので手早く染液を作って生葉染めを試してみました。濃く染まったように見えても仕上がりは薄い浅葱色となりました。の量が少ないこともありますが、やはりこの時期のは色素の繊維への定着が弱いような気がしてなりません。

淡い浅葱色に染まった絹のストール

この後、アイロンをかける際にアルミコートアイロン台水分アイロンがセットになった時に色褪せする現象を発見しました。何らかの化学変化が起きているようです。

同条件で綿布を下にしてアイロンしたところ目立った褪色は見られませんでした。そこで濃いめに染めたシルクに柄を入れるように霧吹きをかけてアルミコートアイロン台アイロンがけしたところ、1枚のシルクの中に異なる色みの淡い青色が醸し出される結果が得られました。

藍の生葉染めで藍色のバリエーションを盛り込んで染めたシルクシフォンのストール

藍の生葉染めの色を楽しむ新たな可能性が出てきて嬉しいです。

藍の生葉染めで藍色の異なる青みを持ったシルクシフォンのストール

藍の生葉染めの重ね染め

9月の中旬、藍の生葉染め重ね染めを試してみました。

花穂が姿を現したタデアイ
9月の中旬に収穫した藍の葉

花穂が立ち上がり始めたタデアイの葉を90g使用して3枚60gのストールを染色しましたが、思っていたよりも色鮮やかに濃い色が出ました。

同じ染液を使用して浅葱色のストールと深い空色のストールの重ね染め
浅葱色は鮮やかな縹色に、深い空色はより濃い色に染まりました。

藍の生葉染めの重ね染めで染めた3枚の色違いの絹のストール

同じ日の午後に生葉を60g使用して、さらに重ね染めすると、生葉染めとは思えない藍色に近い色にまで染まり、感動しました。

藍の生葉染めで2回重ね染めで染めた絹のストール

使用した生葉は午前中に摘んだもので冷蔵庫で保存しておいたもの。
気温が25℃ということもあってか、の状態も良くて、遜色のない染液を作ることができました。

また、生葉が少量だったため、短時間で濃い染液を揉み出すのことができて効率が良かったように思えます。


重ね染めは色濃く染めることができて良いのですが、一度で染め上げたものと比較すると透明感が失われるように感じました。

藍の生葉染めでより深い色を出す1

新シーズンが到来。今回は薬剤未使用の藍の生葉染めだけで、より深い色、空色というよりは海の青のような色に染めることができました。

藍の生葉染めで深い藍色に染めた絹の布

今回のポイントはミキサーの使用と葉の量染液濃度鮮度です。

の量は20gの絹布の8.5倍の170g、は1.2リットル使用しました。

の量に対しての量は今までと比べて少なめで濃い染液を目指しました。

藍の生葉染めで深い藍色に染めた絹のストール

写真の絹ストールは中性洗剤で洗濯後に低温でアイロンがけした後ですが、さほど色落ちもしませんでした。

バリエーション豊かに染まった藍の生葉染め

今年7月に染めた生葉染めの中で一番濃く染まりました。

今シーズンは7月の日照時間が記録的に短く、タデアイの葉に含まれる藍色に変化する成分が少ないのではないかと心配されたため、収穫を先送りしていたところ、が茂り過ぎて黄色くなってしまったものも出てきました。

せっかく育てたが使い物にならないのではもったいない。

そこで、思い切って7月下旬に多めに刈り取り、藍の生葉染めを行いました。

染色日も雨が降ったりやんだりで条件が悪かったにも関わらず、藍の生葉染めでここまで深い色が出たことは予想外で嬉しい結果となりました。

今回の染色の詳しい手順は下記参照


より深い色の藍の生葉染め手順

使用する水は汲み置きして塩素を抜いておく(1.5リットル用意)

絹布はあらかじめ中性洗剤で洗う
(洗剤が残らないように注意)

