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山とぷう太郎
奥武蔵よもやま情報
奥武蔵の山に関する
いろいろな情報をご紹介
奥武蔵(おくむさし)は関東平野から丘陵が始まる埼玉県南西部の山岳や丘陵地帯の名称で武蔵野の奥座敷的な地域。
奥武蔵の山々は首都圏からアクセスもよく、比較的標高が低くて険しくないため、ハイキングやマイカーでの登山に人気があります。標高が低いので、一年中登ることができます。
トレッキング入門の初心者から健脚向きの山までバラエティーに富んでいるので山好きには嬉しいエリアです。
そんな 奥武蔵の山 周辺のよも山話をお届けするコーナーです。
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マンサク(満作、万作)は早春の枯れ色の景色に明るい黄色の彩りを添え、春の訪れを先駆けて告げる花。
錦糸卵みたいな黄色の花弁が、やや縮れながら広がって咲く姿はピロピロ笛・(吹き戻し笛)のようでもあり、見慣れた花と違ってユニーク。
マンサクの名前の由来は早春に他の花に先駆けて「まず咲く」からと言われています。その他にも「真っ先」とか、花がたくさんつくので豊年満作説等もある、縁起の良い花です。
そんなマンサクの花を楽しむ絶好の場所が名栗ダムの近くにあります。
そこは棒ノ嶺や蕨山への登山者が利用する さわらびの湯 バス停と、農林産物加工直売所ノーラ名栗の駐車場付近。
名栗ダムに向かう坂の途中にあります。
見頃は3月上旬から中旬。
雛祭リついでに錦糸卵をたっぷりと載せたちらし寿司を食べながら花見をしたくなりますね。
ベニバナ系のマンサクの花も綺麗。
その他、サンシュユやトサミズキなどの黄色い花も早春の斜面を彩ります。
淡い黄色の花を枝から連なるように垂れ下がって咲くトサミズキもまたマンサク科の植物です。
3月中旬を過ぎる頃には新たな色合いも加わり、ますます華やかに彩られます。
すぐ近くには登山を終えた登山客に人気の日帰り温泉さわらびの湯があります。
アクセス
西武鉄道飯能駅から国際興業バス
名栗車庫・名郷・湯の沢行きに乗車
さわらびの湯にて下車
乗車時間:約40分
また、4月下旬頃には白いマンサクの花も花盛りを迎えます。
こちらはシロバナマンサクの花。
こちらはトキワマンサクの花
広い敷地を覆うように咲く花の量に圧倒されます。
紅白揃ったトキワマンサクの花は、新緑と揃って華やかです。
ここはマンサクの郷と呼びたくなるような山の麓の広々としたなエリア。
ミツバツツジやハナミズキなども美しく咲く花のビュースポット。最近はロードバイクなどの自転車で訪れる方が増えています。
晩秋から初冬にかけては十月桜の可憐な花が見頃となります。
2月下旬から3月上旬にかけて毎年開催される飯能ひな飾り展。
名栗エリアを散歩中に偶然出会った楽しい丸太のお雛さま。
年々バージョンアップされる丸太雛はお雛様の枠を抜け出た新しい文化として継承されて行きそうな予感。
このエリアは、入間川沿いに神社などが点在するパワースポットです。
星宮神社の階段に展示された丸太雛は長い階段を華やかに彩るお雛さまで見応えのある力作のため、多くの方が観覧に訪れて賑わいます。
こちらは名栗地区行政センター前に展示されていた丸太のお雛さま。
おじいさんが輝く竹を割ったら出てきたかぐや姫みたいな雰囲気で面白いですね。おや、ムーミンまで!
名栗小学校、名栗幼稚園に地元有志、小学生、園児が手描きした丸太のお雛さまを飾るのだそうです。
渓流沿いをブラブラと散歩しながら歴史や文化などに触れて「お雛さま巡り」をするのも良いですね。
奥武蔵は西川材と呼ばれる杉や桧の産地であるため、春になると花粉の飛散する量が悲惨的!? となります。
2月中旬頃から、雨上がり後の気温上昇と強風の条件が揃うと、大量のスギ花粉が放出されます。
風が吹くたびに木が揺れ、バフっと大量の花粉が煙のように立ち昇り、辺り一面黄色い煙幕が張られます。山火事と間違えそうなほどで、視界も悪くなります。
今や甚だ迷惑な春の風物詩です。
風媒花であるスギは花粉を遠くまで飛ばして受粉しやすくするため、小さく軽く飛びやすい構造になっているそうです。しかも、超大量。
スギ花粉は80㎞以上、強風に乗ると200㎞近くまで飛ばされるというから驚き!
