ぷうちゃんとキューちゃんの
家庭菜園
楽しい趣味の家庭菜園
楽しい趣味の家庭菜園
眼精疲労や視力回復に効果があるというアントシアニンが豊富。
スープにすると、こっくりとした旨味が絶妙。フライドポテトにしても美味しい。
塩ゆでしただけでも素直に美味しいホックホクの実力派イモ。カロテンも豊富で健康にもお役立ち。
どちらも大きくて、多収穫タイプ。でこぼこがほとんどないから調理が超カンタン!味も食感もクセがないオールラウンダー。アローワは味が染み込みやすく煮崩れしにくいからおでんやカレーにすると抜群!
大ぶりなイモなのに空洞も無く中身も充実! 最大で1個400gが獲れました!! こがね丸に至っては栽培時に病害虫にも強いと、良い事尽くめの超優良品質。
関東では、ジャガイモの植え付けはまだ寒い2月に行います。
ペットボトルに深めに植え付けた種芋を速く成長させるために段ボール箱で覆い、適温(15〜20℃)になるよう保温をします。(↓応援イラスト付き)
屋外が適温になったら、底の深い大きなプランターに移植します。
移植するにはまず、苗の入った容器から苗を取り出し、鉢を崩さず丁寧に深めに植え付けます。
今回の苗の入った容器はペットボトルなので、カッターで切り込みを入れて苗を取り出します。
植え付けの間隔は20〜30cm(移植ゴテ1本分程度)。
土は水はけの良い清潔な土を使用します。ジャガイモなどのナス科の植物は連作障害が出るので、過去2〜3年の間にナス科の植物を育てた土を使うことは避けましょう。
元肥にはカリを多く含む草木灰や完熟牛ふん、微量栄養素の鉄分を含む肥料を施します。肥料のあげ過ぎは禁物です。
プランターの上から15cm程度のスペースを開けて植え付けましょう。
増し土といって後から土を被せるからです。ジャガイモは種イモよりも上にできるので増し土をすることによりジャガイモが生育するスペースを作ります。
また、イモの部分は光に当たると、緑色に変色し、ソラニンという毒が作られます。その対策としてもイモがむき出しにならないように増し土が必要となります。
遅霜などの対策としてプランターの周りに支柱を立てビニールシートを張ります。
但し、ジャガイモは暑さに弱いので、シートは換気できるようにします。
熱い空気は上にたまるので上部の開け閉めができるようにしておくと効率よく換気できます。
適宜、温度調節ができるようにしておきましょう。
シートは霜の心配がなくなり次第、外します。
その後、立てた支柱を利用して、麻ひもを巻きつけ、リングのように枠を作っておくと、大きくなった時に茎が倒れにくくなります。
水やりは、土が乾いてきたときに、たっぷりあげましょう。
水のあげ過ぎや、中途半端な水やりは避けましょう。
芽が何本も出てきたら、丈夫な芽を2~3本残して、他の芽を根元からかきとります。(芽かきといいます)
丈が10〜15cm程に育った頃が目安。
これをしないと、葉ばかりに栄養がとられてしまうからです。
この時、増し土と追肥も同時にし、2〜3週間後、再び増し土と追肥をします。
花が終わり、葉や茎が黄色くなってきた頃が収穫のタイミング
収穫はまるで宝石の発掘みたい!!
水で洗うと鮮やかな深い紫色が更に際立ち、素晴らしい光を放って輝きます。気分はまさに地中の宝探し!
栄養価も高くて美味しいジャガイモ栽培はエンターテインメントといえますね。
収穫したジャガイモは晴れた日に、半日程乾かしてから光の当たらない涼しい所で保存します。これはもう大事なお宝扱いです。(笑)
「レシュティ(ロシュティ)」というスイスの料理にしてみたら Good!
ジャガイモを細かくしてパンケーキのように焼いたピザにも似た料理です。
Season2の結果がプランター1鉢につき1個420gを含む96倍になりましたので紹介しちゃいます。
まずは、早々と2月に室内でペットボトルを使った苗作り。
発泡スチロールで保温、キャップで乾燥防止をしました。
霜の心配がなくなってから、大きなプランターに苗を植え付け。
今回は、プランターの底に笹を茎ごと適度な大きさに切って井形に敷き詰め、水はけの良い環境を作りました。
その上に腐葉土をかけ、従来通りの土で栽培しました。
また別にパーライト多めの水はけの良い土でも実験してみました。
結果は大成功で、予想以上の高効率96倍のジャガイモの収穫に大満足となりました。中身もバッチリ無垢でおいしかったです。ジャガイモ栽培に水はけの良い層を設ける事は大切なポイントのようです。
大きめのプランターで実験を兼ねてサツマイモ作りに挑戦しました。
数は少ないけれど大物サイズと数で勝負のスタンダードサイズを各々栽培しました。品種はベニアズマ。
採れたてのサツマイモは、とびきり色が鮮やかでキレイ。感動!どちらのタイプもたくさん獲れました。
味は同じですが、普通サイズの方が調理には向いています。でも芋掘りの醍醐味は大きい方に軍配があがります。
野菜は採れたてが美味しいと思いがちですが、サツマイモは違います。
もし、イモ掘りでサツマイモを収穫したら、すぐに食べるのはちょっと待った!