絹布が乾いたら絞りを施す

水道水1リットルを沸騰させて塩素を抜き、冷めてぬるま湯になったら絹布を浸す

塩素が抜けた水に絞りを施した絹布を浸す

酵素の働きが活発になりそうなので、水温をやや温かくする

天気がよければ、汲み置きしておいた水を太陽光で温めておくのも良い

薄手の手袋をはめてタデアイの葉を摘み取って重さを量る

汚れていたら、を傷つけないように軽く洗う

藍の生葉染めで使用するタデアイの葉170g

20gの絹にタデアイの葉を170g使用

これまでと比べるとかなり贅沢な量

ストックバッグ絹布を軽く水を切って入れる

洗面器等容器に入れると、袋が安定して作業しやすい

染液がこぼれた時でも安心

ストックバッグに水に浸しておいた絹布を軽く水を切って入れる

絹布の上に洗濯用のネットをセット

粉砕したを濾す道具は何でもOKですが、洗濯用のネットが便利です。

浸しておいた絹布の入ったチャックつきポリ袋に洗濯用のネットをセットする

小さなゴミ箱に袋とネットをセットすると、安定する上に少量の染液でも全体に染み込みやすく、空気に触れる面が少なくて、酸化しにくくなるので便利

ミニゴミ箱に浸しておいた絹布の入ったチャックつきポリ袋と洗濯用のネットをセットする

2回に分けて染液を作るので半分位の量のを使用
(適当でOK この時は約100g)
シュレッダーバサミでを刻みながらミキサーに入れる
この過程は省略可

タデアイの葉をシュレッダーバサミでざっくり切っているところ

ミキサーの使用時間が長くなる事で、熱が出て酵素の動きが活発になって、染液の染色能力時間が短くなることを恐れ、より短時間でが砕けるようにと考えたため

使用したミキサーの容量は1リットル

その後の実験で小さなが多めのものを使用した時にはカットしないでそのまま粉砕しましたが、何ら問題がありませんでした。この過程は省略しても良さそうです

 の詰め込み過ぎに注意

タデアイの葉をざっくり切ってミキサーに入れる

約600ccの水を入れて、20〜30秒ぐらいが粉砕されるまでミキサーで撹拌して染液を作る

タデアイの葉をミキサーで粉砕

その後の実験で、20秒と比べて30秒だと少々泡が多く、染液が酸化しやすいように思われます。

約100gのに水約600cc強、20秒の粉砕が良さそうでした。

 できあがった抹茶のような雰囲気のタデアイ・ジュース染液となる

ミキサーで藍の生葉染の染液を作っているところ

の細胞が破壊されて、藍色に染まる成分水と出会った時こそが染色能力高い時で、明るい黄緑色をしている

染液ができたら、なるべく速くでセットした洗濯用のネット染液を注ぐ

タデアイの葉をミキサーで撹拌した抹茶色の染液を洗濯用ネットに入れて濾しているところ

洗濯用のネットをぎゅっと搾って、絹布をできたての染液に浸す

タデアイの葉をミキサーで撹拌したできたての抹茶色の染液に絹布を浸しているところ

染液を搾りきった洗濯用ネット

タデアイの葉をミキサーで撹拌したできたての染液をネットで搾りきったところ

ストックバッグの外側からをもんで染液を行き渡らせる

ストックバッグ内で絹布をミキサーで撹拌したできたての抹茶色の染液に浸しているところ

ストックバッグを平らに広げて空気を抜いて閉じる

