ぷう太郎

エベレストを背景にした、うさぎの「ぷう太郎」のアルパインスタイルイメージうさぎの「ぷう太郎」がイメージする登山に必要な装備

超初心者の為のトレッキング入門

トレッキング入門 目次


山とぷう太郎 実用メニューページ

より詳しい内容はコチラへ

トレッキングに必要な装備

富士山に登る時の注意

トレッキングを楽にする体作り

奥武蔵よもやま情報

山で楽しく食べ歩き! お散歩マーケット

はじめに

このコーナーは初心者の為の癒やしトレッキング入門を主旨としています。癒やしを求めて森林浴や山登りを始めたい。だけど山って危険そう。安全にするためには何から始めたらいいの?そんな超初心者の為のトレッキング入門ページです。楽しくてわかりやすくなるように、うさぎのキャラクターぷう太郎」が解説のお手伝いをしてくれます。


山歩きの基本は安全です。


本格的登山を目指す方は、高い登山技術と専門知識の得られる山岳会に入る事をオススメします。中途半端な気持ちでエキスパートの道を目指す事はとても危険です。山岳会に入れば豊富な知識と経験から確実な登攀技術を身につける事ができます。


ぷうちゃんわーるどのご案内

うさぎのキャラクターぷう太郎に興味のある方はメニューページをご覧ください。うさぎの好きな方のためのイラスト満載のサイトの総合案内ページです。

また、ちょっと気分転換をしたい時には癒し息抜きに最適なおちゃめなぷう太郎の超ナンセンスな脱力系デジタル絵本もあります。閲覧無料でほとんどが超短編なので、気軽にお楽しみいただけます。風変わりで大人の味わいのあるマニアックな世界を描いた色彩豊かな絵本群です。

そもそもトレッキングって何?

トレッキング(trekking)とは山をハイキングする、山歩きの事です。


トレッキングは山の中を歩くこと自体が目的なのに対し登頂を目指すのが目的なのが登山。もちろん山頂を目指してもOK。山歩きの中には当然、山頂も含まれるからです。


厳密に言えばトレッキングする人をトレッカー、山頂を次々と目指す人の事をピークハンターといいますが、実際には区別する事はほとんど無くて、まとめて登山者という事が一般的です。また、山好きの間ではヤマノボラーともいいます。

トレッキングの魅力

さて、トレッキングの魅力について触れてみましょう。

まず、最初に挙げられるのが環境の素晴らしさです。自然に満ち溢れた山には排気ガスもなく、癒し効果のあるフィトンチッドが漂っている為に心肺機能を高める運動にとても優れた環境です。


次に挙げられるのが運動効果で、同じ時間を歩いたとしても平坦地を歩くよりも負荷が高い為に運動効果が上がります。ゆっくりと自然の中を歩けるので景色を眺めながら長い時間運動する事ができます。汗と共にストレス物質が流され、気持ちがスッキリとリフレッシュされ、爽快な気分になり、食事もより美味しく感じられるようになります。

人のザックの後ろにテラスのような居住空間をつけてもらい、コーヒーを飲みながらトレッキングに参加するおちゃめなうさぎの「ぷう太郎」

酸素を積極的に取り入れながら、足場の変化するいろいろな道を歩く事により脳の活性化にもつながり、ボケ防止にも役立ちます。血流も良くなり、やる気も出てきます。負のスパイラルならぬ、正のスパイラルといえる、良循環に入るきっかけになる事と思います。


山なんか歩いたらキツくて疲れるだけじゃないの?と思っている方もいらっしゃると思います。しかし、実際トレッキングをやってみた方の感想として、

  • 心地良い疲労感を感じて充実感がある
  • 憑き物が取れたみたいにサッパリした
  • 気分転換できて、心の底から癒された
  • 嫌な事をすっかり忘れてしまった
  • 便秘や肩こりが治り体調が良くなった
  • よく眠れるようになった
  • 頭がスッキリするようになった
  • 他も山にもチャレンジしたくなった

等の意見をよく耳にします。これは空気の良い環境で血行が良くなったからだと思われます。キツイだけが登山じゃないんですね。


トレッキングはコースや季節を変える事で、飽きずに楽しみながら続ける事ができます。リフレッシュ・健康増進には最適のスポーツです。

小鳥のさえずりをBGMに日々移り変わる豊かな森の空気を思いっきり吸い込んでみませんか?


音が立体的に広がる森の中で聞く日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)と呼ばれる美声の御三家ウグイスオオルリコマドリのさえずりは、格別で癒されます。

オオルリ ブナの森に響く美しい歌声


また、渓流のせせらぎと一緒に聞こえるカジカガエルの鳴き声も小鳥のさえずりを思わせ清涼感にあふれステキです。興味のある方は

バードリサーチ 鳴き声図鑑」で聞く事ができます。


また、可憐な高山植物をお目当てに出かけるのも楽しいです。新緑、紅葉もスケールが大きくて見応えがあります。山がいっせいに萌え状態になる芽吹きの季節も抜群です。

特に山を淡く優しく彩るコナラの銀色の萌えは一年でもほんのわずかな期間です。しかも、フカフカしていてかわいいです。芽吹きの季節限定のフカフカ植物を探しに行くのもオススメです。興味のある方は

癒しのかわいいフカフカ植物へ >

トレッキングを始めるには?

トレッキングは、ウォーキングやハイキングの延長線上にあるので、日頃歩き慣れた人なら気軽にトライできます。


注意点としては、山は坂道が多いのは当然ですが、足下の状態が平地と違っていろいろある事です。

ぬかるんでたり、岩場だったり、滑りやすかったりします。

特に濡れた木の根は危険です。 足を乗せないように注意が必要。


なので、靴だけは山歩きに適した靴を準備しましょう。

(靴底のパターンがしっかりしているものが滑りにくい。)


山を歩く時は衣服の裾がダブついていないか、靴の紐がほどけていないか、ザックの横にひっかかりそうな物が無いかなど、事前にチェックしましょう。


服装は吸汗・速乾素材の長袖、長ズボンが基本です。強めの紫外線や有毒な虫・植物から身を守る為に、肌は露出しない方が良いでしょう。人によってはちょっと触れただけでもかぶれる植物もあるので、キレイだといってむやみに植物に触れないように。山は平地と比べると紫外線が強いので帽子も必要です。

山歩きは大量に汗をかくので、乾きやすい化学繊維の服を着ます。下着も含め綿の素材はやめましょう。

濡れたままで風に吹かれると低体温症になる危険もあります。

服の重ね着で、こまめに体温調整しましょう。


休憩時間は短めにしましょう。

長い時間休んでいると、かえって疲労がたまります。5分とか10分位で休憩は早めに切り上げましょう。


また、道に迷うと命に関わる事故につながる危険もあるので、最初は山歩きに慣れた人に、連れて行ってもらうのがいいでしょう。


クマやイノシシに遭遇すると危険なので、事前に相手に気づいてもらえる様にクマ除けの鈴を鳴らしながら歩きましょう。ラジオでも良いのですが、山域によっては電波が入らず役に立ちません。


