デジタル絵本 うそっぷものがたり
北風と太陽

絵本の台紙見開きイメージ
  • 北風と太陽タイトル 雲が吹きすさぶ風を吐き出している。
  • 旅人の服をひっぺがそうと満身の力をこめて風を吹くマッチョタイプの北風雲。
  •  強い北風に飛ばされないように、よりいっそう抵抗する旅人。
  • 旅人の服を脱がそうと脂汗を流しながら必死にがんばる太陽。
  • 日焼けと皮膚ガンを恐れ強い日差しをかたくなに拒む旅人。
  • そこへまだ半分眠っているうさぎのような顔をした肉まんみたいな雰囲気の南風雲の手を引いて連れ出す知恵あるハイカー。
  • すっかり目が覚めてご機嫌になった南風は、どんどん調子づいて、ぬるま湯のような湿気のたっぷりの風を旅人に吹きかけます。のぼせて思わず服を脱ぎだす旅人。
  • うさぎのようなふかふかの南風雲が吹き続けるなま暖かい風のせいで、すっかり服を脱いだ旅人は浜辺のビーチパラソルの下でうちわをあおぎ続け、暑さに耐えかねている。
  • 「今は北風や太陽のやり方ではダメ!」「南風政策がよろしい」という結論。「カピバラの無意味に長い鼻の下 張りつめた心を弛緩するかな」の句と、とろーんとくつろいで眠っているカピバラ。おしまい