染液の入ったストックバッグ内の空気を抜いて閉じているところ

洗濯用のネットの中の搾りカスをざっくり捨てておく

タデアイの葉をミキサーで撹拌したできたての染液の搾カス

残った葉を使って同様に染液を作るためを刻んでおく

ミキサーに水を入れて回す直前に、空気を抜いて閉じた ストックバッグを開いて絹布を2、3回引き上げて空気酸化して染液に戻す

染液の入ったストックバッグを開くと、絹布が深い青緑色になっている

ストックバッグを開いて、洗濯用のネットを素速くセットする。

の入ったミキサーに約600ccの水を入れて撹拌。2回目の染液ができたら、急いで染液に追加して注ぎ入れる

タデアイの葉をミキサーで撹拌した抹茶色をした2回目の染液を洗濯用ネットに入れて濾しているところ

空気を抜いて袋を閉じ、絹布の表面積が広がるように袋の外側から軽くもんだり、動かして絹布全体に染液が行き渡るようする

ストックバッグ内で絹布をミキサーで撹拌したできたての抹茶色の染液を追加して浸しているところ

染液明るい緑色のうちは染色能力があるので20分程置く 時々袋を軽く動かして絹布染液に充分に浸るようにする

ストックバッグ内で絹布をミキサーで撹拌したできたての抹茶色の染液を追加した染液の色は明るい緑色

染液暗い青緑色になったら絹布染液から引き上げ、たっぷり水の入った容器に入れる

生葉染めの染液から取り出した濃い青緑色の絹布を洗面器に張った水の中に入れる

水は冷水が好ましい

絞りをほどきながら絹布を優しく水の中でくゆらせ、水を入れ替え、空気酸化を促す

絹の布を生葉染めの染液から取り出して冷水に浸して空気酸化をすることで絹の布が藍色に変化したところ

洗うのではないので優しく動かすこと

このプロセスは水中酸素藍色成分を確実に結合させるのが目的なので、洗うように強くこすってしまうと藍色成分が定着できなくなってしまう

布の繊維の奥の奥まで水の酸素藍色成分が結合できるようにやさしく扱うのがポイント

軽くタオルドライしてから干して、空気酸化をする

空気酸化をし終えてから中性洗剤で洗濯をして極低温のアイロンがけをして完了

藍の生葉染めで深い藍色に染めた絹のストール

使いきれなかったは傷つけないように空気を入れてポリ袋を閉じて冷蔵庫で保存して、翌日に使用したところ、雨天だったにも関わらず、何の問題もなく同じ色に染まりました。

雨天続きだったため、洗濯は数日後にしました。


参考までに、6月下旬に80gので1枚20gの絹布染色した時は、鮮やかできれいな空色に染まりました。

6月下旬に80gのタデアイの葉を使って染めた絹布

7月上旬に170gのを使って3枚まとめて同じ染液の中で染めたものは淡い色にしか染まりませんでした。

染液の濃度が染め上がりに大きな影響があることを再確認しました。

今回の実験で空色のバリエーションが広がりました。

タデアイの葉を使って生葉染めしたバリエーション豊かな空色に染めた絹布

藍の生葉染めでより深い色を出す2

藍の生葉染めでより深い色を出す1に引き続き、ミキサーを使用して、8月中旬の藍の生葉染めを試してみたところ、光の角度によっていろいろな藍色に見えますが、前回と同じくらいの深い色に染まりました。