慣れてきたら、歩いた道を地図でじっくり確認してみましょう。

装備も不満を感じ始めた物から、本格的な物に変えてみましょう。


地図が読めないうちは決して独りでトレッキングをしないで下さい。


まずは1日15分、30分、1時間といったルートを歩き、自分の体力がどの程度なのか把握しましょう。


歩く速度は人と話が出来る程度が良いと言われています。


その結果でどの位のルートが自分のレベルに合っているかを判断し、そこを基準に少しずつ距離を伸ばしてみましょう。ちょっとしたものでいいので記録メモをとっておくと後々に役立ちます。


神秘的な光の射す森林
いろいろな表情を見せる登山道

これはとても大切な事です。事前の情報収集と計画はしっかり立てておきましょう。現地に到着したら「登山道の崩落で登れなかった」、とか「バスが季節運行で走っていなかった」、「駐車場がなかった」等想定外の事態もあります。充分な下調べをしておきましょう。

トレッキングに必要なものは?

トレッキングに必要な装備

特に初心者は荷物が多すぎると、ただキツイだけで楽しめなくなってしまいます。ルートに見合った荷物を持ちましょう。


だからといって、装備不足も危険です。何が必要か、しっかり考えてから持って行く物を選びましょう。


登山用品は、高機能で高価な物が多いですが、初心者でちょっとした里山を歩く程度なら小学生の遠足のようなもので充分です。徐々に必要な物を揃えていくと良いでしょう。


必ず必要なもの

  • 山歩きに適した靴(登山靴)
  • ザック・リュックサック
    (両手が開放される荷物入れ)
  • 飲み物(水筒)
  • 汗が乾きやすい服装
    綿素材は汗が乾かないので避ける
  • 帽子(山は紫外線が強い)
  • 小銭(バス代、駐車料金など)

その他もっと具体的・実用的な内容はトレッキングに必要な装備 編へ。


トレッキングに必要な装備とその使い方・選び方・持って行き方等を詳しく解説をしています。

これから道具を揃えたいと考えている初心者の方は是非ご覧になって参考にして下さい。

もっと実用的に知りたい >

トレッキングの心得

自然相手の山では天候や登山道等を始め、思いもかけないトラブルに遭遇し、時として命に関わるような危険にさらされる事があります。

街中のように便利でない為に簡単に解決出来ない事も多々あります。


そんなリスクを減らす為には危険な時間・危険な場所・危険な行動を避ける事です。


その為にも早出・早立ち・早帰りという登山の基本を心がけます。 具体的には朝早く出かけて遅くとも午後2時ぐらいまでにはトレッキングを終える、という事です。


午後2時というのは、早すぎると感じるかもしれませんが、山歩きの後の疲れた体で登山口から帰宅するまでの道のりやトラブルがあった時の対処などを考えると、妥当な時間となります。


特に山では陽が暮れてからの行動は大変危険です。午後2時くらいには歩き終えるつもりで、登山計画を立てましょう。事前の下調べは念入りにしましょう。バスなど季節運行の場合もあるので、予め確認をするのも大切な事です。


山は標高が100m上がるごとに、気温が0.6℃下がります。つまり、現地点より1000m上の地点は現地点と比べるとマイナス6℃という事になります。そこそこ標高の高い山域に行く場合はその事を念頭に入れておいて下さい。


まだ新緑のような爽やかな夏の高山
麓では夏でも高山では春のように爽やか

風に吹かれると、さらに体感気温が下がります。防寒具やウインドブレーカーは必携です。


春などは麓が暖かくなっても、山ではまだ冬の所もあります。その点も良く理解しておきましょう。


紫外線も標高が上がると強くなります。日焼けは体にかなりダメージを与えるので、特に首の後ろなど、しっかり対策をしましょう。熱中症にも充分注意しましょう。

折りたたみの傘を持って行くと、休憩時の日よけに役立ちます。


秋は日没が早いので、早め早めの行動を心がけましょう。もしもの時の為にヘッドライトは必携です。

お尻マット(座布団)があると、落ち着いて休憩ができます。


冬は凍結箇所に出くわす事があります。簡易アイゼンを持って行きましょう。無い場合は危険なので引き返しましょう。


自分のレベルに合わないルートは選ばない事が大切です。


トレッキングに行く時は、直前の天気や気候を考慮して計画を立てる事はとても重要です。

天気を無視した計画はとても危険です。この日しか都合がつかない、時間が無いから、と強行するのは無謀です。山には勇気ある撤退も必要です。「負け犬でも明日はあるが、死に犬には明日が無い」という事を理解しておきましょう。


あまりにタイトな計画を立てるとちょっとしたアクシデントですべての計画が台無しになりかねません。

そんな時の為にショートカット(近道)で戻れるエスケープルートやサブルートを考えておくのも大切な事です。常に時間に余裕を持った無理のない計画で臨んでください。


予定通り、すんなり行けて時間に余裕がある時は、地元名物の故郷の味食べ歩きや観光などを追加してみてはいかが?交通機関の待ち時間の間のストレッチも有効です。

トレッキングコースの探し方

トレッキングに興味を感じて試してみたくなったアナタはまず、初心者コースを歩いてみましょう。

最近は健康志向も相まって、充実したコース情報がたくさん出回っています。気軽に出かけられるように近隣のトレッキングコースを調べてみることをオススメします。

山のある市町村のホームページ等でも情報が公開されています。


国土地理院のウェブ地図
「地理院地図」
は最新情報もすぐに反映される等高線付きの地図。作図も印刷も無料で自由に使えるので、ぜひご活用ください。モバイル端末でもご覧いただけます。


アクセスに必要な情報は下記参照

時刻表・列車運転状況 >

乗換案内・路線図・運賃 >

渋滞情報・ドライブ >

最初の一歩を踏み出そう

装備をバッチリ揃えて、初心者用の人気コースも選び抜いた。天気も申し分無い!さあ、いよいよ憧れのトレッキング開始!希望に満ちて最初の一歩を踏み出したものの、坂を登り始めて5分もすると後悔の念と不安が脳裏をよぎる。思ってた以上に脚がうまく上がらず、こわばった感じがしてキツくて辛い。こんな調子で登り続けられるんだろうか


そんな時に「ああキツイ。やっぱり自分は山登りに向いてないんだ。」などと考えないように。というのも体のほぐれていないうちにいきなり負荷の高い運動を始めて体は悲鳴をあげている状態だからです。大抵、山に登り始めの20〜30分は体が慣れていないため、キツく感じるのは当たり前。そんな時はしっかり脚のストレッチをしてからお話ができるくらいのペースで歩きましょう。体がほぐれてくると出だしの辛さは忘れてしまうものです。


上り坂では足首を上げる事が多いので段差を利用して足首を上げて、ふくらはぎを伸ばしたりして脚の裏側の筋肉をほぐすのがオススメ。脚を前後に開くストレッチも効果的。

脚のストレッチ

トレッキングを楽にする体作り編で山登りの筋肉痛予防トレーニングとストレッチを詳しく紹介中!