食べごろは少なくとも2週間後から気温が低くなりすぎる前まで。時間をおく事により、でんぷんが糖に変化し格段に甘くなります。せっかくだから美味しくなるまで、ちょっとガマン。
食べる前日に良く日のあたる場所で干すと更に甘みが増します。
サツマイモは、気温15℃前後で保存するのがベスト言われていますが、品種やサイズによって異なります。
保存する時は土を落としてきれいにしましょう。サツマイモのまわりの湿り気がなくなるまで乾かしてから1個ずつ新聞紙でフワリとくるみ、段ボールの箱などに入れて、寒くならない所におきます。
ビニール袋はカビの原因になるのでやめましょう。
また、サツマイモは寒さにあたると痛んでしまうので注意しましょう。
サツマイモは高温を好み、乾燥にも強く日当たりのよい場所での栽培が適しています。逆に寒さに弱いので充分に暖かくなってから植え付ける事。生育適温は20℃~30℃です。
早めに植え付けると、寒さにやられ生育が悪くなります。
土は肥料が多いとツルボケするので少なめにします。
最初だけ有機肥料を施し鉢の底の方にたっぷり腐葉土を敷き詰めます。
今回はサツマイモの苗は根がついていないツルを切り取った状態の茎の「つる苗」を使って育てます。
苗は茎が太く元気の良いものを選びましょう。
・節間が狭く詰まっている
・葉柄が短い
・根が出ていない
・葉が5〜6枚、長さ25〜30cm位
つる苗には根がないので、切り口を水につけて吸水させ、元気になってから植えつけます。
サツマイモの根は2種類あります。
水や肥料を吸い上げる吸収根と葉と茎を結ぶ葉柄の付け根(節)から生える太い根の不定根です。
この不定根が成長してイモになるので植え付けるときは節を2〜3cmの深さに埋め込みます。
イモのなる数は土の中に埋める節数によって変わります。大型イモを作る場合は埋める節数を少なくします。逆にたくさん節を埋め込むと小さなイモばかりができます。
苗は茎を水平伸ばしてから、土の上に寝かせます。次にオルガンを弾くような感じで茎を抑え、土中に2~3cm押し込んで植え付けます。
葉は必ず地面から出しておきます。
植え付け直後は根がないので、一旦萎れます。
乾かさないように毎日水やりをします。2〜10日後、発根すると元気になり先端に芽が出てきます。
その後グングンと育ちます。
水やりは土が乾き切る前にします。
この間プランターの外に伸びた茎に土がつくと、余分な根っこが発生し、イモの成長が悪くなります。
土がつかないように管理します。
葉が茂りだしたら、葉っぱ同士が重なって日陰を作らないようにツルを支柱やネットに這わせます。
水やりは土が乾き切る前にします。
強い日差しを好むサツマイモはグリーンカーテンにすると一石二鳥。
葉が食べられていてフンを見つけたら、スズメガなどのイモムシがついています。
また、水が足りているのに萎れていたり、元気がない場合は、土の中にコガネムシ等の幼虫がいる可能性があります。害虫は見つけたら、即刻取り除きましょう。
葉が枯れてきたら収穫します。
ツルが邪魔になるので切ってしまうと作業がしやすくなります。
プランターの側面を軽く叩いて土をほぐし、イモを折らないように取り出します。
土をはらい、風通しの良い所で表面を乾かしてから保存します。2週間後が待ち遠しいですね!
ユニークな見た目のバターナッツはカロテンが豊富な非常に栄養価の高いカボチャです。
かわいい姿に遊び心が刺激されて、顔を描いたところ、マトリョーシカ人形風になりました。
ヒョウタンみたいな下のとっぷりとしたところにだけ種ができます。種は少なめで実がたっぷり!皮も堅くないので調理が簡単な便利野菜!
暑い時期に勢力旺盛なので、日よけの緑のカーテンにもなります。
かわいくて、美味しい上に役に立つなんて何とも心憎い野菜です。
バターナッツという名前はこってりとしたイメージですが、ねっとりとした色鮮やかな果肉は食べてみるとわりとサッパリとした味で、乳製品や油と相性がいいみたいです。
炒めても揚げても、こってりスープもイケますが、スイーツもバッチリ!
ジェラートやプリン風にしてみたら、夏の美味しいおやつになりました。
バターナッツは寒さに弱いので霜の心配がなく、気温が安定した頃に苗を植え付けます。
大きめのプランターの底に鉢底石や大玉の赤玉土を敷き詰め、水はけを良くします。
カボチャは花が実になる野菜なので、花が咲くのに必要な肥料を培養土に混ぜます。具体的にはリン酸を含む骨粉やバッドグアノなどを混ぜるのがおススメです。
カボチャはウリ科の植物特有の病気うどんこ病になりやすいので、広くて風通しの良い所で育てましょう。
誘引するための支柱やネットも必要になります。
本葉が6~7枚になったら、摘芯といって茎の先端の芽を摘んで、脇芽の子づるを3本伸ばします。
果実は子づるや孫づるにつきやすい為
早朝の葉の縁の水滴が元気の証。
巻いたつるの先端はアールヌーボー調でとってもチャーミング!
つるが伸びてきたら日当たりと風通しが良くなるように誘引し、ビニタイや麻ひもでやさしく支柱やネットに固定します。
雌花が咲いたら、その日の朝のうちに雄花を切り取り、花粉を雌花のメシベの先端にチョンチョンと軽くつけて、人工授粉をします。
花びらの下の所が膨らんでいるのが雌花
ミツバチさんは優秀な授粉師です。が、必ず来てくれるとは限りません。なので、雌花が咲いたら人工授粉すると確実に実がつきます。
実が大きくなってきたらハンモックをつけてあげます。実が直接土に触れると痛んだり病害虫の被害も出やすくなるからです。
また、実は800g~1kgぐらいと重くなる為に、支えとしてもハンモックは効果的です。
緑色のラインが消えてピーナッツ色になった頃が収穫サインです。
保存性は良いですが鮮度のいい時の瑞々しさは格別です!お試しあれ。
樹の後ろから何やら熱い視線が…。
気になったアナタはこちらへGO!
プランターで大玉スイカを作るのは難しいと言われていますが、初心者ながら、あえて挑戦してみました。
結果は見事5.1kgの立派な大玉スイカができました!甘くてみずみずしい食べ頃のスイカに大満足です。
今までに食べたスイカで、一番甘く美味しく感じられました。「結果」の意味を実感!
大玉スイカを育てるには手間ひまがかかります。面倒くさがらずに基本を守る事が最も大切です。
スイカは連作障害にとても弱い野菜です。その対策として、ユウガオを使用した丈夫で、元気な接ぎ木苗を用意をします。
また、スイカなどウリ科を育てた土は使わないようにします。
本葉が4〜5枚になったら、根を傷つけないように、注意をして浅〜く植え付けます。
スイカの根は、浅く張られ、根からたくさんの酸素を吸収するために、浅く植えるのがポイント
スイカの生育適温は25〜30度なので苗を植え付け時の5月頃は温室等で保温できる状態にして育てます。
スイカはウリ科特有のうどんこ病になりやすいので対策を講じます。
まず、苗の時にだけうどんこ病予防に農薬を散布します。
次に気温が安定した頃に、温室から出して風通しを良くします。
害虫や鳥から守る為に実がついたらネットを被せます。
プランターは大きめにして実は1苗に1〜2個までとします。
収穫は9月前までに済ませます。
土は水はけを良くする。
水は土が乾いたらあげるようにする。
鉢底には鉢底石を敷き詰め、水はけを良くします。
虫除けのためにアミを敷き、もみがらくん炭を薄く敷き詰め、その上に市販の培養土を入れます。赤玉土と腐葉土の割合が6:4の土でも大丈夫です。
実のつく茎の太さはタバコぐらいの太さが理想です。
追肥は骨粉油かすを使い、カビが生えないように薄〜く土を被せます。
ツルボケしてしまうので、牛糞などの窒素分のあるものは多すぎないようにしましょう。
本葉が6~7枚になったら、摘芯といって茎の先端の芽を摘んで、脇芽の子づるを3本伸ばし、子づるに実をつけさせます。
子づるの葉っぱが13〜23枚ぐらいの間に咲いた雌花に人工授粉をします。穂先には3、4枚葉がある所が理想的。
人工受粉は雌花が咲いたら晴れた日の朝の9時までには済ませましょう。
人工受粉後しっかりとスイカの実がつきました。小さいのに、もうスイカの縞模様がついています。カワイイ!