そのためか、強風の日には午前中に煙のように立ち込め始めた花粉が、午後にはすっかり飛ばされて、青空が広がったりしています。
スギは雌雄同株で、同じ木に雄花と雌花を咲かせます。
受粉のために花粉を飛ばすので、雌花は同時期に咲きます。
しかし雌花は葉の先端に葉に紛れるように咲き、葉と雰囲気が似ているので雄花のようには目立ちません。
風媒花は虫を呼び寄せる必要がないため、花の姿は地味です。
因みに、降り積もった花粉を見るとスギ花粉は黄色く、ヒノキ花粉は白っぽいのが特徴です。
花粉とカメムシの因果な関係
さらに厄介なことにスギ・ヒノキの花粉は花粉症の原因となるばかりではなく、カメムシの大量発生にも関与していることが報告されています。
カメムシは臭いだけではなく農作物にも被害をもたらす害虫です。
カメムシはスギやヒノキに産卵し、孵化後のカメムシはスギやヒノキの実を餌にして成長します。
そのため、スギ・ヒノキの花粉量が多い年は、カメムシが大量発生するそうなので、悩みは倍増です。
赤褐色になるスギ・ヒノキ
1月下旬から2月中旬頃にかけて、日当たりの良い場所のスギ・ヒノキが赤褐色になると花粉を飛ばす季節が近づいているのを感じます。
これはロドキサンチンというカロチノイドの一種の赤い色素によるもので低温下における光ストレスを防御する役割を持つのだそうです。
埼玉県飯能市・奥武蔵の山峡の集落黒指(くろざす)・細田で年2回、春と秋に開催される笑顔と活気あふれる手づくりイベントです。
自然豊かな里山を散策しながら点在する民家の軒先で、ローカル色豊かな食事や買い物が楽しめるという売り切れ御免、リピーター続出の人気のイベントで毎回大盛況です。
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山で楽しく食べ歩き! お散歩マーケット ▶
奥武蔵のシャングリラ(桃源郷)とか飯能のマチュピチュなどと呼びたくなるお気に入りのエリアをご紹介。
埼玉県飯能市の山峡の集落細田・黒指とユガテは登頂目的ではなく自然に抱かれ、のんびり過ごしたい方にオススメのエリアです。
花が咲き乱れ、心地の良い風が吹き抜ける草原。季節がよければ大の字になって寝転んでみたい贅沢な癒やしの空間が広がっています。
お散歩マーケットでおなじみの
細田・黒指地区
特に山懐に広がる細田地区の草原は標高が400m近くあるため高度感があり見晴らしが良くてマチュピチュの風情もあって昼寝をしたくなるような心地のよい所です。おあつらえ向きにベンチも設置されています。
空気の澄んだ日には東京スカイツリーも見ることができます。
20~25分ほど歩けば、この地域の最高峰大仁田山(506m)にも登頂できます。
黒指地区の草原も、すっきりと展望が開けて眼前に広がる景色が爽快!
バス停から近いので、時間に余裕の無い方や、長時間歩くのに自信のない方にもお楽しみいただけるオススメルート。
奥武蔵の人気スポット ユガテ
ユガテは奥武蔵ハイキングコースの人気ルート鎌北湖への道や顔振峠通過時に立ち寄られ奥武蔵でもっとも美しい山村と呼ばれる集落です。
まるで日本の昔話に出てくるような郷愁を誘う魅力的なエリアで、特に花と新緑で彩られる春から初夏にかけての美しさには定評があります。
ユガテへの概略図
注)画面の都合上、南北比率を縮めています。
ユガテへのアクセス
西武池袋線東吾野駅下車
徒歩約3.6km(徒歩約60分)
※自家用車の乗り入れはご遠慮ください
西武鉄道Webサイト ▶
人気のユガテコース他、西武沿線の実用的なハイキングマップをダウンロードできて便利。
奥武蔵は西川材と呼ばれる杉・桧の産地で植林された山が多いのが特徴。
下草が少なく紫外線も弱く歩きやすいのですが、景観は単調で変化が乏しく少々物足りない山歩きが続きがちです。