登山用のお手軽ストレッチ >


せっかく有名な山に行ったのに、キツくて周りの景色を見る余裕なんてなかった。吐き気まであって本当に辛かった、と語る人がいます。

自分の体力に見合った山でないとどんなに良い名峰でも嫌な思い出にしかなりません。


私は山登りの一番の近道は体力にあると感じています。トレッキングを楽しくするためには、まずは近場の山歩きで体力作りをしながら徐々にレベルアップしましょう。


慣れてきたら山小屋に宿泊をして登山するのもオススメ。

山小屋に宿泊することで時間に余裕が生まれ、のんびりと歩くことができます。澄み切った空気の中で、非日常的な御来光を見るのも山登りの醍醐味です。

北岳近く雲海から登る朝日
雲海から朝日と富士山が見える

体力に自信がついたら近所の名山や日本アルプス、百名山を目指してみましょう。

涸沢付近から見る穂高岳
北アルプス 穂高岳
日本一高い縦走路 南アルプス 北岳~間の岳~農鳥岳
南アルプス 日本一高い縦走路
北岳トラバース道
南アルプス 北岳トラバース道

世界の人気トレッキングコースを目指すのもステキですね!

上のイラストのぷう太郎のいる所は世界的に人気の高い、エベレストトレッキングコースにある氷河。

あの出で立ちは既にトレッカーではないですね。カッコイイ!(笑)

山登りに慣れてきた時の注意

山歩き用の筋肉と体力がつくと、どんどんラクに山に登れるようになり楽しくなってきます。ついつい欲が出て「やり過ぎ」てしまう事もしばしば。しかし、最近は中高年の人に多く見られる「やり過ぎ」による障害も増えています。衝撃を繰り返し受けることで徐々に骨折が進行する疲労骨折等の障害は疲労や損傷の程度が回復や治癒する程度より大きくなった時に起きる障害です。


また、無理をするとかえって筋肉も落ちてしまいますから回復時間は必ずとりましょう。


そして慣れが呼ぶ油断。危機管理意識が薄れると遭難につながるので常に安全意識を持ってで山に臨む事が大切です。

山のマナー

癒されに山に来たのに却って不愉快になった、なんて事の無いようにマナーを守ってお互いに安全で気持ちの良い山歩きをしましょう。


道に広がって歩かない

すれ違いや追い抜きたい人の迷惑になるので基本的には1列で歩きましょう。話に夢中になって周りが見えなくならないようにしましょう。


道の中央で休憩しない

他の登山者の迷惑になるので休憩は邪魔にならない所でしましょう。


山では挨拶をする

山ではすれ違いや、追い越す時に挨拶をするのが基本です。

但し、富士山や高尾山等のように人気の山域では人が多過ぎて大変な事もあり、無理に挨拶する事はありません。その辺は臨機応変に。


山では登り優先

山では基本的に登り優先です。 すれ違えない細い道の場合は下る人は登る人を待ってあげましょう。 但し、相手がキツくて急げない場合などは臨機応変に対処しましょう。


細い橋は1人ずつ渡る

危険を避ける為に細い橋・小さな橋は1人ずつ渡りましょう。渡り終わったら、後ろの人に合図を送ると良いでしょう。


鎖場は1人ずつ通過する

鎖場やハシゴ、ロープを使う場所では1人ずつ通過ましょう。前の人が通過し終えるまで、じっと待ちましょう。危険ですので、焦らせたり人の使用中のロープを握ってはいけません。


石を落としてしまった時は叫ぶ

石を落としてしまった時はすぐに「ラク(落)」と大声で叫び、後続の人に察知してもらいます。命に関わる事なので恥ずかしがらずに即刻叫びましょう。


ストックを人に向けない

ストック(トレッキングポール)を使わない時に先端を地面以外の所に向けると大変危険です。使わない時はしまうか地面に向けましょう。


犬の放し飼いをしない

犬の放し飼い・長いリードの使用はやめましょう。山でいきなり犬に出くわした為に驚いて滑落をした、なんて事も充分あり得ますし、犬の落とした石に当たってケガをしたという例もあります。世の中には犬が苦手な人もたくさんいるという事を配慮しましょう。

かわいい子犬に驚いて崖から落ちそうになるうさぎの「ぷう太郎」

ごみを捨てない

ほんの少しの事でも自然の生態系は崩れます。自然に還るからミカンの皮は大丈夫などと言わず、ごみはすべて家に持ち帰りましょう。


野生動物にエサを与えない

野生の鹿や猿にエサを与えるのはやめましょう。

人懐こくエサをおねだりに来る鹿に会った事があります。猿にエサを与える人を見た事もあります。

人工的な物を与える事は生態系を崩します。いくら可愛くてもエサを与えないようにしましょう。

食べ物のごみは熊やイノシシを誘引する事もあるので決して置いて行かない事です。


野生の鹿

水源地を汚さない

川に油を流す、洗剤を使う、小用をするなど、水源地を汚染する行為はやめましょう。

山でトイレに行きたくなったら

山に登り始める前には必ずトイレに行っておきましょう。


やむを得ずトイレのない所で行きたくなったら水源地や水流を避け、軽く穴を掘って用を済ませ、その後は埋め戻します。


トイレットペーパーや水に溶けるタイプのティッシュを使用し、自然に分解されにくいティッシュや生理用品は持ち帰りましょう。


野生動植物に悪影響を及ぼしたり自然の景観を損ねる事を考慮して、マナー良く済ませましょう。


人に見られないようにと登山道を離れ、茂みに入ったらヘビ、ダニ、ハチ等に遭遇する事や滑落等の事故に遭うケースもあります。充分気をつけましょう。


荷物はかさばりますが、携帯用のトイレも選択肢の1つです。


男性はキジ打ち、女性はお花摘みに、と言うのがトイレサインです。

バテないためのペース配分

自分にあったペース配分を知っておくとバテにくくなります。

その目安になるのが心拍数です。

一般的に人の最高心拍数の目安は220-年齢とされています。大体その60%位のペースで歩けばバテにくいと考えられています。


例えば、アナタが40歳だとしたら(220-40) ×0.6=108となります。

なので、キツイと感じたら心拍数を計り、108ぐらいに収まるくらいにペースダウンしてみましょう。


また、暑さや寒さ等を我慢するとバテやすくなりますからめんどくさがらずにこまめに服の脱ぎ着をして体温調節を行いましょう。その時に水分とエネルギーの補給もしておくと良いですね。