痛まないように細心の注意を払って実の下にクッションを敷きます。
クッションの色を白いものにすると太陽光の反射光による相乗効果でより甘くなるそうです。
横にしておくとひしゃげて丸くならないそうなので、野球ボールぐらいの大きさになったら、わらやネットを敷いてへたを上にして立てておきます。
実についた巻きヒゲは取らずにそのまま育てます。
大きくなって来たら全体に陽が当たるように向きを変えます。こうする事によって甘さが均質になるそうです。
この時、巻きヒゲが巻き付いてうまく動かないようなら周辺の巻きヒゲは切ってしまっても大丈夫です。
スイカの実の巻きヒゲが根元まで茶色くなった頃が収穫サインです。収穫は45〜50日が目安と言われていますが、今回はプランターで育ちが遅いため65日目で収穫しました。収穫時を判断するのはやり直しが効かないので、とても悩ましいですね。
猛暑はキツいけれど、スイカがどんどん大きくなると思うと暑い夏も何だか楽しく乗り越えられそうな気がしました。その後、第2弾、第3弾も美味しく大成功!
その後小さいけれど、収穫サインの出たスイカを切ってみると、小ぶりでもいっちょまえに真っ赤に熟しスイカになっていました。味も甘くて大玉にひけをとりません。ほぼ一口サイズであっという間に食べ終わっちゃいましたけどね。(笑)
苗を丈夫に育てて、実がなりだしたら水やりを控え目にする!
早めに種を蒔いて温室で苗を作り、充分暖かくなってきたら、屋外や大きな鉢に植え付けると、効率良くトマトの栽培・収穫ができます。
ペットボトルを利用すると、場所をとらずに、トマトの苗をある程度まで大きく育てる事ができます。
種からいろいろな種類を試してみるのも安上がりで楽しいですね。
トマトの苗を横倒しにして植えつけ茎から大量に根を出させます。
大量の根のおかげで水や肥料の吸い上げが強くなります。
その結果丈夫で元気なトマトに育ちます。花付きが良くなり、収穫期間も延びる効率の良い栽培方法なので紹介します。
葉の色が濃くて大きくキレイなもの(虫食いや葉先が茶色や黄色になってたり丸まってたりしていないもの)で茎が太く葉の間隔(節間)が狭いもので一番花の蕾ついた全体にがっちりとしたものが良い苗ですが今回は横倒し栽培なので、背の高い苗を使います。
接木苗は接木の意味がなくなるので不向きです。
トマトを定植する時の適期は昼間が20〜25℃、夜間が8〜13℃位の生育適温温度になって一番花が咲き始めた頃です。この一番花に実をつけるさせると以降の着果が良くなるので花に丁寧に振動を与えて受粉させます。
若過ぎる苗だと吸肥力が強いために樹ボケして落花したり、石灰欠乏症による尻腐れを起こしやすくなり、老化苗だと樹が弱くなって、後半で果実の肥大が悪くなるそうです。
トマトは日光が無ければ実り豊かにならないので栽培場所には陽当たりの良い場所を選びます。しかし30℃以上の高温に弱いので地温が上がり過ぎないように土の容量の大きなプランターを使用します。葉には陽が良く当たり鉢は風通しの良い、日陰の環境になるように置くのが理想的です。
我が家では該当する場所が無かったので鉢に遮光の波板を立てて雨除け・日除けをしています。
トマトは優れた水耕栽培があることから伺えるように水を嫌うのではなく根に酸素が行き届く環境を好むようなので水はけの良い環境で育てます。
コンクリートの上にブロック等を置いた上に鉢を乗せて一段高くして置くと、夏の熱くなり過ぎ予防と水はけを良くするのでオススメです。
トマトは傷ついた所から菌が入り、病気になりやすいので注意します。
わき芽かきや収穫は晴れた日の午前中に行うと良いでしょう。
わき芽かきとは主茎と葉の付け根の所に出てくる芽を摘む事。そのまま伸ばしてしまうと栄養が取られ陽当りや風通しも悪くなってしまうので小さいうちに手で取り除きます。
わき芽をつまんで下向きにポキッと倒せば簡単にわき芽かきができます。わき芽は頻繁に出て来るのでこまめに取り除きます。
花が咲いたらこまめに受粉させる事が大切です。花に軽く振動を与えると受粉するので、天気のいい朝の涼しい時間帯に花房の軸を指でやさしく弾きましょう。使い古しの電動歯ブラシも使い勝手が良く便利です。
トマトは果実数が少ない方が充実して美味しくなります。また、実がなり出したら水やりを控える事で味が凝縮されて濃くなります。雨等で根に水がかからないように工夫しましょう。
(鉢を軒下に置く。ビニール等で屋根を設置する。マルチを敷く 等)
大玉トマトの場合は実を一房に四個以下にします。実がついたら、先端の果実の間引きを行います。
土は市販の野菜用培養土でOKですが、自分で作る場合には清潔な赤玉土と腐葉土と苦土石灰を混ぜて1週間以上置きます。比率は赤玉土と腐葉土が7:3位で苦土石灰は1つまみ程です。その後油かす等の有機肥料を少々加えて混ぜます。肥料が多過ぎると樹ボケするので注意します。
また、トマトと同じナス科の植物を植えた土は連作障害を起こすので使用しないようにしましょう。
大きめの横長鉢に根腐れを防止するために鉢底にアミを置きパーライトを敷き詰めその上にウォータースペースを残して培養土を入れます。
ウォータースペースとは水をまいた時に鉢から用土があふれなが出さないようにする空間の事。土の表面から鉢のへりまでの部分を指す。
トマトの苗を植え付けます。
まず、植えつける鉢の土を十分に水で湿らせておきます。
次に、苗は南向きにして根をくずさないように倒して置きます。植えつけ位置が決まったら、できるだけ茎だけが土に埋まるように植えつけます。
その際に、枝葉をなるべく埋めないようにしますが、傷ついた所から菌が入り病気になる恐れがあるので、取り除かないまま植えつけます。
植える前に苗を丸一日横倒しにしておくと作業がやりやすくなります。
植えつけ直後の水やりを控えると、湿らせた土の水分を求めて発根しやすくなります。
茎が伸びてきたら鉢のギリギリまで土を被せ、根を広く張らせます。場合によってはピンや石で折れないようにして押さえます。
元気がない場合はしっかりと水やりをし、その後規定量に希釈した液肥を与えます。
地上部の葉が10枚程度になったら、支柱を立て、ヒモで誘因します。
実の重みで茎が折れる予防にもなるので実のなる茎のすぐ下の葉のつけ根にヒモを回して支えるようにします。花房の出ていない方向に支柱を立てると邪魔になりにくいです。
支柱にはしっかり、茎はゆったりと8の字に結びつけるのがポイント。
トマトの茎はかなり太くなるので、茎をきつく縛るとヒモが茎に食い込んで傷つけてしまう事があるからです。
