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うさぎのぷうちゃんわーるど
癒しのかわいいフカフカ植物
楽しい冬芽と葉痕の世界
&その後の芽吹き
高機能で表情豊かな植物の越冬装備
冬芽(とうが・ふゆめ)とは厳しい冬の寒さを乗り越えるために休眠して翌春に成長する花芽や葉芽の越冬芽のこと。樹種により、多彩な工夫の施された高機能な越冬装備で次世代の芽は護られています。
冬芽は夏には作られ始めていますが、葉の茂っている時期には目立ちません。
落葉後は冬芽が見つけやすくなり、枝には葉痕が姿を現します。樹種によっては動物の顔やユニークで楽しい表情のものもあり、冬芽とセットで冬の散策を楽しませてくれます。
顔のように見える葉痕の斑点は水分や養分が通る道管、師管が集まった維管束の痕です。
厳しい寒さや乾燥から春待ち芽を護るために身につけた植物の越冬装備姿は小さくて心もとなくささやかなものに見えますが、驚くべき機能が備えられています。そんな植物の冬の寝顔を追ってみました。
また、葉が茂らない芽吹きの時期も葉痕が確認しやすいので、冬芽だけではなく、春になってからの植物の目覚めの顔も登場しています。
冬芽のタイプ
冬芽は植物によっていろいろなタイプがあり、タケノコのようにたくさんの上着を重ね着していたり、皮コートや毛皮を纏ったものなど冬の寒さや乾燥から身を護る、様々な工夫がなされています。
鱗芽(りんが)タイプ:
魚の鱗のような皮や毛の芽鱗(がりん)に包まれている芽
裸芽(らが)タイプ:
芽鱗に包まれていない裸の芽
毛で覆われているものが多い
隠芽(いんが)タイプ:
葉痕や樹皮の中に隠れている芽