そんな時にいきなり広々とした里山が開ける細田・黒指とユガテに辿り着いた時にはシャングリラ(桃源郷)に迷い出たような感動があります。
春や秋の季節の良い時はもちろんのこと、冬には暖かな陽だまりがあり一年中楽しめる素敵な場所です。
都会の喧噪を離れて、解放感に浸るのにピッタリのくつろぎエリアです。
素敵な里山は地元の方々のご尽力によるものです。訪れた方全員が笑顔でいられるようにくれぐれもマナーをお守りください。
当然のことですが私有地ですので、畑に入ってものを獲ったり、ゴミを捨てたりなさらないように。ペットの同行も他の方への迷惑となるのでご遠慮ください。
西遊記でおなじみの三蔵法師、正式名称玄奘(げんじょう)三蔵の旅姿の像を奥武蔵の名栗地区にある白雲山鳥居観音で見ることができます。
経典をぎっしりと積んだ竹笈(おい)に笠を被せ、そこに灯をカスタマイズ装着するという合理的な装備で歩く姿は実に手慣れたバックパッカーといった風情です。
右手に払子(ほっす)、左手に経巻を持ち、脚絆を装着し、草履を履いた旅姿。
払子というのはインド発祥の蚊やハエなどを追払うための馬の尾などの長い獣毛や麻などを束ねて柄をつけた仏具。
仏教では古くから実用だけでなく、煩悩のハエを払う意を寓した儀式用具のことだそうです。虫の多いアウトドア生活では必需品だったと思われます。
玄奘三蔵の辿った天竺(インド)への道は砂漠や万年雪で閉ざされた山々という超過酷なルート。中国へ教典を持ち帰るために歩いた距離は3万km以上、17年半の歳月をかけて旅をされたというから壮絶です。
まさに究極のトレッカーといっても過言ではない程の健脚ぶりです。
※歳月に関しては諸説あります。
仏教の本場で聖地巡礼しながら学び直して膨大な量の経典を持ち帰り、帰国してから20年の間、持ち帰った経典の翻訳に忙殺されたそうです。その総数は75部1335巻にも達するとか。探検家としても学者としても桁違いのスケールを持つ偉大な人物。
白雲山鳥居観音にはその玄奘三蔵の霊骨が祀られているという玄奘三蔵塔が建立されています。
白雲山鳥居観音は奥武蔵 名栗地区のランドマークともいえる三体の救世大観音像が山頂に白く輝いて見える紅葉で有名な観光スポットです。
道も整備されていて四季折々にハイキングを楽しめます。訪れた時には玄奘三蔵塔に立ち寄り、当時の旅を想像してみてはいかがでしょうか。
近くには名栗湖(有間ダム)や棒ノ嶺、竹寺、子ノ権現、蕨山等、見どころ歩きどころ満載です。
名前にシカとついてますが、鹿ではなくウシ科カモシカ属に分類される日本の特別天然記念物です。
特に、冬はふっくらフカフカしいてとてもかわいいです。
最近は、奥武蔵でも遭遇する機会が増えてきました。臆病ですが好奇心旺盛なところもあって、目が合うとシカとせず、じーっと立ち止まってこちらを観察していたりします。
奥武蔵在住 ニホンカモシカ ▶
…で、お互い長い間見つめ合ってしまったりします。(笑)
ニホンカモシカは深い雪の中でも軽快に活動することのできる逞しい動物です。
山の中でアイゼンをつけて深い雪をかきわけて四苦八苦して歩いている時に、雪をものともせず、目の前をぴょーんと軽々と飛び越えて行く姿が印象的でした。
また、6月下旬には馴染みのニホンカモシカがわざわざ子供を紹介しに来てくれたように目の前で立ち止まり、「今年この子が生まれたので、よろしくね。ほら、アンタも挨拶なさい。」と言っているようでした。
…平和ですね。
先日近所の方と雪かきをしながら話しをしていたら、夜中にカツカツとハイヒールの音が聞こえたので、「こんな田舎のこんな夜更けに?」と不思議に思って外を見てみると、ニホンカモシカが歩いていたんだそうです。山ではよく出会いますが、近頃ではアスファルトの道を闊歩する身近な動物になってきました。
2月の下旬に出会ったカモシカさんは暖冬の影響でしょうか、黒っぽい色をしていました。見慣れない人が見たら、クマと勘違いするかも?