8月の蓼藍の葉を使って藍の生葉染めをして洗濯を終えた絹布

の使用量は110g。前回は170gでしたから、比較するとかなり少なめですが、先端部の大きなで元気なものを使用しました。

8月の藍の生葉染めに使用した収穫した葉

晴天に恵まれた8月の藍色に変化する成分が多いようです。

8月の藍の生葉染めに使用した先端部の大きな葉

今回の手順は前回同様。

タデアイの葉110gに、約900ccの水を注いでミキサーで25秒。

の量が少ないので、染液作りは1回だけ。ミキサーを使うと簡単で速くて便利です。

染液絹布の入ったストックバッグの空気を抜いて閉じて、外から時々揉んだり、揺らしながら25分染液に浸します。

ストックバッグに8月のタデアイの葉を粉砕してできた染液と絹布を入れて空気を抜いて染色しているところ

その後、水酸化・空気酸化をしてから中性洗剤で洗って低温でアイロンがけしましたが大きな色落ちはありませんでした。

8月の蓼藍の葉を使って藍の生葉染めをして洗濯を終えた絹ストール

藍の生葉染めでより深い色を出す3

藍の生葉染めでより深い色を出す1〜2に引き続き、ミキサーを使用して、8月中旬の藍の生葉染めを試してみました。

今回は前回より少ない葉少ない水で作った染液を使って深い色が出せないか実験してみました。

8月中旬のタデアイの葉をミキサーを使って生葉染めした絹の比較

一番左が今回染めたものです。

深く染めた中で最も鮮やかな色に染めることができました。


今回は20gの絹布を90g使用。

少量のマルバアイが混ざっています。

8月中旬の藍の生葉染めに使用した収穫した葉

タデアイの葉に汲み置きして塩素を抜いておいた水を700cc加え、ミキサーで25秒粉砕。

できた染液をすぐさま、洗濯ネットをセットしたストックバッグに注ぎます。その中には水に浸しておいた絹布染液を作る直前に入れてあります。

注ぎ終えたミキサーに50ccの水を入れ、粉砕されて残った染液に追加して、ネットをしっかりと搾ります。

染液も少々捨てて、なるべく空気に触れないようにしたところ、染液の酸化が遅くなって長いこと色が黄緑色だったため、約50分間と比較的長い時間染液に浸し続けました。

ストックバッグに8月中旬のタデアイの葉を粉砕してできた染液と絹布を入れて空気を抜いて染色しているところ

布全体に染液が染み込むように、袋の外側から軽く揉んだり、揺らします。

8月中旬のタデアイの葉を粉砕してできた染液と絹布を入れて空気を抜いたストックバッグで染色最中

染液に浸している間は酵素の働きが活発になるかもしれないと、 日向に置いておきました。

その後の水酸化する際には酸素が入るように浄水器からポタポタと水を少量入れながら、ゆっくりと時間をかけて水の中で藍色成分が定着するようにしました。

8月中旬のタデアイの葉を粉砕してできた染液に浸した後の絹布をゆっくりと水酸化している最中

絞りは最後に優しくほどいて水酸化

8月中旬のタデアイの葉を粉砕してできた染液に浸した後の絹布の絞りをほどいてゆっくりと水酸化している最中

続いて風通しの良い場所で空気酸化

8月中旬のタデアイの葉を使った生葉染めした絹布を空気酸化そている最中

充分に空気酸化したら、仕上げは中性洗剤で洗い、極低温でアイロンがけ。

8月中旬のタデアイの葉を使った生葉染めで色鮮やかに染まった絹のストール

褪色は見られず、彩度の高い濃くて美しい縹色に染まりました。

8月中旬ので作った濃度の高い染液をなるべく酸化させないないで絹布をその中で長時間浸してから、ゆっくりと優しく水酸化したのが良かったのだと思われます。


この3回の実験から、ミキサーで1回だけ濃い染液を作るのが最も効率が良かったです。

水が少なすぎると全体に染液が染み込まず、色ムラの原因になるので注意。

できるだけ空気を抜いて染液の効力時間を伸ばして浸し続けるのもポイント。

水酸化する際は、ゆっくり丁寧に優しく藍色成分を定着させ、絞りを解くのは最後にするのが良いようです。

花が淡いピンクで
長葉タイプの生葉染め

昨年、長葉タイプで株が広がって育つ品種名不明のタデアイ種子をいただいたので、試しに栽培してみることにしました。7月中旬の様子です。

8号鉢で広がって育つ2本の長葉タイプのタデアイ

よく茂ってきたので、藍の生葉染めをすることにしました。

参照:花が淡いピンクで長葉タイプ ▶


収穫した長葉タイプのタデアイの茎葉

元気の良い枝先10枚ぐらいの茎葉を収穫しました。(約220g)

元気な長葉タイプのタデアイの茎葉

大きめのは13cmぐらい。

元気な長葉タイプのタデアイの茎葉

を取り除くとだけで約140g。

摘み取った長葉タイプのタデアイの葉

このうち100gを生葉染めに使用。

残りの40gは乾燥葉にします。

は水挿しして発根させて育てます。


生葉染めの方法は6月下旬に生葉染め花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプの染色と同じです。


染色後、風通しの良い場所で空気酸化させたもの。

長葉タイプのタデアイで染めた絹のストール

中性洗剤で洗濯をして乾燥させた後にアイロンをかけたもの。

緑色成分が落ちましたが、比較的濃く染まっています。

長葉タイプのタデアイで染めた絹のストール 洗濯・アイロン後

低温でアイロンがけをしてみましたが、色はほとんど変わらなかったです。

この時期のは定着が良いのでしょうか?