わき芽が出てきたら随時手で取り除きます。大きな鉢で栽培している場合はわき芽を利用して二本仕立てにして収穫量を増やす事もできます。
実がついたら、リン酸分の多い完熟鶏糞や骨粉油かす、化成肥料等を株元から離れた所に一つまみ散布します。その後2~3週間おきに一度の間隔で追肥をします。
水は土の表面が白く乾いてきたら、水が底から流れ出るまで、たっぷりとあげます。水やりは朝が原則です。
トマトは水やりを少なくして栽培すると甘みの凝縮したトマトができるといわれていますが、水を控えるのは実がついてからです。極度な乾燥状態にすると尻腐れなどの生理障害が起きますので注意しましょう。
根がいっぱいに張る事で水が浸透しにくくなった場合は棒で土に数カ所穴を開けて通気を良くしてあげます。
トマトの実の収穫は朝の涼しいうちが栄養価も高くて美味しいです。その後、収穫した下にある葉や痛んだ葉を摘みとる事で病気予防になります。
またトマトを育てる時に相性の良いネギ類やバジル、マリーゴールド等と一緒に植えると病害虫予防効果があります。
このように混植する事で互いに良い影響を与え成長しあうとされる植物をコンパニオンプランツといい、低農薬栽培に役立てられています。
尻腐れとは野菜や果物の果実のお尻の部分が黒くなって腐ってしまう症状の事で、主に石灰(カルシウム)不足が原因で起きる生理障害。追肥に含まれるチッ素成分が多過ぎる時や水を与え過ぎの時、土を乾燥させ過ぎの時にも発生します。
対策としてはカルシウム補給のため土に苦土石灰を追肥するか、果実や茎にカルシウム剤を散布します。葉への散布はあまり効果がないそうです。
また、花房(果房)の反対側にある葉を取り除くと葉に流れるカルシウム量を調整する事となり効果があるそうです。取り除く時は晴れた午前中に行うと病気のリスクが減ります。
出だしが遅れてトマトの実が秋に青いままだった場合は
夏の家庭菜園の花形のトマトですが紅葉が色づき始める頃、実の色づきはほとんど止まってしまいます。しかしながら、枯れずに鈴なりに実をならせていると心中穏やかではありません。
でも、未熟な青い実は食べないように! というのも青いトマトにはトマチンという体に害を及ぼす成分が含まれているからです。トマチンはジャガイモに含まれるソラニンとよく似たアルカロイド成分です。
完熟のトマトにはトマチンの心配はないので安心してください。
トマチンを含むトマトの花、葉、茎、根や未熟な実を食べると、胸やけと軽い吐き気といった食中毒のような症状や意識障害・錯乱・痙攣・悪寒・めまい・頭痛・極度の疲労感などが起きるそうです。大量摂取した場合には死にも至ることもあるそうなので注意しましょう。
グリーントマトの調理はいろいろと紹介されていますが、アメリカ原産のグリーンゼブラのような安全な品種の時にだけお試しください。
そもそも家庭菜園をする方は
といった目的を持った方が多いと思います。それが、もったいないからと毒を無理して摂取するのは本末転倒になりかねません。トマチンはコレステロールの低下や抗腫瘍活性、免疫補助作用とかもあるそうですが、毒と薬は表裏一体なので素人が簡単に摂取するのは控えた方が無難だと思います。
でも、せっかくなった実を食べたいという方は青いトマトとリンゴを一緒にポリエチレン袋にいれて、エチレンガスの作用で実を赤くさせる方法もあります。完熟トマトのように甘くはなりませんが、トマチンは減ります。
また、トマトの葉が青々としていたらビニールなどを被せ防寒に努めると、青い実は徐々に赤くなっていきます。鉢の場合は土の温度が下がりやすいので室内に入れ、鉢にエアキャップを巻いたりして防寒対策をします。
葉が茶色くなってきていたら、根がやられてきた証拠なので、きっぱりとあきらめましょう。
今年トマトを来年へ活かしたい方は
秋になっても元気にたくさん青い実をつけているトマト。でも、せっかくなった実はちっとも赤くならないし、処分するのには未練がタラタラ…。
来年こそはリベンジを!と、スロースターターなトマトに歯がゆい思いをしたアナタ!秋に大きくなったトマトを活かした収穫倍増方法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
トマトは温度の管理さえできれば、多年草として栽培が可能ですが、その際は連作障害を考慮して育てなければなりません。対策としては水耕栽培にすると良いようです。しかし、家庭菜園というにはちょっと手強いですね。
※連作障害とは、同じ野菜や同じ科の野菜を同じ場所で続けて作ることにより起こる生育不良のこと。枯れてしまうこともある。
そこでオススメなのが大枝を利用した挿し木栽培。プランターやペットボトルを利用して室内で越冬させる方法です。この方法だと、もちろん連作障害は無く、種から苗を作るよりずっと効率良く次の年に栽培することができるため、収穫の倍増が期待できます。
秋に、元気の良い太くて長いトマトの茎を土に埋めて越冬させます。
翌年、充分暖かくなってきたら畑や大きな鉢に植え替えます。こうすればとても大きく育ちます。
土は市販の培養土、または腐葉土と赤玉土を混ぜたもので大丈夫です。
トマトと同じナス科の植物を植えた土は連作障害を起こすので使用しないようにしましょう。
茎にボコボコがついて毛の多いものが発根しやすいです。長ければ長い程良いので、とぐろを巻くように埋めるとより効率が良いです。
トマトの挿し木をする時は縦向きより横向きに植える方がダンゼン効率が良いので、ここでは横型のペットボトル鉢を紹介します。ペットボトルで育てた苗を植え付ける時にはカッターナイフで容器に切れ込みを入れると簡単に取り出せます。
シンプルに船のようにくり抜くだけでも良いのですが、転がらないような工夫が必要です。
ここではペットボトルを折り紙のように折り曲げて支えを作っています。接着剤は使用していません。
また、支えの部分は安定と強度を兼ねて針金とビニタイを使って固定しています。水抜き穴もあけておきましょう。興味のある方はチャレンジしてみてください。
トマトは寒さに弱いので、少しでも寒さで根がやられると、かえって成長が悪くなるのでヒーター付きの温室が必要です。因みに我が家ではビニールで囲った温室スペースにLED照明と反射用のアルミホイルを利用。
トマトの枝にパプリカのような実がなりました。おもしろかったので、「パプリト」と命名しました。
少し離れた所で育てているパプリカの「トマピー」と交配した可能性大。
半分に切ってみると、トマトです。気になる味もトマトでした!