ニホンカモシカは縄張りをもって、四季折々暮らしています。
とある夏の暑い日、山の麓で食事中のニホンカモシカに出会いました。
と、言っても出会う時は大抵、何か口にくわえている事が多いのですが…。 草食獣らしく、おっとりとマイペースで食事をしています。
最近、出会うカモシカはあまり人を恐れていないようです。時には全力疾走している姿も何度か見かけましたが、天然記念物として守られているせいもあって、ニホンカモシカは人に危機感を覚えていない様子。
それだけに農作物の被害もよく耳にします。このように山の恵みで満足してくれれば良いのですけれど、好奇心旺盛で珍しいものも食べたくなるようで害獣となりつつあります。
奥武蔵には樹上のモリアオガエル、渓流のカジカガエル、陸上のアズマヒキガエルなどの個性豊かで魅力的なカエルが生息しています。
モリアオガエルは奥武蔵・飯能市の天然記念物に指定されている森林で生活するカエルです。
偶然にも我が家の庭の鳥除けネットをハンモックにブドウの葉をシーツにしてくつろぐモリアオガエルの姿を発見。その愛らしくてキレイな姿に癒されました。
梅雨の頃、渓流沿いのウリノキの葉に留まるモリアオガエルの姿を見かけました。
モリアオガエルはその産卵生態が特徴的です。泡で包まれた卵塊を水面上のせり出した木の枝や草の上に産みつけ、1週間程して泡の中で孵化したオタマジャクシは雨によって水面へと落下をして育ち、カエルの姿となって、やがて森林で生活するようになるそううです。
モリアオガエルに関してはコチラにも記載しています!
モリアオガエルの雨乞い ▶
カジカ (河鹿) ガエルは渓流や湖、森林に生息し、4月から8月にかけての繁殖期には、雄が水から出た岩の上で美しい声で鳴いて雌を呼び寄せます。姿こそ地味ですが、せせらぎの中に奏でられるその美しい鳴き声は多くの人々を魅了してきました。
特に、初夏の奥武蔵の清らかな渓流沿いの道を歩いていると、辺り一帯に美しい鳴き声が響き渡り、心地の良い散歩が楽しめます。
カジカガエルの小鳥のさえずりのような素敵な鳴き声はコチラのサイトで聴くことができます。
カエルのなきごえをきいてみよう! ▶
アズマヒキガエルは関東に生息するニホンヒキガエルでガマガエルとかイボガエルとか呼ばれています。
アズマヒキガエルは餌となるダンゴムシやイモムシ、ミミズ、コオロギ等の昆虫が豊富な環境に生息する、比較的身近なカエルです。
カエルなのにジャンプが苦手で手足が短くて動きが鈍重。ほぼ陸上生活なので水かきも発達していません。
見つかるとバレバレなのに、じーっと固まって忍術「石のフリ」でやり過ごそうとします。そんな姿がどこか抜けた感じで愛嬌があるので、出会うとガマちゃんと呼んで、得意の忍術を観察させてもらいます。
時にはあまりに景色に同化し過ぎて驚かされる事もありますが …。
ある日、民家の庭先でナナフシを背負って獲物を探すガマちゃんに遭遇しました。珍しく、いそいそと足早に歩く姿が妙に滑稽で大爆笑。
ヒキガエルの毒を侮る事なかれ!
ヒキガエルは寄生虫や外敵から身を防御するために後頭部や背中 (耳腺と呼ばれる器官) から毒液を分泌しているのだそうです。
毒は危険を察知した時に発せられるそうなので、むやみにちょっかいを出さないように。特に、犬の散歩中などに出会った時は注意を要します。
ヤマカガシはヒキガエルを好んで補食し、その毒を体内に取り込んで、自らの毒牙用の毒に使用する毒ヘビで、致死例も報告されています。文字通り、ヒキガエルの毒を舐めてはいけません。
奥武蔵の山は杉や桧が植林された山が多く、これらの木材は西川材と呼ばれています。
西川材という呼び名は江戸時代に消費地であった江戸の西にあたる現在の埼玉県の南西部から川を利用して、木材を筏により江戸へ流送していたのでつけられました。
「江戸の西の方の川から来る材」という意味だったんですね。
当時は西川材を入間川や高麗川から荒川を経て千住まで筏に組んで流して運搬していたんだとか。
関東大震災以降は材木不足で需要が殺到したことから西川材の名声が一段と高まり、その結果、造林も一層盛んになったんだそうです。
それにしても、整備された登山道をただ歩いているだけでキツい所もたくさんあるのに道なき山の斜面全面に植林した事を考えると、どれだけ大変だったんだろうと気が遠くなります。どこまでも続く杉・桧で覆い尽くされた山並みを眺めながらしみじみと感慨に耽る今日この頃です。
地図といったら何といっても信頼のおける国土地理院発行の地形図なので、登山に利用されている方が多いと思います。
上の地図は奥武蔵の盟主と呼ばれる伊豆ヶ岳の地形図で国土地理院発行のものです。実際の標高は851mですが、△マークの横に850.9と上記のように記載されています。