ダメージを減らす山の下り方

山を下ってる最中に「ヒザが笑っちゃてるよ。」などと言って苦笑いする光景をよく目にします。しかし実はコレ笑い事で済まされない事態を招く事があります。

ヒザがガクガクして踏ん張れない状態ではブレーキの効かない車みたいなもの。そんな状態で下山を続ける事で転倒・転落、滑落が引き起こされます。


原因は歩幅が大きかったり、足をドスンドスンと着地をする事でヒザの前の筋肉(大腿四頭筋)に大きな衝撃を与え続けて筋肉を痛めてしまう事です。


対策として、下り坂で前足は静かに置くというイメージで足を運び、最後まで後ろに体重を残しておくようにします。


また、腰を落として歩くと重心が低くなり安定感が増します。しかし腰を落として歩くのは慣れていない人にとってかなりキツイ体勢です。


そこで、常日頃からスクワットをしたり、下り坂や階段等で腰を落として歩く練習をしておくとヒザ上にあるヒザを支える大腿四頭筋という筋肉が鍛えられ、楽に登り下りができるようになます。ヒザ痛予防にも効果的です。


トレッキングを楽にする体作り編山登りの筋肉痛予防トレーニングを詳しく紹介中!


正しいスクワットの仕方

スクワットのやり方説明図
スクワットの基本
  • 足を肩幅くらいに開いて
    つま先は左右平行にする。
  • 背筋は伸ばしたままにする。
  • ゆっくりと息を吸いながら、
    お尻を突き出すように
    脚の付け根をかかとの方に
    近づけるイメージで
    ゆっくりヒザを曲げる。
    (かかとが床から離れないように)
  • ゆっくりと息を吐きながら、
    ゆっくりとヒザを伸ばしてしていく。
  • ヒザがつま先よりも前に出ないようにヒザを曲げる事がポイント

ヒザを深く曲げ過ぎると痛める事があるので注意しましょう。ここではヒザにやさしいハーフスクワットを紹介しています。


太もも裏側のハムストリングスも同様に鍛えると筋力バランスが良くなり理想的です。

登山用トレーニング もっと見る >


また、衝撃吸収素材のインソール等を使用したり、足首の自由度が効かない硬過ぎるハイカットシューズを履かないようにする事もヒザ痛の予防になります。

危険な箇所を通過する時

岩場を通過する時は、3点確保という岩登りの基本技術を使う


具体的に説明すると、両手・両足を4点と数え、3点は必ず固定して移動するという事です。

つまり、右手・左手、右足・左足と必ず1点ずつを動かして登り下りをするのです。


まず、落ち着いて確実な足がかり、手がかりを探します。次に岩に載せた足に体重を預けます。手で登ろうとしない事が重要です。


岩場と身体に空間をあけて離し、つま先で立つのがポイントです。

最初は怖いかもしれませんが、体が岩に近過ぎると、視界も悪く手足も上手く運べません。


鎖場の通過の時も足で登るつもりで鎖にぶら下がらない様にします。


鎖場を登攀するうさぎの「ぷう太郎」

岩場は登る時より下りの方が難しいのです。待っている人がいるからといってあせるのは危険です。

周りの人が前向きの姿勢で降りていても恐いと感じたら、後ろ向きでゆっくりと落ち着いて降りるようにしましょう。


低山でも岩場のある山は沢山あるので、すぐ足がつくような安全な所で練習してみましょう。ジャングルジムなんかでも良いですね。


岩石がゴロゴロとした、いわゆるガレ場やすべりやすい急斜面など足場が不安定な場所を通過する時は、目線は常に一歩先を見て次にどこに足を置くかを確認して歩きます。


両側が急な斜面で幅の狭い尾根、いわゆるヤセ尾根や丸木橋等、バランスを要する場所を通過する時は足下ばかりでなく、進行方向もしっかりと見ましょう。その際、ストックを補助に使うと良いでしょう。風が強い時は要注意です。


危険箇所の通過時は足裏は地面に対して垂直に、靴底で垂直に石を押さえつけるようにして丁寧に足を運びます。

足場の悪い時の歩き方の説明図
靴底で垂直に石を押さえつけるように歩く

急斜面を下る時には腰を落として前傾姿勢をとり、目線を低くすると恐怖感が減って安定感が増します。

ストレッチで疲労を軽減

トレッキング前の準備体操としてストレッチをすると、ぐっと楽に登れます。ぜひやってみてください。足首が硬いとつまずきの原因になるので、足首も忘れずに!


運動前には手足をぶらぶらさせてウォームアップするようにします。

基本的には自分の筋肉痛の出やすい場所を伸ばします。

体中あちこちストレッチします。

山登りの場合はふくらはぎや腿を重点的に伸ばします。足首やヒザ、股関節もほぐしておきましょう。


トレッキング後の整理体操として、ゆっくりストレッチをすると、疲労が抜けやすいのでとっても効果的です。本当にオススメします!

キツ過ぎず、イタ気持ち良いぐらいがちょうど良い加減です。

伸びてきたら、揺さぶらないで30秒程じっとします。

そして、夜10時までには寝て成長ホルモンをバッチリ出させて眠るとさらに疲労回復効果が高まります。


笑顔で反動をつけずにストレッチをする事を指導するうさぎの「ぷうちゃん」
日常的にストレッチするクセをつけて
身体を柔軟にしよう。

トレッキングを楽にする体作り編で山登りの筋肉痛予防トレーニングとストレッチを詳しく紹介中!

効果的なストレッチのやり方 >

トレッキングと食事

トレッキングの最中にお腹がすいたら即、食べましょう!シャリバテといって歩けなくなります。


ガッツリ食べると胃に負担があるので、おやつなどを軽く食べます。

カロリーがあって疲労回復効果のある、オレンジジュースやスポーツドリンク、塩飴や黒飴等もミネラル補給もできてお手軽です。特に夏は大量に汗をかく為にミネラル補給は必須です。


梅干しと鰹節入りのふっくらおにぎりを作るごきげんなうさぎの「ぷう太郎」

日本のおにぎりは優秀です。疲労回復効果のあるやカツオ節や殺菌効果まで加わった梅干しが入る上に、海苔や塩等のミネラル補給、素速くエネルギーに変わるご飯。しかも、コンパクトでごみの少ないファストフード!そして何より美味しい!!