おちゃめなプウちゃん蜜蜂のいたずらだったりして!? (笑)
トマト栽培の仕方はコチラ
真っ直ぐで、きれいな大根を育てる極意として「大根十耕(じっこう)」という言葉があります。
良い大根を収穫する為には根が深く真っ直ぐ伸びるよう何度も何度も土を耕して、根の成長の妨げとなる石などを取り除き、粒子が細かくフカフカになるまで土を耕すという意味です。
それを怠ると上でご紹介したようななまめかしい大根ができることがあります。面白いので趣味の家庭菜園ではそれもアリかな…とも思っています。
ただ、包丁を入れようとした瞬間に微妙なためらいがありましたが…(笑)
ペットボトルを使った省スペース・省培養土の大根栽培を紹介します。
市販の大きな大根はできませんが、とってもかわいい、使い切りサイズのお手頃大根が収穫できます。
順調にいけば、こんな感じで栽培できます。注意点としてはペットボトル大根は大きくなると安定が悪いので、ハンギングにしたり、支えなどをつけて転倒防止の工夫が必要です。興味のある方は試してみて下さい。
秋に種をまいて、お雑煮や七草粥にいかがでしょう?
ペットボトルは1.5リットル以上の物を使用します。上部を切り取って、底に穴を開けて鉢代わりにします。
大根といってもスペースが限られている為、ミニダイコンや短型大根等の種を選びます。
大根などの根を食べる根菜類野菜は植え替えをしません。なので、種まきから収穫までペットボトルという極小スペースで栽培するには大根の成長を考えた土作りがポイントとなります。
培養土は大雑把に分けると、表面部と中間部と底の部分と3層に作り分けます。
底に穴をあけ、ネットを敷きます。わずかに籾殻くん炭を入れます。
次にパーライトや鉢底石を入れて、排水性と通気性を良くします。
底の方に入れる土は、パーライトを混ぜ、排水性と通気性が良くなるようにします。また、大きく成長した頃に栄養をたくさん必要とする為に、完熟牛ふん等の元肥も混ぜておきます。
根が難なく真っ直ぐに伸びることができる様に中間の土は邪魔物のない、フカフカの土を入れます。土の粒子が細かく通気性があって、保水性のある状態が理想です。注意する点として、根がまだ弱い時は、強い栄養は成長の阻害になるので中間の土に肥料を混ぜない事です。
表面の層は根の弱々しい時に流されにくい様に腐葉土多めのソフト仕様にします。苗から離れた所に化成肥料を少々置いておきます。
芽が出て来たらハサミを使って間引きをします。 間引きをする時は引き抜いてはいけません。根を傷つけてしまうからです。最終的には当然1本だけ残します。
栽培中の注意点として、土が少なく水が乾きやすいので土が乾いてきたらこまめに水やりをします。薄めた液肥を水代わりにあげても良いでしょう。
土の配分はちょっと難しいですが、コツさえつかめば少量の土で何本でも栽培できます。便利な点は葉が重なる程大きくなったら、隣同士がぶつからないように簡単に移動できる事です。ただ、寒い時期は体積が小さい為に土が凍りやすいのでエアキャップなどを巻いて防寒対策をしたり、室内に移動してあげてください。
大根以外にもいろいろな葉物野菜の栽培もできます。大きくならない葉物野菜の場合は500mlのペットボトルでも栽培できます。
京菜や小松菜などのお正月セット・七草セットなどを作ってみたところ、とても重宝しました。
春の七草のスズナ(カブ)のペットボトル栽培も紹介しています。
白菜やターツァイはペットボトルで苗を作り、大きな鉢へ移植するリレー栽培をしたところ、大成功でした。
スケルトンのペットボトル栽培は、根っこの成長を見る事ができて面白いです。親子で成長記録などをとって、楽しんでみてはいかがでしょうか?
ピッカピカに瑞々しい緑色の輝きを放つ、まあるくふっくらと結球した玉レタスは、まさに畑の真珠。
キレイで苦くない!美味しいレタスのプランター栽培を紹介します。
玉レタスは発芽適温が18〜25℃と冷涼な気候を好むので、3月から4月にかけて栽培してみました。玉レタスは根が浅くしか張らない為、浅型のプランターを使用します。
玉レタスは長時間光に当たると花芽ができてトウ立ちして結球しにくくなるので、春か秋に育てます。街灯や窓際の明かりなどの人工的な光も同様なので置き場所には気をつけましょう。
玉レタスは湿気が苦手です。まず、水はけを良くする為にプランターの底に赤玉土を一面に浅く敷き詰めます。
次に培養土を入れます。水やりの為のウォータースペースを残してプランターの8分目まで培養土を入れます。水がたまりにくいように土は盛り上げておきましょう。
植えつける前に土を湿らせておきます。苗の植え付けは深く植えすぎないのがポイント。深く植えつけると結球が大きくならないようです。
苗の間隔は対角に30cmあけます。苗は結球しやすいファルコンを使用。
虫よけと水のはね返り・保温を兼ねた銀線マルチ、または黒マルチを土の上に敷きます。プランターには虫よけのアミを被せます。
夜の冷え込みのある時は寒さよけのビニールを夜のみ被せます。
苗が小さい時はジョウロの口を軽くおさえて、苗が倒れないように株と株の間にやや多めに水やりをします。
この時、薄めた液肥を水代わりにあげると葉が大きく成長し、大きな玉へと結球します。(濃すぎはNG)
玉レタスは水を与えすぎると病気になりやすいので、結球し始めたら水やりは控え目にします。水は土が乾いた時にのみにしましょう。
苗の植え付け2週間後に液肥を与えます。その後2週間おきにプランター全体に化成肥料を追肥します。結球し始めの頃に肥料をたくさん必要とします。忘れず追肥しましょう。
収穫のタイミングは結球した玉を手で押してみて固く締まっていればOK。日当たりのよい場所で育てると植え付けから50〜60日で収穫できます。
収穫する時は地面スレスレのところで切り取ります。切り口が濡れると痛みやすくなるので、すぐに布等で拭き取ります。雨の日の収穫はできるだけ避けましょう。
レタスは完全に結球すると苦くなるらしいのである程度の大きさになったら欲張らず収穫しましょう。
採れたてのレタスをペペロンチーノにしたら、とても美味しかったです。まったく苦くないのにびっくり!新鮮レタスは畑のステキな真珠です!!