5月の葉でも濃く染められるか?で、生葉染めをした他品種のものとの比較すると、濃く染まっていますが、彩度が低くてややくすんだ印象です。

長葉タイプのタデアイで染めた絹のストールと5月に生葉染めしたものとの比較

栽培中の4種類のタデアイを使って、ほぼ同じ量のと時間と方法で生葉めしたものの比較です。

4タイプのタデアイで染めた絹のストールの比較

天候不順もあっての生育速度に差が出てしまい、収穫期が同時期でないので、正確な比較にはなりませんが参考のために掲載しています。


8月上旬の葉で生葉染め

タデアイに含まれるの色素濃度が最も高くなるのは花穂の出る直前の晴天と高温が続いた状況のだそうです。

花穂はまだまだですが、7月中旬にを刈り取ってからまた元気に茂りだしたので、晴天と高温続きの8月上旬の葉で生葉染めをすることにしました。

8月上旬の長葉タイプのタデアイ

前回の刈り取りから3週間後のは前回と比較するとやや小さめです。

8月上旬に収穫した長葉タイプのタデアイ

伸びた元気な茎葉270g収穫してを取り除くとの量は130g。

前回と比べ、が小さいためかの重さが多いです。

8月上旬に収穫した長葉タイプのタデアイの葉

このうち100gを生葉染めに使用。

残りの30gは乾燥葉にします。


生葉染めの方法は前回同様です。

染液に約25分浸し、その後数回空気酸化させたものを冷水で水酸化。

水酸化中の絹のストール

タオルドライ後、風通しの良い場所で空気酸化します。

青空の中、空気酸化中の絹のストール
8月の長葉タイプのタデアイで染めた絹のストール

空気酸化後、鮮やかな縹色に染まっています。

中性洗剤で洗濯をして乾燥させた後にアイロンをかけると、緑色成分が落ちましたが、前回と比べて濃く染まっています。小さくても8月の藍色成分が多いようです。

8月の長葉タイプのタデアイで濃い藍色に染めた絹のストール 洗濯・アイロン後

低温でアイロンがけをしてみましたが前回同様、色はほとんど変わらなかったです。

この時期のは定着が良いようです。


ぼぼ同時期に染めた花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ生葉染めと殆ど同じ色に染まりました。

参照:8月上旬の先端の葉で生葉染め ▶

花が濃淡のピンクで
葉が長卵型タイプの生葉染め

昨年、交雑種と思われる品種名不明のタデアイ種子をいただいたので試しに栽培してみることにしました。

参照:花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ ▶

5月上旬に種子をまき、プランターで育てたところ、6月下旬になるとが大きくなって茂ってきたので、午前中に生葉染めをしてみました。

プランターで元気に育つタデアイ(花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプの)

先端から大きくなって茂っただけを摘み取ります。

先端から大きな葉だけを摘み取ったタデアイ(花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ)

大きなは14cm近くあります。

大きく育ったタデアイの葉(花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ)

内容量は約290g。

摘み取られたタデアイ(濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ)

だけを摘み取ると約190g。

このうち100gを生葉染めに使用。

残りの90gは乾燥葉にします。

摘み取られたタデアイ(濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ)

はキレイなので洗いません。

普通・細かめの洗濯用ネットを2重にして、シュレッダーバサミで荒く切ります。

摘み取られたタデアイの葉(濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ)

約250ccの冷水を加えて染液を絞り出し、ストックバッグに常温の水に浸しておいたシルクと一緒に入れて揉み、袋の空気を抜いて閉めます。

これを4回繰り返して放置します。

摘み取られたタデアイの葉(濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ)

染液を作り出してから30分くらい経過したところで、袋を開けてシルクを取り出し空気にさらし、染液に戻す、を4回ほど繰り返してから、冷水に浸しながら、絞りをほどきます。

藍の生葉染めの染液から取り出して冷水に晒したシルクスカーフ

タオルドライして風通しの良い場所で乾燥させます。

藍の生葉染めを終えて乾燥させたシルクスカーフ

中性洗剤で洗濯して乾燥させます。

藍の生葉染めを終えた後に中性洗剤で洗濯して乾燥させたシルクスカーフ

藍の生葉染めらしい綺麗で爽やかな色に染まりました。

5月の葉でも濃く染められるか? の実験で染めたタデアイと比べると色は薄めで、8月初旬のマルバアイよりはやや薄目という結果になりました。

また、低温でアイロンがけをしたところ、褪色は殆ど見られませんでした。

時期により藍色成分が異なるため正確な比較にはなりません。


8月上旬の先端の葉で生葉染め

藍色の成分の含有量を調べてみると、どのタデアイでも先端の葉が圧倒的に多いようです。

参照:タデアイ インディカン含量量比較1 ▶

花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプ含有量が他のタデアイと比べてやや少なめと思われますが、先端5枚ぐらいばかりを使って生葉染めをしてみました。


連日の猛暑日によってか、の先端は若干縮れているものもあります。

葉の先端がやや縮れている8月上旬のタデアイ

大小様々ですが、先端の葉5枚ぐらいを目安に100g使用。(布は20g)