さあ、山登り・山下りが終わった後に待っているのは筋肉痛。筋肉痛は筋肉の断裂によっておきます。

筋肉痛で足が痛くて動けないうさぎの「ぷう太郎」

そんな時、体の修復材として必要なのがたんぱく質です。

現在、疲労回復のトップリーダーといえば鶏のムネ肉です!マグロなどのツナ缶も良いですね。たんぱく質の吸収を良くするニンニクやネギ類と一緒に摂るのがオススメ。


疲労回復にはクエン酸を摂るのも大切。レモンや梅干しや黒酢などをドレッシングにするとたんぱく質と一緒に摂りやすくなります。


鶏ムネ肉のニンニク風味の唐揚げにレモンをキュッと搾って、胃腸が荒れないようにおろしをかける。なんてのが良さそうですね。


アミノ酸のサプリメントや消化・吸収の早い大豆ペプチドを摂ると、より速く回復効果が現れます。


また、紫外線で受けたダメージの回復にはビタミンCが必須です。

ナッツなどに含まれるビタミンEと一緒に摂ると、さらに相乗効果が期待できます。


ハードな運動の後はカルシウムや鉄分補給も忘れずに!カフェインは鉄分の吸収を妨げるので控えます。


バランスの良い食事にたんぱく質多めと言うことですね。


それにしてもトレキング後の食事は格別!一体どこへ行っちゃったの?というぐらい消化が良いんですよね。しかも、1日5〜6食。(笑)

個人的にはトレッキングを終えて食べるラーメンが最高に好きです!餃子があったら、もう言う事無し!


また、山で宿泊したり調理する時に軽くて美味しい保存食を持っていくと軽量化もできて大活躍します。

詳しくはコチラへ

トレッキングに便利なオススメ食材 >

寄り道ティーブレイク

ネパールのトレッキングルートでは休憩に甘〜いチャイを飲みます。チャイは疲れた体にやさしいミルクティーです。


標高が上がるに連れてチャイは甘くなる傾向があります。さらに標高が上がるとバター茶が出てきます。気圧が低い為に調理する時は日常的に圧力鍋が使われています。風土に適した生活文化なんですね。


ヒマラヤトレッキングで忘れられない程美味しかったミントティー。簡単に作れて気分転換にピッタリなので、現地で教わったミントティーの入れ方を紹介しておきます。


作り方はいたってカンタン。新鮮なミントにお湯を注いで1分程待つだけ。シンプルなのに爽やかで癒されますよ!葉は少し多めで、あまり長時間葉を入れないのがポイント。スペアミントやペパーミントがオススメです。ぜひお試し下さい。

スペアミントとペパーミント
スペアミント(左)  ペパーミント(右)
さっさと早寝をして、人のザックの中でおせんべいをかじりながらの楽しいトレッキングに連れて行ってもらう事を夢見る熟睡中のうさぎの「ぷう太郎」
早寝早起きで快適登山

森の魅惑的な香り

森林浴は癒し効果があると言われていますが、何と言ってもその揮発性の樹脂の香りの心地良さによるものでしょう。


陽だまりの松林・初夏から秋にかけてのシラビソ林・秋のカツラ等は極めて芳しい香りがします。


特に秋のカツラは綿菓子のような、ほうじ茶のような甘〜い香りを漂わせ、うっとりさせます。

葉は可愛らしい丸いハート形で、黄葉した頃の香りが抜群です。渓流沿いに多い落葉樹です。

秋の黄葉したあま〜いカツラの香りにうっとりとデレデレになるうさぎの「ぷう太郎」

興味のある方はコチラもどうぞ!

うっとり・とろける 癒やしの香り   


シラビソは2000m級の亜高山帯に自生するマツ科モミ属の針葉樹。

その香りは格別で、これぞ森林浴という感じです。その芳香は甘味のあるヒノキ風呂の様で、まさに心の温泉!癒されます。とりわけ、秋に香りが強くなります。


少しひんやりとした盛夏の高山の森で、オオルリの美しいさえずりや波の音によく似た木々のざわめきを聴きながらシラビソの清々しい香りを味わいながら歩くなんて贅沢この上ない至福のひとときです。

オオルリのさえずりを知りたい方は
バードリサーチ 鳴き声図鑑で聞く事ができます。


また、シラビソボックリと言うのかは知りませんが、マツボックリのような球果が樹上にできます。

青紫色がきれいなシラビソの球果

これがまた、青紫・藍紫といったキレイな色なんです。そこに水アメの様な透明な樹脂が出てきてキラリと輝きます。緑の樹上に青紫の顔を出すシラビソボックリの綺麗さは森の宝石のようです。2000mクラスの山で8月下旬に見る事ができます。

樹脂を出して輝くシラビソの青紫色の実
樹脂を出して輝くシラビソの青紫色の実

この樹脂成分は傷ついた幹からも出ている事があります。

接着剤のようにちょっとペタペタしますが、とても良い香りなので、落ちている枝などを使って、こそげ取って香りをかいでみてください。爽快な気分に浸れ、癒されます。


シラビソ以外でも身近な針葉樹のヒノキやスギ、マツ、ツガ、モミ等の樹脂(ヤニ)の芳香も花とはまた違った魅惑的な香りです。素晴らしい香りに満ちた森の散策をしてみてはいかがでしょう?

樹の幹はだから溢れ出す水飴のように透明に輝く森の芳香成分 樹脂
芳石とも言えそう 光輝く樹脂

トレッキングは頂上を目指すばかりではないのです。植物や音や香り等、いろいろな物に興味を持つと、楽しさが倍増しますよ。

新緑の頃の美しいハイマツ
新緑の頃の美しいハイマツ

富士山を登る時の注意

サングラスをかけた2羽のうさぎの富士山剣ケ峰登頂イメージ

世界遺産に登録されて、国際的にも人気急上昇中の富士山。

日本一の富士山に、一生に一度は登ってみたい!だけど富士登山って実際どういうものなの?という初心者のアナタに富士登山のハウツーをわかりやすくご紹介します。

もっと詳しく知りたい >

ダケカンバの美しい幹肌
ダケカンバの美しい幹肌

日本百名山に登ってみよう

いろいろな山を登ってきて健脚になって、もう少し本格的な登山をしたくなったアナタには日本百名山を登る事をオススメします。


日本百名山とは百人一首のように選抜された百の良い山の事で、一般的には、深田久弥 (ふかだきゅうや)氏が選定した名山百選を指します。

登山愛好家の中では百名山ピークハントがブームになっています。


そのおかげで、登山道も整備され割と登りやすい環境になっている山が多いのです。あの富士山も百名山の一つです。


選抜されただけあってな、魅力的な山が多いので、どこにチャレンジしようか迷った時は百名山の中からアクセスの良い山を選んでみると良いでしょう。


但し、登りやすいといっても標高1,500 m以上の本格的な山ばかりです。登る前には、必ず登山の基本をしっかり勉強しておきましょう。


また、ツアーだから安心という事は決してありません。ツアーに参加する場合もトラブルがあった時には自力で対処できるようにしておく事が大切です。登山は自己責任がつきものです。常にリスクを考えて遭難しないように行動しましょう。

ナナカマドの美しい新緑
ナナカマドの美しい新緑

登山計画書を出そう

百名山のような有名な山は魅力的ですが、危険もいっぱいあります。本格的な登山を始めたら綿密な計画を立て、登山計画書を作成するようにしましょう。


登山計画書は万が一遭難した時に捜索・救助活動の手がかりとなります。多くの登山口には登山届専用のポストが設けられているので、用意した計画書をポストへ入れて、提出します。近くの交番でも受け付けてもらえます。


登山計画書に書く内容

登山者の氏名、年齢、連絡先、登山の予定と携行する装備と食糧等の量など。書式は登山計画書をネットで検索すれば見本があります。


最近ではオンライン登山届もありますので積極的に利用しましょう。


出発前には家族や職場の仲間などにも自分の正確な行き先を知らせておきましょう。登山計画書のコピーを家族などに渡しておくと、さらに良いでしょう。

山岳保険について

皆さんは山で遭難事故があった時にヘリコプターや大勢の捜索隊の方達によって救助が行われている光景を見た事があると思います。

実は遭難救助には、物凄い費用がかかるのをご存知でしょうか?