カブは冷涼な気候を好むので、秋にペットボトルで栽培してみたら、このようになりました。無農薬栽培なので少々虫に葉をかじられましたが、寒くなると天敵の害虫が減って甘みも増すので一石二鳥です。
真っ白できめ細やかな肌とまぁるい愛らしい姿、やわらかくて繊細な甘みのある小カブはふっくら色白美人。
そんな美人のカブを作るためには、若いうちの乾燥予防と栄養バランスが大切です。何やら人間の女性の肌のお手入れみたいですね。逆に成長期に潤いが欠け、栄養不良だと丸く膨らんだ根の部分(正確には胚軸)が裂けやすくなってしまいます。
カブは生育適温が15~20℃程なので春か秋の涼しい頃に育てます。
また、虫がつきやすいので防虫対策としてアミは必須です。
カブは連作障害を起こし、栽培期間が短い割には多肥を好むので土は清潔な元肥入りのものを使用します。
カブは移植できないので、種を何粒か直蒔きします。種を多く蒔く理由は初めから1本で育てると、勢いよく育ち過ぎて裂根しやすくなるからだそうです。間引きは2~3回行います。
間引きが遅れると根の肥大が遅れるので根径が2cm位になったら1本だけ残します。根を痛めないようにハサミを使用して引き抜かない事。
間引き後に株元へ増し土をします。
本葉が4〜5枚出るくらいまでは乾燥に注意をして育てます。その後カブの白い部分が膨れてきたら、多湿に注意しながら管理します。
40~60日、直径5cm位になったら収穫適期です。欲張って大きくなるのを待って収穫が遅れると、すが入って食味が悪くなります。
絶妙な色白美人になるにはタイミングが大切なんですね。春のプランター栽培もお手軽なのでお試しください。
ところで、春の七草のスズナはカブの葉の事です。鈴がついている菜っ葉と考えるとかわいいネーミング。名前の由来は諸説ありますが主役は根ではなくて菜っ葉の方なんですね。そんなカブの葉にはビタミン類、カロテン、カルシウムや鉄分等のミネラルも比較的豊富に含まれているので、間引き菜も含めて、菜っ葉も美味しくいただきましょう!因みに春の七草のスズシロはダイコンの事です。
ペットボトル栽培についての詳しい方法は、ペットボトル大根の育て方で紹介しています。
ハクサイを栽培する時は、とう立ちさせない事が重要なポイントですが、とう立ちハクサイはまったく別野菜の風情で結球したハクサイより意外にも甘く魅惑的でしたので紹介します。
とう立ちとは野菜が花を咲かせるために茎を伸ばした状態の事です。花に栄養がとられてしまう為その結果葉が硬くなったり、繊維質になったりして食味が落ちるとされています。
とう立ちは野菜が過酷な状況におかれた後に、子孫を残そうとして起きます。特に栄養不足や低温や高温が原因となります。ハクサイ等のアブラナ科の野菜の場合には、長期間低温状態にさらされた後に起きやすいです。
厳しい寒さを経験したハクサイは、長い低温に耐え抜くために糖と栄養を凝縮する「寒締め」状態となり、その結果とても甘くなります。
この冬の寒波を乗り越え、とう立ちしたハクサイがとっても美味しいのにびっくりしました!太い茎は柔らかくアスパラガスみたいです。サラダでも充分イケてます。花も旨味こそあれ、一般的に出回っている菜花のように苦くありません。花も茎も葉もすべてにクセがなく爽やかで美味しい。しかも後味がすこぶる良いのも魅力的。
世間一般では「とうが立つ」というと「適齢期を逃してしまった」ような悪いイメージがありますが、ハクサイのとう立ちは試練を乗り越えた勲章といった感じでしょうか。
但し、花が咲いてしまうと茎は硬くなってしまうので、蕾か花が少し咲き始めぐらいの時が食べ頃です。
菜の花にはビタミン・ミネラル等の栄養分がバランス良く凝縮されていて食物繊維も豊富です。その為に免疫力を上げ、疲労回復、イライラや老化防止、貧血やがん予防等に役立つと言われています。健康に良い上に美味しいという嬉しい野菜です。
茹でる時はできるだけ短時間にするのがポイント。油を使うとβ-カロテンの吸収がよくなります。個人的には、ゴマ和えが大好きです。
猛烈な寒さに見舞われてハクサイがとう立ちしたとしても、がっかりする事はありません。ぜひ収穫してご賞味ください。
ミニ白菜や早生品種を選ぶと比較的簡単に栽培できます。
ハクサイは15℃〜20℃の冷涼な気候を好むので秋の適温期に育てます。防虫対策としてアミは必須です。
ハクサイをプランターで作る時には本葉5〜6枚の苗を大きなプランターに株間を充分にとって植えつけます。
鉢底石をプランターの底に敷き詰めて水はけを良くします。
土は培養土を使用すると簡単です。
栄養不足だと結球しないので水やりを兼ねて週1回液肥を施します。
ハクサイは寒くなるとを成長が鈍くなります。しっかり結球させるためには、寒くなる前にある程度大きく成長させることがポイントです。
春の七草の筆頭にも挙げられているセリはセリ科の多年草でシロネグサ(白根草)とも呼ばれ多湿を好む野草です。耐寒性があって強健なので栽培するのはとてもカンタンです。
名前の由来は「新苗のたくさん出る様子が競り合っているようだから」といわれています。因みに、新苗は秋にランナーという、ツルのような匐枝が地上に伸びて節から出てきます。
また、セリは別名白根草と呼ばれているだけあって、ハリハリモチモチとした独特の食感と風味のある白い根が魅力的。とても美味ですので茂り過ぎた時には収穫すると良いでしょう。
セリはゴマ油と相性が良く、特に根だけで調理したキンピラが絶品。
但し、キレイに洗うのに少々手間がかかりますのでご覚悟を。汚い部分は使用しないようにしましょう。水耕栽培にすると洗うのは簡単になります。葉は春の若葉の時が柔らかくて風味が良く美味しいです。
セリは栄養価が高く各種ビタミン・ミネラルを豊富に含み、黄疸や解熱、解毒作用、神経痛、リューマチ、胃を丈夫にするのに良いとされています。
市販のセリの葉を食べた後に残った根を水に浸けて元気にしてから湿度の高い土に植えると簡単に育ちます。
暑さと乾燥に弱いので夏場には日除けをするなどの注意が必要です。
我が家では庭に棚を作り、日当りの良い所に夏野菜のプランターを置き、その下にセリやミョウガなど半日陰を好む植物を植えています。肥料は上の鉢から流れてくるので与えません。
とても効率が良いので興味のある方は野菜のマンション仕立てに挑戦してみて下さい。
野外でセリを採取する場合には猛毒のドクゼリと間違えやすいので注意をして下さい。ドクゼリの茎は中空で、根茎は外見がイモのようになっていて割ってみると、タケノコのような節があるのが特徴です。セリを見分ける時には根がポイントとなります。
栽培するのならば市販のセリを利用する方が無難です。
余談ですがセリ科の植物で根が美味しいといえばニンジンですが、セロリの根もとても美味しく西洋ではセロリアックといってセロリの根を肥大化したものが根菜として食べられていて、人気があります。
数年前の秋に収穫を終えてから、ほったらかしにしておいたキャベツの茎からまた葉が育ったので適当に収穫したのですが、その後も元気に葉を出すキャベツの生命力に感服。そこで、このド根性キャベツの茎を利用して次世代へ継ぐキャベツの苗作りをして結球キャベツ栽培に挑戦してみました。