花が濃淡のピンクで葉が長卵型タイプの先端の葉ばかりを収穫

濃い色に染める方法で、染液作成から30分ほど染液に浸しました。

染色後、カラッとした夏空のもと空気酸化をすると、夏の青空よりもずっと濃い青色です。青い吹き流しみたいに爽やかに風に舞います。

青空より青い、生葉染め直後に角ハンガーに吊して空気酸化中のシルクストール

空気酸化後、セルリアンブルーきれいな縹色、に染まっていました。

空気酸化後のきれいな藍色に染まったシルクストール

中性洗剤で洗濯後、彩度は若干落ちてしまいましたが、品良くスッキリとした藍色に染まっていました。

低温でアイロンがけしたところ 褪色も感じられませんでした。

すっきりとした藍色に染まったシルクストール

これ以前に染めた生葉染めと比較すると一番濃く染まりました。

8月タデアイ先端の葉生葉染め濃い藍色を出すのに最適なようです。

ぼぼ同時期に染めた花が淡いピンクで長葉タイプの生葉染め生葉染めと殆ど同じ色に染まりました。

参照:8月上旬の葉で生葉染め ▶

マルバアイを使って生葉染め

晩秋に発芽したマルバアイを室内管理していたら、春にはそこそこ大きく育ち、5月中旬には花穂が姿を見せ始めました。

きれいなピンク色の花を咲かるマルバアイ

生育適温になったため、室外に出した後に季節はずれの冷え込みが到来したせいでとう立ちしたようです。

参照:マルバアイ ▶


5月下旬のマルバアイの生葉染め

5月下旬に試しに生葉染めをすると、少々時間がかかりましたが、きれいな浅葱色に染まりました。洗濯しても色落ちしませんでした。

マルバアイを使った藍の生葉染めをした絹 洗濯後

染める液を作り始めてから30分後の染液ですが、まだ濃い青になっていないので、まだ染められそうです。

マルバアイを使った藍の生葉染めをした後の染液

マルバアイタデアイに比べて酸化に時間がかかるのでしょうか?