警察ヘリと防災ヘリと自衛隊ヘリには救助費用がかかりませんが民間ヘリはかなりの高額です。救助費用は遭難者やその家族が負担することになっています。


公的なヘリは血税でまかなわれていますし、自衛隊ヘリは個人の事故の時には出動しません。


そして、緊急を要する事なので、救助側の都合に合わせるしかなく、救助の要請者は使用するヘリを指定することはできません。また、ヘリ以外でも命懸けで救助して下さる方への人件費も膨大な額になります。


救助要請後、すぐに見つかるというわけにもいかず、時給換算で費用はどんどん加算されていきます。

安易に救助要請を考えていた方や興味のある方は調べてみると、その金額に青ざめる事と思います。


その為にも、リスクのある登山をする方は是非山岳保険に入っておきましょう。

山岳保険のおすすめ比較 >


そして、何より安易に助けて貰えるなどと思わず、遭難しないように万全の準備で臨みましょう。

山岳保険のおすすめサイト

お手軽な費用で大きな安心をご提供

jro 日本山岳救助機構合同会社

山を愛する人たちの相互扶助の精神に基づいてつくられた会員制の山岳遭難対策制度で山での遭難・捜索、救助費用の補てんに特化している心強い味方です。上記サイトにて気軽にWEBでお申し込みができます。


山岳保険以外にも、遭難を未然に防ぐ情報がもりだくさん。

山の安全講座、山のお役立ち情報など山に関する情報が満載の信頼のおける充実サイトです。

救急法の基礎知識はイザという時にとても役立ちます。

登山経験の少ない方にオススメのサイトです!ぜひ一読して安全登山を目指しましょう。

http://www.sangakujro.com/

初夏の登山道を彩るシャクナゲの花
初夏の登山道を彩るシャクナゲ
ネパールでは国の花 ラリグラス

スズメバチには要注意

スズメバチはとても危険な生き物です。特に秋に凶暴性が増します。


アナフィラキシーショックを起こし命に関わる事もあるので、刺されると、とても危険です。

毒が目に入った場合は失明の危険もあります。スズメバチにやられた場合は即刻病院で治療を受けます。


応急処置としてポイズンリムーバーで毒を吸い出します。無い場合は水で洗い流し、手で絞り出します。患部に虫刺されの薬を塗ります。

毒があって危険なので、口で吸い出してはいけません。


スズメバチは黒い物を見つけると襲って来る習性があります。天敵の熊が黒いからだと言われています。人間の場合は、黒い頭と目が狙われます。


対策としては自然の多いエリアでは黒のような暗い色の服は着ないようにし、明るい色の帽子で黒い髪を隠します。香水も攻撃の対象になるのでアウトドアでは使用しないように。特に柑橘系の香りが危険です。


万が一遭遇してしまった時は絶対に手で払ったりしない事!

ゆっくりとしゃがみ、スズメバチが行き過ぎるのをじっと待ちます。激しく動いてはいけません。行ってしまったら素早くその場から離れましょう。大声を出すのも危険です。

スズメバチは,振動と匂いと音に敏感に反応するからです。


また、肉食なので屋外でお弁当を食べていると近寄って来る事もあります。気をつけましょう。


山でなくてもスズメバチはいますので遭遇したらどう対処するか日頃から心構えをしておきましょう。


クマバチやミツバチは攻撃性が無いのでむやみに構わなければ刺しには来ません。お互いの為に、そっとしておくのが一番です。

花粉だんごをつけて一生懸命に蜜を集めるミツバチ
花粉ダンゴをたっぷりつけて
フカフカしてかわいいミツバチ

虫刺され対策

虫刺されの予防には、明るい色の長袖長ズボンを着用


山では初夏などに、ブヨやコバエ等が大量発生をする事があります。虫よけのアミを持っていって被るのが効果的です。虫刺されの薬を携行して行きましょう。


ブヨなどに刺されて患部が腫れた場合は保冷剤を当てるなどして冷やすと症状が緩和します。


トレッキング後、帰宅したら入浴時に服や体にダニがついていないか確認しましょう。


ダニに咬まれていたら、無理やり引き離そうとしてはいけません。乱暴に取り除こうとすると、マダニの頭が皮膚の中に残り、後に感染症をきたすことがあります。

ピンセットで丁寧に取るか、皮膚科で取り除いてもらいます。


また、チャドクガには充分に注意してください。

ツバキ科のお茶やツバキ、サザンカに生息するチャドクガの毒針毛が皮膚に刺さると猛烈な痒みに襲われて炎症を起こしジンマシンのように広がります。激しい痒みは2〜3週間も続くので要注意です。


チャドクガの毒針毛は毛虫の状態の幼虫だけでなく、成虫の尾端にも幼虫の脱皮した抜け殻やサナギ、葉に産みつけた卵にもついています。風に乗って毒針毛が舞う事もあるので近づいただけでも危険です。


チャドクガに刺された時は刺された場所を絶対に掻いたり、触ってはいけません


まず、ガムテープ等の強力な粘着テープを患部にそっと貼り、できるだけ毒針毛を取り除き、強い流水で洗い落とします。


毒針がとれたら、抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏を塗ります。液体タイプはスポンジに毒針が刺さり、その毒針が他の場所に移る可能性があるのでオススメしません。


毒針毛に触れてしまった衣類は、50℃以上のお湯につけた後、他のものと別に洗濯し、念のために高温の乾燥機、またはアイロンをかけると良いでしょう。


毒針毛の毒は洗濯しても効力を維持したまま繊維の中に残るそうですが、50℃を超えると毒の効力がなくなるというからです。うっかりして毒を広げないようにしましょう。

かわいい二匹の仔犬をだっこするヒマラヤの少女
ヒマラヤで自慢の仔犬を見せてくれた少女

紫外線対策

一般的に紫外線は標高が1000m高くなると約10%増加すると言われ特に標高の高い山では紫外線対策は必要です。紫外線は3月〜9月の日中や大気が澄んでいる場合、雪や湖等の反射でも強くなります。