結果は何世代かに渡り、キャベツ栽培ができています。このキャベツはアブラナ系の野菜の種を購入して蒔いた時に「みにくいアヒルの子」のように紛れ込んでいた珍参者。
現在このキャベツはアヒルの子に間違えらる事もなく、しっかり白鳥のように育ち続けています。
長年生き続けてくれているので、キャベツの木というような感じがしてきました。(笑)
収穫後のキャベツの下側の大きな葉を落とした茎の切断面をよく見るとシロクマくんを発見!!です。
なんともかわいらしいので愛着がわきました。実はこのシロクマくんの目鼻に見える所は水や養分の通り道になっている道管などが集まった維管束で、顔に見える所は葉痕といわれる葉の落ちた痕です。
※かわいい葉痕として人気のあるオニグルミ。興味のある方は癒しのかわいいフカフカ植物の羊の皮を被ったオニグルミをご覧になってください。
画像出典:プリ画像 ハリネズミ 動物 壁紙
シロクマくんを利用すると種から発芽させて育てるよりスピーディーに収穫にこぎ着けます。
因みに、今回は4月中旬に室内で育てていた苗を鉢に植え付けて6月上旬に収穫しました。
キャベツの茎を切って、深すぎない程度に清潔な水に浸けておくと、葉が出てきます。葉が5〜6枚くらいになったら、根元をカットして根を出させ苗を作ります。十分に発根したら土に植え付けます。
この栽培での注意点はキャベツの苗を作っている最中に連続して低温にさらさない事です。一定期間低温環境にあると、その後暖かくなった時にとうだちといって花を咲かせようとします。そうなると結球しなくなってしまいますので、室内で育て温度管理には充分に気をつけます。生育適温は15〜20℃、結球適温は13〜20℃です。なので夏の栽培は不向きです。
キャベツの下の大きな葉はソーラーパネルのような役割をします。
この下の葉が大きければ大きい程キャベツは光合成をして大きく育ち結球します。そのためにもキャベツを植え付ける時にはできるだけ大鉢を利用しましょう。今回は13号深鉢を使用しています。
キャベツの苗は深植えしないのがポイントです。植え付ける時は土を十分に湿らせておく事。植え付けは晴れた日の午前中が理想的。定植後は液肥を散布すると良いです。
キャベツには連作障害があるのでアブラナ科を育てた土を避け、清潔な土を使用します。
土は市販の培養土で大丈夫ですが水はけの良い環境にします。
窒素が多すぎると病害虫にやられやすくなるので自作する場合は注意します。
キャベツは害虫がつきやすいので防虫ネットを隙間なくかけて管理しましょう。
追肥は規定量に希釈した液肥か、一つまみの化成肥料を土と混ぜ、根から少し離れた所に与えます。
葉が広く展開してきたら1回目の追肥をします。2回目の追肥は芯葉が立ち上がってきた時に、3回目の追肥は結球してきた時にします。
結球したところを上から押さえて固く締まったら収穫します。遅すぎると破裂する事があります。
ゴボウはご存知の通り根が長い為、深く耕す労力と収穫が大変なので家庭菜園で栽培する時には栽培期間が短くて収穫が簡単な短根種のミニゴボウが一般的です。そこを、あえて長根種を深く耕さないで収穫できるコンパクト栽培に挑戦してみました。
結果は大成功でした!84cmクラスのとても美味しいゴボウがをたくさん収穫できましたので紹介します。
品種はしろはだ滝野川 ごぼうという長い直根タイプのゴボウ。特徴として生育が早く、多収穫できて手軽で作りやすく、根はひげ根が少なく、白肌で内部の空洞が発生しない上に、風味が抜群という優良種です。
栽培方法はペットボトルと波板を利用したリレー栽培方式です。
ゴボウの種子の発芽温度はやや温かい20〜25℃なので、3月上旬に室内で温度管理をしながら発芽させます。
ゴボウの種子は光好性なので透明の容器にキッチンペーパーを敷き詰め、水を湿らせて発芽させます。
しばらくすると青くてやや厚みのある双葉が次々に発芽。同時にアザラシの赤ちゃんみたいなふっくらびっちりの超極細毛細根も姿を現します。カビではありません。紛れも無くゴボウの根です。
これが将来あの無骨で長いゴボウになるんだと思うとビックリです!
写真の出典:SwitchBox 無料壁紙より
さすがに大きくなる植物です。子葉も肉厚で緑色が濃くて立派だし、根も表面積をできるだけ大きくして養水分の吸収が効率良く行われるようになっているようです。
ゴボウの生育温度は20〜25℃と、やや温かめなので、屋外が暖かくなるまでコンパクトに室内で栽培できるようペットボトル鉢に植え付けます。
ペットボトル鉢の底にアミを敷き、パーライトを入れます。
その上に市販の培養土に石灰を1つまみ水に溶いて混ぜた土を入れ、発芽した種子を植え付けます。
保温と乾燥防止にキャップを外したペットボトルの上の部分を被せます。
乾燥しないように水やりをしながら管理します。しばらくすると本葉が出て来ます。気温が良くなってきたら外で育てます。
根が底に達する前に底をカットして土を入れた深底の鉢に設置します。
ペットボトル鉢は土の量が少ないので気温が高くなってくると、鉢の温度が上がりすぎて生育が悪いようなので、ペットボトル鉢を波板で束ねて深底鉢に設置しました。倒れないように支柱もつけます。
土は堆肥多め、ph6.5〜7.5になるように苦土石灰多めにします。
また、朝陽の当たる側の波板は透明タイプ、西日の当たる側の波板は遮光タイプにし、下の長鉢も遮光のため黒ビニールをまいています。
その後、順調に育ち、大きな本葉が次々に地中から出現し、急激に大きくなり始めました。
6月中旬になると葉は波打つまでに大きく成長しています。
大きくなるに連れ、葉の形が丸っぽい形から楕円っぽい形に変化します。10月下旬に収穫しました。
さすがに長根種のゴボウだけあって少々広めの場所が必要でしたが、通常に比べコンパクトに栽培できました。噂に違わず、風味の良いとても美味しいゴボウとなりました。
因みにペットボトル1段鉢だけで育てたゴボウはこのようになりました。9月上旬に収穫したものです。
根が伸びることができずに、ペットボトルの底で根が迷走して息苦しそうですが、意外にも味は普通のゴボウで美味しかったです。
豆はもちろん美味しいのだけれども、花も鑑賞しなければもったいないほどきれいな豆の花に出会いました。
ササゲ (大角豆)といえば、関東地方ではお赤飯によく使われる一見地味な豆ですが、花はとっても綺麗です。夏に虹色を秘めて色鮮やかに咲きます。
熱帯アフリカ原産のササゲは高温と乾燥に強いので盛夏でも元気よく育ちます。発芽適温は20~25℃、生育適温は20~30℃です。
マメ科の植物なので枝葉ばかりが成長して、実がつきにくくなるため、窒素肥料を控え目にして、日当たりの良い場所で育てます。
煮た時に皮が破れやすいあずきはお腹が割れて切腹をイメージするので武家社会では、煮ても皮が破れないささげを用いるようになったのだとか 。
春に咲くエンドウの花も魅力的。
特に冬の寒さを乗り越えた肉厚で甘い採れたてのスナップエンドウは絶品!