6月上旬のマルバアイの生葉染め

6月上旬、たくさんのが咲き始めてしまったので、思い切って刈ることにしました。

刈り取ったマルバアイの丸っぽい葉

を入れると315g。そのうちだけだと140gありました。

刈り取ったマルバアイの丸っぽい葉を茎から外したもの

100gを使って20gの絹のストール生葉染めしてみました。

残りの乾燥葉にして保存。

マルバアイの藍汁

やり方は濃い色を出す方法で、少し長めの25分間にしましたが、が咲いてしまっただからか、品種だからなのか普通の明るい浅葱色となり、濃い色には染まりませんでした。

しかしながら、洗濯後にアイロンをかけましたが、大きな色落ちは感じられませんでした。定着は良いようです。

マルバアイ使って生葉染めした絹のストール

藍の生葉染めらしいきれいな色ですが、もう少し長い時間、染液に浸しても良かったかもしれません。


5月下旬の通常使っているタデアイで同様に染めたものと比べると、色も独特の香りも弱かったです。

マルバアイの生葉染めとタデアイの生葉染の比較
上:マルバアイ 下:タデアイの生葉染め

参照:5月の葉でも濃く染められるか? ▶


8月初旬のマルバアイの生葉染め

8月初旬、種子のなったマルバアイ

8月初旬、種子もできているのですが、意外にもも以前と比べて大きくなり、元気に茂りだしましたので再び生葉染めをしてみることにしました。

8月初旬に収穫したマルバアイ

の大きさにバラツキがありますが、205g 収穫しました。

元気なマルバアイ茎葉
大きくなったマルバアイの葉

大きなは8cm以上あります。

8月初旬に収穫したマルバアイ

だけを摘み取り、110g。

刻まれたマルバアイの葉

シュレッダーバサミマルバアイを刻みます。

2重のネットに入れて刻んだマルバアイの葉

2重のネット内で切り刻みます。


少量のできたての染液に浸し始めた絹布

染液藍ジュース)をストックバッグに入れ、湿らせておいた絹布を投入して全体に液が染み込むように揉んで、空気を抜いて閉じます。

染液はまず、250ccほどの水を加えてをネットごと洗濯板を使ってすばやく揉み込んで、しっかりと搾りきって作ります。

絹布の重さは20g。

ストックバッグの染液内で色が変わりつつある絹布

同様にして染液を継ぎ足していくと、絹布の色が緑色っぽくなっています。

ストックバッグの染液内で色が青緑色になってきている絹布

染液に浸し始めてから6分後、絹布の色が青緑色になってきています。

同様にして染液が1000ccくらいになるまで継ぎ足しを繰り返して、藍色成分を十分に搾り出します。

前回の反省から染液に投入開始から30分ほどと少し長めにしました。

時々軽く揉みながら浸します。

その後、絹布を3〜4回、染液から引き上げて空気酸化させ、冷水の中で静かにくゆらせて酸化させます。


8月初旬に収穫したマルバアイで生葉染めして空気酸化させた絹のストール

冷水から引き上げて、タオルドライをして空気酸化させたところ、思いの外濃く染まっています。


8月初旬に収穫したマルバアイで生葉染めした後に洗濯した絹のストール

中性洗剤で洗濯してみると、すっきりとした青色に染まっていました。


8月初旬に収穫したマルバアイで生葉染めした後に洗濯してアイロンがけした絹のストール

低温でアイロンがけしましたが、色の褪色もあまり感じられませんでした。

すっきりとした青色に染まったマルバアイで生葉染めした絹のストール

6月上旬のマルバアイ生葉染めと比べると明らかに色が濃いです。

も咲き、種子もつけましたが、本来の生育適期を迎えてが十分に育ち、藍色成分がしっかりと蓄えられていたようです。

6月上旬と8月初旬にマルバアイで生葉染めした絹のストールの比較
マルバアイの生葉染め
左:8月初旬  右:6月上旬

8月初旬に収穫したマルバアイの生葉染めした絹のストールとその他のタデアイの生葉染めしたものとの比較
左:マルバアイ 右:タデアイ2種の生葉染め

藍の生葉染め 応用実験1

藍の生葉染めを応用して、タデアイと同属のイヌタデ生葉を合わせれば、似ている酵素を持っていて染色できるかもしれないと思い立ち、ざっくりとした実験をしてみました。イタドリもついでに試してみたところ、以下のような結果が得られました。

藍の生葉染めのバリエーション カラーチャート
2018年9~10月 藍の生葉染め 応用実験

染液作りにはすべてミキサーを使用

茹で:葉を茹でた液を冷まして使用

冷凍:茹でた液を冷凍後、解凍して使用

炙り:生葉を炙って酵素を不活化
   電子レンジ乾燥葉の代用

残り染液:一度染色を終えた残りの染液

乾燥葉:水を少量加えて使用

※葉や水の量・温度等は適当なので、厳密な実験ではありません。


▼ この実験の前提は下記を参照

いつでもできる、藍の「生葉」染め
-タデアイの葉の保存方法-

文献:◆川崎充代、牛田智
「いつでもできる藍の生葉染め-藍の生葉の保存と染色方法」染織αNo246、
p69-72 (2001)<2001年9月号>


藍の生葉染めと比較するとマルバアイとの組み合わせは緑味があり、酸化して青くなるのに少々時間がかかりましたが、同様に染まる結果となりました。

イヌタデを使った藍の生葉染めした毛糸
タデアイの乾燥葉とイヌタデ生葉で
毛糸も綺麗に染まりました

酸化時間が長めなのはイヌタデのpHが関係しているのかもしれません。

また、緑味イヌタデの草木成分によるものや、タデアイの黄色成分によるものかもしれませんが、現在のところ不明です。ただ、タデアイの乾燥葉と合わせても染まることから、タデアイの酵素がイヌタデ生葉に含まれる色素に何らかの影響を与えている可能性も考えられます。

不明点は多々ありますが、結果としてイヌタデの生葉タデアイの組み合わせは藍の生葉染めとは一味違う色味を出せることがわかりました。

タデアイを乾燥したり、茹でたりして保存状態にしたものと、雑草として手軽に入手できるイヌタデの生葉を組み合わせることで、藍の生葉染めほど急がずに綺麗な色に染色ができるのは魅力的な利点です。

藍の生葉染め実験に使ったイヌタデ

これらは9月以降の生葉で実験しているので、次回は最盛期に採取したを使用して試してみたいです。


翌年、8月に花の咲く前のイヌタデで実験しましたが、前回のような濃い色に染まることがありませんでした。

イヌタデに見えていましたが、タデアイとの交配種であったのだろうか、疑惑が残りました。再び、あの濃い美しい色を出したいものです。

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手軽に空色を楽しむ 趣味の藍染め