加えて、森林限界を越えた富士山等の高山には日陰が少ないので紫外線にさらされる事が多くなります。


紫外線は長時間浴び続ける事で、遺伝子を傷つけ皮膚がんや白内障、また免疫力の低下によりヘルペス、感染症を引き起こす事もあります。


対策としては帽子、サングラス、タオルや手ぬぐい、傘、日焼け止めクリームを利用しましょう。

服装は長袖、長ズボン、UV機能付きであれば更に良いです。


休憩時間に軽い気持で日光浴をしたら、日焼けがひどすぎてザックを背負うのが辛くなってしまった、という話もよく聞きます。山で積極的に日焼けをする事は避けましょう


強い紫外線に困惑するうさぎ
デジタル絵本 留守番うさぎの楽屋裏 より

特に首の後ろは日に焼けると疲れが出やすくなります。タオルなどで日射しから肌を守りましょう。


トレッキングは強い日差しに長時間さらされるので、SPF値やPA値の高い日やけ止めを使いましょう。

ですが、数値の高い日焼け止めを使っても、塗りムラがあったり、薄い塗り方では充分な効果を得られません。きちんと塗る事が大切です。

また、日焼け止めはこまめに塗るようにしましょう。


意外に唇の日焼け対策は忘れがちです。UVカットのリップクリームも是非持っていきましょう。

雷対策

雷神イメージ
たかが雷などと侮ってはいけません

山で出会う雷はとても危険です。

山に出かける前は必ず天気予報を確認しましょう。

大気が不安定と天気予報で言っていたら、雷のある可能性があるので登山には向きません。


もし、雷があったら避雷針のある建物に避難し、壁から2m以上離れる事。屋外では5m以上30mまでの樹木、建物、送電線の4mぐらい離れた所で姿勢を低くして避けます。


避ける姿勢は、低くしゃがむ事。その時足を広げない事がポイント。両足を揃えて、目を閉じて、両耳をふさぐ。寝そべる事は危険です。

雷をやり過ごす姿勢説明図
雷をやり過ごす姿勢

傘は絶対にさしてはいけません。ストックは体から離して地面に横たえて置きましょう。雷には少しでも低くがポイントです。


山頂や、尾根はとても危険です。雷が来そうになったら、即刻稜線を避けた低い所へ避難しましょう。

また、木の近くへは避難しない事。高さ5m未満の樹木や岩の周りには側撃雷がありますから4m以上近づかないようにします。

テントもポールに落ちやすいので危険です。


特に夏の午後2時以降は雷が発生しやすいので、雷も考慮して予定を立てましょう

ヒマラヤで重い荷物を背負って険しい山道を登るヤク
重い荷物を背負って険しい山道を登るヤク

熊よけ対策

怖そうなクマを避けるうさぎ風の妖怪 川ぷう
デジタル絵本 謎の妖怪 川ぷう より

熊には遭わないのが一番です。

早朝や沢沿いでは熊との遭遇する可能性が高くなるのでなるべく避けます。しかし、登山の基本は早出・早立ち・早帰り。どうしても早朝に行動を起こす事が多いのが現実。


対策としては、音を鳴らして熊に気づいて貰う事です。沢沿いでは音がかき消されるので、手を叩くとか元気におしゃべりをしながら歩くのも良いですね。人間にも嫌がられそうですが。(笑)

空のペットボトルをバリバリと音を鳴らすのも効果的だと聞いた事があります。


また、おしゃべりに夢中になってまわりの気配に鈍感になってしまうのも考えもの。節度あるおしゃべりを心がけましょう!


基本としては熊よけの鈴をザックにつけておきましょう。


登山道以外や人の多い所では鈴はうるさくて迷惑になります。

綿等をつめてひっくり返して収納して音が鳴らない工夫を。鉄製なら磁石を使って音が鳴らないようにもできます。


人気の無い山で休憩をとる時には?

熊よけの鈴は歩いたり、動いたりすると鳴りますが、ではじっとして食事をとる時にはどうしたら良いでしょう?


高尾山のような人気の山だったらそんな心配は、まずいりませんが、すべての山が高尾山のように賑やかな訳でもありません。


そんな時はラジオが良いと思われますが山では電波の入らないエリアがたくさんあります。聞き取り辛いラシオは、はっきり言って不快で、役にも立ちません。


ではどうするかというと、小型のスピーカー付の音楽プレーヤーを使うと良いでしょう。電池切れのないように予備の電池は必携です。

人の気配の無い山で休憩する時にはとても役立ちます。ただし、人がいる場合は迷惑になるので、使用は控えましょう。

熊に出くわしてしまったら?

遭遇した場合は熊を刺激しないように静かに後ろ向きで離れる事。

背中を見せて一目散に逃げては、追いかけられて危険です


ただ「これが確実」言える方法は無いので、とにかく会わないように努めましょう。季節や場所、行動時間等には特に注意しましょう。

冬は冬眠してるから安心だと思っていたら、雪の上にくっきり足後があった事もあります。皆さんも油断せずに気をつけてください。

イノシシについて

イノシシは恐ろしく身体能力が高く体重が重い割に俊敏で足が速く、かなりの坂でも難なくぴょぴょーんと登ってしまいます。しかも、獣の急所である喉は太く、犬ぐらいでは歯が立たない。海も泳いで渡れる。牙は鋭くあごの力も強い。できれば会わずに済ましたいものですね。


従来タイプのイノシシだったら、クマと同様鈴等を鳴らし、こちらの存在をアピールする事で遭遇を避けます。私はイノシシが気づいて立ち去る時の地響きのような足音を何度か聞いた事があります。向こうの方が気づいて去ってくれたので無事に歩き続ける事ができました。


出会ってしまった場合は逃げたり騒いだり威嚇したりしないで無視して速やかに離れる事です。


かわいいウリ坊を見つけたとしても親はとても警戒心が強く、危険なので近づかないようにしましょう。

紅葉の中のかわいいウリ坊
雪の中のかわいいウリ坊
ウリ坊はかわいいですが近寄らないように

写真の出典:SwitchBox 無料壁紙より


厄介なのは最近社会問題になっている餌付けされたイノシシ。対策としては美味しい匂いをさせない、手に食料を持たない、地べたで食事をしない事とか。人間の生活圏で生きていく事や捕食手段は子孫に受け継がれてしまいます。人間と野生動物との関係が本来ある姿であるためにイノシシだけでなく野生動物に餌を与えないようにしましょう。