実はコレ、標高が記載されていると思いがちですが三角点の標高を示していているのです。
国土地理院のサイトには、「三角点は、山の頂上付近や見晴らしのよいところに設置され、経度、緯度、標高が正確に求められています。」と記されています。つまり、△マークは必ずしも山の標高と一致するわけではないんですね。
こだわりのピークハントするなら、せっかくだから頂上の一番高そうな地点を探してみるのも良いですね。
そう考えると、頂上でお弁当を食べていたら「そこがこの山の最高地点だからどいてくれ!」なんていわれかねないので、休憩は最高地点を避けた方が良さそうですね。(笑)
奥武蔵の山奥で「タケノコ」を大量にいただきました。
地主さんいわく、えぐ味がないので、だだ水で茹でるだけで良いとのこと。
最近は異常気象と、イノシシの食害があって、不作の年が続いています。
世間一般では、米ぬかや米のとぎ汁、重曹などでアク抜きをすると言われているのにびっくりです。
えぐ味の原因は、タケノコに含まれるアミノ酸の一種のチロシンが酸化したものだそうで、確かに鮮度が良ければえぐ味が無いということになります。
ポイントは朝採りで陽に当てないようにして即刻茹でるのだそうです。
おかげさまで、柔らかくてえぐ味のない、抜群においしいタケノコを食べることができました。
土質も良いものだっと思われます。
タケノコの下処理の仕方
- 土を落としてから、余分なところを包丁で切り落とす
- 次に頭を落としてから、縦に切れ目を入れておく
- 逆さまに立てて、包丁を真っ直ぐ下におろして縦に切る。
- 皮をまとめてめくってはがす
- よく洗ってから、水で1〜2時間茹で、取り出さずそのまま冷ます
- 雑菌が入らないようにして、新しい袋等に入れて冷蔵庫で保存する
タケノコを縦に割ることで、速く茹であがり、浮きにくくなります。
タケノコの栄養
茹でたタケノコについている白い粉はチロシンと呼ばれるアミノ酸で、成長ホルモンの産生を助けてくれる若返りの妙薬みたいなものです。
また、ドーパミンの生成も促す作用もあるので、集中力を高めたい時、やる気の出ない時にも効果的。
なので、アクやカビだと思って洗い流さないようにしましょう!
その他、便秘解消に役立つ食物繊維はもちろんの事、血圧上昇やむくみ予防に効果的なカリウムや疲労回復に役立つアスパラギン酸、ビタミンB群などが豊富に含まれています。
旬のものは栄養価も高く、美味しくて良いですね。
タケノコの料理
新鮮だったら、焼きタケノコが美味。また、出汁を効かせた醤油味やみそ汁にタケノコご飯、油炒めが定番ですが、たまには変化球を試してみては?
タケノコはトウモロコシと食感が似ているのでコーンクリームスープの具材にしたらとても美味!ならば、と茹でタケノコに直接コーンクリームスープの粉末をまぶしたところ、スナック菓子のような美味しさが。
料理名「タケノコーン」です。(笑)
「タケノコに飽きちゃった」と贅沢な悩みを持つ方はお試しください。
意外にかわいいタケノコの皮
タケノコ料理の秘訣は時間との勝負ですが、タケノコの皮の美しい毛並にしばし見とれてしまいました。
動物の毛皮みたいでカワイイ!
十二単のようなタケノコの皮
過剰包装のように幾重にもきっちりと重なる美しいタケノコの皮を見つめていたら、平安貴族の女性が着ていたという十二単(じゅうにひとえ)と、かぐや姫でよく知られる日本最古の物語と言われる竹取物語の世界が目の前に広がりました。
竹取物語はタケノコを掘りに行って着想を得たのお話なのかも?
十二単はファッションブームの先駆け、当時のプレ・タケノコ族だったのかも?次々と妄想が広がる孟宗竹なのでありました。(笑)
奥武蔵の山にある素材を収集して、クリスマスリースを作る行事に参加しました。
リースのベースとなる長いツルの採集から始まります。
適度な太さ・堅さのツルをたぐり寄せ、現地で編んでいきます。
ポイントはツルをある程度の長さに切ってから、太い方から巻き始め、細いツルを絡ませるようにしながら編んでいくこと。
植物に詳しい方々にレクチャーしていただき、目からウロコ状態。
日頃、鬱陶しく感じていたツル植物に愛着がわき始めました。
アケビや青葛藤(アオツヅラフジ)のツルはなかなか使い勝手が良く、評判が良いのも納得です。
アンモナイトのような種子の入ったアオツヅラフジの実はユニーク!
大仁田山周辺 季節の植物 アオツヅラフジ ▶
ベースができたら、モミの葉や木の実等を差し込んだり、グルーガンで固定します。仕上げにリボンをつけるとそれらしい物に。豊かな自然とそれを快く採取させてくださった山の持ち主様に感謝です。