ソラマメのふかふかベッドと、熱帯魚みたいなユニークな花はコチラ
大粒落花生として大人気のおおまさりを栽培してみました。
マメ科の植物なので窒素分を控え目にしてカリやリンを中心に与えます。
落花生は花が咲き終わると花の子房柄がのびて地面に突きささり、地面の中で実が育ちます。
鳥の被害に合わないように管理をして11月初旬に収穫しました。
とにかく大きくて茹でて食べると、程よい歯ごたえと甘みと風味が口いっぱいに広がり、激ウマです!
実も淡いピンク色でとってもキレイ。
茹でピーナッツのおいしさは格別で、家庭菜園の醍醐味が楽しめます。
収穫をしてみると、おおまさりの根に白い粒がたくさんついていました。
どうやら、これはマメ科の植物の根に棲みつく根粒菌のようです。
この粒状のコロニーが形成された根は空気中の窒素分を植物に供給してくれるので、マメ科植物は窒素を控え目にして育てます。
食べ終わった後のおおまさりの殻と今年育てたコットンボールでピーナッツのふかふかベッド入りのぷうちゃんを作ってみました。
お昼寝プーナッツのできあがり!
食べた後も楽しいおおまさりに大満足の結果となりました。
ズバリ!その名は
菜の花福大王(なのはなふくだいおう)
愛称:ふくちゃん
桜島大根・コールラビ・キャベツ・ブロッコリー・芽キャベツの良い所の交配種。
菜の花系野菜が大好きぷうちゃんのご満悦の野菜です。
ウサギのフンには植物を育てるのに必要な窒素、リン酸、カリウムが絶妙に含まれているそうです。
窒素は葉肥(はごえ)と呼ばれ元気な葉や茎の成長を促進させます。
リン酸は花肥(はなごえ)、実肥(みごえ)と呼ばれ、開花・結実を良くします。
カリウムは根肥(ねごえ)と呼ばれ、茎や根を丈夫にして、病害虫への抵抗力をつけます。
うさぎのフンには窒素とリン酸の割合が多めなのでうさぎの好物の葉もの野菜を育てるのにピッタリ!リン酸分が多いので花や実のなる野菜のトマトやナス、イチゴ等にも向いているようですね。もちろん菜の花も!
夏に屋外作業をする時には熱中症や強い紫外線、蚊やブヨ、スズメバチ等の対策が必要となります。
そんな時にオススメなのが空調服。地球環境に優しい省エネグッズとして販売されている人気商品です。
空調服は服に小型のファンがついていて外気を取り込み、手首や首元から抜ける構造になっています。体の表面に流れる風のおかげで汗が気化して、涼しく快適に過ごす事ができます。
着心地は服の中で扇風機にあたっているような涼しさで、長袖タイプなら強い日射しを遮り、空気で膨らむために蚊などにも刺されません。また首元から抜ける風の効果で蚊が寄りにくくなります。スズメバチは黒っぽい色に攻撃してくるので、屋外で使用する場合は白っぽい色のものが無難です。
私はここ数年来、夏場の草むしりをする時に空調服を愛用しています。
バッテリーとして充電式電池を使用しているのでお手軽で経済的。服にはその重さがプラスαされています。
ファンは送風量を強くすると、少々うるさく感じますが暑さをしのげるとなればガマンできる範囲です。長時間作業の場合は予備電池を用意しておくと安心です。
汗が乾きやすいので汗臭さも無く、あせももできにくい。その上に洗濯もできるのも嬉しい点です。
但し、如何に空調服が優れているといっても外気を取り込む仕組みなので、高温多湿時には効果が発揮できませんので炎天下や猛暑日などの無理な作業は避けましょう。
もちろん屋内使用もOK!エアコンの使用より断然省エネになります。
詳しい製品情報は 株式会社 空調服へ
菜園作業には虫がつきものです。
紫外線除けも兼ねて帽子・長袖・長ズボン・手袋・長靴がオススメです。しかし着込んでしまうと熱中症になる危険があります。なので、作業は朝夕の涼しい時間帯にしましょう。
そう簡単にはいかないよという時には空調服があると便利です。
夏の屋外作業の強力な味方!空調服のコラムで空調服について記述してますので関心のある方は参考にはどうぞ。
蚊取り線香や虫除けジェル等の忌避材を使用したり防虫網を被ったりすると落ち着いて作業ができます。
意外と頭上から虫が落ちてくる事もあるので、ツバの広い帽子の方が首筋などに入りにくくて良いです。
また、土いじりをしているとアリの攻撃にあう事があります。アリに噛まれるとひどいダメージを受ける事があります。特に、アレルギー体質の方は要注意です。対策として長靴を履く事をオススメします。
その他、スズメバチ、チャドクガ、マダニなど危険な昆虫がいます。
詳しくは山とぷう太郎の
に対処法を記述していますので参考にしてください。
世界三大美果のひとつに数えられるチェリモヤは日本ではまだあまり馴染みのない果実ですが、アイスクリームのようだとか、カスタードクリームのようだとかいわれている知る人ぞ知る人気のトロピカルフルーツです。
トロピカルフルーツといっても、原産はアンデス山脈の標高1,500~1,900mあたりの高地と言われています。
生育適温は18〜25℃ということなので、現在鉢植えでのコンパクト栽培にチャレンジ中!興味のある方は趣味の果樹栽培 チェリモヤへ。
因みに世界三大美果とはチェリモヤ・マンゴー・マンゴスチン・ドリアン・パイナップル等が挙げられています。トップ3は評価をした人の時代や環境により諸説あるのでご了承ください。
ポポーという、とてもかわいい名前を持つ果樹は北米原産のバンレイシ科のモクレンに似た姿の落葉樹。
果実もアケビやマンゴーに似ていてとてもかわいらしく、アケビガキとも呼ばれています。
マンゴーのようにおいしくてトロピカルフルーツの風情がありながら耐寒性があり、病害虫にも強く、水やり以外はほとんど手がかからないという人気急上昇中の果実で現在栽培中です!
形もキュートでかわいいです。
興味のある方は趣味の果樹栽培 ポポーへどうぞ!
このページは なんだろな の中の
「ぷうちゃんとキューちゃんの
家庭菜園」