うさぎの尻尾のような苔
うさぎの尻尾のようなフカフカな苔

良い人ばかりとは限らない

山ではケガや遭難等の事故以外の事件が無いように思いがちですが、そうでもありません。


まず、意外と多いのが登山道駐車場での盗難だそうです。貴重品は、車の中に置いて行かないようにしましょう。


山登りをする人は、ストイックでタフでクレバーで、行動力があって爽やかな印象があります。

確かにそんな方が多いのも事実ですが、街中と同じで良い人ばかりとは限らないのが現実です。


大荷物を置いて、サブザックだけで頂上アタックをする、なんて事も良くある事ですが、悲しい事に物を盗まれたという報告もあります。


良い人を装い、出会った登山客に睡眠薬入り缶コーヒー飲ませて犯行をするという、考えられないような卑劣な事件もありました。


山に来る人は良い人だから大丈夫などと思い込まない方が賢明です。


私がヒマラヤの山小屋に宿泊していた時に盗難騒ぎがありました。

犯人は何と、オーストリア人夫婦の雇っていた、ポーター兼ガイドでした。本当にびっくりしました。


また、ピアスをしていたら金持ちそうに見えたからという理由で山賊に襲われ、殺された日本人の若者もいました。


山のきれいな空気と景色に開放的になりがちですが、くれぐれも油断はしないように注意してください。

日本の治安は良い方ですが、危険が無い訳ではありません。特に若い女性の一人歩きは隙を見せない様に気をつけた方が良いです。


熊やスズメバチは相当危険ですが悪意を持った人間の方がタチが悪く危険です。

危ない時間に危ない場所に一人で行動するのは避けましょう。

道迷いした時に山を下らない

山で道に迷ってしまった場合は、下らない事。見通しのきく尾根等へ登る。やみくもに動き回って体力を消耗させない事が原則です。


道に迷うと、このまま下山し続けていれば良い所に出るのではないかという楽観思考が働き、下へ下へと下ってしまいがちです。疲れている時は尚更です。


しかし山では、下ると沢筋や滝に降りてしまい、正規の登山道へ戻る事が非常に困難になってしまいます。濡れている場所は足場も悪く、滑落等の事故の確率もあがります。


歩いていて、これは道では無いなと感じたら、地図で確認できる地点まで戻る事が大切です。

ヤブや樹林帯等の視界の良くない場所だったら、できるだけ安全そうなルートを探して、尾根(稜線)を目指して登ってみましょう。


尾根等の開けた場所から下を見た方が地形等が分かり、現在地を把握しやすくなる為です。


迷った時程、慌てず、落ち着いて対処しましょう。地図を確認しないで、そのまま歩き続ける、下る事は絶対にやめましょう


道迷いを起こさないために地図と磁石は必ず持って行きましょう。

トレッキング中は要所要所で地図を見ながら、現在地を確認して歩く事が大切です。


また、携帯電話をかけたいが電波が入らない、という事も山ではあります。そんな時も開けた尾根を目指すのが良いでしょう。

楽しいきのこの世界

山の中を歩いているとふだん見る事のできない、いろいろなキノコに出会う事ができます。見た事のないカラフルなものや奇妙な形のもの、びっくりするくらい大きなものからミクロの世界へ誘う極小なものまで実にさまざま。キノコの世界は素敵で不思議なワンダーランドです。


キノコに興味のある方はぷうちゃんのきのこ図鑑へどうぞ!

ぷうちゃんのきのこ図鑑案内図

ぷうちゃんのきのこ図鑑 >


おちゃめできのこ好きのぷう隊員のマイペースな仕事ぶりを描いたデジタル絵本 青木ケ原大捜索も見てね!

きのこを見つけて喜ぶうさぎのぷう隊員
不思議な世界に夢中になってしまう
楽しいきのこの世界

デジタル絵本 青木ケ原大捜索 >

便利で実用的なページのリンク集

登山計画をたてる時の調べものは効率よくしたいものですね。そこで、時短に役立つ超便利サイトを紹介します。


「はじめに」のコーナーに掲載させていただいているアクセスに役立つ情報便利ページ様のサイトにリンクさせていただいています。


時刻表・列車運転状況 >

乗換案内・路線図・運賃 >

渋滞情報・ドライブ >


このように何度も使いそうなページを集めた便利で実用的なページのリンク集なので調べものをしたい時に頼りになるお役立ちサイトです。

是非ご活用ください。

便利ページロゴ

筆者 山歴

随分と昔の事になりますが、大学卒業直後にヒマラヤのジョムソン・ムクティナートトレッキングコースが初トレッキングでした。

次にエベレストベースキャンプ・カラパタール(5,550m)コースを歩き、すっかりトレッキングの魅力にハマってしまいました。


その後は結婚して主人と奥武蔵の低山登山を終えてから出勤する生活スタイルを長い間続け、関東・甲信越・東北エリアの山々や、富士山、屋久島の宮之浦岳、利尻岳、中央アルプス・南アルプス・北アルプス等を登り続ける山三昧の日々を過ごしてきました。1年間300日以上山を登っていた頃もありました。

気に入った山はいろいろな登山口から登ってみたりして何度も登る事が多いです。富士登山も年中行事と化し、コースを変えたりしながら、随分と登りました。


初心者で富士登山にチャレンジしたい方の為に富士山を登る時の注意を記しています。よろしかったら、参考にして下さい。

富士山を登るときの注意のページにジャンプするボタン

私はとても臆病で寒がりなので、スノーハイクは好きですが、本格的雪山登山はやりません。そんな理由で癒やしのトレッキングを望まれる初心者の方にも雪山登山は紹介しません。悪しからずご了承下さい。


現在はブームが到来して山が賑やかになってきたので、静かに歩けるプライベートトレッキングコースを探して密かに散策中です。

新緑の奥武蔵の登山道
新緑の奥武蔵の登山道
ハムスターのようにちっちゃくてかわいい野生の茶色いネズミの子ども
山を散歩中に出会ったかわいい
ヒメネズミかアカネズミの子ども
小さなクワとつぶらな瞳が愛らしいミヤマクワガタノメス。高級感のある緑色の体と木彫りのような頭の形がカッコイイ。
良く見ると綺麗で愛らしい
ミヤマクワガタのメス
冬の山でルビーのように鮮やかに輝くフユイチゴ
冬の低山で鮮やかに輝くフユイチゴ
クリスマスにピッタリの木苺です
葉っぱの大きな朴の木
うちわに使えそうな大きな葉のホオノキ

実はホオノキの冬芽や新芽にはキレイに輝く天使の羽根が隠されています。

興味のある方は
癒しのかわいいフカフカ植物のコラム
天使の羽根を隠し持つ ホオノキをご覧になってください。

暗闇の中、目を光らせながら樹のうろから身をのり出すムササビ
冬の早朝散歩でムササビに遭遇 キラーン
ドングリの発芽
力強いドングリの発芽
うさぎのような花崗岩
屋久島の登山道で出会った
うさぎのような花崗岩(ぷうちゃん岩)

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「山とぷう太郎 超初心者の為の
トレッキング入門」